不眠や倦怠感、乾燥や冷えのお悩みを
香りの力で改善！
秋の健康作りにおすすめの症状別アロマオイル12選

暑さがだんだんとおさまり、日が短くなっていく秋はセンチメンタルになりやすい季節です。
気分が落ち込む、よく眠れない、疲れを感じやすいという方も多いのではないでしょうか。

なんとなく感じる心身の不調を整え、自分をケアするためにアロマオイルはぴったりのアイテムです。
五感の中でも嗅覚は直接脳に届くことがわかっており、アロマオイルの香りの情報は、
すぐにあなたの体を整える働きをしてくれます。


私はこれまでにセラピストとしてアロマ（香り）を使ったケアもしておりました。
汗をかきやすい夏から過ごしやすい秋に変わると、オイルを使ったケアをするお客様も大変多くなります。
また香りによるケアをすることで気持ちがほぐれてぐっすりと眠れるようになる方もいらっしゃいました。
皆さんもご存知の通り、上質な睡眠を取ることは、健康のために最も大切なことの一つです。

この記事では秋に感じやすい不調に合わせたおすすめのアロマオイルをご紹介します。
身体を癒す効果が高いアロマオイルを取り入れて、気持ちよく過ごすためのサポートをしてもらいましょう。
ぜひ、効果的なケアを日々行うための参考にしてみてください。

「肺の季節」と呼ぶことができる秋

東洋医学では季節に沿った生活をすることが、イキイキと健康的に生きるために
大切な健康法だと考えられています。
そして、月のリズムや陰陽五行を元に考えられた四季の過ごし方は、
日本でも古くから採用されてきました。

例えば日本では1872年まで太陰暦（太陰太陽暦）が採用されており、
月の満ち欠けに沿った、日々のリズムに従って暮らしていました。
1500年間以上使用されていた、この旧暦の風習は今も残っており、
すぐに思いつくのは節分などの行事かと思います。

日本の季節は、四季それぞれをさらに細かく六つに分けて、
二十四節気（にじゅうしせっき）としています。

そして秋にあたる8月7日〜11月6日ごろは、
立秋（りっしゅう）・処暑（しょしょ）・白露（はくろ）・
秋分（しゅうぶん）・寒露（かんろ）・霜降（しもふり）に分けられます。

そして日本の季節を分ける際の基本となっている「陰陽五行」の考え方によれば、
秋は「肺の季節」と呼ばれています。

そのため、秋は肺を強くするための食材を食べたり、
過ごし方をすることでより豊かに暮らすことができるといわれているのです。

そして、この季節はまた、胸を開いて、しっかりと深呼吸をすることが推奨されています。

東洋医学でいわれる「養生」の基本は予防の考え方に近いものですが、
季節にあった日々の過ごし方（養生）をすることで次の季節も過ごしやすくなるとされています。
もしも毎年冬になると風邪をひく、のどや鼻が乾燥しやすいなどという方は
秋の養生が足りていないかもしれません。

秋は気候がとても過ごしやすく、養生をはじめるにはうってつけ。
厳しい冬を快適で健康的に暮らすためのケアを積極的に取り入れると良いでしょう。

不眠、倦怠感、乾燥、冷え、気持ちの落ち込み…
秋の不調対策にアロマがおすすめな理由

先ほど述べたように、秋は「肺の季節」です。
たっぷりと深呼吸をして、体内の空気を循環させることが健康作りには重要です。

この呼吸を意識しながら過ごすのに、アロマはとても役立ちます。

そんなアロマの主な取り入れ方には、次のようなものがあります。

• エッセンシャルオイル（精油）を入れたディフューザーを使用する
• エッセンシャルオイル（精油）をハンカチやマスクにつける
• 入浴の際に、エッセンシャルオイル（精油）お湯に2〜3滴垂らす
• アロマオイルを使ったマッサージを受ける

いずれの場合も、エッセンシャルオイル（精油）を直接肌につけないように注意が必要ですが、
香りを嗅ぐということが最も大切なポイントです。

当たり前のことですが、香りを嗅ぐということは、すなわち、呼吸をしているということです。
もしそれが好きな香りであれば、自然と呼吸も深まることでしょう。

アロマとともに秋の心地よい空気を十分に吸えば、
心身がスッキリとリフレッシュ。

秋は気分の落ち込みやなんとなくだるいなど、
「病院にかかるほどでもない」小さな不調を抱えがちですが、
良い香りに包まれると、そんな症状を緩和することにも繋がります。

