低体温による内臓冷えの原因|手のひらで内臓の冷えをチェックする方法と冷え対策のポイント
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IN YOU読者のみなさまこんにちは、看護師のほんのりです。
朝晩めっきり涼しくなって、気温差も激しくなって来ましたね。
わたしが働いているクリニックでも風邪が一気に増えて来ていますし、季節の変わり目、体調崩してしまいがちですね。
今日は、これから本格的に寒くなる前に、冷えを予防する方法をお伝えしたいと思います!
冷えをケアせずにいると万病の元に!
「冷えは万病の元」。
皆さまも聞いたことあるかと思いますが、本当にその通りです。
そもそも熱は血流によって全身に運ばれるため、その血液が冷えてしまっていては、全身に冷たい水を送るようなものですね。
からだが冷えると自律神経はその“冷え”に反応し、交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、血管はキュっと収縮し、全身の血流が悪くなります。
血流が悪くなると、内臓機能が低下し、免疫力も下がり、心身の様々な不調を引き起こしやすくなるのです。
これを改善するには、「体を温めて、副交感神経を優位にすること」が大切です。
そうすれば、自律神経バランスが整って、血流もよくなり、免疫力もアップします。
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冷え性はこんなにコワイ
冷えは万病の元とお話しましたが、実際に低体温で引き起こす病気は山ほどあります。
体温を上げるだけで、癌が治った!なんて本も出ているぐらいですし、冷えを放っておいていいことはまずありません。
脳血管障害や心疾患、癌、婦人科疾患、精神疾患においても、根底に”冷え”があることが指摘されるようになっています。
そもそも人間のからだは、36.5度以上の温度が無いと、内臓の働きが悪くなります。
それが適温なんですね。
しかし、様々な理由で内臓の冷えを引き起こしている現代人。
食生活や食の意識も崩れ、しっかりと熱を作り出すような食事を摂っていない人もとても多いです。
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手のひらで簡単セルフチェック!あなたはどこの内臓がが冷えている?
内臓が冷えていることに気が付かずに過ごしてはいませんか?
そこで、実際に簡単に内臓の冷えをチェックできるようなポイントをいくつかお伝えしますね。
手の平が冷えていないことが大前提ですが、これからの季節は冷えやすくもなってしまい、手の平の温度も変動が出て来るのは仕方ないことです。
基本として比較するのは、脇の下の温度が、一番安定的に体内部の温度を表しているとされているので(体温計はここで計りますもんね!)そこより温かいか、冷たいかなどで判断するようにしてください。
太もも:腎の冷え
左の太ももの内側を触ってみてましょう。温かいですか?冷たいでしょうか?
実は、太ももの内側には、女性にとって大事な腎の経絡があります。
東洋医学的に腎とは、水分の代謝・排泄のみでなく、
精気(いのちのエネルギー源)を蓄える
ということも含まれています。生殖や老化に関与する経絡です。
腎は冷えに非常に弱い臓器です。
ですので、ここが冷えているのは腎も弱っているサインです!
お手当て法:もみほぐしマッサージ
あぐらをかくような体制で、左の太もも内側がみえるように座ります。そして、腎の経絡が通っている太もも内側全体をもみほぐすように、手のひら全体を使ってマッサージします。
可能であれば、左を下にして横になり、誰かに足の裏で踏みながら揉んでもらう、その方が効果的です。
しかし協力者がいないと成り立たないため、一人の場合は自分で手のひらで行うと良いでしょう。
経絡は道筋のようにとおっていますが、素人が指圧のようにピンポイントで探ることは難しいです。
ですので、あくまで、全体的に強すぎずにマッサージすること。
それで十分です。
もちろん温めるのもOK。
気持ちが良いと感じる方法で、試してみてください。
仙骨部:骨盤内の冷え
お尻の真ん中、背骨の一番下の三角形になっている骨の部分に手を当ててみてください。
ちゃんと、温まっていますか?
