いまやブームから定番となりつつある甘酒。でもその甘酒、添加物まみれではないですか?正しく甘酒と付き合うために知っておきたいオススメの甘酒の選び方。
今や大ブームの甘酒。
甘酒関連商品が、様々な甘酒が各メーカーから販売されています。しかし大量に溢れかえる商品。
その分、本当に安全で効果があるのかわからないという方も多いと思います。
えっ甘酒にまで添加物が!? 砂糖や添加物が入った甘酒に要注意
甘酒はとてもシンプルな原材料で造られます。
しかし、安価な原材料で仕上げようとするメーカーには危険な食品添加物を使用しているものも見かけます。
酸味料
酸味料として一括表示が許可されているものには、クエン酸、L-酒石酸、乳酸、などがあり複数でまとめて酸味料と表示されます。引用:東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/shokuten/sanmiryo.html
中でもリン酸塩は食品だけでなく飲料など幅広く使用されているだけに注意が必要で、大手スーパーやコンビニもリン酸塩の使用中止を発表しています。
ただし、こうした発表で安心できない点としてはリン酸を別の使用用途としてph調整剤や乳化剤、アミノ酸等などとまとめて表記されてしまう可能性もあり、それだけ多くの食品や飲料にしようされているということでもあります。
リン酸塩にも種類があり、オルトリン酸塩は骨に含まれているカルシウムの吸収を阻害することから骨粗しょう症を高めたりイライラの原因となったり、重合リン酸塩は腎臓の石灰化など腎臓疾患の一因となるといわれています。
更に、欧州食品安全機関(EFSA)は2013年に食品添加物としてののリン酸塩の多量摂取と心血管リスク増加の関連性についての懸念を示しています。
参考:食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu03920120149
遺伝子組み換えの恐れもある増粘剤(加工でんぷん)
米やとうもろこし、とうもろこし、じゃがいもなどの天然のでんぷんに化学薬品を混ぜて製造されます。
加工でんぷんにはアセチル化アジピン酸架橋でんぷん、アセチル酸化でんぷん、酸化でんぷん、ヒドロキシプロピルでんぷん、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋でんぷんなど12種類があります。
そのうち、特に注意が必要なのは発がん性があるとされるプロピレンオキシドやプロピレンオキサイドを使用する、
ヒドロキシプロプロピルでんぷん、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋でんぷんで、ヨーロッパでは幼児向けの食品への使用を禁止しています。
環境省のプロプレンオキシドの資料では、SDラットのオスを0,50,60mg/kg/dayの3つの群に50匹ごとに分けて150日間経口投与した結果、15mg/kg/day以上の群で前胃に扁平上皮がんや乳頭状腺腫をみとめ、更にラットとマウスに対する吸入毒性試験では鼻腔に悪性腫瘍の発生を認めたとしています。
https://www.env.go.jp/chemi/report/h14-05/chap01/03/12.pdf
このように発がん性のリスクがあるような危険な加工でんぷんでも、
食品衛生法によって許可されているため一括表示によって何がが使用されているのかわからないという非常に恐ろしい事態になっています。
また原材料そのものがじゃがいもやトウモロコシなど遺伝子組み換え率が高いものばかりが使用されていることから、遺伝子組み換え作物である可能性が高いのです。
引用:株式会社レブニーズ
https://news.whitefood.co.jp/news/tenkabutsu/8537/
飲む点滴、甘酒は昔から親しまれていた夏にこそ飲むべき健康飲料
しかしもともとは添加物など一切使わなくとも容易に飲む点滴として大人気の甘酒ですが、その歴史は古く、ルーツは古墳時代にさかのぼります。
江戸時代では庶民の夏の疲労回復に大人気でした。
江戸幕府も奨励した夏場の栄養補給飲料
古来から日本人に親しまれてきた甘酒は、そのルーツを古墳時代に朝鮮半島からの渡来人が蒸し米を糖化して造った一夜酒とされます。
甘酒は一夜酒またはこ酒と呼ばれており、奈良時代の日本書紀でも酒造りの神様が天甜酒を造ったという話も出てきます。
平安時代には冷やした甘酒が貴族の間で夏にのまれており、室町時代には大衆飲料として甘酒売りが登場。
その後、江戸時代になると甘酒を夏の季語とするほど夏の飲み物として庶民の間に普及します。
栄養が豊富で体力回復効果の高い甘酒は、暑い夏場で体力が消耗し病気にかかる人が多く死亡率も高かったことから幕府も甘酒を奨励し、価格も四文越えないように規制までありました。ちなみに、夏の季語ともなった甘酒は酒粕甘酒ではなく、米麴甘酒だったと考えられています。
また、徒歩で旅をしていた時代では体力を使うため、道中に甘酒茶屋が設けられ栄養補給の要となっていたとか。
