「イライラが止まらない」それは体からのSOSサイン。東洋医学陰陽五行から見る5つの感情「五情」と、「怒り」の原因・対策。
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イライラが止まらない?!それは体からのSOSサイン。東洋医学陰陽五行から見る五情(5つの感情)と「怒り」の原因と対策。
カッときておさまらない。
自分でもなぜ怒りがおさまらなくなるのかわからない。
家庭や職場で、怒り、イライラが抑えられない人がいる。
生理前後のイライラで、パートナーとの関係や、仕事に影響が出そう。
「いったい、どうしちゃったの?」
そのくらいストレスをためてイライラしてしまっている。
そんな「イライラ」「ストレス」の経験がある人も多いのではないでしょうか?
よく耳にする「イライラ」の原因とは
抑えきれないようなイライラに対して
ホルモンバランスの乱れ
自律神経の乱れ
セロトニン不足
これらなどが原因だということは、よく知られるようになっています。
実は、東洋医学でも、このイライラを解き明かす考え方が存在しているのです。
病院に行くのは気が引ける
安定剤はハードルが高い
そんな方にもおすすめの、イライラの東洋医学的アプローチをご紹介します。
収まらないイライラは昔から悩みのタネだった
2000年以上の歴史を持つ東洋医学は、
体の機能を「肝 心 脾 肺 腎」の5つで考えてきました。
そして感情とそれぞれの5つの機能は強く結びついていると考えられています。
感情が高ぶりイライラしたり、激昂してしまうことで体も壊してしまう事象は昔からあり、それで人は頭を悩ませてきたわけです。
イライラのヒント:五臓と五情と東洋医学
この「肝 心 脾 肺 腎」という「五臓」は、
現代西洋医学の「肝臓」や「心臓」等の、臓器の認識とは違い、「からだの生理機能を名称付け」した概念といったほうがイメージが近いです。
その中で「五情 → 怒 喜 思 悲 恐」の「怒」の感情は
「肝」という臓が司っているとされています。
「肝は感情の肝」とも言われます。
感情的にカッと怒りやイライラが沸き起こるようなとき、
この「肝」が関係していると昔から考えられてきていたのです。
東洋医学の、肝とイライラの関係性。イライラが体をいため、体がいたむとイライラに
東洋医学の特徴に「心身一如」つまり
気持ちと体は深く繋がっているという考え方があります。
怒りや悲しみなどの五情を強く持つと、
それに関係する臓をいため
臓が弱ると、該当する情が出る。
つまり、怒りを激しく高ぶらせれば肝が痛みますし、
肝を弱らせたり、肝がもともと弱い人は、イライラしやすくなってしまっている、と言えるのです。
肝は「感情の肝」イライラに関係が深い臓です。
現代社会はスピードが重視され、情報と選択肢に溢れています。
休めない、決められていない沢山の選択肢から選び決めなければいけない、スローペースが良しとされない。
そんな毎日で、ストレスがもう当たり前のような現代社会は、イライラもそのままスルーされてしまいがち。
もしかしたらそのイライラは、「肝」が悲鳴を上げているからかもしれないのです。
東洋医学では、血を貯蔵し気の巡りも司るのが「肝」だと考えられています。
この肝が弱ったり、うまく機能できず熱・気を溜め込んでしまうとイライラして激昂してしまいます。
東洋医学における肝が弱ると・・・。イライラ以外にあらわれる不調とは?
