オーガニックコスメとは? 知っておきたいポイントだけをまとめました
冬本番。いよいよ寒くなってきて、肌もカサカサし始める季節ですね。私だってかわいくなりたいし、美人になりたい!きれいな肌とは到底いいがたい肌の持ち主が、環境に優しく美肌になれる方法を考えます!
そもそも、化粧品はどんな成分から出来ているのか?
「著名人が使っているから、肌が綺麗になるから、ブランドのものの化粧品のほうがいいのよ」そう信じて、使っている方は少なくないんじゃないでしょうか?
そして「高級化粧品=良い化粧品」。そう信じて疑わない人が、少なくないのです。
しかし、その値段の高さの裏にはいろんな思惑があることを知る必要があります。
何が入っているかよくわからない化粧品
そもそも、ブランド化粧品とはどんな化粧品なのでしょうか?
オーガニックコスメは市販の化粧品と何が違うのでしょうか??
さらにナチュラル、無添加、ミネラルなどと謳われるコスメもたくさん出てきていますよね。
これらは一体何が違うのでしょうか。
皆さんは、実際に化粧品の容器やパッケージの裏側の成分表示をみたことはありますか?
食品の同様、コスメもこの成分表示を見ることが実はとても大切です。
高級化粧品の成分表示には、何やらカタカナがずらっと並んでいますよね。
ビタミンcやコラーゲンなど、肌に良さげなものからラウリル硫酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステルなど、
よくわからないものまで入っていますよね。
私たちは、コスメを買うときにこの成分表示から化粧品の良し悪しを判断しなければならないんです。
皮膚から吸収される化粧品の有害物質「経皮毒」
高級な ブランド化粧品の多くには化学的に合成された物質がたくさん配合されています。またプチプラと呼ばれる化粧品の成分のほとんどは同じく化学物質で、
天然由来の成分はほとんど含まれていません。
そのため、使用する際にリスクが出てきます。それが「経皮毒」です。
「経皮毒」に関してはこちらの記事に詳しく書いてありますので、確認してみてください!!
■結局、経皮毒ってどうなの?根拠と信ぴょう性は?肌に化学物資が吸収する経皮毒について
化学物質の何が危険かといえば、化学物質は非常に微小なため、
有害成分が皮膚から吸収されてしまうことです。
このように皮膚から吸収されてしま有害な成分のことを「経皮毒」と呼びます。
その後、それらの成分が子宮や脳に蓄積されたり、顔が赤らんだり、
黒い斑点が出てきたりすることがあります。
ナチュラル、無添加、ミネラル、
オーガニックコスメの違いとは?
化学物質ゼロではない、ナチュラルコスメ、無添加コスメ、
ミネラルコスメ
オーガニックコスメと並んで紹介されることが多く、自然や天然成分をイメージさせるナチュラルコスメ
無添加コスメ
ミネラルコスメ
ですが、これらが絶対的に安心で安全、「経皮毒」のリスクがないかといえば、そうは言い切れません。
☆こちらの記事も読んでみてください。
■化粧品の無添加や自然派表記、何と無く良さそうで選んでいませんか?表記の本当の意味と美肌になる仕組みを知ろう。
まず、「ナチュラルコスメ」は自然由来成分を含んだ化粧品をそのように呼ぶことが多いようです。
「ナチュラルコスメ」に明確な定義はなく、
わずかでも自然由来(動物性・植物性)の成分を含んでいればよいため、
その成分のほとんど化学化合物である可能性を否定出来ません。
そのため、普通の化粧品と大差がありません。
「無添加コスメ」は、ある特定の物質を含んでいない化粧品を指すことが多いようです。
特定の物質とは例えば、香料・合成着色料・鉱物油・合成ポリマー・パラベン・アルコールなどです。
そのため、アレルギーがあったり、敏感肌の方には合う商品があるかもしれませんが、
こちらも、ほとんどがの成分が化学化合物である恐れがあります。
最後の「ミネラルコスメ」というのは、
マイカや酸化チタンなどの天然鉱物が主成分として配合されているコスメを指します。
こちらも日本の場合、全成分のうち天然鉱物がどれくらい含まれていれば良いかの決まりはありません。
オーガニックコスメとは?