「仙人の骨」と言うだけあって人体の中でとても重要な骨で、建物でいうところの基礎。
仙骨部には骨盤内臓を支配する自律神経があり、また仙骨の奥には、足につながる動脈・静脈があり、非常に血流豊富な空間です。
ここが冷えていると、骨盤内全体の血流が悪い、あるいは冷えているということ。
骨盤内には、女性には子宮・卵巣・膀胱・腸など、大切な臓器が入っていますね。それらの臓器も冷えているという証拠です。
おススメお手当て:こんにゃく湿布
1)市販のこんにゃくを1枚、沸騰した湯に入れて10分ほどぐつぐつ煮ます。2)タオル1枚でくるみ、仙骨部にあてます。 熱いようでしたら、タオルの枚数を調節して対応してください。
3)仙骨部に充てる。20~30分ほど、温かさが持続するまで湿布する。
毒素のデトックスも一緒に行ってくれるこんにゃく湿布です。
こんにゃくが小さくなるまで繰り返し何回でも使用可能。使用後は、水につけて保管してください。
*決して、その後料理などに使わないでください!!
鼻水・咳がでる:肺の冷え
鼻水や咳などは、典型的に肺が冷えている証拠です。
今の時期は多いと思いますが、そもそも呼吸器とは、鼻や口から始まって、肺までが全体的に呼吸器。
肺が冷えていると、入口である鼻や口に何らかの症状が出て来るのですね。
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おススメお手当て:風邪の特効薬のツボ
【大椎】うつむいた時に首の付け根にでっぱる骨のすぐ下のくぼみにあります。
いくつもの陽の経絡が交わるところで、解熱や免疫に効果があります。
指圧の他、ドライヤーやホットタオルで温めるのも効果的。
また、風邪は寒湿の邪が体内に入り込んで引き起こるため、やはり冷えが原因。
この場所を温めたり、冷やさないように保護することは大切です。
背中の真ん中のコリ:胃腸の冷え
腰よりもっと上、ちょうど背骨の真ん中あたりの両脇、痛みやコリを感じていませんか?
この場所のコリは、ただの筋肉疲労ではなく、胃腸のツボなのです!
冷たさや冷えているというよりも、コリ・痛みとして症状が出て来ることが多いようです。
おススメお手当て:スパイス白湯
文字の通り、白湯にスパイスを入れるものです。
スパイスはからだを温め、血行を改善してくれる働きがあります。冷えと血流の滞りが改善されれば、かなり多くの不調は解消できるでしょう。
【用意する物】
●お湯(90度以上) 100~150ml
●スパイス(ジンジャー、ブラックペッパー、クミン、コリアンダーシードなど)少々
●耐熱カップ
カップに白湯を注ぎ、スパイスを少量いれるだけ。分量はお好みで。
普通の白湯よりからだが温まります。
更に!ここを温めて、全身の血流&免疫アップ!
おへそ周辺
天枢をはじめ、おへそ周辺には大事なツボがいくつも集中しています。また、ツボとは少し違いますが、人体の中心として”気を練る”場所として知られる丹田も、位置で言うとこのあたりに相当します。
大きな血管も通っており、それはダイレクトに心臓に繋がっている血管たち。
どこが冷えているかなどわからなくても、とりあえずここを温めておけば全身の血流UPです。
足首
昔から、”くび”は冷やすな、と聞いたことあると思いますが、中でも足首は脂肪も少なく、皮膚のすぐ下に血管が走行しているため、外気温の影響をとても受けやすいです。そして、外気温で冷やされた血液は、そのまま太い血管と合流して、骨盤内へ流入していきます。
よって、足首で冷やされた血液は、そのまま骨盤内へ突入してしまうのですね・・・
ですから、そんな自動冷却システムとならないよう、足首を温めることを意識しましょう。
冷え対策は、寒くなる前から始めよう!
まだしばらくは、日中の気温が高く暑い日が続くようなので、冷えを感じる方は少ないかもしれません。
しかし、人間にからだは自然にかなり影響をうけている為、秋本番、いざ寒くなってきたときには、もう遅いのです。
外から冷えやすい要素が圧倒的に多くなってしまうので、からだ自身で温める力がとても大きくなってしまいます。
条件が悪くなってしまうんですね。
冷え予防・冷え取り・温活などは、寒くなる前から!
今から心がけてセルフケアしておくことで、秋そして冬を迎えても、からだが冷え切らずに過ごせるでしょう。
みなさんの参考になれば幸いです。
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