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オーガニックコットンは「生理の貧困」の解決の糸口になり得るか。未だ根強く残る月経隔離小屋の一方で注目される世界の生理ムーブメントとは

オーガニックコットンは「生理の貧困」の解決の糸口になり得るか。未だ根強く残る月経隔離小屋の一方で注目される世界の生理ムーブメントとは


最近、ニュースでよく目にするようになった「生理の貧困」というワード。

生理の貧困とは、その呼び名のごとく「生理用品が買えない」という先進国の実態を指し、今に始まったことではなく最近になってようやく明るみになってきたことなのです。

では、なぜ「買えない」という状況が起きているのでしょうか。

みなさまの周りに、買えない、欲しくても声を挙げられなかったという方はおられますか。

今回は生理の貧困を下記の3つのポイントを抑えて解説してまいります。

・生理の貧困はなぜ今になって可視化され始めたのか

・世界中で女性の本当の気持ちをうったえる生理ムーブメントのお話

・生理の貧困にオーガニックコットンの存在は解決の糸口になり得るのか

では、まいりましょう。

コロナ禍で可視化された「生理の貧困(Period Poverty)」とは



生理の貧困の実態

みなさまは生理の貧困という言葉を耳にされたことはありますでしょうか。

生理の貧困(Period Poverty)とは、生理用品を買うお金がない、また利用できないという環境にあることを指します。

買うお金がない・・・?

これを聞いてどう感じたでしょうか。

おそらく多くの方は、発展途上国のお話という印象を持たれたかもしれません。

たしかに日本の生理環境はとても恵まれており、ナプキンの種類も多くその性能も世界最高水準、ウォシュレット機能も高性能であり、いかに恵まれた環境であるかは一目瞭然でしょう。

そんな中でこれまで見えてこなかったのが先進国での生理の貧困。

貧困率15.7%の日本(2016年発表)でも生理の貧困はようやく可視化され始めたのです。

アメリカでも生理用品を買うことができない女性がたくさんおり、イギリスでは買えないがために不登校となる生徒もいます。

また、俗に言う毒親のネグレクトによってナプキンを買ってもらえず処置方法がわからないという問題もあります。

実は生理の貧困は今に始まった事ではなくこれまで当事者たちの「生理に関する悩み」について声を大にしてうったえるチャンスがなかったというのもあるでしょう。

生理の貧困の裏側|先進国で問題となっている教育や経済格差



貧困には「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2種類が存在します。

前者は生活を維持することが難しい状態で、後者は国の生活水準や文化水準を下回った状態であることを示し、日本で言う貧困は後者の相対的貧困です。

日本の場合、相対的貧困がもたらす生理の貧困問題の直接的な原因は経済的格差と言われています。

2015年に発表された世帯構造別に示したグラフではひとり親世帯の貧困率は50.8%となっています。(※)

では、所得の格差と生理の貧困がどのように関係しているかについてお話しましょう。

女性が月経に対する費用は生涯で約243万円費やしているといわれています。(※)

2017年イギリスの女性1000人を対象に行った調査では、回答者の10%が生理用品を買えないと回答しており、12%の女性が生理用品節約のためにティッシュやキッチンタオル、衣類の布を使っていると回答しています。

衣類の布を再利用という方法は決してネガティヴなことではなく、感染症対策や衛生面を徹底すればむしろ健康面や環境面でメリットが多いと私は考えます。

一般的に市販で多く出回っているサニタリーグッズは使い捨てするもの、と考えられるケースが多く、費用がかかるとネガティブな点が取り上げられやすいのですが、12%の回答のように視点を変えてみるとポジティブに捉えることが可能なのです。

そのことも後半で少し触れさせていただきますね。

いずれにしても、女性が生理用品にかかる費用は平均してこれほどかかってる、という点を念頭に読み進めていきましょう。

見える部分と見えない部分、どちらにお金を使うのか



先日ニュースサイトで「コスメは変えても生理用ナプキンは買えない」という文面が飛び込んできました。

生理用品が買えないと経済苦をうったえているにも関わらず若年層が遊びやコスメにお金を費やして生理用品をおろそかにしているのでは?という意見もあるようです。

この矛盾に関しては必ずしも間違っているとは言い難いのが現状のようです。

すべての中高生が必ずしもそうではないのですが、やはり見える部分のおしゃれを楽しみたい年頃でもあります。

数百円のプチプラコスメを求め、同じような価格のサニタリーグッズに当てる費用を節約しているという現状もあります。

見えない部分へもっと気を配るということが将来的にどれほど大切なのかは知っておきたいことです。

日本で生理に関する話題がタブー視されていた理由



生理用品を買ってもらえない、欲しくても声を挙げられなかった理由のひとつとして、近代史を遡ると生理がタブー視されてきたという歴史がひとつの要因であると考えられます。

