春バテ・春のデトックスにおすすめ!昔から愛されてきたヨモギのパワーと簡単活用術
春になると体調を崩す「春バテ」、あなたは大丈夫?
日に日に暖かくなり、待ちに待った春がやって来ましたね。
それなのに、なんだか「身体が重くてだるい」「頭がボーっとする」なんてことありませんか?
それは「夏バテ」ならぬ、「春バテ」かもしれません。
ご存知のとおり、夏バテは夏の暑さで身体がだるくなったり食欲がなくなったりすることですが、
春バテは職場や家庭などでの生活環境の変化や、気温の変化に身体がついていけず不調になってしまうこと。
最近、この「春バテ」の方が増えているようです。
春バテになると、
✔ やる気が起きない。
✔ 気温の変化で風邪や不調が起こる。
✔ ぼーっとしてしまい早起きできない。
といった症状が出やすくなります。
このような、春バテは身体の巡りが悪くなって起こる症状です。
これを解消するには、ゆっくり深呼吸したり、入浴などで身体を温めたり、
ウォーキングなどの適度な運動をして体内を巡らせることが大切。
忙しい方にこそ気軽に取り入れられる「野草」がおすすめ。
でも、「毎日忙しくて、そんな時間はない!」という方におすすめしたいのが、身近な野草のパワーを利用すること。
医療が発達していなかった頃から人々が健康維持のために利用してきた野草は現代人にこそ、取り入れていただきたい理由があります。
野草の世界は奥深くて種類もたくさんありますが、
今回は春バテにぴったりで、私も愛用している「よもぎ」をご紹介します。
昔から愛されてきたよもぎの素晴らしいパワー
春になると、野山で新芽を出し始めるよもぎ。「よもぎ餅」でおなじみの方のいると思います。独特の香りとほのかな苦みが美味しいですよね。
よもぎについてはIN YOUでも過去にいくつか記事をとりあげておりますので
よかったらご覧ください。
【お花見レシピ】デトックスもできる!「簡単よもぎ餅」の作り方
【これぞ天然の薬!恐るべし薬草のパワー】どくだみ・よもぎをはじめとした薬草の健康的効能と種類。
月経過多・子宮筋腫・子宮内膜症。婦人科系疾患が不安な女性の味方「旬のよもぎ」の本当の力。
よもぎは、日当たりが良ければ荒れた土地でもどんどん増えていくすさまじい生命力があります。
昔の人たちはこの生命力に注目して、食べたりお茶として飲んだりするようになり、
そのうちによもぎの効果を確認するようになったと言われています。
***よもぎについておさらいしよう***
・よもぎ(学名:Artemisia indica var. maximowiczii、英語ではJapanese mugwort)
・別名:モチグサ、エモギ、ハハコグサ、モグサ、ガイヨウなど
・キク科の多年草
・場所:日本全国いたるところに自生する(日当たりの良いところに群生)
主な効能は「身体をあたためる」「血をきれいにすると」「血をつくる」とされ、
「日本のハーブの女王」とも呼ばれています。つまり、環境や気温の変化についていけないことが原因で起こる「春バテ」にも、よもぎは身体を温めて巡らせる果が期待できると言われています。
使い方 その1 お茶にしてベーシックに楽しむ
新芽など新鮮なよもぎは、熱湯を注いで数分待って飲むのが、個人的には一番おすすめです。
お湯にほのかなよもぎの香りが移り、この時期にしか味わえない春らしいハーブティーになります。
天然で無農薬のヨモギが手に入らなければ
IN YOUでもお勧めしているこちらのパウダータイプは無農薬で安全な上、気軽にお使いいただけます。
野草茶パウダーについてCHECK
使い方 その2 料理に混ぜて使う
料理であれば、生の葉をさっと茹でてお浸しにしたり、そのまま揚げて天ぷらにしたりしても美味しくいただけます。
沖縄の郷土料理では、よもぎ仲間でより香りの柔らかい野草「フーチバー」をお米と一緒に炊き込んだ「フーチバージューシー」というものがあります。
一年中暑い沖縄ではよもぎは通年収穫できます。
沖縄は豚肉など肉をよく食べる土地柄ですが、こうして血液をきれいにするよもぎを食べる習慣は、地元の方の健康維持に役立っているのかもしれません。
食養生で有名な若杉友子さんも著書のなかで「よもぎは優れた浄血・造血・止血剤で、春に食べて欲しい野草のひとつ」「旬の頃に毎日食べておくと、翌年には体質改善される」とおっしゃっています。
よもぎは春のデトックスにもぴったり!
