内面からの“うるおいリッチ”を叶える、秋のプチ薬膳のススメ|猛暑後の秋は「乾燥警報」発令中!
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内面からの“うるおいリッチ”を叶える、
秋のプチ薬膳のススメ
猛暑後の秋は「乾燥警報」発令中!
すっかり秋めいてきましたが、今年の夏は例年以上の猛暑だったことを覚えておられるでしょうか。
気温が40度を超す地域もあり、
8月17日には静岡県浜松市で、これまでの国内最高気温と並ぶ
41.1度が観測されました。
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筆者自身も、
あまりの猛暑に外出を控えて、
冷房が効いた自宅で過ごす時間が多かったように感じています。
喉元を過ぎれば忘れてしまいがちな、猛暑ですが
実は、その影響は秋以降に表れてくることをご存知でしょうか?
あなたの身体は例年よりも乾燥していませんか?
東洋医学に基づいて考えると、猛暑だと多量の発汗や熱邪の侵入によって、
体内の水分(津液)が干上がり、
身体が乾燥状態に陥ります。
日本の夏は湿度もあるために、
夏の間は身体の乾燥を自覚しにくいものですが
本格的に秋が到来すると、外の空気も乾燥してくるため、
身体の乾燥に初めて気がつかれる方も少なくないことでしょう。
東洋医学で秋は、乾燥の季節
そもそも東洋医学では、秋は、「燥邪」という邪気が力を振るう、
乾燥の季節であると考えられてきました。
その乾燥によって
口や鼻、皮膚、髪の毛が乾いたり、
便秘が起こりやすくなります。
又、乾燥を嫌う肺に「燥邪」が侵入すると
肺の機能が低下し、
空咳や喘息が発生することもあるのです。
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東洋医学の代表的な理論である
『五行論』においても、
秋は肺を傷つけやすい季節と考えられており、
肺と経絡でつながる
鼻、肌、大腸の健康も同時に損ねやすくなってしまいます。
先ほどご説明した通り、
猛暑後の秋はそもそも体内の乾燥が激しいことから、
例年以上に燥邪の影響をより大きく受けると考えられるため、
特に注意が必要です。
体内の乾燥は、女性の大敵
実は、乾燥は女性にとっては、とても厄介なもの。体内のうるおいが不足すると
やがて陰虚(「陰の不足」)という状態に繋がります。
すると、肌の乾燥や寝汗、喉の渇き、
ほてり、のぼせ、手の平や足の裏、首がほてりやすいといった
症状が現れるようになります。
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実はこれ、一般には「更年期障害」として知られている
症状に近い状態です。
これは加齢とともに隠が不足しやすくなるからで、
東洋医学の代表的な理論である
陰陽論からみると
男性は陽であり、女性は陰。
陰に属する女性は、常に、潤うこと=隠が十分であることにより、
いわゆる“女性らしさ”を保ってもいるのです。
秋の乾燥対策に役立つ!プチ薬膳のススメ
「薬膳」と聞くと、「薬臭い」「難しそう」
といったイメージを持たれる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、私たちが日常的に食している食材の一つひとつに
健康や美容に繋がる効能があり、
それをうまく活用することこそが「薬膳」です。
「薬膳」には特別な生薬やスパイスは不要、
手に入りやすい食材で気軽に取り組めるため、
何かと自炊の機会が多い今のタイミングで
取り入れてみることをおすすめいたします。
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いつでもどこでも買える、身体を潤す薬膳食材
体内から潤してくれる食材はオクラ、冬瓜、アスパラガス、レンコンといった野菜や
牛乳、バター、チーズなどの乳製品
そして
びわ、梨、レモン等の果物類です。
特に甘酸っぱいものは水分を作るといわれているので、
食後には季節のフルーツを食べると良いでしょう。
又、お肉なら身体を潤す力の強い豚肉がおすすめです。
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ほてりを感じる人はクールダウンできる薬膳食材を
乾燥が進み、更年期障害のようなほてりを感じる方は身体を潤すと同時に、熱を冷ましてあげると楽になります。
野菜ですと白菜、ズッキーニ、ゴボウ等。
豆腐やこんにゃく、緑茶も日常的に使えるのでおすすめです。
フルーツなら、キウイやバナナ、柿等も良いでしょう。
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又、揚げ物や脂っこいもの、スパイシーな料理の食べすぎは
乾燥へと繋がる過剰な熱の元になります。適量を心がけましょう。
秋の乾燥対策には睡眠も十分に取って!
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体内の潤いは、夜眠っている時に作られると
考えられています。
なぜなら、夜は「陰」の時間帯であり
体内のうるおいも「陰」に属しているからです。
夜しっかりと眠ることで
血液が浄化され、体液がしっかりと生み出されて
潤いある身体になるのです。
夜更かしの習慣がある方は
一度は早寝を試してみてはいかがでしょうか。
この秋こそ、内面からしっかり潤うあなたになろう!
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秋は過ごしやすい季節ですが
実は、夏以降、体内では乾燥が着々と進んでいるのです。
乾燥は女性の敵。
その対策に役立つ今回ご紹介の食材は、簡単に手に入るものばかりです。
普段の食事を工夫し、内面からしっかりと潤いを確保することで、
健康も美容もしっかり手に入れてくださいね。
(参考)
『漢方レシピの便利帳いつもの食材が漢方に変わる神レシピ(晋遊社)』
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