引用:かやま酒蔵
https://www.kayamasyuzou.com/amama/history.html
日本人の健康をサポートしてきた甘酒の健康効果は、発酵によるものです。
昔から受け継がれてきた知恵なのです。
実は2種類ある甘酒のタイプとその健康効果
大人気の甘酒ですが、実は2つのタイプがあることはあまり知られていません。
アルコールの有無もあり、選ぶ際には注意が必要です。
お勧めは米麴甘酒、その高い健康効果とは
甘酒は大きく2つの種類があり、米と麴で造る麴甘酒と、酒かすと砂糖から造る酒粕甘酒の2種類があります。このううち、酒かす甘酒はアルコールが含まれており、更に砂糖も使用しているためカロリーは高いです。
麴甘酒は米のでんぷんを麹菌によって糖分に変える発酵作用を利用して作られているため、
アルコールも含まれず甘酒の健康効果を期待するのなら麴甘酒がお勧めです。
甘酒はぶどう糖を麹菌によって既に分解されているため、効率よくエネルギーを補給でき、アミノ酸やビタミンB群、ミネラルなども豊富に含まれており夏場で体力を消耗しているときに最適の栄養補給が出来ます。
飲む点滴といわれる所以ですね。
また、発酵食品の特徴でもある腸内環境を維持調整し、免疫力を調整する働きも善玉菌のえさとなる食物繊維やオリゴ糖を豊富に含むため期待できます。
ビタミンB群も豊富なため、糖や脂質の分解を促進しエネルギー代謝を高めることで疲労回復にも。
また、抗酸化作用や美容効果なんかも期待して飲んでいる方も多いですよね。
月桂冠と神戸女学院大学の共同研究では、米麴甘酒で肌への効果を研究しています。
http://www.gekkeikan.co.jp/RD/health/amazake01/
その結果として、糖化2時間後から抗酸化活性が急上昇し、更に肌への4週間の実験結果としては首と腕のキメが整う効果が見られたとあります。飲む量としては100mlよりも200mlを摂った群の方が肌の水分量が高く、水分蒸散量が抑えられ良好な肌の状態となる傾向だったとされています。
これ以外に肥満抑制効果や血圧上昇抑制効果、健忘症抑制効果もあるとされ、人体に有益な効を取り入れられる健康飲料といえるでしょう。
安全な甘酒の選び方
市販の甘酒には添加物が入っているものなど心配なものも多く流通しています。
安心して取り入れるポイントは何なのでしょうか。
シンプルな原材料でオーガニックなものを選ぶ
まず選んでほしいのは麴甘酒、そしてその原材料は米と米麴だけが基本です。食品添加物が入っているものは健康どころか体に有害な可能性もあるので避けましょう。
また、使用しているお米もオーガニックなものであるかが大切です。
農薬や化学肥料を使用していることが日本の農家ではとても多いのです。
信頼できる製造元であるかもしっかり、見極めましょう。
自分でつくる
米麴から自分で甘酒をつくるのもお勧めです。米麴自体もオーガニックなものを使用しましょう。
ヨーグルトメーカーや保温ポット、炊飯器など様々な造り方がありますが、簡単に作れるのは炊飯器です。
お米や水も汚染されていないものを使用することも大事です。
甘酒の作り方については下記をご覧ください。
● 砂糖不使用でおいしい100%玄米甘酒の作り方。甘酒の効能と食べ方アレンジ活用法!
●健康志向な人はもう実践している!おいしい自家製甘酒の作り方。
夏の疲労にこそ無農薬の甘酒を
古来から日本人の栄養補給に飲まれてきた甘酒。
その発酵の力は、夏場のスポーツドリンクがわりの、疲労回復にもぴったりです。
ただし、市販の甘酒にはメーカーが安価に大量生産するため添加物や農薬を使用したり、
高温加熱して本来の発酵の力が期待できないばかりか危険なものすらあります。
ノンアルコールの米麴甘酒は子供にも飲ませたいというお母さんもいる中、そんな粗悪な商品は避けるべきです。
この夏は、安心できるオーガニックな甘酒で健康に乗り切っていきましょうね。
あなたにオススメしたいオーガニック甘酒
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ご紹介するのは、最近その栄養価が見直されている甘酒です。
発酵食品の健康効果が見直されるようになり、スーパーやコンビニでも
瓶入りや缶入りの甘酒を見かけるようになりました。
でも、その多くは砂糖やオリゴ糖などが加えられており、麹のみで甘さを出しているものは多くありません。
有機栽培や自然栽培の原材料にこだわっているものは非常に少なく、
INYOU読者の皆さんが安心して飲むことができるものは、なかなか手に入らないのではないでしょうか。
こちらの甘酒は、自然栽培の玄米を麹にし、その麹の力だけで糖化させて作っています。
もちろん、お砂糖などの甘味料や添加物は一切加えていませんので、安心してお飲みいただけますよ。
市販品の甘酒は、白米から醸造した白米甘酒がほとんどですが、こちらは玄米と麹で醸造した、玄米甘酒です。
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