「幸せ」と「幸せそうに見える」人の違い 。日々の中の幸せを感じられる力をつけましょう
地位やお金や名声を手に入れても、幸福感が手に入らない人もいれば、
特に何か特別なことがあると言う訳でもなくても幸福感に満たされている人もいる。
その違いはどこから来るのか、幸せとはいったい何なのか。
幸せだと感じる時間が、少しでも長くいられる方法はないかと探してみました。
「幸せ」と「幸せそうに見える人」
幸せとは、何かを持っているから、何かが出来るからという条件ではなく満たされた気持ちの「状態」のこと。
幸せそうに見えるということは何かを持っている人、
何かが出来る人を、他の人が見たらそう見えること。
でも本人の気持ちが満たされた状態でなければただ「幸せそうに見える人」。
幸せはインパクトのある出来事だけではない
幸せを「何か非日常の大きな願いが叶った時」だとしたら、
幸せな時間はとても少ないものになってしまいます。
インパクトのある出来事以外は、日常の続きにあるボンヤリした状態なので刺激がない、
言いようによっては「退屈な状態」なので、人によっては退屈が怖くて問題を作り出し、
わざわざ問題を選択し、自分を日常の退屈の中に居ないようにする人もいる。
恋人が死んでしまうというような
実際に起ったら悲劇でしかないストーリーの映画が大ヒットするのは、
バーチャルでネガティブな刺激(人生のアクセント)が欲しいから。
実生活で辛い経験をされる人がすべてがあてはまるとは思いません。
なぜ望んでいない経験をするのかは、もう人が関わることが出来ない領域です。
満たされない状態に慣れ親しんできた人は、満たされる状態に慣れていないので、
それを手に入れることに居心地の悪さを感じ(恐怖や不安感)、
眼の前に差し出されても、訳のわからない理由をつけて受け取らないまたは壊してしまう。
受け取り、満たされることに罪悪感を感じてしまう人もいます。
また苦悩には中毒性があるとも言われています。
引き寄せで有名な本にありました
苦悩には中毒性があるんだ。苦悩中毒患者は、苦悩するのが当たり前になってしまって、
もはやそれなしの人生は考えられない。
もしも苦悩が足りなかったら、まるで空気が不足しているような気持ちにおそわれるんだ。
さらにひどい中毒症状になると、神は自分の子が苦悩するのを見るのが好きだなんて勝手なことを考え始めて、
わざわざひどい人生を選ぶようにさえなる・・・。
脳は変化を嫌う
脳は省エネで活動しようとするので、変化を嫌い『今のまま』を続けようとします。
経験のないことは、危険はないか?、思った結果になるのか?
わからないため『今のまま』がいいと考えてしまう。
たとえ、それが良い変化(幸せへの変化)であってもストレスになるのです。
幸せを見つける能力
日常に中に見つける細かな、繊細なワクワクをいかにたくさん発見出来るかの能力で、幸せの量や幸せな時間の長さが変わる。
その能力は生まれつき持っている人、または生育歴で獲得する人もいれば、
あとから学んで獲得する人もいる。
大きな願いは非日常なので、それに向かっている過程を楽しみながら過ごせないと、
幸せでないという時間が多くなってしまいます。
日常の小さな幸せとは、あまりに当たり前になってしまい気が付かない事が多く、
今とは別の視点から自分を見ることが必要です。
日本で生活しているということだけでも、とんでもなく恵まれていて、
お財布を落としても返ってくる。
夜中に出歩いても大抵は大丈夫。
雨風を防げる部屋がある。
飢えることなく食べるものがある…など。
当たり前だと思っていることを、もう一度「意識を向けて」考えてみたら、
たくさんの恵みを受けていることを見つけることができます。
意識しないと発見できないのです。
幸せを感じ満たされている人はこの発見する能力が優れているので、
幸せで満たされている時間が長くなります。
こういう人はどんな事が起きてもその中から
嬉しいこと、良かったこと、ツイていると感じる事を見つける事が出来、
状況に左右されずにいつも一定の幸せを感じています。
現状に満足しなさいということではありません。
今あるものに感謝を感じながら更にもっと望みを持つのです。
不思議なことに今に満足をしていると、
もっと満足することが増えるそうです。
よく言われる引き寄せの法則ですが、今あるものに感謝して喜んでいると
望んだこと、または望み以上の良いことが起きると言われています。
不思議な世界を信じない人にとっても、
自分が何か素敵なことや良い情報をシェアしたいと考えた時、
いつも楽しそうにしている人と、いつも不満を言っている人と、
どちらにシェアしたいと考えるでしょうか。
幸せ(良い気分)で過ごすために
幸せとは「良い気分を感じている状態」だと考えると、
少しでも長い時間、良い気分でいることと、
願っていること(もの)が差し出された時に喜んで受取る事が出来ることが大切。
そのための方法をご紹介します。
別の自分になってみる
何か問題が起きた時。思うようにいかない時。その問題が起きたときの「自分」で考えても解決しない。
自分がなりたいと思うような憧れの人や、理想の自分になった時ならどうするか?
