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アロマテラピーで夏を健康・快適に過ごそう!今すぐ試したくなるおすすめの使い方4選

長かった梅雨が明ければ、いよいよ夏本番ですね。

この季節になると、
体調を崩したり、皮膚トラブルが起きたりと
色々な悩みが出てくるものです。

最近は清涼感のある汗ふきシートやクールタイプの入浴剤など
様々な夏対策グッズが出ています。

手軽に使えてとっても便利なのですが、
これらの商品には合成香料や着色料など
様々な化学物質が含まれています。

一方、アロマテラピーに使用する精油や植物油には、
化学的に合成された物質は含まれません。

今回は、夏によくあるお悩みにアロマテラピーで対処する方法を、
私が実践している方法を交えながらご紹介させていただきます。

快適な夏を過ごす為に、ぜひ役立ててみて下さい。

アロマテラピーで用いられる精油とは?


まず始めに、アロマテラピーに用いられる精油について、
少しだけお話しましょう。

精油とは、植物から得られる希少な天然オイルのことで、
植物の中の特別な細胞によって作られる
芳香の高い物質を抽出したもののことを言います。
別名エッセンシャルオイルとも呼ばれます。

精油の香りを嗅ぐと、甘く心地良い香りから
ツンと鼻に抜けるようなインパクトのある香りまで、
実に色々な個性を持っていることがわかります。

精油を使う時は、”原液のまま使わないこと“が鉄則です。

ラベンダー油などのように、
比較的刺激が少ないとされる精油もありますが、
基本的には必ず植物油やアルコールで薄めて使います。

希釈の仕方は、例えば1滴の精油を使うなら5mlの植物油で薄めます。

精油を薄める植物油は、

・ホホバオイル
・ココナッツオイル
・スイートアーモンドオイル
・マカデミアナッツオイル


などがオススメです。

アロマテラピーを始める前に知っておきたい、
精油の体内への取り込まれ方と作用


精油はどのように人の体に入っていくのでしょうか?

精油の成分は、主に皮膚から吸収されます。

鼻から入った成分は脳と肺へ届く

香りを嗅ぐことにより、
精油の成分は鼻から体内に入ります。
鼻腔から取り入れられた成分は、2つの経路を辿ります。

1つは、脳の一部である大脳辺縁系に届く経路です。
そこから自律神経や内分泌系、免疫系を調節している
視床下部へと伝わります。

香りを嗅ぐと気分が高揚したり落ち着いたりするのは、
こうしたメカニズムがあるからです。

もう1つは、肺に届く経路です。
そこから血管を巡り、皮膚から吸収された時と同じように、
全身に精油の成分が運ばれます。

皮膚から入った成分は全身を巡る

皮膚からは、植物油などで薄めた精油を肌に塗ることで、
精油の成分を取り入れることが出来ます。

表皮から吸収された成分は、
更に真皮にある血管やリンパ管に入ります。

そして体内を巡り、
体のあらゆる組織に影響を与えます。

精油を使ったオイルやローションを使うと、
肩こりが楽になったり肌が綺麗になるのは、
こうしたメカニズムによるものです。

アロマテラピーで使用する精油の選び方


精油を選ぶ時は、以下のことに注意しましょう。

1、天然の精油であることを確認する

まずは、それが”植物から抽出された天然の精油である”
ということを確認しましょう。

店頭などで販売されているものの中には
合成香料を含んだポプリオイルなどもあり、
それらと間違えないようにする為です。

より安全に精油を選ぶには、
知識を持った販売員さんのいる
アロマオイルの専門店を訪ねると確実ですね。

ネットで購入する場合は、成分や原産地など、
精油の情報が詳しく記載されているサイトから
購入するようにしましょう。

2、遮光性のガラスビン入りを選ぶ

精油のビンを見て、
品質を保つことの出来る遮光性のある
ガラス製の容器に入っているかどうかを確かめます。

一度開封するとわかるような密閉タイプになっていれば、
より安心です。

その上で、品質を守る為に工夫された
使いやすい1滴ずつ落とせる内蓋付きのタイプや、
安全性を考えて工夫されたセーフティーキャップ
(一度押してから回さないと開かないようになって
いるキャップ)が使われているタイプを、
出来るだけ選ぶようにしましょう。

