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ヨーロッパの給食事情を大公開。日本との給食の違いは一体!?の差

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私が長く住んでいたドイツは戦後増加した移民の影響もあってか、
日本に比べファストフードが多く、食べ歩きをする人を目にする機会も少なくはありません。

これには日本とは異なり食べ歩きは下品ではないという考え方があることも背景にありますが、
「食」へ教育があまりなされていなかったことが大きな原因とされています。
食の文化の違いはあれど、常に「1日30品目を目指してバランスよく食べること」を
学んできた私たち日本人にとっては、少し驚きではないでしょうか。

日本では、バランスのとれた食事のためには、手作りのものを食べる自炊が一番という概念がありますが、
欧米ではその感覚も日本ほどではありません。

また、米文化がある日本とは異なり、一般的な欧米人がパンなどの小麦製品を食べる回数は、
1日に3食となることもあります。

実際、ヨーロッパ出身の20代の人に「家で料理はする?」という質問をした場合、
「うん、する。夜ごはんはいつもパンとチーズとサラダ。」と答える人も結構いたりします。

今回は、小麦文化が支えてきたヨーロッパでの給食事情や食育の実情について、
ご紹介していきたいと思います。

日本と少し異なる?ヨーロッパの給食事情




給食を作っている場所は給食センターだったり学校だったりしますが、
給食当番などの生徒が教室の中で準備することが多い日本の給食。

それに対し、欧米での給食のほとんどは、カフェテリアなどの食堂で提供されるというスタイル。
食堂で働く人の手によって準備されたものをセルフサービス方式で取りに行く、
高校や大学などの食堂のようなスタイルがメインになっています。

現在でこそ、異文化の食を取り入れた献立も増えてきていて、
低カロリーで栄養バランスの摂れたランチが推奨されてきてはいるものの、
数年前までは、食堂での食事の一般的な献立は、
ハンバーガー・ピザ・チキンナゲット・サンドイッチ・パスタなど、
小麦文化が色濃く反映された、高カロリー炭水化物メインのいわゆるファストフード的な献立ばかりでした。

実はヨーロッパは、肥満大国予備軍がたくさん




欧州リサーチセンター(JRC)によると、ヨーロッパでは、
3人に1人の子供が平均体重を上回るオーバーウェイトとも言われています。
みなさんがご存知の通り、イギリスは世界でも屈指の肥満大国と言われています。

世界ランクでは、アメリカやオーストラリアなどの影に隠れがちですが、
ハンガリー、チェコ、リトアニア、アイルランド、ブルガリア、
ギリシャ、スペイン、トルコなども、ヨーロッパ圏では肥満大国。

肥満児の増加がヨーロッパ全土で問題になり、
2014年から学校での食育に取り組んでいるJRCをはじめとして、各国で本格的な取り組みが始まっています。

給食でおこなわれる肥満への取り組み




給食でも、塩辛い味付け、高脂肪の食べ物、糖分の多い清涼飲料水などが主流でしたが、
最近は、肥満防止への取り組みも積極的になってきています。

例えば、イギリスでは揚げ物は週2回まで、
14種類の栄養素の摂取や野菜・果物の摂取を推奨しています。

フランスでは、たんぱく源となるメインの肉・魚・卵を一皿、
おかずを一皿、乳製品、デザートといったような、
日本のスタイルに似た給食を提供しています。

また、ブルガリアなどの一部の国では、
学校の食堂から清涼飲料水やスナック菓子を排除するという動きまで出ているほど。
北欧や東欧など、気候条件が厳しい地域ではどうしても難しくなりがちな食のバランス。
緑黄色野菜の摂取が困難であったり、新鮮な野菜や果物を確保することが難しかったりと、
様々なハードルがありますが、
できることから始めていくという姿勢はとても大切なことではないでしょうか。

混同しがちなグルテンに関連する障害の数々と対応方法




人によっては、グルテン摂取によりさまざまな症状を引き起こすことになるのが小麦の怖いところ。
深刻なグルテンに対する免疫反応の自己免疫疾患であるセリアック病、
小麦アレルギー、グルテン過敏症、グルテン不耐症など、
その種類も多く、似て非なる特徴を持っています。

程度も人によって大きく異なるため、常に細心の注意が必要となりますが、
このような症状を抱える子供の場合、食への安全性を高めるためにも、
自宅で準備したランチバッグなどで対応するのが一般的です。

中には、グルテンフリーの食事を提供することが可能な学校もありますが、やはりそれはとても稀。
食へのアレルギーが科学的に判明されていくにつれ、
学校にもさまざまな対応が求められ、常に議論を呼んでいます。

食育をきちんと受けていなかった大人の食事情




日本のようにきちんとした食育を受けていなかった大人は、
食事情がちょっとちぐはぐだったりということもあります。
ランチに持ってくる食べ物が、ハムとチーズをはさんだサンドイッチ2切れとりんご1個であることもありますし、
多くの大人がピザや寿司など、短時間で食べることのできる簡単な食事を好む傾向にあります。

それこそ、最近のベジタリアン・ヴィーガンブームによって、
野菜や大豆製品などへの関心がいっきに高まりましたが、食育の概念を持ち合わせていない大人も多く、
無茶な食生活を送ることの多い大人が問題にもなっています。