という視点で考え行動すると、今の自分にはない考えや行動になり、解決を探すことが出来る。
大した問題ではないと気がつくこともあります。
また、憧れの人や理想の自分を意識して選択したら、なりたい自分に近づくこともできます。
解決できないこと、過去のことは一旦横に置いておく
自分の力ではどうしようもないこと、解決出来ないこと、過去のことなどは、考え続けるのではなく
一旦横に置いておいて、今出来る自分が楽しいと思えることをする。
自分が美しいと思えるもの、大好きだとトキメクものを見る。
変化に慣れる
意識して新しい事を選択して、今までにないことをたくさん経験する。いつもなら選ばないものを選ぶ。いつもと違う道を通る。
行った事のない場所へ行ってみる。
様々な初めてをすることで、時には今までにないプラスもあるという経験もし、
変化をする時のストレスに耐性ができて受け入れやすくなります。
自分は満たされる価値があると信じる
望んだものが差し出された時、自分にはそれを受取る価値があると思えていないと受取れません。
「私は望んだものを受取り経験する価値がある」とアファメーションをする。
周りで幸せに見えない人が多いと、自分だけ幸せに満たされることに罪悪感が出ることがあります。
でもまずは、『自分が』幸せに満たされ、それから周りをサポートするのが順番。
自分が幸せでないのに、人を幸せにはできないのだから。
とはいえ、自分を幸せにするのは自分です。
そのため、周りはサポートをすることしか出来ないことを理解しましょう。
ただ信じる
自分を、周りの人を、世の中を信じます。信じると「安心」を得る事が出来ます。
名言の「人間万事塞翁が馬」と言われるように、
一見ネガティブな出来事であっても、長い期間でみるとプラスになることもある。
だから起こることがすべて良い事につながっていると、信じた方が良い気分でいられる。
信じることは、自分の持っている力を最大限に発揮するための方法なのです。
やりたいと思っていることをする
いつかやりたいと思っていることがあったら、今すぐやってみる。途中でやめてもいいし、掛け持ちしてもいいので、とにかく始めてみましょう。
嫌なことをやめる
本当は行きたくないない集まりやお付き合いなど、やりたいことを始めるのと同時に嫌なことはやめたり断る勇気をもちましょう。
人の評価を気にせず嫌われることを受け入れる。自分の気持を大切にする。
人の評価は、曖昧で移ろうものですし、全ての人に好かれるのは不可能なのです。
自分以外の人の心の中は考え続けない
あの人はどう思ったのか?どう感じたのか?自分以外の人の心の中などは何時間考えても答えは出ません。
答えのないものは自分の良いように解釈します。
または必要があれば直接聞いて確かめる。自分だけで考え続けない。
言霊の力
自分が発する言葉は自分が1番近くで聞きます。出来る限りポジティブで前向きな言葉を発します。
受け取る情報を選択する
今は情報が溢れているので受け取る情報を自分で選択する。自分の気持ちが落ちるような情報は入れないように自分で管理する。
テレビは自分が観たいものを選ぶ。好きなドラマ、好きなスポーツ、楽しいバラエティ…
自分の気持ちの上がるもの、好きなものを選んで録画してそれだけを観る。
テレビを流れるままに観ているとネガティブな気持ちが下がる情報を
自分が思うよりたくさん受け取ってしまいます。
本も映画もSNSも気持ちが上がるものを選択します。
人は通常モードでは自分を守るために心配(ネガティブ)するように出来るているので、
楽しい気持ちになるものを意識して選ぶようにする。
いっぱい笑う
ケラケラ笑えることを探します。笑うと免疫細胞のひとつNK細胞が増えることは有名ですが、
笑うことで遺伝子にまで良い影響があると筑波大学名誉教授の村上和雄先生がおっしゃっています。
笑ったあとは、健康にとって良い遺伝子のスイッチがオンになり、
逆に健康を損なうような遺伝子はオフになるそうです。
笑うことは気持ちも上げてくれますし健康にも良くて素晴らしいことだらけです。
人の問題と自分の問題を分けて考える
優しい人は特に自分以外の人の問題を解決しようとする。人の問題はあなたには解決できないので、その人の持つ「自分で解決する力」を信じて見守る。
同じように不機嫌な人が周りにいても不機嫌はその人の問題なので解決しようとしない。
例えあなたが原因で不機嫌になっていたとしても、
相手は「私は○○されると嬉しくない(悲しい・嫌な)気持ちになります」ということを
不機嫌という態度ではなく、言葉で伝える必要があるので、それが出来ない相手の問題です。
もちろん解決をサポートするのは良いですが、解決するのは本人です。
人との心地よい距離を保つこと。
どんなに仲良しでも別の人間だということを忘れない。
日常の細かな幸せを感じるためには
意識が「今」にないと見つけられないのですが、昨日の反省やこれからの予定などを考え、人はなかなか今に意識がありません。日常の動作を丁寧にすると言う事で今、目の前のことに意識がいきます。
朝のルーティーンでも歯を磨く時、自分の歯を大切なものとし意識して丁寧に磨く。
物にも丁寧に接する。いつも使った後の歯ブラシをポイっとブラシホルダーに投げ入れていたら、
純金や宝石が付いているような感覚で丁寧に置く。