冬の間にため込んだ老廃物を出そう。
春によもぎをおすすめする大きな理由はもうひとつあります。それは、春のデトックスにぴったりだからです。
よもぎには、クロロフィル(葉緑素)、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、
血液中の老廃物を排出して血液をきれいにしてくれます。また食物繊維も多いので、腸をきれいにして便秘予防効果も期待できます。
「人間も自然の一部」という薬膳など東洋的な考え方では、
冬の間は植物など自然界の流れと同じように、私たちの身体は色んなものを溜め込みがちになります。
それが春になると、植物がどんどん芽吹いていくように、私たちも冬の間に溜め込んだ不要なものを排出するようになります。
つまり、春は新しくきれいな身体へと整えていくことが大切ということです。
近年「デトックス」を目的にした商品は昨今たくさん出回っていますが、
自然の恵みであり、昔から人々に愛されてきたよもぎのパワーをもう一度見直して、生活に取り入れてみてはいかがでしょう。
少し話はそれますが、数年前からブームになっている「お灸女子」。
そのお灸に使われているのも、よもぎです。身体を温めて血液をきれいにしてくれる効果がこんな形でも発揮されているんですね。
作り方は、5~8月頃の葉をよく乾燥させて、裏側にある繊毛を精製するというもの。
よもぎをお灸にしてしまうなんて、昔の人の知恵はすごいなぁと感じます。
身体の内側と外側からよもぎのパワーを活用したいですね。
韓国の伝統的な美容健康法で日本でも人気が出始めている「よもぎ蒸し」も、こうしたパワーを利用したものです。アイヌの人たちは風邪や肺炎など呼吸器系の疾患を治すのに、よもぎを蒸した時の蒸気を吸引していたそうです。
下腹・お尻が冷たい方は要注意。子宮が冷えているサイン?!芯から身体を温めるハーブの女王「よもぎ」3つの活用術!
ちなみに、よもぎは漢方薬では「病を艾(止)める」という意味から、
「艾葉(ガイヨウ)」と呼ばれています。国を問わず、よもぎのパワーが認められ、みんなに愛されているんですね。
「よもぎ生活」を今すぐ手軽に始めたい!その方法は?
よもぎの持つ素晴らしいパワー、お分かりいただけましたでしょうか。ここまで読んで「よもぎを生活に取り入れたい」と思った方も多いと思います。
もし身近な環境によもぎを安心して採集できる場所があれば、ぜひ摘んで使ってみてください!
しかし残念ながら、都心部で暮らしているとそんな場所は身近にない……という方も多いのではないでしょうか。
そんな方にも便利なのが「乾燥よもぎ」や「よもぎのパウダー」です。
道の駅に置いてあったり、IN YOUMarketで買い求めることができます。
一口に「よもぎ」と言っても、採集場所によって品質、安全性、味は異なりますので、できるだけ豊かな自然環境で育ったものを選ぶようにしたいですね。
乾燥よもぎが手に入ったら、「よもぎ茶」をつくりましょう。
カップ1杯のお水に、よもぎ一つかみが目安です。
2~3分煮出すとよもぎの香りが程よく楽しめます。
っと濃い香りが好きな方は、煮出す時間をもっと長くしてください。
お子さんなどよもぎの香りが苦手…という場合には、
ほうじ茶などに少し加えて煮出すと独特の香りがマイルドになって飲みやすくなります。
上の写真は、よもぎにレモングラスとスギナをブレンドしたものです。
「春のリラックスティー」として、私がメニュー監修をさせていただいている愛知県長久手市のカフェで、この春に提供いただいています。
他のハーブとブレンドすることで、爽やかな香りを味わえます。
春の身体には、内側から温めて巡りを良くしてあげることが大切です!
「春バテ」にも「春のデトックス」対策にも。昔から愛されてきたよもぎのパワーを借りて、調子を整えていきましょう。
手軽に始められる「よもぎ生活」、ぜひお試しくださいね。
IN YOUMarket一押し!
大人気、熊本産の天然ヨモギたっぷり配合無農薬「野草パウダー」
よもぎたっぷり野草茶パウダー
このパウダーにはデトックス効果の高い4種類の野草と1種の穀物をブレンドしています。
1.よもぎ
冷え性、貧血、低血圧の方に人気の野草。
2.ドクダミ
利尿効果が期待でき、動脈硬化の方に人気の野草。
3.ブルーベリー葉
抗脂肪肝作用、抗糖化作用、抗酸化作用などが期待できます。
4.カキドオシ
脂肪溶解作用が期待でき、血糖値が気になる方に人気
5.トウモロコシ実
利尿作用が期待でき、美肌になりたい方に人気
よもぎは、春に若芽を摘んで草餅などが楽しめる香りの良い野草。
カキドオシは天ぷらでいただいても香り良くいただける野草。
ドクダミは、生では独特な香りがありますが、乾燥することで香ばしい香りに。
ブルーベリー葉にはポリフェノールが含まれ、爽やかな酸味と渋みが。
トウモロコシの実はブレンド茶に甘味をもたらせてくれます。
大自然の中ですくすくと育った野草と穀物たち。
それぞれの野草や穀物の味わいや香りが複雑に広がり香ばしい香りが感じられます。
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