そしてアロマの香りの情報は、鼻の穴から入り鼻腔を通って脳の「視床下部」に伝わります。

視床下部は「体内の環境を一定に保つための働き」に関わっており、
自律神経系や内分泌系、免疫系などのバランス調節を行うところです。
心地よい香りを嗅ぐことで視床下部の機能を整え、それが心身のバランスを整えることにつながります。

秋に出やすい体の不調に
おすすめのアロマオイル12選

アロマオイルにはたくさんの種類があります。

オイル選びで一番大切なのは、自分がそのアロマ（香り）を心地よく思うかどうか、という点です。

ここからは秋を代表する不調それぞれについてどのアロマオイルが望ましいかをご紹介しますから、
役立ちそうなものを選び、自分好みのアロマオイルと出会うための参考にしてみてください。

秋の不眠におすすめの、4つのアロマオイル

秋は感傷的になりやすい季節です。
夜眠る前にあれこれと余計なことを考えてしまって、なかなか寝つけない方も多いでしょう。

そんな方には①「ラベンダー」や②「スウィートオレンジ」のアロマがおすすめです。
どちらも心を落ち着かせて、リラックスを促してくれる効果があります。
さらに③「ジャスミン」は心を元気にしてくれる香りで、不安な気持ちを取り除く手助けをしてくれます。

また、木から抽出したアロマオイルは全般的に安心感をもたらしてくれるものが多いです。
国内にも日本らしいアロマオイルが多く作られており、中でも日本人にとって馴染みのある
④「スギ」のアロマオイルは高い誘眠効果を持つ成分が含まれていることもわかっています。

秋の疲労や倦怠感におすすめの、３つのアロマオイル

なんとなくだるいといった倦怠感には①「ローズマリー」や②「レモングラス」がおすすめです。

ローズマリーは頭の働きをクリアにし、全身の血行促進にも役立ちます。
レモングラスは爽やかな香りで、気持ちを切り替え、心を軽くしてくれるでしょう。

③「ジュニパーベリー」は爽やかでフルーティな香りが特徴的です。
浄化効果の高い香りで、心をクリアな状態にしてくれます。
身体を温めてくれる成分が入っており、心身をともに活性化してくれるアロマです。

秋の喉や鼻の奥の乾燥におすすめの、3つのアロマオイル

秋は徐々に空気中の水分が減り、鼻の奥や喉が乾く人も多いかもしれません。

①「フランキンセンス」は呼吸器全般に効果があり、
②「ユーカリ」は抗菌作用、抗ウイルス作用がある香りです。
どちらも乾燥予防、風邪予防にぴったりの香りになります。

あまり知られていないアロマでは③「ラベンサラ」もこの時期にはぴったりです。
スッとしたハーブのような印象の香りで、免疫力を高める働きをしてくれます。
もしも機会があれば試してみてください。

秋の冷えにおすすめの、2つのアロマオイル

秋の前半は残暑のためにまだエアコンを使いますし、後半になると冬にむけて気温が下がるため冷えやすい時期です。

冷えを根本から予防するための血行促進作用があるオイルとして代表的なのが①「ブラックペッパー」です。
心にエネルギーを与え、身体を元気にさせてくれます。

冷え対策でよく名前が挙げられる②「ジンジャー」もアロマオイルとしてもその力を発揮してくれます。
消化器や循環器系に働きかけることによって身体を温めてくれるアロマです。

 

お気に入りのアロマを取り入れて気持ちよく秋を過ごしましょう

この記事では、秋に出やすい心身の不調におすすめのアロマオイルをご紹介しました。

取り入れる際には、利用法を守李がら気軽に香りを楽しんでください。
なお妊娠中や高血圧の方はご利用になれないアロマオイルもありますから、
注意をされてくださいね。

アロマオイルは正しく使うことで、生活を豊かにしてくれるアイテムです。
最近ではとても身近になり、ディフューザーなども買いやすくなりました。

ぜひご自分のケアのに役立ててみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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