それでは、ここから先は、
夏のお悩み別にアロマテラピーによる対処法をご紹介していきますね。
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アロマテラピーによる食欲不振の対処法


夏になり、気温と湿度が高くなってくると、
汗をかいて体力を消耗します。

冷たい飲み物がおいしいのでつい沢山飲んでしまい、
内臓が冷えて胃腸の働きが悪くなります。

そして起こるのが、
「食欲がない」
「食事の時間になってもお腹が空かない」
といった食欲不振の症状。

適切な食事が摂れないと、
ますます体力を消耗してエネルギー不足になり、
いわゆる”夏バテ“の状態になってしまいます。

毎年この時期になると
食欲がガタッと落ちるという方は、
多いのではないでしょうか?

食欲を取り戻したい時は、
芳香浴で鼻から精油を取り入れるのが、
経験的に最も効果が高い気がしています。

脳の視床下部には食欲中枢という器官があって、
鼻から吸入した精油の成分が
最短距離でそこに届くので、
効果が早く出るからかもしれません。

芳香浴


精油を空気中に拡散させ、香りを漂わせる方法です。
鼻から香りと成分を取り入れます。

芳香浴に使われる道具は色々ありますが、
アロマポットやディフューザーなどが代表的です。

アロマポットの場合はポットに水を入れて精油を1~2滴垂らし、
下からキャンドルで温めます。

ディフューザーの場合は
器械に精油をセットしてスイッチを入れます。

ティッシュやコットンに精油を1滴落として香りを嗅ぐ、
吸入法と呼ばれる方法も、
広義の意味ではこの芳香浴に含まれます。

食欲不振で辛い時に助けてくれる
頼もしい精油はこちら。

・スイートオレンジ
・グレープフルーツ
・ベルガモット
・レモン
・コリアンダー
・ペパーミント


コリアンダーとペパーミント以外は
ほとんどが柑橘系の精油ですが、
柑橘系の香りは食欲を増進する効果があると言われ、
その中でも特に消化器系の調子を整えるとされる
スイートオレンジはオススメです。

よりスッキリ感が欲しいという方は、
グレープフルーツやペパーミントが良いですね。

料理にハーブやスパイスを活用する


食欲の落ちる盛夏の間は、
食事にハーブやスパイスをプラスすることをオススメします。

味覚・嗅覚・視覚をまとめて刺激してくれるので、
効果的な食欲アップが図れますよ。

私の自己流レシピなのですが、
お腹も気持ちもスッキリするので、
ちょっとだけ紹介させていただきますね。


ボウル1杯のキャベツの千切りに、
塩小さじ1とキャラウェイシード大さじ1をまぶし、
よく混ぜた後しばらく置いて、
お皿に盛り付ける時にミントの葉っぱを散らします。

置く時間はお好みで…。

キャベツのシャキシャキ感が欲しい方は5分程度、
しんなり味を馴染ませた方がお好みの方は
30分くらい置くと良いでしょう。

常温でもOKですが、冷蔵庫で冷やし置くと
更に美味しく食べられます。

キャラウェイシードは別名ヒメウイキョウとも呼ばれ、
ドイツのザワークラウトによく使われるスパイスのひとつです。

キャラウェイシードには消化を促進する作用があると言われますので、
胃腸の弱った夏にピッタリです。

ザワークラウトは数日漬け込んで発酵させ、
乳酸が出来るので酸味がありますが、
これはその浅漬けバージョンとでも言えるでしょうか。

キャラウェイシードはちょっと癖があるので
好き嫌いが分かれるかもしれませんが、
代わりにクミンを使うのもカレー風味になり、
こちらもおすすめです。

いかにも単純で簡単なサラダですが、
暑い日にはとっても爽やかな気分で美味しく食べられます。

お肉料理の付け合わせにもよく合います。
もちろんミントの葉もいただきますよ!

