生命の実・デーツは医学的にも評価されるスーパーフードだった！健康寿命も延びる４つの驚きの健康効果とは？

最近、日本のスーパーでもデーツをよく見かけるようになりましたね。

お菓子作りにも、砂糖の代用品としてデーツを取り入れる方も増えてきています。

デーツの最大の特徴は甘みが強いこと。

そのままいただいてももちろん美味しいのですが、お料理のアクセントとして甘味料に使えるなど、多様に活躍する食材です。

さて、そんなデーツですが、美味しいだけではなく、なんと医学的にも健康効果が高いと評価されているのです。

今回は、数あるドライフルーツの中でもトップクラスの栄養素を持つと言われるデーツの魅力をたっぷりとご紹介いたします。

「生命の木」の果実 デーツとは

デーツとは楕円形の形をしたヤシ科ナツメヤシ属の果実です。

日本ではなつめと似ているため、なつめやしとも呼ばれます。

ちなみに、なつめ（棗）となつめやし（デーツ）は全くの別物です。

日本で一般的に流通されているデーツは、ドライフルーツになったものです。

もともとナツメヤシの木は砂漠地帯の過酷な条件の下で育つことから『生命の木』と呼ばれ、その果実のデーツは『生命の実』なのです。

熟したデーツを乾燥させ、食べるとあんこのようなねっとりとした食感で、味は黒糖を思わせるような濃厚な甘みを持っています。

ドライフルーツなのでそのままいただいても美味しいのですが、甘みが強いのでお菓子作りで砂糖代わりにしたり、無糖ヨーグルトに混ぜたり、バリエーションが広がるのがデーツの魅力です。

デーツという名前の語源

デーツの産地は熱帯地域、主に北アフリカや中東で栽培されます。

デーツ(dates)という名前の語源はギリシア語で指を表すダクティロス(dactylos)に由来します。

楕円の形が指のようだという民間語源論からきているようです。（※）

デーツには栄養素がバランスよく含まれている

日本で見かけるデーツはドライフルーツですね。

私もロースイーツを作る際にドライデーツを活用しています。

ドライデーツの特徴は、そのままでも豊富な栄養素がギュッと凝縮され、さらに栄養価が高まっていることです。


注目すべきは食物繊維とミネラルが豊富に含まれる点です。

デーツに含まれる食物繊維の8割は不溶性食物繊維です。

水分を吸収して便の量を増やして便秘改善効果が期待されます。

亜鉛は体の臓器機能を維持する大切な栄養素、数百種類の酵素を構成するためのミネラルとなります。

鉄分含有量でいうとデーツはほうれん草やバナナを上回る鉄分を持っています。

また、マグネシウムはドライフルーツの中でもトップクラスの含有量を誇ります。

マグネシウムに関しては、以前にお伝えしたこちらの記事で毒素排出に重要な役割を担っているとご説明しました。
★子どもに食べさせたくない！発がん性物質「アクリルアミド」を含む食べ物TOP3と解毒のために食べたいもの

マグネシウムは300種類以上の酵素の働きを助け、栄養素の合成・分解・神経伝達にも関与するなくてはならない栄養素なのです。（※）


★デーツ（ナツメヤシ）種ぬき｜農薬不使用！砂糖・着色料・漂白剤不使用！

デーツの甘み成分はなに？GI値について

黒糖やキャラメルのような甘みが特徴のデーツ。

食べたことのある方ならどなたでも感じると思いますが、本当に甘いです。

イラン出身のラザニ・ホセイン氏（株式会社バイオシード）によると、デーツの甘みの活かし方を次のように述べています。（※）

「イランではラダマーン（断食）明けに、まず最初に口にする食べ物がデーツ。朝デーツをおすすめします」

ただ甘いだけでなく、ミネラル、食物繊維、ビタミンをバランスよく含んでいるので朝一の栄養補給にとても優れた食材であり、自然の甘味をそのまま体に取り入れることができる自然食品だと評価しています。

濃厚な甘みと聞いて「血糖値が上がりやすいのでは？」と心配になるかもしれません。

ところが、デーツのGI値（食後血糖値の上昇を示す指標）は31から50で、血糖値の上がりにくい低GI食品なのです。（※）

糖分が多いのにどうして低GI食品なの？という疑問には理由があります。
理由は、食物繊維が豊富であることです。
食物繊維を含む食品は糖質の吸収に時間がかかります。そのため、血糖値の上昇も緩やかになるのです。