最後に残った「オーガニックコスメ」とは、農薬や化学肥料を使わずに有機栽培された植物成分が主原料になっている化粧品。
そして、それだけではなく、環境に対する負担を最小限に抑え、動物・人間を公平に評価し、
全ての過程において犠牲を出さない努力をする化粧品のことを指すようです。
オーガニックコスメは肌本来の防御力・自然治癒力を高めるという目的で使われることが大きな特徴。
化学物質に頼り、肌の免疫をなくしてしまったがためにおこる吹き出物や、ニキビ、乾燥肌、
かゆみなどの肌トラブル。
それらに対し、肌の自然な作用によって健康的な肌を保とうとする作用を高めてくれるのが
オーガニックコスメです。
ただし、海外諸国と異なって日本にはオーガニックコスメに倒する認証制度や明確な定義が存在しません。
そのため、日本のオーガニックコスメの中にはほとんどオーガニック成分でないものもたくさん存在します。
そこで、最も簡単にそれらの商品を見分けるコツとして「海外のオーガニック認証」を
判断基準に使うことをオススメします。
海外の代表的なオーガニックコスメ認証制度をご紹介
海外にはさまざまなオーガニックコスメの認証制度があり、その基準もバラバラです。そこで、基準が比較的ゆるいものから順に紹介していきたいと思います。
NaTrue
こちらはドイツの主要メーカー6社によって確立された基準です。
オーガニックナチュラルコスメを推進し、オーガニック原料を多く含む製品を区別できるように作られたもの。
自然原料のうち95%以上がオーガニック。自然原料(自然界から得られる原料)をより多く配合し、
準自然原料(厳格な条件の元に化学処理が施された自然原料)はより少なく配合するように定められてます。
【参考】NATRUEウェブサイト(日本語)
BDIH
2000年に作られた基準で、世界初の本格的なナチュラルコスメのガイドライン。
一定のルールを決めて、明白にわかりやすくナチュラル化粧品であると示そうというものです。
・動物実験を行っておらず、自然由来の原料を使用した商品
・牛乳や蜂蜜など、生きた動物からとった原料は使用してもよいが、動物を殺して搾取するものは使用してはいけない
・人口染料、人工香料、シリコン、パラフィン、石油由来成分の使用は禁止
・サリチル酸・ソルビン酸・安息香酸・ベンジルアルコールは使用してもよい
・放射線処理はしてはいけない
などの基準があります。
【参考】「自然化粧品認定BDIH」のご案内(日本語)
SOIL ASSOCIATIONA
イギリスのオーガニック認証です。
「健康な土壌が健康な植物を育み、それが健康な体を生んでいく」を基本理念とし、
それを元に認可が下りていきます。
また植物原料に対して認定されることが多くなっています。
遺伝子組み換え作物は規制されており、農薬・化学肥料の使用、水耕農業・鉢植え農業は禁止。
オーガニック作物を作っている土壌では過去5年間遺伝子組み換え作物を作ってはいけないとされています。
USDA
アメリカのオーガニック認証です。アメリカではオーガニックコスメについて
明確な基準が確立されていないため、食品基準である「USDA ORGANIC」が
適用されることが多くなっています。
3年以上農薬や化学肥料を使用していない土壌で栽培された植物由来の原料を使用。
さらに、水分と塩を除いた原料の95%以上がオーガニックの原材料であることが基準となっています。
【参考】USDA/アメリカ合衆国農務省サイト(英語)
ACO
オーストラリアの認証制度で、口に入っても安全なレベルが求められます。
・原材料の95%以上がオーガニック認証を受けた農作物であること、
・残りの5%以下は農作物でない天然の原料またはオーガニック認定でない天然の農作物であること。
・遺伝子組み換え作物は使用してはいけない
という基準があります。
【参考】ACOサイト(英語)
COSMEBIO
フランスのオーガニック協会で、製品がオーガニック認証を取得していることで入会できます。