高価という設定でなくても大切なものと自分がイメージ出来るものとしてあつかう。
動作を丁寧にすることで「今」に意識が向けられ今「ある」「出来ること」を発見することに繋がる。
何かアクシデントが起きた時
『自分も人も悪くない』という答えを探します。日本人は自分が悪かったと言う内罰的考えの人が多いです。
でもこの考えは自分にストレスを与える事になるので、
一見素晴らしいことのようですが最善ではありません。
人のせいだと言う外罰的な考えだと、一見相手を悪くして
スッキリしたような気がするかもしれませんが、自分が逆の立場になった時に、
相手がそう考えていると「自分が感じる」ので、またストレスを受けることになる。
私も相手も誰も悪くないけど、たまたまそうなった。
そういう時もある。と捉えるのが一番ストレスを受けない。
このアクシデントから学んだこと、何か良いことはないか探せたら最善。
常識を考え直す
人はみんな自分独自の常識や一般的だと思っているものを持っています。
自分が常識だと思っていることは思い込みだったりするのです。
アインシュタインの格言です。
『常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクション』
常識だと思っていることを疑い、自分の頭でもう一度考えてみる。
常識以外の「自分にとっての」最善は何かを探す。
出典:『アインシュタイン150の言葉』ジェリー・メイヤー (著), ジョン・P・ホームズ (著)
人を、縦(上下)で考えない
人を縦にして捉えると、優れている、劣っている。勝っている、負けている。上か、下か。になります。そうではなく、横に一列に並んでいるとに考え、
同じ位置に居るが得意、不得意が違うだけ。
「カテゴリーが違うだけ」という風に考えると、人と比べなくなります。
優越感や劣等感から開放され自由になります。
怒ってもいい
怒らない人と聞くと、よく出来た素晴らしい人というイメージですが、怒りは自分を守るエネルギーでもあります。
正当な怒りは必要なのです。
よく出来た人ではなく、自分を守れる人になりましょう。
笑顔のギフトを
自分には人に貢献出来ることがないと感じている人がいるかもしれません。でも笑顔は周りの人の気持ちを上げる素晴らしいギフトになります。
笑顔を向けられて嫌な気持ちになる人はいません。
挨拶をするときや、買い物をするときの店員さんにも笑顔をむけるようにしましょう。
これは相手に笑顔のギフトを差し出したようですが、
笑顔は自分の脳も楽しいと認識し楽しくなるそうです。
楽しいから笑うのですが、笑うから楽しくもなるのです。
親切や贈り物は喜んで受取る
何かを頂いた時、すぐにお返しをしていませんか?頂いたままで「ありがとうございます。」というだけでは、なんだかソワソワするという事はありませんか。
相手はあなたを喜ばせたいだけかも、役に立ちたいという気持ちだけかもしれません。
すぐにお返しをすることで水臭いと感じるかもしれません。
人は自分が役に立つことで自尊心を高めるという側面もあるそうです。
喜んで受け取ることは、それだけで相手を喜ばせることも出来るのです。
自分の得意で貢献して、不得意は助けてもらって、
サポートやギフトは感謝とともに大喜びして受取りましょう。
人を褒める
褒め返してほしくて褒めるのではありませんが、たぶん相手の人はあなたを褒め返してくれます。
自分の強みを発見することが出来ます。
良い事に意識を向ける
人は意識しているものを見るという性質があります。実験で「部屋にある赤いものを探してください」と言ってその後、
「部屋にあった青いものを教えてください」と言うと答えられないそうです。
そこにあっても意識していないと見えていないのです。
同じように日常の
良いこと
嬉しいこと
あるもの
出来ること
に意識を向けると更に、
良いこと
嬉しいこと
あるもの
出来ること
を発見することになります。
良い事に意識を向けます。
よりパワフルな幸せを感じる過程
まずは自分を好きになること。自己肯定感を獲得しましょう。そのままの自分を好きになると
人と比べなくなる(私はわたし、人はひと)
↓
自分のダメな部分を許せると
人のことを許せるようになる
↓
人の評価を気にしなくなる
↓
自分のやりたいことをする
↓
嬉しい、楽しいという気分が増える
自分を満たしていく
↓
自分が十分満たされると
周りの人を満たしたくなる
↓
周りの人も嬉しくなる
↓
より一層私も嬉しくなる
人間は「自分が」嬉しいという感情より、人を喜ばせるという事に、
もっと大きな喜びを感じるようにインプットされているそうです。
まずは自分が満たされることが先です。自分が満たされていないと他者への貢献は出来ません。
自分を喜ばせ幸せにするということは、他者の幸せにもつながっているのです。
すべての願いが叶ったら、ものすごく幸せを感じるんだろうなと思いませんか?
でも脳科学の中野信子先生がおっしゃっていました。
「〇〇だったらいいなぁ…」という望み(未来への期待)がある状態が1番幸せを感じるそうです。
もしかすると多くの人は感じる能力を獲得出来ていなくて、
1番幸せの状態に気がついていないだけかもしれません。
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