アロマテラピーによるだるさへの対処法


上記の食欲不振による栄養の不足から来るものもありますが、
汗をかいて体力を消耗することから来る体のだるさや、
夜の寝苦しさによる睡眠不足などから来るモヤモヤしただるさも、
夏になるとよく悩まされる症状ですよね。

体のだるさには入浴法

体のだるさを取るには、
精油の成分を全身に行き渡らせる入浴がオススメです。

鼻と皮膚から香りと成分を取り入れます。
血液循環が促されるので、
クーラーや扇風機によって起こる冷え性にも効果的です。

【入浴方法】

浴槽にお湯を張り、
精油を植物油で薄めて(精油1滴に植物油5ml)入れ、
よくかき混ぜます。

混ざったら湯船に体を浸し、
芳香を吸い込みつつゆっくり入浴します。

血液循環を高め、疲れを取る為には15~20分の入浴がオススメです。

例:
◆ラベンダー 3滴
◆ジャーマンカモミール 3滴
◆植物油 30ml
で希釈して浴槽に入れ、よくかき混ぜる

【体のだるさに効果が期待出来る精油一覧】

・ラベンダー
・ジャーマンカモミール
・ゼラニウム
・パイン
・マージョラム
・ローズマリー
・サイプレス

これらをお好みで組み合わせて使うのも楽しいですよ。

※バスタブに入れる精油は、幾つかの種類を組み合わせる場合でも
合計で6滴を越えないようにしましょう。
精油を入れすぎると香りが強すぎて気分が悪くなったり、
作用が強く出てしまったりする恐れがあるので注意が必要です。


※入浴に用いる際でも、精油は植物油で薄めて使いましょう。
私自身は直接精油を入れよくかき混ぜて入っても
トラブルを感じたことはありませんが、
皮膚や体質が敏感で精油の作用を強く感じる方も
いらっしゃると思いますので、出来るだけ精油1滴につき
植物油5mlで薄めてから浴槽に入れる方法をオススメします。