デーツに含まれる亜鉛も、体内で糖質をエネルギーにする効果があるのです。

★農薬不使用デーツシロップ｜希少なデーツ濃縮果汁100%。お砂糖代わりに！

デーツは世界に3000種類存在する

先ほど主な生産地は中東や北アフリカとお伝えしましたが、デーツはアメリカ産もあります。

世界中にはなんと3000種類以上のデーツが存在し、日本で流通されるのは10種類ほどに絞られています。

実際に流通しているのは200から400種類ほどなのですが、それでも種類豊富ですね。（※）

アメリカ・カリフォルニア産のデーツはマジョールデーツが有名です。

イギリスではデーツの王様と親しまれ、粒の大きさ、柔らかな食感、キャラメルのような濃厚な甘さは、さすが「ザ・デーツ」という印象を受けます。

イスラエル栽培のキングソロモンデーツは、名前の通りプレミアもののデーツとして知られています。

香り、大きさ、コク、すべてがパーフェクトと言われ、主に贈答品として扱われます。

産地や種類によって粒の大きさ、水分量、食感や感じる甘みも異なるので、ぜひデーツを見かけたら産地ごとの食べ比べを楽しんでみても面白いですね。

デーツを摂取することで得られる健康効果

デーツの魅力は豊富な栄養素だけにとどまりません。

医学的にも評価されている食品なのです。


2014年に公開された研究では、さまざまな病気の治療法の代替療法としてデーツを用いることがよいのではと評価しています。

その理由はデーツの成分によるものです。

研究資料内では、デーツに含まれる成分が強力な抗酸化剤、抗腫瘍材、抗炎症材として作用しさまざまな疾病予防として提供することが示されています。

デーツを摂取することで期待できる効果は以下の通りです。（※）


このように、様々な疾病リスクを予防する効果が期待されています。

日頃からデーツを摂り続けることで、自然と健康維持につながるということがこの研究からうかがえます。

それでは、この中からアンチエイジングに効果的な抗酸化作用について注目してみましょう。

注目・デーツに含まれる抗酸化成分

ドライデーツの抗酸化物質値は 100gあたり 3895です。（※）

実際の研究論文ではデーツにはフリーラジカルを抑制する作用があります。

ラジカルという言葉は「過激な」という意味です。
フリーラジカルは細胞や体内の代謝活動で作られ、生きる上で必要なものです。
けれども食生活の乱れ、ジャンクフードなど栄養の偏った食事が続くとフリーラジカル（特に猛毒活性酸素ヒドロキシラジカル）が過剰に作られ、いずれ細胞が傷つき老化が促進されます。

過剰な酸化作用を持ったフリーラジカルに対抗できるものがデーツを含む抗酸化食品なのです。

デーツはフリーラジカルの中和に重要な役割を果たし最終的にさまざまな疾病の発症と進行を抑えることがわかっています。

研究ではさらにデーツには抗酸化作用に加え抗菌作用、抗変異原作用があると報告されています。（※）

糖尿病予防に効果的なデーツ

私がもっとも驚いたのはデーツが糖尿病予防に効果的だという発表です。

糖質が十分に含まれるデーツは、むしろ逆効果なのではと感じていたからです。

研究によると、デーツの成分はインスリンの出力を増加させ、ブドウ糖の吸収を阻害するためである可能性があるとされています。

また、フェニックスダクティリフェラ抽出物に存在するフラボノイド、ステロイド、フェノール、サポニンなどの活性化合物が、抗糖尿病薬としての役割を果たす可能性があるようです。

