市販コスメは肌の乾燥と老化を加速させる!シンプル化粧水・肌荒れ時のレスキュー手作りコスメ「緑茶化粧水」「高品質ボディクリーム」の作り方。
こんにちは。
ナチュラルライフアドバイザーの工藤万季です。
この季節に気になるのはなんといっても乾燥ですよね。
どんなに保湿をしてもお肌がカサカサ、しまいには粉を吹いてしまう…とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
肌をしっとりさせるためにせっせと塗り重ねているその化粧品が、
実はあなたの肌を乾燥させてしまっているかもしれません。
今日は安心して使えるコスメの作り方などもご紹介したいと思います。
そのコスメは何からできていますか?
皆さんは、ご自分が毎日使っている化粧水などのスキンケア用品に何が使用されているかご存知でしょうか。
多くの市販の化粧品のうち、クレンジングや洗顔料など「洗う・落とす」役割のものには「合成界面活性剤」が、
またクリーム状の製品には「植物油脂」が使われています。
さらなる乾燥をもたらす「合成界面活性剤」
特に乾燥が気になるこの季節は、乳液やクリームをたっぷり塗るようなケアをしていませんか?しかし実はこのクリームや乳液に使用されている合成界面活性剤(乳化剤や発泡剤)は、さらなるお肌の乾燥を招きます。
本来、「水と油」とは全く混ざり合わないもの同士。
それを使用感の良い状態にするために使われるのが合成界面活性剤です。合成界面活性剤を使うことによって、とろっとよく伸びて馴染みよく、べたつきもないテクスチャーが実現します。
でもメリットは、塗る際の付け心地の良さだけ。
合成界面活性剤は皮膚の脂や良い菌を必要以上に取ってしまい、
タンパク質をこわして肌のバリア機能を破壊します。
肌の表面の水分を奪うことによってさらにかさかさな肌を作ってしまうのです。
ですので一瞬しっとりしたような感覚を得られますが、実際には肌の一部が溶けたり、
壊れている作用がそう見せていると言っても過言ではありません。
特にアトピーや皮膚疾患のある方は注意です。
シミ・シワの原因になる「植物油脂」
クリーム状の製品には必ず含まれていると言ってよい「植物油脂」。
植物油脂は酸化しやすい性質で、植物油脂を塗った肌が紫外線に当たるとシミやシワの元となります。
本来紫外線に当たっただけではすぐにシミやシワはできません。
しかし植物油脂と紫外線が結びつくことで、シミ・シワができやすくなってしまうのです。
日焼けを防ぐためにせっせと塗っている日焼け止めも多くが植物油脂でできていますので、
将来的には老化につながる可能性が。
植物油脂を避けるには安物のコスメを買わないようにすればいいかというと、そういうわけではありません。
デパートで売られている高級コスメやオーガニックコスメでも、
とにかく練り状のものには全て、
酸化しやすいオイルである植物油脂が含まれています。
私がファンデーションを塗る時には
練り状のコスメには必ず含まれている植物油脂。
ファンデーションも例外ではありません。
しかしいくら植物油脂が含まれているからといえど、やはり人に会うときには私もお化粧をします。
もちろんファンデーションも塗ります。
そのようなときにどうするかというと、最初に顔にココナッツオイルを塗ります。
そうすることで皮膚の酸化を防ぐのです。
ココナッツオイルは酸化しないオイルなので、まず先に肌にそれを塗ることでバリアとなります。
ちなみに、今は練り状のチークが流行っていますよね。
可愛いなとは思いますが、ああいった練り状のアイテムには必ず植物油脂が使われていますので、
私は粉状のチークを選ぶようにしています。
手作りの安心・高品質化粧水でスキンケア
私が毎日スキンケアに使っているのは手作りの化粧水です。
材料も作り方もいたってシンプル。
安心して使える化粧水のレシピ
蒸留水 または 水 80mlグリセリン 10ml
無水エタノール 10ml
肌質にあった精油 20滴
これらを容器に入れてシェイクするだけです。
防腐剤はいっていないので、2~3週間で使い切ってくださいね。
トラブル時には「緑茶化粧水」でスペシャルケア
最近は吹き出物が発生していたので、手作りの緑茶化粧水を使っていました。これはカテキンの抗菌作用と抗酸化作用を生かしてお肌の角質層を強化してくれるので、荒れた肌や炎症を起こしている肌にとても有効です。
緑茶化粧水のレシピ
・日本酒(安いもので構いませんが調理用はNG) 100ml・無農薬緑茶の出がらしの茶葉 大さじ山盛り2杯
・精製水 100ml
