アイメイクがドライアイを引き起こす!?美容と健康を守るためメイクをする時にこれだけは気をつけたいポイント。
女性のみなさん、メイクしてますか?
出だしからこんなので始まる今回の記事ですが、かくいう私は最近メイクをしておりません。
日本にいる時はすっぴんで出歩くと公害になるので最低限のメイクはしますが(笑)。
海外にいるとどうも気を抜いてしまいます・・・。
私はさておき、日本人女性はどこの国の女性よりも見た目を気にする、
というニュースが最近話題になっていましたが、
移民の多い国に住む私の実感としてもそれは間違いないと思います。
街中でフルメイクをしている率が高いのは日本人と韓国人。
ヨーロピアンや南米の女性は元々顔立ちがハッキリしているからかほとんどメイクをしない印象です。
少し眉毛を描いたり口紅を塗ったりというところでしょうか。
メイクで目や皮膚を傷めてしまうこともある。
メイクをするということは、素肌にフタをするということ。たとえオーガニックや石油フリーなどお肌にやさしい化粧品を使っても、
素肌よりも不自然であることには変わりありません。
特に皮膚が薄く粘膜もある目の周辺はデリケートであるため、注意が必要です。
メイクによる目や皮膚へのダメージ
<粘膜へのアイライナー使用>
まつげの間を埋めるようにアイラインを引いたり、
下まぶたの粘膜や、目頭の蒙古ひだギリギリまで、アイラインを引く方法があります。
これらは目を大きく見せる効果は高いですが、実はドライアイを引き起こしかねない危険な方法。
目の表面は涙で覆われていますが、涙は内側(眼球側)にある液層と、
それをコーティングする表面の油層で構成されています。
油層は涙の蒸発を防ぐためにあり、油層の元となる油はまぶたのふちにあるマイボーム腺から分泌されます。
アイライナーがマイボーム腺をふさいでしまうと涙の油層が部分的にはげたり、厚みが不均一になることで目のかすみや痛みを生じるドライアイを引き起こしやすくなることがわかっています。
(参考:鈴木眼科吉小路 鈴木武敏医師による日本コンタクトレンズ学会の発表)
また、繰り返し粘膜部分にアイラインを引き続けた結果、皮膚炎やまつげの脱毛に至ったケースも。
<根元からたっぷりと塗ったマスカラ>
前述のようにまぶたのふちにはマイボーム腺があるため、
根元に塗ったマスカラが落ちたり、塗る時に付着し、分泌腺をふさいでしまう恐れがあります。
根元からひじきの如くマスカラを塗りたくった女性をよく見かけますが、目への負担が心配です。
マスカラを塗る時は根元を避けるようにしましょう。
また、マスカラを落とす時にまつげを強くはさんで落とそうとすると、
まつげまで一緒に抜けてしまうことがあります。(特に落ちにくいウォータープルーフタイプは注意)
ただでさえマスカラを塗った後はまつげが弱くなり抜けやすくなっています。
私は強く引っ張らなくてもクレンジング後にまつげが何本も抜けてしまうほど弱いので、
マスカラは普段は使わないようにしています。
<アイメイクを落とす時のクレンジング>
アイメイクを落とす時、クレンジング剤を含ませたコットンやクレンジングシートで、こすってしまうことはありませんか?
