親子でデジタルデトックスの始め方。ゲームもスマホも敵わない!現役ママが教える「アナログゲーム」をお勧めする4つのわけ。
今や赤ちゃん向けアプリも登場する時代。
スマートフォン(以下スマホ)やタブレット、携帯ゲーム機といったデジタルデバイスは私たち大人はもとより、
子どもたちにとっても日常生活に欠かすことのできないものとして定着して来ています。
働きながらの家事の合間にちょっとだけ・・・とスマホに子どもの相手をお願いしてしまう。
公共の施設で静かにしてもらうためにスマホを渡してしまう。
そんな光景や話、思い当たりませんか?
でもそのスマホ、本当にそんなに魅力的ですか?
「何となく長時間利用は良くない」と思いながらもついつい子どもにも渡してしまうスマホ等のデジタルデバイス。子どもへの影響を心配されるパパ・ママも多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
実際にスマホが与える影響について見ていきましょう。
スマホの照明=ブルーライトの体への影響
スマホの照明に使われているLEDが発する光の中の特定の波長の光をブルーライトと呼びます。
このブルーライトについて具体的に知っていますか?
ブルーライトカットフィルムやブルーライトカット眼鏡等をすでに取り入れているご家庭も多いとは思いますが、
改めて「ブルーライトって何がどうよくないの?」か確認しておきましょう。
ブルーライトは紫外線に似ています
ブルーライトの波長は紫外線に似ているため、寝る前にスマホを見る=太陽の光を浴びている、と脳が勘違いをしてしまい、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制してしまいます。
これにより、体内時計のリズムが乱れる恐れがあるため就寝前のスマホの利用は睡眠に悪影響を及ぼすと考えられます。
下記の厚生労働省の資料にも、就寝前の光の刺激についての記述がありますので、参考になさってください。
1日の覚醒と睡眠のタイミングを司っている体内時計は、起床直後の太陽の光を手がかりにリセットし、1日の時を刻んでいます。
光による朝のリセットが毎朝起床直後に行われないと、その夜に寝つくことのできる時刻が少しずつ遅れます。
起床時刻が遅くなることで 夜型化してしまう原因は、朝、暗いままの寝室で長い時間を過ごすことで、起床直後の太陽光による体内時計のリセットがうまく行えないことにあります。このリセットが行えないために、夜の睡眠の準備が遅れ、さらに朝寝坊の傾向を助長してしまうのです。
また、若年世代では、夜更かしが頻繁に行われることで、体内時計がずれ、睡眠時間帯の不規則化や夜型化を招く可能性があります。
寝床に入ってから携帯電話、メールやゲームなどに熱中すると、目が覚めてしまい、
さらに、就床後に、長時間、光の刺激が入ることで覚醒を助長することになるとともに、そもそも、夜更かしの原因になるので、注意が必要です。
厚生労働省 健康づくりのための睡眠指針2014より抜粋
ママやパパのながらスマホ=子どもの情緒の形成の妨げに
授乳中にママがスマホを見ていたり、ベビーカーでお散歩中のパパがスマホを見ていたり、
直接子どもがスマホを利用していなくても、大人のスマホの利用方法も、子どもへ影響があるのはご存知でしょうか?
赤ちゃんはパパやママの表情・声色・手の感触から情緒を獲得していきます
新生児のうちは授乳は日に何度となくあり、赤ちゃんもおっぱいに夢中だからと、ついついながらスマホをしてしまいませんか?また、ベビーカーでのお散歩中も、気持ちよくベビーカーに乗っている我が子に安心して、ついついスマホをチェックしてしまう。
実はその行為、赤ちゃんとの貴重なスキンシップ・コミュニケーションの時間を奪っています。
赤ちゃんは、パパやママの顔をじっくりと見て真似をすることで表情を獲得していきます。
また、様々な表情を見せてあげることは、脳の前頭前野(記憶や学習と深く関係している箇所)を鍛えることにも繋がると言われています。
お散歩中の声かけも効果的です。
まだ話せない新生児でも、パパ・ママの声はちゃんと聞こえています。
「言葉のシャワーを浴びせましょう」と聞くことがありますが、まだ話せない赤ちゃんにも積極的に声かけをすることで、
赤ちゃんが言葉を真似する準備の一助になっています。
また、手の感触は何よりも刺激になります。
優しく手を握ってあげる、お腹を撫でてあげるだけでも「愛情ホルモン」と言われるオキシトシンが分泌され親子の絆をより深めてくれるのです。
それらを形成する絶好のチャンスである授乳中やお散歩の途中に無言でスマホをいじるのは、もったいないと思いませんか?
