疲れが取れないのには必ず原因がある!東洋医学から見た慢性疲労と臓器の関係と、体の疲れを取る疲労回復方法。
疲れが取れない・・・こんな、症状で悩んでいませんか?
最近、慢性的な疲労で悩んでいる人が増えているように思います。現代人は忙しい。
でも、常に疲労感でいっぱいだと、仕事、家事、子育てに支障が出てしまいます。
気圧が下がるとめまいや頭痛で動けなくなる。
横になると気持ち悪くてすぐに意識がなくなる。
数か月前から、原因不明の疲労感が続いている。
不眠と過眠の繰り返しや全身の痛み、食欲不振などが日常的に起こる。
内科や耳鼻科、精神科に行ってもなんの以上も見つからない。
しかし、実は、原因不明とされる疲労だと判断されるケースはあっても、実際には、原因のない症状は存在しません。
実際には、全てに原因があるのです。
ここからは、まだ解明の済んでいない慢性疲労症候群について東洋医学からの観点も踏まえて、原因と対処法について書いています。慢性疲労症候群とは
慢性疲労症候群で特徴的な症状は、原因不明の強い倦怠感が続くというものです。それに加えて、以下のような症状を訴える方が多いです。
1.軽作業でもひどく疲れ、疲れがなかなかとれない
2.微熱や寒気が続く
3.のどの痛みやリンパ節の痛みある
4.筋肉痛があり脱力感もある
5.睡眠障害があり思考力や記憶力の低下もある
6.抑うつ、不安など精神的な症状が出る
こういった症状が6ヶ月以上、続くのが慢性疲労症候群と定義されています。(厚生労働省)原因がわからない様々な不調をまとめて、身体的愁訴や不定愁訴と呼ばれることもあります。
普通の疲労感とはどう見分ければいいのか?
私たちは人間なので、働けば疲れますし、寝ていなければ疲れは溜まりますですが、体調によっては疲れが取れないことがあります。
原因のわからない倦怠感が続くこともよくあります。ですが、慢性疲労症候群は普通の人が感じている疲労感とは全く違うものです。
一般的な疲れや体調不良と違うのは、
- 普段と同じ生活をしているのに不調が6か月以上続く
- 体調不良の原因がわからない、検査をしても原因が見つからない
- しっかり休んだり投薬治療などをしても改善が見られない
労働省の基準では
1:通常の社会生活ができ、労働も可能であるが、 全身倦怠の為、しばしば休息が必要である。
2:全身倦怠の為、週に数日は社会生活や労働ができず、 自宅にて休息が必要である。
3:調子のよい日は軽作業は可能であるが、 週のうち50%以上は自宅にて休息している。
4:身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、 日中の50%以上は就床している。
などのように段階を定めています。
慢性疲労症候群の怖いところは、放置しておくと、本当に毎日起き上がれないほどに悪化したり、仕事ができなくなってしまったり、
介助が必要なほどに悪化したりするところです。
しかし、そのような状態になって、病院に行ってもなお、原因ははっきりとしないことがあります。
東洋医学における慢性疲労症候群の考え方
東洋医学において、「慢性疲労」はどう考えるのでしょうか?以下の文献があります。
肝気鬱血(かんきうっけつ)、瘀血(おけつ)WHOによりCFS(慢性疲労症候群)は神経系の病気と分類されている。補中益気湯で改善が見られた。本症例は筋肉質な男性がインフルエンザ後にかかった気血両虚の症状の際に用いた。
守屋純二 著 – 2014 J-stage
慢性疲労症候群はホルモンバランスの乱れとの説もありますが、
インフルエンザウィルスなどの病後に起こることもあることから神経系の問題とも考えられています。
ノルアドレナリンやセロトニンの阻害作用なども認められています。
病院の検査ではホルモンバランスの乱れを、血液検査などで確認されることもあります。
上記の、この研究で使われた補中益気湯(ほちゅうえききとう)は胃腸の働きを整えて元気を補う薬です。
つまり、
東洋医学の考え方では、慢性疲労症候群の原因は生命活動の根源的なエネルギーである気が不足した気虚の状態と考えられています。
そのため、胃腸の消化・吸収機能を整えて気を生み出し、病気に対する抵抗力を高める事が有効であると考えています。
つまり、慢性疲労症候群の原因は胃腸の機能低下による栄養の吸収力の低下ではないかと考えられます。気虚の原因
気とは身体を動かすエネルギー源です。気は、
- 運動
- 労働
慢性疲労のNG行動は胃腸の機能低下だった!
そのため、過労や睡眠不足が気虚の原因ともなります。また、胃腸の働きが低下していたり、体質的に胃腸が虚弱であったりすると、さらに気が不足しがちになります。
つまり、慢性疲労症候群のNG行動は胃腸の機能低下を招く行動となります。
胃腸の機能低下の原因としては、
- 冷たい飲み物で内蔵が冷える
- 油ものを摂りすぎている
- 糖質が多い
- 過労や睡眠不足
- 水分不足
普段から、胃もたれや下痢になりやすい人は胃腸に負担をかけている可能性が高いですね。
普段から何気なく食べている食事が、とれない疲労感の原因かもしれません。
昔からある疲労の回復法
冬至の日の行事として知られる、ゆず湯はご存知でしょうか?
果物の皮や薬草などを風呂に入れる薬湯が日本では古くから親しまれています。
「ゆず湯に入れば風邪を引かない」という言葉は科学的にも検証されています。
ゆずなどの柑橘類の皮に含まれるフィトケミカルであるリモネンという成分が効果を出しています。
- 肌の表面に膜をつくり保湿力を高める
- 血流を良くして体温を保つ
- 精神を安定させる
ちなみに、昔の人は旬の柑橘類を食べることが習慣となっています。
この習慣も胃腸の機能を向上させるのに効果的だと考えられています。
快眠で疲労を回復させる
快眠をもたらすのに効果のあるフィトケミカルが硫化アリルです。咳を止めるのにも効果のある成分です。
刻んだ時に涙がでる成分でもあり渇いた咳がでるときには、この成分を吸い込むと咳が収まります。
刻んで皿に並べて枕元に置くと気管支喘息も収まりやすいと言われます。
また、神経の高ぶりが鎮められ眠気を誘います。
寝る前にオニオンスープを飲むのもおすすめです。
同じ効果のある食材としては、
- ニンニク
- らっきょう
- ねぎ
疲労を回復してくれる食材
おすすめなのは大根はちみつです。
風邪のひき始めにはこれ!東洋医学から見た症状別に取り入れたい3つの薬膳レシピ!その症状・初期段階で食い止めましょう。
ポイントは皮ごとの大根にはちみつをかけることです。
二、三日おくとどんどん大根から消化成分が出ます。
大根から染み出した水分を含んだはちみつを少しずつ服用すると疲労回復に非常に効果的です。
比較的に日持ちするので、2週間ほどは冷蔵庫で保存が可能です。
密閉容器などが良いですね。
胃腸の機能が低下しているときでも大根の消化作用とはちみつの豊富な栄養が効率的に身体を回復させます。
今の時期だと春大根がオススメですね。
まとめ
慢性疲労症候群は現状では原因をはっきりとは断定されていません。ですが、原因がなくその症状は現れません。
実際に神経系の問題や、ホルモンバランスの乱れなどは確認されていますから。
東洋医学では気虚と考えられており、胃腸の機能低下を疑います。
胃腸をいたわる食生活、昔ながらの入浴や食事を心がけるのも効果的です。
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