あなたは大丈夫?脂質制限が引き起こす、怖い細胞の崩壊
こんにちは。身体の調律師 神戸貴子です。
細胞の振動数を整えることで体質改善を指導しています。
最近一段と寒くなってきましたね。
冬になるにつれて、忘年会やお正月、バレンタインなどなど、
食べる機会が多くなり、体重がきになってきますよね。
みなさん、寒くて動くのが億劫になり、
一番手取り早い食事制限に走る人が多いのではないでしょうか?
そして、油は太るといった固定概念から、油を制限してしまいがち。
ですが、この油は、私たちの体が円滑に機能するのに、欠かせない栄養素。
肩こりや、冷え、うつなどの症状を感じたら、それは体からのSOS。
ただでさえ、冬で気分が落ちているのに、
輪をかけるように、冷えやうつなどで悩むのは避けたいですよね?
脂肪が大切な理由
脂肪酸が不足すると…?
脳を育て、アレルギー、喘息、湿疹、感染を防ぐと言った働きもある脂肪酸。不足すると、鬱や多動、自閉症、記憶障害などを引き起こす可能性があります。
神経伝達や細胞分裂スピードに関係するとっても大切な必須脂肪酸が、
現代人の食環境が変わってしまったことで、
バランスを乱し、様々な疾患の原因にもなっています。
私たちは、「痛い」とか「痒い」とか、
何か自分にとって不都合な症状が出れば、
すぐに気づいて、ケアをしますよね。
しかし、必須脂肪酸のバランスの乱れで起きる症状に関しては、
残念ながら、細胞からSOSが出るまで気づきにくいのです。
さらに、
悩んでいる症状と、脂肪酸不足とを結び付けられないと、
安易に薬などに頼ってしまい、悪循環に…。
脂肪酸と細胞膜
私たちの体は、約60兆個もの細胞で成り立っています。その細胞は一つ一つが、細胞膜という膜に覆われて守られています。
この細胞膜を構成しているのが、脂肪なんです。
細胞膜の重要な働き
細胞膜の働きは主に4つ*細胞を外部から守る
*細胞内の環境を一定に保つ
*隣接する細胞と情報交換を行う
*細胞内にタンパク質を貯蔵・濃縮、細胞内への輸送
細胞膜がなければ、細胞は機能することはできません。
機能しない。それはつなわち、死を意味します
つまり、細胞を適切に機能させるために、細胞膜は非常に重要な役割を担っているのです。
細胞膜を構成している脂肪酸オメガ3とオメガ6
いまだかつてないほど健康ブームだな~と感じているのですが、最近は、一般の方でも、テレビや雑誌の影響もあり、
オメガ3、オメガ6と言われる言葉を知っている方も多いかと思います。
オメガ3と、オメガ6のバランスは、1:4の比率が良いと言われています。
細胞膜を下のグラスのようにイメージしてみてください。
オレンジが細胞としたら、オレンジの周りがオメガ3とオメガ6。
細胞膜を柔らかくするオメガ3と、
細胞膜を固くするオメガ6。
ゼラチンをイメージするとわかりやすいかもしれません。
ゼラチン:オメガ6
水:オメガ3
ゼラチンが多ければ、硬いゼリーに、
水が多ければ、固まりませんよね?
どちらが良くてどちらが悪いとかの問題ではなく、
バランスが大事。
オメガ3は、脳を構成する主要な脂肪
脳を構成する主要な脂肪はオメガ3です。そのうち97%がDHA と呼ばれるオメガ3脂肪酸が占めています。
特に子供の脳は日々成長しており、
DHAは脳の健康および正常な脳の発達と機能に重要な栄養素であると認識されているのです。
現代人に不足しがちなオメガ3
オメガ3が含まれている食品は、イワシや秋刀魚などの青魚、亜麻仁油、えごま油など
欧米の食生活に慣れ親しんでしまった、現代の食生活では、オメガ3不足。
積極的に、オメガ3を摂取しましょう。
オメガ3を摂取するには、何を食べたら良いの?
