布ナプキン生活は予想以上に快適で経済的、自分の体がよくわかる！使用歴10年以上の私が全ての女性に伝えたい、布ナプキンの本当の素晴らしさ

突然ですが、生理痛、生理不順、PMS（月経前症候群）など、生理に関するお悩みはありませんか？

昔、私はひどい生理痛に悩まされ、薬を飲んでも効かないほどの痛みがあり、毎月とても苦しんでいました。

そんな私が、布ナプキンに出会ったことで、今では薬を飲まなくても痛みを感じないほどに。

それ以外にも、布ナプキンに変えたことで様々な良い影響がありました。

今回は、布ナプキン使用歴10年以上の私の体験談も交えて、布ナプキンの魅力をお伝えします。

きっとあなたも今すぐ布ナプキンに挑戦したくなりますよ！

使い捨て生理ナプキンを使うときに考えてほしい、疑われる身体への悪影響とゴミ問題

とは言え、布ナプキンはまだまだ普及していません。

買える場所も少なく、存在すら知らないという方もいるでしょう。

では、なぜ私は布ナプキンをおすすめするのでしょうか？

理由の1つとして、使い捨てナプキンによる体への悪影響と、ゴミ問題があります。

化学物質を体に取り込んでしまう「経皮毒」が気になる使い捨てナプキン

皆さんは「経皮毒」という言葉をご存じでしょうか。

これは、皮膚を通して、体の中に有害な化学物質を取り込んでしまうことを指します。

性器は最も敏感な場所と言われていて、腕の吸収率を1とした場合、性器は42倍もの吸収率となります。

そのような敏感な場所に当てている使い捨てナプキンが、何でできているかご存じですか？

一般的な使い捨てナプキンの原材料は石油系の素材で、

・ポリエステル
・ポリプロピレン
・レーヨン

などが使用されています。

さらに、製品を清潔に保つための塩素系漂白剤、内部には皮膚障害を引き起こすと言われている高分子ポリマーという吸収材も使われています。

これらの化学物質を直接性器に当てるということで、身体への悪影響が懸念されています。

経皮毒の考え方には諸説ありますが、毎回の生理のたびに、少しずつ吸収する化学物質の影響はすぐには出てこないかもしれません。

しかし、不妊や発達障害、アトピーなどが昔より増えているのは、これと無関係ではないような気がしているという方も少なくないと思います。

そうでなくても、短期的な影響として使い捨てナプキンの使用は体を冷やしますし、蒸れやかぶれなどの直接的な不快感がある方は多いですよね。

使い捨てナプキンを使用し続けると、生涯にかかる生理用品の代金はかなり大きい！

12歳から50歳までの間生理があったと仮定します。

38年の間、1か月に1回生理があったとして、生涯で456回も生理があることになります。（ただし出産経験によって、この回数は減ります。）


仮に使い捨てナプキンの金額を1つ20円として、1日平均5枚使うと仮定します。

生理が7日間続いた場合、1回の生理で700円かかることになります。

1年間で8,400円、38年間では31万9,200円にも及びます。（※）

これは単純に使い捨てナプキンだけにかかる費用です。

これに、生理用ショーツ、生理痛対策の薬やカイロなどの費用を入れるとさらに金額は大きくなります。

しかし、布ナプキンを選択すれば、初期費用こそかかるものの、洗って繰り返し使えるので、長期的に見れば使い捨てナプキンより低コストになります。

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生分解しないナプキンは自然に還らない！長期間地上に残る生理用品によるゴミ問題