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睡眠不足でモヤモヤするだるさには吸入法

夜、暑くて寝苦しいと質の良い睡眠が取れず、
夏は睡眠不足になりがちです。

何だか頭がモヤモヤする…、
今すぐシャキッとしたい!
という時には、ティッシュに精油を含ませて
吸入するのがオススメです。

仕事中に睡眠不足でキツイなあ…と感じた時などにも、
効果的な方法です。

ティッシュに1滴落として吸入するだけなので、
職場でもサッと手軽に出来ますよね。

【睡眠不足のモヤモヤにオススメの精油一覧】

・ペパーミント
・ハッカ
・ティーツリー
・ライム
・レモン
・ペパーミント
・ジュニパー
・ユーカリ
・ローズマリー

個人的には、ハッカとユーカリの香りはインパクトがありますので、
強烈な眠気覚まし効果があるように感じます。

他にもペパーミントやローズマリーなども
パッと目が醒めるのでオススメです。

特に、ローズマリーには記憶力を高める効果があると言われていますので、
仕事の能率アップに役立てることが出来そうです。

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アロマテラピーによる汗・ベタつき・ニオイの対処法


日本の夏の高温多湿の気候は非常に過ごしにくいものです。

じっとしていても毛穴の中から汗がにじみ出てくるような厳しい暑さには、
スッキリとした香りの精油や抗菌作用があると言われる精油がオススメです。

汗・ベタつき防止にはお風呂にハッカ油を

汗を流し、ベタつきを取るには、
お風呂に入って爽やかになるのが一番ですよね。

ついシャワーで済ませてしまいがちですが、
入浴して血行を良くすることが
体のだるさを取ることにも繋がりますので、
夏でもきちんと湯船に浸かることは大切です。

そこで、湯上がりもスーっと爽やかでいられる
とっておきの方法をお教えします。

それは、ハッカ油をバスタブに入れることです。

ハッカ油はメントールを多量に含み、
お湯に入れると温かいのに冷んやりするという、
面白い感覚を味わえます。

その冷涼感はお風呂から出てもしばらく続くので、
夏の湯上がりに汗だくになって
せっかくお風呂に入ったのが台無し…
といったことになるのを防いでくれるのです。

やり方はとても簡単。

ハッカ油を5、6滴(お好みで増減)、
30mlの植物油で薄めてややぬるめの湯船(38~40℃が目安)に入れます。

良くかき混ぜてから入浴します。

※よく混ざっていないと、ハッカ油の濃度にムラが出来てしまって、
濃いところに触れた部分だけ冷たく感じてしまうのでご注意下さい。


ハッカ油の香りが苦手…という方は、
ラベンダー油を組み合わせるとハッカのキツさがまろやかになり、
香りが良くなります。

ラベンダー油には制菌作用と皮脂分泌のバランスを取る作用があるので、
効果がよりアップします。

この時も、合計6滴を越えないように気をつけて下さいね。

ニオイ対策に使えるデオドラントスプレー


自分の汗のニオイや部屋のニオイ、
夏場は特に気になる足のニオイには、
手作りのデオドラントスプレーがオススメです。

デオドラントスプレーは、
無水エタノールを使って抗菌作用と冷んやり感をアップします。

【汗のニオイ・部屋のニオイに】
サイプレス油 4滴
レモン油 2滴
無水エタノール 5ml
精製水 25ml

これで30mlの持ち歩きしやすいサイズのデオドラントスプレーが出来ます。
朝お出かけの前や、気になる時に脇の下などにサッとスプレーすると、
ニオイの元になる細菌の繁殖を抑え、
べたつきやすい肌をスッキリとさわやかに整えてくれます。