秋刀魚やサバなど、背の青い魚。
DHAやEPAと言われる成分を多く含み、成長期の子供達には積極的に食べて欲しい秋の味覚。
ただし、アレルギーが出やすい食材でもあるので、まだ内臓器官が未発達な赤ちゃんには気を付けてください。
だいたい9ヶ月~1年2ヶ月頃になると食べても大丈夫になっていきます。
そのほか、亜麻仁油やえごま油、ヘンプシードオイルなどもフレッシュなままで食べてくださいね。
しかしどんな食材でも良いというわけではありません。
過去に、IN YOU で投稿したオメガ3=体にいいとは限らない! オメガ3系脂肪酸を摂っているのに効果を感じない人に知って欲しい劣化したオメガ3の真実。
こちらも合わせてご覧ください。
動物性食品からオメガ3を摂るときに気をつけてほしいポイント
日本人は、テレビなどの番組で○○が良いですよ。
というと、スーパーから食材が無くなる事が多々あります。
「青魚が身体に良いよ!」「オメガ3がたくさん必要だよ!」
と、聞くと、そればかり食べる方がいらっしゃいますが、
いくら脳に良い脂肪分と言えども、動物性タンパク質は、食べ過ぎると消化器官に負担もかかります。
ですので、消化器官への負担を減らすために、一緒にたべて欲しいアイテムがあります。
大根と柑橘類です。
大根の酵素と柑橘類の酸味が動物性タンパク質の消化を助け、
動物性の分解を促し、毒性を中和してくれます。
秋刀魚定食を頼むと、大根おろしやレモンなどが添えられて出てくるのは、
それを一緒に食べる事によって、消化を助け、効率よく代謝することが出来るようになるという、
昔ながらの日本人の知恵。
昔の人はかしこですね。
普段何気なく焼き魚にも、大根おろしやレモンなど柑橘類が添えられているのには
ちゃんと意味があると知れば、大根おろすのが面倒とか言えなくなりますね。
ちょっとした一手間のことを、「料理は愛情!」と言うのかもしれませんね。
魚介類、海藻など、海のものを選ぶときに気を付けて欲しいのは、それがどこで採れたか?
残念ながら、今の日本の海は、子供たちの安全を考えると、
被爆対策をしっかり考えて、安全なものを探して、子供たちへ食べさせてあげる必要があると私は思っています。
安全な天然魚、もしくは天然養殖の信頼できる青魚を選んで脳の活性化にお役立てください。
せっかくの食材を有効に働いてもらうには、その働きを邪魔する食材を避けることも大切。
脳の働きを阻害し、アレルギーやボケの原因になる食材を知ろう
①精製食品
小麦製品、精製白砂糖、遺伝子操作された果物、ブドウ糖果糖液など
白く加工されたものや遺伝子組換えが原料となっているもの
精製食品にはカロリーしかありません。食後急激に血糖値をあげ、同様に血糖値は急降下。
この急上昇・急降下が脳からのホルモン分泌を阻害。鬱病に繋がる可能性があります。
②トランス脂肪酸
マーガリン、ショートニング、ファットスプレツト、植物油脂など
トランス脂肪酸は、細胞膜に隙間を作ったり、オメガ3を吸収する働きを阻害します。
③アルミニウム
アルミホイル、アルミ鍋、アルミ缶、ベーキングパウダーなど
アルミニウムの摂取が一定量を越えると、脳に影響を及ぼすことがわかっております。
以前は、アルツハイマーの原因なのではないかと疑われていました。
現在は関係ないと言われています。
こういった、人工的に加工された食品は、私たちの体内で代謝されずに蓄積し、
体内で酸化したり、細胞を破壊したり、私たちの体の機能に悪影響を及ぼします。
私たちは便利な世の中に暮らし、お金さえ払えば、
食べたいものを食べたい時に、食べたいだけ食べられることで、
「食べることは、命を繋ぐために命をいただくこと」ということを忘れ、
「食べることは思考、嗜好を満たすこと」になってしまい、
様々な不定愁訴を訴え、二人に一人がガンになる世の中になってしまいました。
昔からあるおばあちゃんの知恵を引き継いでいくことが、
これから未来を担う子供達へ出来る大人としての役割だと思っています。
不自然なF1種の野菜や果物、死んだ食材(コンビニやインスタント食など)を極力避け、
手料理で次の世代に引き継いでもらえましたら嬉しいです。
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