水を含む全成分の95%以上が自然原料で、残りの5%以上が指定された化学原料。
また全成分の10%以上はオーガニック成分という基準があり、
植物原料のうち95%以上はオーガニック原料であることが必要。人工香料の使用は禁止しています。
【参考】COSMEBIOサイト(フランス語)
ECOCERT
農学者の団体によって設立された、世界最大規模の国際有機認定機関です。
95%以上が自然原料である必要があり、
オーガニックの場合、重量の10%以上がオーガニックでなければいけません。
【参考】エコサート・ジャパン株式会社サイト(日本語)
ICEA
イタリアのオーガニック認証機関です。
「オーガニックおよび環境に配慮した持続的な商品」のための認証機関で、
オーガニック植物原料を用いたものが基準とし、石油由来原料、遺伝子組み換え、合成誘導体、動物実験は禁止しています。
【参考】ICEAサイト(英語)
demeter
ドイツのオーガニック農産物&食品の連盟です。
シュナイターが提唱したバイオダイナミック農法を推奨しており、どの認証よりも厳しいのが特徴です。
バイオダイナミック農法で育てられた原料を90%以上使用すること。鉱物・金属由来の添加物は使用しても良い。
動物実験禁止。無着色&無表白の植物性・動物性ワックスは使っても良い。
石油由来原料のポリエチレングリコールとその誘導体・パラベンなどは使用してはいけないなどと定められています。
【参考】demeterサイト(英語)
以上が主なオーガニック認証制度でした!
なかなか見ないものからよく見るものまでありますよね。
環境に優しくて自分も綺麗になれるオーガニックコスメ
費用をかけずにオーガニックなスキンケアが出来る方法もあります。それはズバリ!
食品を利用すること!!
これに限ります。
オーガニックフードがオーガニックコスメになる?!
オーガニックコスメに興味のある方なら、きっとオーガニック食品にも関心があることでしょう。
そこでまずは、食事をオーガニックにすることから始めて、
オーガニックフードを基礎化粧品としても使ってみてはどうでしょうか。
ココナッツオイルは食べられる万能化粧品
私が特におすすめしたいのが「ココナッツオイル」です。
ココナッツオイルは、保湿、リップクリーム代わりに、そしてマッサージ用と
様々なボデイケアに利用できてとても重宝します。
食品をスキンケアに使えば、一石二鳥
よくよく考えてみてください。オーガニックコスメの多くは天然の植物からできているんです。それならばいっそ、自分で化粧品を手作りしてしてもいいじゃないか、というわけです。
お金をかけなくてもオーガニックのケアをすることができますし、
食事もオーガニック にできます!!
まさに、一石二鳥なんです。
さらに、上級者になってくるとオリーブオイルから石鹸を作っちゃったりもできますよ!!
☆高級品質のキングココナッツオイル|自然栽培ならではの味わいと コールドプレス製法一番搾りという贅沢さ!
いますぐに使い始めて欲しい、オーガニックコスメ
実はこの記事を書くまで私は、大学生がオーガニックの化粧品を使うことはすごく贅沢だという意識がありました。
ですが、調べていくにつれて
化学物質やその製造方法にとって自然環境を脅かすことがないオーガニックコスメを、
年齢に関係なく今こそ使っていかなければいけない。
と感じ始めました。
化粧品に限らず、オーガニックを選ぶことは将来の自分を大切にすることだと思います。
そして自分だけではなく、未来の地球、この地球に生きる生き物たちを大切にすることにもつながります。
つまり、オーガニックとは、誰にとっても間違いなく良いものだと私は思うのです。
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU Market
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