歴史社会学者の田中ひかる先生が連載されているコラムで、女性の社会進出には生理が阻んだ?というお話をされています。(※)

日本では平安時代に「貞観式」のなかで生理が「穢れ」とタブー視されていました。

そのため月経中の女性は隔離部屋に隔離され、明治時代1872年まで続きました。

私たちが使う既製品の生理用品が生まれたのは1901年、当時は経血の処置方法や生理痛の対処法が確立されておらず、その日が来ると満足に外出すらできなかった環境でした。

生理に関する記録で最も古いものは鎌倉時代から室町時代のようで、当時は輸入木綿でつく荒れた脱脂綿が経血処置に使われていたそうです。

その後の戦時中は脱脂綿が入手困難となり、多くの女性が戦時のストレスにより無月経状態が続くなどストレスと生理の関係が明らかになってきました。

その後、高度経済成長で初の使い捨てナプキンが登場し、アンネナプキンが誕生。

東京都銀座に本社を構えおしゃれさをうったえた広告も出され、これまでのマイナスとされてきた月経のイメージを見事に拭い去ったのです。

未だに根強く残る生理中の隔離小屋。命に関わる悲しい現実



現在でもインドやネパールでは月経による隔離文化は根強く残っており、隔離のストレスで命を落とす女性も少なくありません。

2019年2月、インドの大学で生理中かを確認するために服を脱ぐようにと大学側から命じられた学生が「女性に対する侮辱行為だ」と怒りを示し、大学前で抗議を行ったというニュースがあります。

きっかけは、大学構内で使用済みのナプキンが見つかったことが発端でした。

抗議が行われたインドのこちらの大学では月経中の女性は寮への立ち入りが禁止され、隔離施設で寝泊まりするように指示されています。

インドでは女性の月経をタブーとする文化が根強く残り、月経中は寺院への立ち入りの禁止、大学の講義中も最後列に座るように命じられるなど女性に対する規則があります。

ネパールではヒンズー教の慣習で「チャウパディ」があります。

この慣習は月経中の女性を不浄な存在とみなす慣習で、寒い時期は寒さを防ぐ暖房器具はなく、火を焚いて窮屈な小屋で家族から離れてひとりで過ごすといいます。

チャウパディの最中に、焚いた火の煙を吸って窒息死をした事件があり、このような慣習をなくすべきだという運動もあります。

これを受け2005年に慣習は禁じられましたが、一気に消えるということはなくネパールの一部地域では続いていると言われています。

他文化に対しても同じことが言え、他国の考えを尊重すべきなのかと言う点では応えるには難しいところではあります。

世界各国から見る生理用品のCMはここまで違う



他文化といえば世界各国で見るサニタリー用品のCMは結構異なります。

日本でおなじみの生理用品のCMといえば、吸水性など商品の性能を伝え、表す色も青を使い爽やかさをイメージさせます。

けれども実際「その日」は決して爽やかとはかけ離れた場合も多く、PMSや生理痛、生理の貧困状態に悩まされる部分もあり、そういったリアルな女性の声はCMでは語られることが少ないようです。

そうしたリアルな状況をオープンにしているCMが各国で存在し今世界中で賞賛されています。

生理の「赤」を表したインドの日用品メーカー「Nobel Hygiene」のCM

先ほど月経タブー視が根強く残っているとお伝えしたインドで新たな動きが見られます。

インドの日用品メーカーNobel HygieneのCMでは血液を表現する色に赤を起用しています。

【Make The Right Choice With RIO Heavy Duty Pads For Heavy Flow | Balloon TVC】



CMでは赤い風船の先から赤い液体が流れ、時にはポタポタと滴り、かと思えばどっと流れ出るという様子を表しています。

さらに風船を手にしている女性の表情は暗く重く、CM全体の作りも暗い雰囲気に仕上がっています。

脚本・撮影・監督を務めた女性ディレクターは、

「少女が横になって痛みで叫んでいる姿を見せてもいい時がようやくきたのだと、私たちは認識していました。運動をしたり、会議に出たりする強い女性である必要はありません」

という思いで制作されたのがこちらのCMの誕生秘話でした。

さらに、経血は青ではなく赤であり、女性の子宮は試験官ではない、とリアルさを描いた理由も語っています。

生理のタブー視をなくすべく作られたイギリスの動画「ブラッド・ノーマル」

2017年イギリスのメーカー「Bodyform」により生理のタブー視をなくす目的で作られた動画が公開されました。

動画中では、生理は自然現象、ごく普通のことであり、女性は青い液体でなく血液を流す、と説明され、動画ではナプキンに染み込む液体は赤が起用され男性が生理用品を購入するシーンも映ります。(※)