【足のニオイに】
サイプレス油 4滴
ペパーミント油 3滴
ラベンダー油 3滴
無水エタノール5ml
精製水 45ml

50mlのデオドラントスプレーが出来ます。
気になった時いつでも足にスプレーしましょう。

サイプレス油には鬱血を取る効果があると言われ、
足のだるさによく効きます。

さわやかな香りのスプレーは、
ストッキングや靴下の上からでも使えるので、
歩き疲れた時などに足にかけるとすごくスッキリしますよ。

スプレーは、各成分がきちんと混合されるように、
よく振って混ぜて下さいね。

また、今年は新型コロナウイルス対策で、
真夏でも長時間マスクをつけなければならない事もあるかと思います。

マスクをつけると、衣服をもう1枚羽織っているのと同じくらい
体感的な暑さが増すそうです。

冬場はいいですが、夏には辛いことこの上ないですよね。

そこで、スッキリひんやりする精油スプレーを
マスクの内側に一拭きするのもオススメです。

冷涼感はハッカ油が一番ですが、
香りが苦手という方は、リフレッシュ効果と共に
デオドラント効果も期待出来る
ペパーミントやラベンダーもオススメです。

【ニオイ対策にオススメの精油一覧】

・ハッカ
・サイプレス
・ペパーミント
・レモン
・ティートリー
・ラベンダー

アロマテラピーによる皮膚のトラブルへの対処法


あせも・汗かぶれ・頭皮湿疹・水虫・虫刺されなど、
夏は皮膚トラブルの悩みが増えますよね。

赤く炎症を起こしたり、強い痒みの為に搔き壊して
感染症の原因になってしまったり…。

アロマテラピーを活用することで、
様々な皮膚のトラブルを軽減することが出来ます。

虫除け対策

虫除けには、スプレーを作ったり、
リボンなどに精油を垂らして染み込ませ、
手首に結んだりする方法もあります。

お出かけする時、
可愛いリボンでオリジナルの虫除けブレスレットを作ってあげたら子供さんは喜んでくれるかもしれませんね。

【虫除けスプレーの作り方】
ユーカリ油 5滴
ラベンダー油 2滴
レモン油 3滴
無水エタノール 10ml
精製水 40ml

よく振って混合します。

【虫除けリボンの作り方】
リボンの先にレモングラス油を1滴垂らして
手首に結ぶだけ。

とても簡単ですが、効果は抜群です。

※精油が直接肌につかないように注意しましょう。
リボンの端にだけ精油をつけるのがポイントです。


【虫除けにオススメの精油一覧】

・レモングラス
・シトロネラ
・ゼラニウム

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虫に刺されたら

ラベンダー油を1滴、ティッシュペーパーかコットンに落とし、
蚊やブヨなど虫に刺された部分に塗ります。

ラベンダーには、刺された傷の痛みを取り、
痒みを抑える働きがあります。

また、抗菌作用により、刺された傷から
感染症が起こるのを防ぐことが出来ます。

掻き壊しを起こしてしまいがちな方には、特にオススメです。

※ラベンダーは、比較的刺激が穏やかで、
希釈せず原液のまま使えると言われている精油ですが、
皮膚の反応は人によって様々です。
皮膚に刺激や異常を感じた場合はすぐに使用を中止し、
洗い流すなど適切な処置を取るようにしましょう。


その他、オススメの精油は以下の通りです。
・パルマローザ
・ローズウッド
・ジャーマンカモミール

これら3種類の精油も、虫刺されの炎症を鎮めたり
刺された後の皮膚の回復を早めてくれる働きを持つ精油です。

10~15mlほどの植物油に2~3滴垂らしてよく混ぜ、
刺された部分に塗ると効果的です。
3種類組み合わせる場合は1滴ずつにしましょう。

あせも・汗かぶれへの対処


ラベンダー油 3滴
ジャーマンカモミール油 3滴
ホホバオイル 30ml

ホホバオイルは精油を希釈する植物油の中で
成分が最も人間の皮脂に近いと言われ、
その為肌への浸透性が高いオイルです。

あせもや汗かぶれで赤く炎症を起こした肌に塗ると、
スーッと馴染んで精油を運んでくれます。

炎症がひどく、痛みがある場合は
ガーゼやコットンに含ませて
湿布のように貼ると良いでしょう。

あせも・汗かぶれなど皮膚が炎症を起こしている場合に
オススメの精油を以下にご紹介します。
うっかり日焼けしてしまった時にも用いると効果的です。

・ジャーマンカモミール
・ラベンダー
・ゼラニウム

頭皮湿疹の予防にはペパーミント


頭皮湿疹は、特に夏場に多く起こります。
そんな時は頭皮の皮脂バランスや
頭皮フローラと呼ばれる常在菌叢のバランスが崩れていることが多いです。

そこで、頭皮湿疹の予防に清涼感がスゴイ、
自分で出来る頭皮マッサージをオススメします。

ホホバオイル15mlに、ペパーミント精油を1~2滴垂らしてよく混ぜ、
掌と指を使って頭皮全体によく馴染ませます。

頭皮を動かすように、
自分にとって気持ちいい強さでマッサージします。

この時こすらずに、
指で円を描くようにクルクル回すようにすると
マッサージの効果が上がります。

その後は、普段通りシャンプーとトリートメントをして完了です。
ペパーミントの清涼感で、洗い上がりが爽やかになります。

ホホバオイルには毛穴づまりを防ぐ効果があり、
ペパーミント精油には殺菌・防臭効果と共に
頭皮を柔らかくする効果があると言われています。

私達現代人は、ストレスや緊張などで日頃から
頭皮が固くなっていることが多いので、
ペパーミント油を活用して
出来るだけ頭皮を柔らかくしておきたいものです。

※頭皮にオイルが残るような感じがして気になるという方は、
シャンプーを念入りにしてよく洗い流して下さい。
又は、ホホバオイルを使わずいつものシャンプーに
ペパーミントオイルを1、2滴垂らして、
よく混ぜてシャンプーしても効果が期待出来ます。