海外旅行先で驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、比較的よく知られているのは、
緑茶に砂糖を入れて飲むことや炭酸飲料など清涼飲料水による糖分の過剰摂取。
また、あらかじめ味付けされたヨーグルトや乳製品なども、
日本とは比べ物にならないくらい充実していたりすることや、
脂質が多くなりがちな食事が多いため、糖尿病の罹患率も日本よりもはるかに上回ります。

ここ数年は、健康がキーワードとなった日本食ブームなどの台頭もあり、
人々の意識も徐々に変わりつつありますが、「正しい食への知識」を持つ大人の数はまだまだ成長過程です。


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給食をベースにした食育への取り組みが広がるヨーロッパ




ヨーロッパと一口に言っても、スウェーデンやデンマークなどに代表される北欧と、
スペインやイタリアなど食が豊かな国として知られる南欧では、
「食」と「食育」の考え方も大きく異なります。

しかし、2010年にはベルギー・ブルガリア・フランス・アイルランド・イタリア・スペインなどを
中心とした11ヶ国で、食べることを楽しむこと、
食べ物の自然な味をキーワードにした食育「スローフードプロジェクト」などへの取り組みも盛んに行われています。

WHOでも1日400gの野菜と果物の摂取を推奨していますが、
デンマークなどの少数の国では600gが推奨されています。

ノルウェーなどの北欧の国では、野菜を収穫しにくいという環境因子も影響し、
約100gの野菜しか食べられていません。

対して、イタリアやキプロスなどの温暖な気候の国では、豊かな食のバラエティにより、
約300gが平均的な数値となっているほか、
冷凍野菜や酢漬け野菜などの消費も他のヨーロッパ諸国に比べて劇的に低い数値となっています。

また、ヨーロッパではじゃがいもやキャッサバなど、でんぷん質メインの野菜も多く食べられている為、
「野菜にはカウントされないので、食べすぎないように」という広報も大々的に行われています。
何だか少し微笑ましいですね。

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外食産業から見る、ヨーロッパと日本の肥満と食育への考え方の差




日本で外食をする際、ほとんどのレストランやお店では無料でのお水の提供があることと思います。
対して欧米では、水道水を安全に飲むことのできる多くの国でも、お水が無料で提供されることは極めて稀なこと。

食べ物とは別に飲み物と注文することがスタンダード、
そして、炭酸飲料やアルコールなど糖分の高い飲料がミネラルウォーターよりも安いという状況も相まって、
どうしても食事の際に「水」というチョイスが遠のいてしまう環境下にあります。

これも、子供や大人の肥満に直結していると考えられており、
ヨーロッパの学校では水を飲むことに対するプロモーションを強化しています。

見直したい、果物の位置づけと大切さ




欧米では、果物が比較的安価であること、
果物はビタミンが豊富だから健康的という意識が広まっていることもあり、
りんごやバナナを持ち歩いている人に出会うことも多々あり、
街を行くビジネスマンがりんごを片手に闊歩するというような光景も珍しくはありません。

毎日のビタミン源や繊維源として大きな役割を担う果物は、
日本では少し贅沢品のようなイメージを持っていますが、ヨーロッパではもっとカジュアルな位置づけ。

日本で定番の贈答用フルーツや高級フルーツは、世界ではあまり見られない概念のひとつでもあります。
世界規模で見た場合、日本のフルーツは美味しいけど高すぎると思われがち。
実際、一人暮らしの経験のある方などは、
「フルーツは高価だからあきらめよう」と思ったこともあるのではないでしょうか。

これには、日本のファームが欧米よりも小規模な生産現場であること、
農作物の見た目の美しさや傷を気にする日本人気質の影響など、さまざまな理由があげられます。
適度なフルーツや野菜を摂っていると、慢性疾患の罹患率もぐっと下がるという研究結果も多くありますので、
各家庭が経済状況などを気にせずに、
日本のみんながもっと果物をカジュアルに食べることのできる環境をつくっていきたいですね。

日本でもあらためて考えたい食育と食のアレルギーなどの問題




日本で見られる「洋食」のように人々の間に長い間浸透している、
「外国風」の食べ物が少ない地域もまだまだ多く、食のシーンでは小麦製品が主流となっています。
最近でこそ食文化の多様性や栄養バランスの大切さがささやかれるようになりました。

しかし、流通が便利になったり、移民からの影響を色濃く受けるまでは、
ヨーロッパの食文化はとても保守的なものだったと言えます。

人々の考え方自体は保守的と言われることの多い日本ですが、
なぜか食べ物に関しては、とてもオープンで革新的とも言えます。
これからもその傾向を生かして、食育についてあらためて考えるとともに、
小麦アレルギーをはじめとしたさまざまな食のアレルギーの問題へも真摯に取り組んでいきたいですね。

正しい知識での食育を次の世代に




欧米で戦後、セリアック病やグルテン過敏症の存在が注目されるようになり、日本への影響も出てきています。
グルテンが体に悪いのではなく、グルテンを受け付けない体の人には、
グルテンが危険な存在となり得るということを正しく認識する必要があります。

もちろん、外国産の小麦には残留農薬が多く含まれるので、
できるだけ小麦を避けたいなどといった別の問題が背景になった選択もあるかとは思いますが、
正しい知識を身につけ、次の世代にきちんと伝えていくことがやはり大切なのではないでしょうか。

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