最近気になる薄毛や抜け毛。イキイキ髪を目指す糖質制限&鉄分摂取のススメ
最近気になる薄毛や抜け毛。
イキイキ髪を目指す
糖質制限&鉄分摂取のススメ
近年、生活習慣やライフスタイルの変化と共に、
様々な悩みを抱える人が多くなりました。
普通に生活しているだけでも、農薬や添加物といった体に負担になる物を
摂り入れる機会がありますが、他の要因も相まって、
体の老化を早めてしまうケースが多々あるようです。
そしてそれらの老化の中でも、遺伝的な要因等も絡み、
解決方法に悩まれる方が少なくないのは、
髪に関する問題ではないでしょうか?
年齢を重ねるに従って悩みを抱える方も多く、
明白な原因がわかっておらず、解決方法も確立されていないため、
悩みは深まる一方です。
特に、女性の髪の三大お悩みに数えられる「薄毛」や「抜け毛」対策には、
育毛剤や育毛効果があり、頭皮に優しい専用のシャンプーといった、
外側からのケアに着目が集まりがち。
しかし市販のシャンプーは、皮膚への刺激が非常に強い材料が、
頭皮の炎症の原因になってしまったり、頭皮から体内に吸収されて蓄積し、
知らず知らずの毒素を溜め込んでしまい、髪や頭皮以外の
体内部に大きな負担を与えるケースがあります。
実は近年、遺伝や、シャンプーと言った皮膚への刺激物以外に、
食習慣が髪に栄養を運ぶ毛細血管、又その周辺の頭皮の健康に大きく影響を及ぼすという事が、
明らかになって来ました。
そこで今回は、頭皮に大きく影響する毛細血管や頭皮の働きが、
食習慣によってどのような影響を与えるのかについてお伝えさせて頂きます!
髪が良い状態で育つために必要な条件とは?
古来から、髪の毛は、血液の余りと言われてきました。
血液が良質で、体の中で活用するの必要な血液量が十分に満たされている時に、
その血液の余りである、髪の毛の質が高まり、量も豊富になると考えられていたのです。
つまり、美しくてボリュームもある髪を手に入れるためには、
・髪の毛の元になる血液が綺麗である事
・体の働きをカバー出来る、充分な血液の量がある事
・血液を綺麗に保つ習慣が確立されている事
・頭皮の細胞の状態が良好である事
この4点が重要な条件となります。
頭皮には、体の各部分から髪の毛へと続く毛細血管が、無数に張り巡らされています。
この毛細血管は、栄養や血液を頭皮、そして髪に運ぶ働きがありますが、
毛細血管の働きが弱くなってくると、必要な血液や栄養を十分に届けられなくなってしまうので、
髪の毛が早い状態で抜けやすくなってしまったり、健康な髪の毛が生えて来ない等の問題が生じます。
この毛細血管が弱体化してしまう原因は複数存在しますが、
糖質を過剰に摂取した時に起きる「糖化」や、エイジング物質の「活性酸素」は、
頭皮近くの毛細血管を錆びさせる(老化させる)要因の一つだと考えられています。
頭皮の毛細血管の働きを妨げ、
薄毛や抜け毛を引き起こす
「糖化」について詳しく解説
糖質過剰で起こる『糖化』とは?
糖質と食物繊維を合わせて炭水化物と呼びます。そして炭水化物量が多い食品の中でも、食物繊維が豊富で糖質量が少ないおから等の食べ物は、
体を糖化しづらい食品に分類されます。
糖質を含む炭水化物を摂取した時に、
その炭水化物は肝臓や筋肉の中に、グリコーゲンとして蓄えられます。
蓄積可能なグリコーゲンの量は
肝臓・・・70~80g
筋肉・・・200~300g
と言われています。
貯蔵されたグリコーゲンは、エネルギーが必要な時に、適宜使われて行きますが、
この肝臓や筋肉の中で貯蔵されたグリコーゲンから作り出された糖質(ブドウ糖)が使用されずに
体内で余ってしまった場合、新たに中性脂肪として体の中に蓄積されてしまいます。
また、過剰な糖質を摂取すると、体中のたんぱく質と結び付き、
AGEs(糖化最終生成物)となって、細胞を老化させたり、その機能を低下させてしまう原因になります。
またこの時に、体の大部分を占めるたんぱく質が、化学物質や添加物の摂取、
大気汚染やストレス等の様々な外的要因で「酸化」されても、
AGEs(糖化最終生成物)が生み出されます。
AGEs(糖化最終生成物)が発生すると、
細胞の炎症や死滅が起こり、従来のよりも機能性や耐久度が低くなってしまう、
また動脈硬化等の一般的に老化としてみられる症状が起きます。
これを、頭皮や毛細血管等の細胞に当てはめて考えた場合、
頭皮のたんぱく質が、AGEsによって硬化し、皮膚の働きや機能が低下してしまう事によって、
髪の毛が生える土台の部分で健康的なサイクルが崩れてしまったり、
動脈や毛細血管の働きが糖化によって、髪の毛の元になる血液を運ぶ力が弱くなる事により、
新しい髪が生えづらいなどの症状や、髪の毛を支えられず、伸びきる前の早い段階で抜けてしまう等と
いった影響が出てきてしまいます。
糖化を防止する食習慣「糖質制限」とは?