1.この3つをぐつぐつと煮る
2.水分量が半分になったらグリセリンを10ml~20ml、お好みで精油も10滴加えて出来上がり
(精油はラベンダーやカモミールがおすすめです。)
この緑茶化粧水は子どものひどいあせもにもよく効きますし、アトピーで肌のバリアゾーンがどうにもならない症状にも効果的です。
その場合は精油は様子を見ながら足してください。
精油は必ずしも入れる必要はありませんのでお好みで調整してくださいね。
ただし入れるのであれば必ずオーガニックでケモタイプの精油を入れていただきたいです。
合成の精油は避けましょう。
お顔にトラブルが絶えない方でもこれで問題解決することも多いので、ぜひお試しください。
ただしまったく日持ちはせず冷蔵庫で3日が限界です。
面倒ですが肌荒れが気になるときはこまめに作り替えましょう。
ひとつご注意いただきたいのですが、この化粧水は1ヶ月くらい使っていると肌が厚くなるのを感じると思います。
お肌がゴワゴワしてしまうので、もう肌がしっかりしてきたなと思ったら使うのはやめて、普通の化粧水に戻してください。
ちなみに、これをわざわざ作るのが面倒なときは粉末の緑茶をそのまま塗ることもあります。
これだけでも肌を強化してくれます。
また緑茶化粧水の他に、寝る前にグレープシードオイルを吹き出物に塗ることもあります。
グレープシードオイルは分子が細かくて肌になじみやすく、吹き出物の脂にもよくなじみます。
オイルが吹き出物の脂になじむことで、吹き出物が出にくくなります。
家族みんなでココナッツオイル
我が家ではスキンケアには他にココナッツオイルを使っています。
ボディケアやクレンジングにもなりますし、夫もお風呂上がりに塗っています。
ココナッツオイルにもたくさんの種類がありますが、抽出法や保管方法によりクオリティは多様です。
選ぶ際には必ず
「エクストラヴァージン」
「コールドプレス法」
のものを。
生のココナッツから作られており、あまり精製されていないこと。
また低い温度で抽出されていて 化学薬品が使われていないものを選んでいただきたいと思います。
産地も出来るならばスリランカ産を選びましょう。
(フィリピンやタイのものは近年大量生産されているものが増えてきており、工程が簡略化されて品質が落ちているようです。
スーパーに置いてあるのはほとんどがタイ産かフィリピン産のようなので、ネットで探してみるといいかもしれません。)
またプラスチックのパッケージに入っていないかどうかも選ぶ際のポイントです。
ガラス瓶に入っているようなものをお勧めします。
ボディクリームも手作り
市販のボディクリームは植物オイルがメインで紫外線や体内に蓄積されたプーファと結びついてシミやシワ、
くすみの原因になるものも多いです。
(プーファについてはこの記事をご覧ください。)
ブームの中で語られなかった「オメガ3の事実」。良かれと思って買っているあなたへ。亜麻仁油、えごま油を避けた方がいい理由
自分が納得いくクリームがなかなかないため、ついに先日ボディクリームを作ってみました。
売られていたら5,000円くらいはすると思われる高品質のクリームです。
作り方をご紹介しますね。
超高品質ボディクリームのレシピ
・シアバター 200g
・ココナッツオイル 100g
・アルガンオイル 100g
・好きな香りの精油 お好みで
※シアバターとオイルの量が1:1になればよいので、「シアバター 200gに対しココナッツオイルを80g、 アルガンオイルを120g」などでもよいです。お好みで調節を。
1.シアバターを湯せんにかける
2.ココナッツオイルとアルガンオイも加えて溶かす
3.すべて溶けたら泡立て器で手早く10回以上かき混ぜてラップをし、冷蔵庫で2-30分放置する
4.粗熱が取れて冷たくなったらお好きな香りの精油を20滴ほど加える
5.泡立て器などでもったりするまで混ぜて完成
かき混ぜても跡が消えずにしっかり残るくらいが目安です。
出来上がったらガラスの容器に入れて保存しましょう。
界面活性剤も酸化しやすいオイルも入っていない、本当に質の良いボディクリームでプレゼントにもよいでしょう。
私も先日スタッフに贈りました。
コスメや美容グッズはどんどん便利になっていきますが、本来は自然界に存在するもので十分だと私は思っています。
食べ物だけでなく、コスメなども自分の身体に何が入るのか、意識的になってみましょう。
コスメを手作りするのは結構楽しい作業でもありますよ。
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