Bodyformは2020年7月に子宮の物語というキャンペーン動画も制作し、女性の身体は多様であるという理解を伝えています。

「その日は何もしたくない」という生理の時の素直な気持ちを表した韓国のCM

お隣韓国では2018年11月に生理用ナプキンメーカー「natracere」から多くの女性の共感を得たCMが公開され反響を呼びました。



動画の中では、「その日」は服選びに困り、就寝時の経血漏れの憂鬱さを伝え、同じく漏れが心配で仕事にも集中しづらいと、「その日」の女性の不安で心配な気持ちを表しています。

また、動画ではPMSのストレス、ホルモンバランスによるイライラ、生理痛、無気力など精神面がこんなにも変化するということにも触れています。

なかなか理解されにくいPMSの様子、なぜそんなにもイライラするのか、なぜ仕事に集中できないのか、こうした声をかけられたことでストレスになる女性もいらっしゃるのではないでしょううか。

このCMを見た女性からの共感の声は大きく、

「日本のナプキンのCMのようなあんな爽やかな表情ばかりしていない、でもこのCMはとても共感できる!」

と、つらいときは無理に頑張ろうとしなくてもいいんだよ、と解放的な気分にさせてくれたと賞賛の声も上がりました。(※)

世界中で注目されている「生理ムーブメント」


生理の貧困を解決するためのアメリカの取り組み



みなさま「国際生理の日」というのをご存知でしょうか。

2019年10月19日にアメリカで制定された記念日で、多くの人に生理に関わる問題に気づいて欲しいという運動から制定されました。

国際生理の日は、ハーバード大学のナディア・オカモトという女性が創立する「PERIOD」という団体によって作られた記念日で、生理の平等化を進めるべく注力しています。

この動きは、やはり今回のテーマである「生理の貧困」がきっかけになっています。

2019年2月に出版された医療雑誌Obstetrics & Gynecologyの調査で、アメリカミズーリ州200人の女性の2/3が経済的な理由で生理用品を買えないという生理の貧困を明らかにしています。

また、生理用品への税金に対しても世界中で物議を醸しています。

10月に軽減税率が設定された日本でも、生理用品やオムツが軽減税率の対象にならなかったということも疑問視されています。

こうした声を受け、PERIODでは生理の日に全米デモを行い、消費者からムーブメントを起こそうというのが狙いです。

世界初となる生理用品の無償配布制度を導入したスコットランド



生理用品が買えないという女性がいる中でいち早く動いたのがスコットランドです。

スコットランドは2020年11月24日「あらゆる人に生理用品を無償提供する」と世界初の試みに出ました。(※)

この法律によりスコットランド地方自治体は、国民にタンポンやナプキンの生理用品を必要とする人が無料で入手できる環境をつくり、新型コロナウイルスでますます影響が出ているであろう経済苦を共に乗り越えようと声をあげました。

この法案を打ち出したのはモニカ・レノン議員。

レノン氏は2016年から「生理の貧困」をなくそうと活動を続けてきました。

パンデミックだからといって生理は止まることはなく、女性に必要なナプキンやタンポンの無償提供と、さらに再生利用可能なサニタリー用品への切り替えも検討して取り組んでいく、と述べています。

生理用品の無償提供は世界中に広まりつつあります。

フランス政府は2021年2月23日、生理の貧困をなくすスコットランドの動きに同調し、すべての学生に生理用品を無償提供すると発表。

学生寮や大学の保健施設に生理用品を提供する機械を設置すると述べています。

フランスでは、2020年12月にマクロン大統領が生理の貧困問題を取り組んでいくと約束していました。(※)

オーガニック布ナプキンは生理の貧困を解決する糸口になるのか



世界中で生理用品の無償提供が広まる中、使い捨てナプキンだけでなく、サスティナビリティと言う視点からも考えてみましょう。

先ほど、衛生面対策、感染症予防を徹底した状態で何度も使える布ナプキンについて少し触れました。

現に筆者も現在はオーガニックコットンを生活に取り入れており、市販の不織布ナプキンをやめ、オーガニックコットンの布ナプキンを愛用しています。

きっかけは、化学繊維の経皮毒暴露を避けるためだったのですが、いざ使用してみるとオーガニックコットンの温かみ、また生理痛が一切なくなったことなど、精神的かつ身体的メリットがとても多かったと気付かされたのを記憶しています。

経皮毒に関して詳しくはこちらをご覧ください。
★経皮毒の恐怖から解放される布生活で大人も子供も快適に。布ナプキンも布オムツも使ってみて分かったこと。

ひとつきに一度、生理は女性のそばにずっとあります。

PMS、生理痛、さまざまな不調に悩む女性はたくさんいます。

オーガニックコットンナプキンは、農薬を使わずに栽培したオーガニックコットンを使用し、生理中快適に過ごせるようにになるだけでなく使い捨てを減らすことで地球環境にも配慮されたアイテムです。