そのポイントは?
糖化を防ぐ食事方法は、シンプルですが、糖質量を低くした食事です。
一般的に、米が主食の日本人は、精製された白米を多く摂取しており、
精米された時に糖質の吸収率を低くするビタミンやミネラル等の栄養素が豊富な外皮の部分を
取り除いてしまっているため、糖質量の摂取量が相対的に非常に多くなってしまいます。
さらに私達が現在、主食の米等を摂取している量も、健康的かつ理想的な一日の糖質摂取量と比
べると非常に多くなってしまっているため、もし一日3度の食事の中で、白米やパンを複数回入れてしまうと、
数十個以上の角砂糖に匹敵する凄まじい量の糖質を簡単に摂取してしまうのです。
この糖質過剰な状態の改善のためにまず最初に着手して頂きたいのは、
夕飯の糖質が多い主食を、まずは抜いてみる事がお勧めです。
なぜ夕食かと言えば、夜の時間帯は、摂取した糖質を運動や活動で消費する機会が少ないため、
その使われずにそのまま体に蓄積されやすいからです。
そこで夕飯から糖質量を減らして始め、段々と昼や朝を可能な回数で減らして行きます。
糖質制限が体質に合っていない方も居るため、
いきなり全てをカットするのではなく、様子を見ながら、その回数を段階的に調整して行きましょう。
【引用】『ココロの不調回復 食べてうつぬけ』(奥平智之/著)
また、主食のお米等がどうしても食べたい場合は、
食べる前に冷蔵庫で冷やしてから召し上がってみて下さい。
炭水化物中の糖質が、「難消化性デンプン」という物質に変わり、
相対的に糖化を促進する糖質量が減って食物繊維量が多くなることで、
糖化等の反応が起きづらい食品に変えられると言われているからです。
糖質制限に注意が必要な体質とは?
糖質量を減らすことには、体の体質や病歴によって、注意が必要なケースもあります。
次のような方は、必ず注意をしてください。
・栄養失調だ
・消化器系の働きが弱く、胃腸が弱い
・副腎機能の低下している
・肝機能の低下している
・筋肉量が少ない
・ビタミンB群が不足している
・腎臓、脾臓の疾患を抱えている
・甲状腺機能の低下している
【引用】『ココロの不調回復 食べてうつぬけ』(奥平智之/著)
上記のような方は、急な糖質制限の影響で体調不良に陥り易い可能性が高いため、
まずは少量から糖質量を減らして行く方が良いでしょう。
また、胃腸の働きが弱い状態の方は、消化力が弱く、食べ物を摂取しても、
体の中で栄養素を効率的に活用出来ていない可能性があります。
そのため糖質制限と同時に、胃腸の働きを整える漢方を併用して胃の回復力を上げる治療を行ったり、
体の立て直しを行う必要があります。
鉄分の摂取も、髪の健康維持のキーポイント
既にあげた「活性酸素による体の酸化の進行」、
「糖質の過剰摂取」、以外に「鉄分の摂取不足」もまた、
頭皮の毛細血管の健全な働きを阻害します。
頭皮が健康の維持には毛細血管に流れる血液を多くしてくれる鉄の摂取は大変重要です。
しかし、女性は毎月生理で鉄分の大部分を失ってしまうために、男性の二倍以上の鉄分が必要であり、
普段から意識的に取り入れないといけません。
元々、鉄分は吸収率がとても低い栄養素の1つであり、1997年の段階で、
WHO(世界保健機構)が世界人口の中の20億人(当時の人口の世界総数60億人の3分の1)が、
比較的顕著な鉄不足の状態であると発表しています。
それでは、そんな鉄分が体内で果たす具体的な役割とは一体何なのでしょうか?