水虫に効果的な足浴

ガンコな水虫には、精油を使った足浴が効果的です。

・ラベンダー油 1滴
・ティーツリー油 2滴

洗面器に42~45℃のお湯を入れ、
この2種類の精油を落とします。

よくかき混ぜた後、両足を10分ほど浸けておきましょう。

ラベンダー、ティーツリー共に抗真菌作用があると言われており、
水虫の原因となる真菌の増殖を抑え、
更に皮脂分泌のバランスを取り、
皮膚を清潔に保ってくれます。

症状がひどい時には2日に1回、
出来れば毎日このフットバスを行うようにすると効果的です。

続けることで菌を除去し、
新しい細胞の成長を促すことが出来ます。

妊婦さんや赤ちゃんのアロマテラピー

妊娠中のアロマテラピー

「妊娠中の使用は避ける」とされている精油は多いです。

使ってはいけない精油、注意が必要とされる精油を合わせると、
ざっと30種類以上もあります。

ですので、ここでは妊婦さんも安心して使える精油をご紹介したいと思います。

【妊娠中でも安心して使えるオススメの精油】
・グレープフルーツ
・ティートリー
・ネロリ
・ベルガモット
・ユーカリ
・ラベンダー
・レモン
・ローズウッド

特にグレープフルーツは、つわりなど
妊娠中の不快感を軽減する精油として知られており、
オススメです。

これらは一般的に妊娠中の禁忌が言われていないものです。
ですが、妊娠中は体が敏感で、通常とは体質も異なります。

その為ご自分の感覚を大切に、
不快と感じたらすぐ使用を中止するなどして調節して下さい。

特に妊娠初期(3ヶ月まで)は、心身共に非常に不安定な期間です。

この時期にはオレンジ、ベルガモット、レモンなど柑橘系の精油で、
短時間の芳香浴に留めることをオススメします。

マッサージや入浴は、
精油の成分が皮膚から血管に入って全身に回るので、
この時期は避けるようにしましょう。

乳幼児のアロマテラピー

0~3歳未満

日本アロマ環境協会(AEAJ)によるガイドラインには、
「3歳未満の乳児・幼児には、芳香浴以外は行わないようにしましょう」
とあります。

小さい赤ちゃんの時期は、
肌に精油が直接触れるマッサージや入浴は避け、
芳香浴に留めておくのが安心です。

芳香浴の場合も、低濃度で行い、
短時間の使用に留めることをオススメします。

3歳以上のアロマテラピー

3歳以上になると、
芳香浴に加えてマッサージや入浴も取り入れていくことが出来ます。

ただし、子供の皮膚は薄く、嗅覚も大人に比べて敏感なので、
精油の使用量は大人の1/10程度から始め、
多くても1/2程度とし、
子供の反応を見ながら十分注意して使用するようにしましょう。

年々過酷になる夏、アロマテラピーで快適に過ごそう!


ここ数年、毎年のように最高気温は更新され、
温度・湿度共にどんどん高くなっているような気がします。

気象庁の予報では、
今年の夏は全国的に暑く長くなるとのことです。

またあのベタベタムシムシの季節がやってくるかと思うと、
今から少し憂鬱になってしまいそうですね。

でも、逆に考えれば、
「だからこそ精油の効果をしっかり実感出来る夏になる」
とも言えるかもしれません!

日本の高温多湿の酷暑を少しでも快適に過ごす為に、
今年の夏はぜひアロマテラピーを生活に取り入れてみて下さいね。

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参考:『はじめてでもすぐできるアロマテラピー』 高野 恵子 星田 晴美 監修 三心堂出版社
『アロマテラピー精油活用ハンドブック』 佐々木 薫 著 池田書店

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