中には、布ナプキンは洗うのが面倒、という声も聞こえてきます。

私も最初はそう思いました。

ところが、使用済みの布を洗うたびに、これは自分の体の一部なのだという愛しい感情になったのです。

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衛生面にはとても気を配らないといけないのですが、やはりオーガニックコットンのメリットはおそらく使った人にしか感じられない良さがあります。

すべての人にオーガニックをインユーではお伝えしておりますが、オーガニックコットンの素晴らしさをもっと多くの方に知っていただきたい、そう切に願います。

サスティナブルコットンの魅力をもっと知りたい方はこちらをご覧ください
★オーガニックコットンと従来のコットンってこんなにも違うの?今すぐあなたのファッションの価値観が変わる6つのポイント

布ナプキンはなぜ浸透していないのか

オーガニックコットンは使い捨てとは違い何度も買っては捨てるという行為をしなくてもよい、というメリットがありますが、そうは言ってもまだまだ認知度は低く、浸透していないというのが現状です。

生理用品を選ぶ基準のアンケート調査によると、

30代はコスパ重視、40代は機能性や質を重視する傾向が見られます。

また運動をする方は吸水性にこだわるという方もおられます。(※)

いずれも紙ナプキン前提の回答でした。

布ナプキンに対する認知度が低い理由のひとつに、店頭に置いていない、置かれていても限られた店舗のみ、知る機会がないというのがもっとも大きな要因です。

また、布ナプキンを利用したことのある方の回答では、維持するハードルが高い、という声があります。

同じ布ナプキンでも、オーガニックコットンとそうでないものとの大きな違いもあり、さらにその事実もなかなか知られていません。

インユージャーナルではこれまでにも布ナプキン愛用者のリアルな声がご覧いただけます。

布ナプキンを3年使っているという方が伝える8つのメリットと身体の変化、布ナプキンとうまく付き合うコツをご紹介しますね。
★「もう市販ナプキンには戻れない」その理由に迫る|布ナプキンを3年使ってみて感じる、布ナプキンの8つのメリット

毎月、家族の布ナプキンを洗い続ける男性のお話

ここまでお話していると、ナプキン事情は女性だけのお話のように聞こえてしまいますが、男性にもぜひ理解し、行動していただきたいと考えます。

ここでみなさまにお伝えしたいと感じた記事がありますのでシェアさせていただきますね。

先日「僕が毎月 妻の布ナプキンで手を血に染める理由」という記事に出会いました。(※)

こちらの男性は、パートナーの方の生理を観察し、本人よりも明確に生理周期の把握ができるようになったと伝えています。

また、使用済みの布ナプキンを自らが洗っているとのことです。

男性が布ナプキンを洗い始めた際に衝撃を受けたというのは、その血液量だと言います。

成人してこれほどの量の血を流したことは数回にも満たない、本来なら病院直行している量だと話します。

また、

「男の僕は生理痛を知らないが、こんなにたくさんの血を流していて、つらくないなんてことがあり得るだろうか。いつまでも流れ続ける血を見ながら、頭の中で抜本的理解のドアが開いたような気がした」

と続けています。

事故にあったとか、怪我をしたとか、そういったことで目に見える血液は痛みの共感を得やすいでしょうし、痛みをリアルに想像できます。

しかし外見からはわからならい生理の悩み。

本当に痛いの?
実は甘えなのでは?

そうした無理解の声に傷つく女性も多いはずです。

私も、パートナーに対して「洗って欲しい」という希望があるわけではありませんが、こちらの男性のように、生理はもっとオープンにもっと理解されてもいいものだと共感しました。

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見えない部分はいずれ見える部分に関わってくる。拡大する世界の生理ムーブメント



今回のテーマ「生理の貧困」を考えるにあたり、差別問題や社会問題、経皮毒問題など様々な点に触れました。

生理用品に対する世界のムーブメントは今後も拡大し続けると感じます。

さらにそこにプラスして地球環境に配慮した持続可能なオーガニックコットンナプキンがもっと社会に浸透し、店頭に並び始めることを願います。

というのも、紙ナプキンに使われる化学物質ですが生殖器からの吸収率はほかの皮膚と比べて42倍です。

見えない部分のケアはいずれ見える部分へ良くも悪くも影響する可能性があります。

オーガニックコットンナプキンは最初でこそ費用はかかりますが、長い目で見た場合、シフトしてよかったと思える日が来ると信じています。

オーガニックは生理の貧困を減らす糸口になりえると考えています。

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