ほかにも、デーツに含まれるナイアシン（ビタミンB３）は、糖の代謝を助けるインシュリンを作っているため、予防に期待ができるといわれています。

亜鉛にも糖尿病予防効果があることがわかっています。

亜鉛はインシュリンを作り出す膵臓を健康に保つ働きがあるとされ、糖が正常に代謝されることからデーツは糖尿病予防に効果的な食べ物だといわれます。

★農薬不使用デーツシロップ｜希少なデーツ濃縮果汁100%。お砂糖代わりに！

デーツを食べ続けて便通が大幅にアップ

調査は1日7個21日間デーツを摂取し続けることで便の頻度が大幅に増加、下痢の兆候もなかったという結果が出ています。（※）

これは前述の通り、不溶性食物繊維含有量の高さからの結果と言えるでしょう。

水に溶けにくい不溶性食物繊維は、水分を吸収して便の容積を増やします。

増えた便により大腸が刺激され、スムーズに排便が行われます。

また不溶性食物繊維は有害物質を吸着させるはたらきがあり、便と一緒に排出するという役割をはたします。（※）

デーツの驚くべき効果「脳機能の改善」

健康にいいとされるデーツですが2015年の研究により脳機能維持にも驚くべき効果があると発表されました。（※）

ラット研究によると、アルツハイマーラットモデルの記憶力、学習力を改善しアミロイドβを減少させ、また不安行動が減少したことがわかりました。

こうした結果から認知機能の改善、脳障害発症リスクを抑える働きがあるのではないかと考えられています。

デーツと健康寿命

みなさまはブルーゾーンという言葉を聞いたことはありますでしょうか。

長寿地域をブルーゾーンと呼ぶそうで、100歳を超える方が多く暮らしています。

主にコスタリカのニコヤ、イタリアのサルディナ、日本では沖縄の地域が挙げられます。

長寿の秘訣は、やはり食生活が大きく関係しています。

カリフォルニアに住む105歳の女性が食べ続けているデーツ

アメリカ・ロサンゼルスから80マイル離れた場所に105歳の女性が暮らしています。

彼女が長寿のために毎朝食べている朝食は、オートミールにくるみ、デーツをトッピングし、そこに豆乳をかけたものだそうです。（※）

また、朝食後にはプルーンジュースを飲んでいるそうです。

良質なくるみにはオメガ３が、オートミールやデーツ、プルーンには豊富な食物繊維が含まれており、腹持ちもよい上、余分な間食もしなくてもいいというメリットがあるとのことです。

デーツの摂取目安

デーツは医学的にも効果が高いことが認められており、美容や健康にも優れた食品であることがわかりました。

さらに長寿の秘訣にもなるため、いくつになっても摂り続けたいと思われた方も多いのではないでしょうか。

では、おすすめのデーツは1日の摂取目安をご紹介します。

デーツは、

1日あたり1〜5粒がおすすめです。


デーツ５粒で100g程度なので、先ほどの栄養素を参考にされてみてください。

糖質がどうしても多いので、糖質管理をされている方であれば食べる量を意識してください。

おすすめの摂取時間帯は、午前中やお昼、活動する前などがいいでしょう。

エネルギーになりやすいので、運動前もいいですね。

私も趣味がランニングで、週末には1日に15kmほど走ります。

必ず糖質を十分に摂取してから走るようにしています。

常に冷蔵庫にはオーガニックデーツが保存されています。

運動がお好きな方は運動前の摂取にどうぞ召し上がってみてください！

デーツの保存方法

デーツはドライフルーツなので常温保存してしまいがちですが、開封後は湿度の低い場所（冷蔵庫内）に密封状態で保存しましょう。

湿度が高くなるとドライフルーツはどうしてもカビなどの危険性も出てきます。
★春からは見えない発がん性物質「カビ毒」に要注意！カビを発生させない対策とカビ毒の分解・デトックスに効果的な食べ物を解説します

保管方法をしっかりとすれば美味しく安全にいただけます。

デーツを始め、『スーパーフード』との上手な付き合い方を心がけよう

デーツは栄養価が高く、成分のバランスのいいスーパーフードです。

美味しいだけでなく、健康効果も期待でき、さらに脳機能の改善にも役立つ医学的にも素晴らしい食品であることがわかりました。

こうしたスーパーフードは食生活の一部に取り入れることでさらに効果を発揮します。

食事バランスガイドというものがあるように、食事はバランスが本当に大事です。

中でも野菜やきのこ、海藻などは積極的に摂ることがいいですし、そのトッピングとしてデーツを添えてもいいでしょう。

105歳の女性の事例からも、手作りグラノーラのトッピングはとても参考になりますね。

「毎日ちょっとずつ体と心に良いものを」

日々の食生活にちょっとずつ付け足して食べられるのがスーパーフードの魅力です。

みなさもぜひ、デーツを食生活に取り入れてみてください。

オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market

IN YOU Market

白砂糖断ちにもおすすめ！IN YOU Marketのおすすめデーツ商品

div class=”yellow_ribbon_box cf”>

デーツシロップ【単品】｜IN YOU Market限定！農薬不使用！希少なデーツ濃縮果汁100%！お砂糖代わりに使うと、料理がワンランクアップ＆ヘルシー

¥ 2,000 (税抜)