頭皮細胞への酸素供給、そのパフォーマンス向上に必要な「鉄」
鉄は、血液中で酸素を(頭皮を含む)体中の細胞へと運搬する役割を果たすヘモグロビンの材料になります。
そのため、鉄分の供給量が増えるとヘモグロビンが増え、血液の酸素が結び付く量も増加します。
また細胞内には、体内に取り入れられ分解された様々な栄養素を、体内で実際に活用出来るレベルの
エネルギー(ATP)に変換するミトコンドリアと呼ばれるものがあります。
ミトコンドリアが効率的にエネルギーを作り出せられるかによって、
体のパフォーマンスは大きく変わって来ます。
このミトコンドリアの元になるのが、三大栄養素の糖質・たんぱく質・脂質、
そして、鉄分やマグネシウム、ビタミンB群などの栄養素です。
つまり、エネルギーの活用する部分の大元(エネルギーの生産効率を高めるミトコンドリア)の働きを高めるには、
鉄分等の栄養素をしっかりと取り入れる事が重要です。
【出典】『あらゆる不調をなくす毒消し食』(小垣祐一郎/著)
鉄の摂取量が落ちると起きる不調は数しれず
鉄分が体内で不足している時に起こる現象として、・髪の毛が抜ける
・代謝機能が落ちる
・爪が割れる
・肌荒れ
・皮膚にシミ等が出る
等といったことがあります。
そのため、抜け毛に限らず、肌荒れ、爪の欠けやすさた脆さなどの症状があったら、
「鉄の摂取量が少なくなっているか、消化吸収力やエネルギー産生が上手く出来なくなっているのかも?」と
疑って良いかも知れません。
【引用】『あらゆる不調をなくす毒消し食』(小垣祐一郎/著)
髪の健康は、自分自身が作り出せる食習慣でこそ実現できる!
食という観点から、頭皮の細胞や毛細血管の健康を維持する方法についてお伝えさせて頂きました。
繰り返しになりますが、遺伝的な原因(子供が生まれて来る前の食習慣や体質が子供に受け継がれるという事や、
家系上の要因)といった私達が不可避的に引き継ぐこと自体を変えると言う事は、中々出来ない部分です。
しかし、幼少期病弱だったにも関わらず、その治療の過程で体の機能を向上させるために
運動習慣や食習慣を改善したことで、逆に子供の時とは裏腹に、強靭な体を手に入れたという話は
アスリートなどにおいて少なくありません。
つまり、遺伝的に受け継いだ体の弱点や、自分の体の欠点を補うために向かい合う事で、
身体は自分が考えている上のレベルに引き上げる事も可能になる場合があるのです。
『遺伝が理由だから』と結論を急いでしまう事は、調べたり改良する手間が省ける一方で、
自分自身の行動で改善出来る部分や、症状の奥に隠れている体の問題や、
危険信号に気付くきっかけを妨げてしまうことにもなり得るのです。
また、体の構造は現段階でまだまだ解明されていない部分も多く、
日々の習慣や行動、体に悪い物質等と言った明確な原因の断定を敢えて避けたり、濁すために、
『遺伝』や『ストレス』等の様々な言葉でぼかすといった方法を取るという場合もあります。
しかし、健康の75%は環境要因だと言う栄養療法の専門家が言う様に、
先天的に受け継いだ要因以上に大切なのが、自分自身が何を食べ、
日々自分の体をどれだけ管理していくか?といった要因が、何より大切だと私は考えます。
糖質量を控えたり、鉄分摂取を行ったりする事で頭皮や髪の状態が良くなる以外にも、
・集中力が上がる
・疲労感が軽減される
・肌が若返って体重が減る
・副腎の働きが上がる
・ストレスに強くなる
・炎症が起きづらくなる
・腸内環境の改善
等の様々な良い傾向が出てくる人も多く居られます。
【引用】『ココロの不調回復 食べてうつぬけ』(奥平智之/著)
まずは一日一日の食生活を工夫することで、体全体の良いコンディションを少しずつ
実現していっていただければ幸いです!
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