怒りにとらわれすぎると、肝をいためます。
肝が弱ると、東洋医学ではこのような不調があらわれると考えられています。
・ 生理不順 生理に関するトラブル
血に深い関係がある肝。
肝の働きが弱くなると、血を作って貯蔵することがうまくできなくなり、生理に関する不調もあらわれるようになってしまいます。
周期の乱れや、無月経、生理時のめまいやダルさ、めまい、頭痛など。
このような症状が現れたとき、もし婦人科などの診察でも異常がなかった場合は、
生理前にイライラしたり怒りにとらわれるようなことがなかったか、考えてみるとよいでしょう。
・ 目の疲れ、かすみ目や目の乾きなどの目のトラブル
また肝は目と関係が深いとされていますので、肝が弱ると、目に不調が表れてきます。
かすみ目、視力低下、ドライアイなど、目が都合が悪くなってきた人は、
ストレスフルな生活になっていないか、振り返ってみましょう。
イライラ肝を養う漢方
東洋医学は、おさまらない怒りやイライラにもきちんと目を向けてケアをする試みが昔からされています。
手術のリスクなども含めて体の中を診るような検査ができない昔は
「いまその人が何がつらいか」が、むしろ現代より重要視されていたのではないかと私は思います。
「なんだかイライラするんです。単なるイライラかもしれないけど私はそれがとてもつらいんです」
そんな訴えを「そんなことで来たのか」と一蹴されるのではないか、という不安を抱えながら医療機関のドアを開かなければいけない。
そんな風潮は東洋医学や漢方、オーガニックな考え方が普及することで、早く改善されていけばよいなと私は考えています。
イライラしてしまう、そんな状態の肝をケアする漢方処方も
きちんとあり、有名なものを2つご紹介します。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
こちらは不妊治療や更年期障害などでも用いられることがある漢方薬です。紫胡、芍薬などの生薬が配合されており、これらは平肝作用があると考えられています。
不眠やイライラ、肩こり、疲れやすさ、冷え、精神不安、情緒不安定
などの症状のある人に適している漢方です。
私も生理前後の精神が不安定なときに服用しています。
抑肝散(よくかんさん)
こちらは文字通り、肝の気が昂ぶってしまい、興奮してしまうのをケアする漢方です。子供に飲ませる漢方として聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
この漢方は、興奮しやすい人、イライラ、抑うつ症状がある人に適していて、
からだに熱が溜まってしまって鬱積しているような状態をうまく散らしてくれる作用があるとされています。
漢方はその人に合ったものを見立てて処方されますので、
この2つ以外にも、その人のイライラがどこから来ているのかを判断し
より合った漢方が処方されることもあります。
イライラがどうしても気になる方は、漢方薬局に相談してみるのも一つの選択肢ですよ。
イライラを沈めて肝を補うためにオススメの食養生・食べ物
どうせなら、鬱積してしまったイライラストレスをおいしい食事で発散してみましょう。
おいしく肝を補って、味覚からスッキリを目指しましょう。
酸味でイライラもサッパリ
東洋医学の考えでは、五臓と五行には、五味という「あじ」も関わってきます。肝は「酸」つまり、すっぱい味が関係が深いとされています。
ただし、食べすぎは逆にまた肝を痛めてしまうので、ほどほどがポイント。
最近どうもイライラするなあ、という方は、酸味のある食事を全くとっていないか、
もしくは摂りすぎているのかもしれませんよ。
イライラなあなたにオススメ!!【酸味おすすめ食材】
梅干し、お酢料理(南蛮漬けや酢の物、ピクルスなど)
トマト、レモン、オレンジなどの柑橘類
これらの酸味のある食材を一品増やして摂ってみてください。
その酸味ある爽やかな風味に、きっと気分もスッキリするはずですよ。
私がおすすめなのは、通年通してポン酢をストックしておくこと。
春夏はサラダなどにドレッシング代わりで使えますし、秋冬はおなべにぴったり。
お野菜もたくさん摂れるので、ポン酢は万能調味料です。
また、お醤油にお酢と、かぼすやレモンなどの果汁を少したらして即席「超簡単手作りポン酢」を作ってもおいしいです。
単なるイライラだと見過ごさないで肝を養って
イライラや抑えられない怒りは、自分自身もつらいですし、人間関係にも影響が出たりします。
またそのまま見過ごすと、体のあらゆるところに影響が出てくる可能性もあります。
単なるイライラだと見過ごしてしまわないで、「肝」の声に耳を傾けてこころとからだを大切にしてあげてくださいね!
オススメのオーガニック食材
ご紹介するのは、農薬・肥料を使わずに和歌山県で育った
化学添加物不使用の梅干し。
天然素材のみを使い、天日干しされた、
究極の梅干です。
梅干しは皮ごと食べるものなので、
できれば農薬を使用していない、
安全なものを食べたいですよね。
この梅干しは、有機JASの認定を受けているから、
安心して食べられます。
無添加のこの梅干し、
原料となるオーガニックの完熟梅は、
梅干し屋さんが自ら有機栽培で育てた南高梅を使っています。
熊野の人里離れた山奥にある梅畑だから、他から農薬が飛んでくることもありません。
栽培、加工、販売まで一貫して行なっている梅干し専門店なので、トレーサビリティに関しても明確になっているのです。
有機JAS認定を受けている他、
独自に残留農薬や放射性物質の検査などを行なっているから、
他の梅干しと安心の証が違います。
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