まぶたの皮膚は薄いため、ゴシゴシこすることで傷付けてしまう恐れがあります。
また、傷口からクレンジング剤が入って炎症を起こしてしまう可能性も。
(オーガニックのものでも炎症を起こすことはあります)
摩擦を減らすため、拭き取るよりもメイクと馴染ませて水で流すタイプのクレンジングをおすすめします。
乾燥を招きやすいオイルよりもクリームや乳液タイプがベター。
出典:http://www.kokusen.go.jp/kiken/pdf/286dl_kiken.pdf
https://www.otsuka.co.jp/health_illness/eye/two.html
いつもは平気でも、突然化粧品で体調が悪くなることがある。
私も目の周りは敏感な方で、特にマスカラはオーガニックのものでも塗ると、目の周りが重たくなったり涙が出てくることがあります。
クレンジングオイルでアイメイクを落とす時にオイルが目に入り(目をつぶっていても)、
染みて痛くなったり、目が腫れて涙が止まらなくなったことも。
また、目以外にも顔全体に化粧下地とパウダーを塗った時、目の奥が重くなり頭痛がし、
さらには右目の焦点が合わなくなったことがありました。
急いでメイクを落としたらすぐに症状が治まりましたが、
それ以来メイクをする時には気分が悪くなったら、落とせるよう時間に余裕を持って行うように。
いつも使っているオーガニックの化粧品でそんな症状が出るなんて驚きでした。
このように同じ人が同じ化粧品を使っても体調などにより反応が違うことがあるので、
オーガニックの化粧品でも、使い慣れている化粧品でも気分が悪くなることがある
ということを覚えておきましょう。
メイクで心も体も健康に!
化粧品は嗜好品、メイクは一種の贅沢と思われがちですが、実は健康維持にも非常に役立つものなのです。
心身の健康維持にも用いられる「化粧療法」とは?
みなさんは化粧療法というものをご存じですか?
これは、高齢者や病気・怪我で療養中の方が、
化粧をすることでQOL(Quality Of Life、生活の質)を向上させることを目的としたもの。
メイクをしてもらうことでも精神的に良い影響がありますが、
自分でメイクすることで筋力アップや脳の活性化にもつながるのです。
<化粧療法の効果>
・外見をきれいにすることで気持ちを明るくする・アザや傷を化粧でカバーすることでコンプレックスを解消
・化粧をする時の動作で筋力アップ
・唾液分泌の促進、嚥下機能の向上
・発語機能の向上
・脳を活性化し、認知症を予防
その他にも免疫力アップなどの効果も期待される化粧療法。
若くて健康な人にとっては何気ない動作ですが、少し体が弱っている人にとって、
化粧はリハビリ目的で使用され、その効果も素晴らしいものばかり。
以前私が執筆した98歳のパワフルなおばあちゃんに関する記事にも書きましたが、
このおばあちゃんは外出する時は自分で化粧をしますし、
つい昨年まで毎日クレンジングクリームで顔と首をマッサージしていました。
96歳くらいまで家事全般をこなしたほどの体力で、お肌は今でも私よりきれいです!
元気で長生きなのは化粧の効果もあるのだろうと思っています。
90歳を過ぎたエリザベス女王があれだけお元気なのも、いつもキレイ
にしているからかもしれませんね。
現在健康上の問題を抱えていない人でも、
普段の化粧の習慣が、将来の認知症予防や体力強化につながるので、是非続けていってくださいね。
出典:http://m-therapy.jp
https://www.shiseido.co.jp/lifequality/effect/
女性にとってたしなみであり、楽しみでもあるメイク。
メイクをするのは社会人のマナーだとか言われることもありますが、
それ以上に自分の顔を飾るのって女性にとっては楽しいひとときですよね。
見た目を整えると気分までウキウキ。
ちなみに私はすっぴんとフルメイク後の顔が別人なんですが、
大学時代に資生堂のベテラン美容部員さん(キャリア25年)の目を欺いたことがあります。
ドラッグストアでアルバイトをしていたのですが、
毎回すっぴんで出勤していた私が、ある日たまたまフルメイクで現れたところ、しばらく気付かれませんでした・・・!
鳥居みゆきさんのものまねメイクをして撮った写真を見せたら50人以上が本人だと思い込み、
「実は私です」と種明かししても信じてもらえないこともありました(笑)。
注意するポイントを押さえて楽しくメイクしよう。
普段はメイクをしない私ですが、ここぞという時のメイクは心が踊ります。
自分の顔を変えるプロセスを楽しみ、「化粧うまいね!」と褒められた日にはニンマリし。
楽しくて心身の健康にもつながることだからこそ、今回ご紹介したようなポイントに注意していきたいですね。
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