以下日本小児科医会が発行した「スマホに子守をさせないで」ポスターの一文も、参考にしてみてください。
●赤ちゃんに話しかけましょう
授乳中は、テレビなども消し、ゆったりとした気分で赤ちゃんと向き合いましょう。
「アーアー」「ウーウー」などの声を出したときには出来るだけ応え、相手をしてあげましょう。
意味のある単語は1歳半頃に出るようになります。それまでは、赤ちゃんは「言葉の貯金」をしているのです。
言葉が話せない赤ちゃんにも、積極的に話しかけることが、言葉の発達にはとても大事。
そのためにも、特に2歳までは子どもにテレビやDVD、スマホ、タブレットなどを見せることは控えることをおすすめします。
日本小児科医会「スマホに子守をさせないで」ポスターより抜粋
上記以外にも視力の低下や学力の低下などが危惧されるスマホ等のデジタルデバイス。
今更取り上げるのは難しいならば「もっと魅力的なアイテム」で過ごす時間を増やして見るのはどうでしょうか?
現役ママが教えるアナログゲームの魅力4つ!
実は忙しい子育て世代にこそ、アナログゲームはお勧めです
アナログゲームと聞いて思い浮かべるものと言ったら、トランプ・ウノ・人生ゲームあたりでしょうか。
実は世界では毎年1000タイトル以上のアナログゲームが発売され、楽しまれているのです。
そのアナログゲームがスマホに勝る魅力4つをお伝えします。
①相手がいないと出来ない
スマホや携帯ゲーム機と違い、当たり前ですがアナログゲームは一部を覗いて「対戦相手」がいないと出来ません。
また、ゲーム機と違って対戦相手が拗ねたり、飽きてしまってはゲームが続けられません。
ゲームをやろう!と持ちかけて相手もやりたくなるようにするプレゼンテーション・相手と盛り上がるコミュニケーション能力が培われます。
②実はお手軽!1分で勝負がつくものも!
トランプなどを始めると「一緒にやらないといけないし、時間がかかってしょうがない」と、忙しい親御さんはついつい敬遠してしまうアナログゲーム。
実は小さなお子さん(2歳くらいから)でも大人に勝てて、しかも1分で勝敗がついてスッキリと盛り上がれるタイトルも多く存在します!
実際、子どもが得意とする短期的な記憶力を発揮するゲームでは、
大人が本気を出しても子どもに敵わない時もあり、それが嬉しくて子どもたちは大盛り上がり。
たった数回のゲームで満足してくれることが多くあります。
③相手の表情や声色を見て遊ぶようになる
アナログゲームで近年有名なものに「人狼ゲーム」というカードゲームがあります。
これは、一つの村に狼が紛れ込んでいて、夜のうちに村人を食べてしまうので、村人に化けた狼を探し当てるゲームです。
このように騙しあいをするゲームが多いのも、アナログゲームの特徴です。
相手の嘘を見抜くために、僅かな表情の変化・声色の違いを見抜こうと必死で顔を覗き込みます。
④楽しく遊ぶだけで親子でデジタルデトックス出来ている
普段忙しいパパとママが一緒に目の前で大盛り上がりしてくれる。
それだけで子どもの心がみるみる満たされていくのを度々目にします。
そうした経験は「またやりたい!」に繋がり、結果的にデジタルデバイスから程よく距離を置く、デジタルデトックスになるのではないでしょうか。
「アナログゲーム お勧め」と検索して見てください。
トランプやウノしか知らなかったのが不思議なほど、魅力的なタイトルがきっと見つかります。
もちろんアナログならあえて買わなくともクレヨンと紙さえあれば、手作りでゲームを作ることもできますよ。
小さなお子さんから楽しめるDOBBLE(フランスのゲーム)、キャプテン・リノ(ドイツのゲーム)等
スマホとの大きな違いは「目の前に人がいるか、画面があるか」。
スマホでいくら知育アプリを与えたとしても、それを「すごいね!」「素敵だね」と声をかけてくれる人がいなければ、
子どもの情緒は育ちません。
我が子の前に「大好きなパパ・ママがいる」光景か
「スマホの画面」がある光景か。
貴方なら、どちらを我が子に与えますか?
是非各家庭のご事情に合わせたデジタルデバイスとの距離感をとってみてくださいね。
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