先ほども述べましたが、使い捨てナプキンは石油系の素材でできています。

生分解しないため焼却処分した後にその灰を埋めても、何十年から何百年もの間、土に還ることはありません。

女性1人が一生のうちに使用する使い捨てナプキンの量は、約1万個と言われています。（※）

このような膨大な数の使い捨てナプキンのゴミが、何十年にも渡って地上に残ってしまうことに、私は抵抗を感じてしまいます。

使い捨てナプキンで女性の生理が変わった？本当に理想的な生理は4日で終わる！

日本では、まだまだ生理や性に関することをタブー視する傾向が強く、生理について正しい知識を教えられているとは言えないのが現状です。

生理について、他人と話す機会がないので、自分の生理が正常なのか異常なのかよくわからないままになっている人が多いと思います。

どんな生理が理想なのか？

まず、経血の色は明るく、サラサラの状態が理想と言われています。

レバーのような血の塊が出る方が多いようですが、これは血流が悪くなっていて正常とは言えません。


理想的な生理周期は28日前後で、出血期間は3～7日です。

しかし、最も理想的な生理日数は4日と言われています。


生理は骨盤の動きと深く関わっていて、生理2日目で骨盤が最も開いて出血量が多くなるのが自然です。

3日目に骨盤は徐々に閉じていき、4日目に骨盤が閉じて生理が終わる、というのが理想的な流れなのです。

そのため、生理が6日以上も続く人は、骨盤の開閉がスムーズにできていない可能性があります。（※）


私も生理痛がひどかったときは、ダラダラと7日以上続いていたので、骨盤の動きがスムーズではなかったのだと思います。

また、真砂ちづるの著書「昔の女性はできていた」では、かつて女性は経血コントロールができていたと言います。（※）

昔の女性は生理のときはきゅっと締め、トイレで出す、ということが自然にできていたそうです。


今のような使い捨てナプキンがなかった時代、女性は脱脂綿や布切れなどを使っていたと言います。

今の感覚で言うと、そんなものだけでは漏れてしまうと思いますよね？

ところが、きちんと骨盤底筋を使った経血コントロールができていると、それだけでも漏れることはなく、トイレでバッと出すということが可能だったようです。

「現代は、使い捨てナプキンで常に出しっぱなしの状態になり、昔はできていた経血コントロールをする力が衰えてしまった」と、この本では言及されています。


しかし、布ナプキンは使い捨てナプキンほどの吸水力はありません。

布ナプキンを使い続けることで、自然と経血コントロールができるようになるという声も聞きます。


実際、私も布ナプキンを使い続けるうちに、トイレで出す感覚が身に付き、布ナプキンに流れる経血量は圧倒的に少なくなりました。

使い捨てナプキンを使っていたときは、1日に何回も替えなければいけなかったのが、今は多い日でも布ナプキン1枚で済んでいます。

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布ナプキンを10年以上使ってきた私の体験談と体の変化

薬を飲んでも効かなかったひどい生理痛が激減！私に起こった体の変化

昔はひどい生理痛を抱え、薬を飲んでも効かず、横にならなければいけないほどでした。

そんな私が布ナプキンを使い始めてから、たくさんの体の変化を感じています。

生理痛がなくなった！

あんなにひどい痛みだったのに、薬を飲まなくなっただけではなく、痛みもほとんど感じなくなりました。

生理の期間が短くなった！

以前はダラダラと長く7日以上続いていたのが、今では5日前後になりました。それも2日目にバッと出て、その後は本当に少しです。

経血の状態が変わった！

以前はドス黒く、レバー状の塊がたくさん出ていましたが、きれいな鮮血になり、塊はあまり出なくなりました。

経血の量が減り、トイレで出せるようになった！

ナプキンに出る経血の量が圧倒的に少なくなり、トイレで出す感覚が身に付きました。

少しずつ月経血コントロールができるようになってきたのだと感じています。


布ナプキンを使うようになってから、他にも食事や生活習慣にも気をつけるようになったので、これらの効果は布ナプキンだけというわけではないと思います。

しかし、食事など他のことに気をつけるようになったのも布ナプキンのおかげとも言えます。


布ナプキンを使うようになってからは、毎回の生理を観察し、「今回は少し痛かったな。冷たいものを食べ過ぎたせいかも」と、自分の生活を省みるきっかけになっていました。

布ナプキンを使うことで自分の体への関心が高まる

布ナプキンを使うメリットはたくさんあります。



このような直接的なメリットもありますが、私は次に挙げることがより重要だと感じます。



布ナプキンを毎回洗うことは、正直めんどうに感じることもあります。

仕事が忙しくて、疲れていても、布ナプキンを使っていれば、洗う作業からは逃れられません。


けれど、この「毎回自分の手で洗う」ということを通して、自分の生理についてよく観察し、自分の体の状態を考えることができるようになります。


忙しく生活をしていると、自分の体・健康のことは後回しにしてしまうことが多いです。

しかし、布ナプキンと生理を通して、少しでも自分の体について考え、体をいたわる時間が持てることは、他の何にも変えがたい布ナプキンの魅力だと私は思います。

布ナプキンのお手入れ方法と注意点

最後に、布ナプキンのお手入れ方法について紹介します。

使い終わった布ナプキンは、まず水である程度洗い、セスキ炭酸ソーダで一晩つけ置きします。

その後は、他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れて洗います。


洗うときの注意点は、冷水を使うことです。

お湯で洗うと、血液のタンパク質が固まって汚れが落ちにくくなります。


乾かすときは、しっかり乾かしましょう。生乾きの状態だと雑菌が繁殖する原因になります。

太陽光が殺菌になるので、晴れた日に外でしっかり干すことをおすすめします。

外出先で布ナプキンを取り替える場合、ジップロックなどの密閉できる袋を用意しておくと安心です。

布ナプキンを使うことが、生理の問題を解決する手助けに

生理の問題について悩む女性は多いと思います。

私もひどい生理痛で悩んでいましたが、その頃はなんの知識もなく、ただ薬を飲んで耐えるしかありませんでした。

布ナプキンに変えることは、生理の問題を解決する1つの手段になり得ます。


事実、私は布ナプキンにしてから毎回の生理が楽しみになりました。

月に1回の生理を観察して、自分の体の状態を知ることができるのは、女性だけの特権ではないでしょうか。

生理を辛いもの、煩わしいものと考えるのではなく、生理について正しい知識を身につけ、選択肢を増やし、1人でも多くの女性が楽しい生理期間を過ごせますように。

この記事が、少しでもそのお役に立てれば幸いです。

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