除菌生活で免疫力が下がり続ける恐怖!私たちが自然と調和して菌と共存する方法とは
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2020年。
オリンピックイヤーのはずが、コロナイヤーになり、
ソーシャルディスタンスをはじめとした
「新しい生活様式」を意識して生活を送っていることと思います。
中でも、マスク着用と除菌は生活の一部となっているのではないでしょうか。
外出先でも除菌
自宅に帰ってからも除菌
スーパーで買ってきた食材やエコバックにも除菌
配送された段ボールも除菌
除菌・除菌・除菌・・・・
どこもかしこも除菌だらけの生活で、
私たちの健康はどのように変わってしまうのでしょうか。
「コロナ」というウィルスが未知の生物であるだけに、
私達はそこに大きな不安を感じています。
しかし、私たちは膨大な菌と共に生きている
ということを忘れてはいけません。
今回は、過剰な除菌で私たちが見落としがちなことは何か、
そして、菌を過剰に恐れず上手に付き合っていく方法をお伝えします。
「新しい生活様式」は私達をコロナウイルスから本当に守ってくれるのか
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海外から流れてくる新型コロナのニュースは
医療崩壊の現場や、埋葬しきれずに溢れた遺体の映像など、
非常にショッキングなものも多くありましたね。
SNSやニュースでは、海外在住の日本人が「のんびりしている日本人」に対して
「一か月後には日本もこんな状態になるから気を引き締めて!!」と、
さかんに警鐘をならしていました。
『コロナは危険』
『コロナは怖い』
私達の意識にしっかりと刷り込まれています。
コロナが怖いので、私達は「新しい生活様式」(※)をまじめに守ります。
「新しい生活様式」を実践していないと他人の目が怖い。
そんな心理も働いているでしょう。
日本人本来の真面目さ・きれい好きさが今回の
コロナの感染を抑えている一つ要因なのかもしれません。
アフターコロナはありません。
他の感染症と同じように、コロナと共存し続けていかなくてはいけません。
「第2波は秋頃」とも言われていますが、
人が動けば感染は広がります。
緊急事態宣言の解除後であっても、
多くの人がまだまだ慎重に行動するとは思いますが、
秋前に大きな波が来ないとは言い切れませんし、
大きな波が来ないように、国も自粛を促したり、
経済活動のため緩めたりを繰り返すのではないでしょうか。
コロナで死ぬのか?
経済で死ぬのか?
国はバランスを見ているようです。
コロナウイルス感染予防に「新しい生活様式」を継続することで健康にどんな影響がある?
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コロナ予防や治療に効果的な薬ができるまで、
私達は「新しい生活様式」を続けることになると思いますが、
効果的な治療法が確立された後も、
ある程度「新しい生活様式」は生活に定着すると思われます。
もちろん、良い生活習慣もあります。
コロナで被害を受けているのは人間だけですので、
地球環境という側面では二酸化炭素が激減するなど、
喜ばしい状態になっています。
良い習慣は残せばよいでしょうし、
マスクやフェイスシールドなどは、
個人的には煩わしいのでなくなったらいいな、とも思います。
今後コロナウイルスが落ち着いても「除菌文化」は定着する
今後は、新型コロナ以外にも
未知の感染症は現れると予測されていますが、
それを考えた時に、多くの人は「感染の恐怖」から
除菌を引き続き徹底しようと思うのではないでしょうか。
私は基本的に潔癖症ではないですし、手洗いなども適当な人です。
今回コロナで菌やウイルスをイメージし、
そこらじゅうにいるかもしれない考えると、
こんな私でも潔癖症のように、除菌や手洗いをするんだな。
と、自分自身驚きました。
私のように、これまで菌やウイルスのことなど大して気にもしなかったのに、
意識するようになったという方は多いのではないでしょうか。
今までの人生でこんなに菌やウイルスと向き合ったことはありません。
私は普段、予防医学指導士として、セミナーやカウンセリングを
おこなっていますが、受講してくださっている方から質問がありました。
「菌と共存している私達は除菌し続けると免疫が下がるのではないか」
そうなんです。
大切な常在菌まで殺してしまったら、
私たちの免疫力が下がり、
せっかくコロナ対策で除菌しているのに、
本末転倒になってしまう・・・。
その心配を解消すべく、
コロナウィルスに感染しないように除菌し続けることは、
私達にどんな影響を与えるのでしょうか。
ここで私たちが忘れてはいけない、
ある大切な事実が存在します。
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コロナウイルスによる除菌生活で忘れられている事実。
私達のカラダの90%は菌によって作られている!
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なにかと悪者扱いされやすい菌ですが、
麹菌・納豆菌・善玉菌など
私たちの生活に欠かせない菌も多く知られています。
腸内細菌が免疫力をUPさせることが一般的に知られるようになり、
菌活に励んでいる方も多いと思います。
私達のカラダは90%が菌で作られている・・・。
腸内にたくさん菌がいることはイメージが付くと思いますが、
「腸内」ではなく、「カラダ」に対して90%の菌がいるのです。
菌と共存している私達。
菌がいなくては生きていけない私達。
それでは、私たち人間と菌はどのように共存しているのでしょうか。
私達は菌に生かされている
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菌の話の前に、
私達の遺伝子の数はいくつあるかご存じですか?
ヒントは、
マウスの遺伝子の数は2万3000個。
小麦の遺伝子の数は2万6000個。
ミジンコの遺伝子の数は3万1000個。
人間の方が大きいですし、
想像力やコミュニケーション能力もある
高度なカラダを持っている生き物です。
5万個以上はありそうですよね。
いやいや、10万個くらいはあるかもしれない。
そう考えるのが普通だと思いますが、
実は、人間の遺伝子の数は2万1000個なんです。(ウィキペディアでは2万2287個)
ミジンコよりも細胞が少ないのです。
しかし、この2万1000個の遺伝子だけが
あなたの体を動かしているわけではありません。
私達のカラダの中には、
腸内細菌や皮膚の常在菌などがいます。
彼らの遺伝子総数は440万個。
彼らの遺伝子と私達の2万1000個のヒト遺伝子が協力しながら
私達の体を動かしてくれているのです。
遺伝子の数で比べると、人の部分は0.5%でしかありません。
人のカラダの仕組みはとても複雑です。
遺伝子の働きも複雑ですが、
そこに「共生微生物」の遺伝子も加わり、
更に複雑になっています。
人だけでなく、牛や虫、魚も微生物と共存しています。
牛の胃に多くの草を消化する微生物がいることは有名です。
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牛の本来持つ遺伝子だけでは、
草を消化吸収することができません。
そこで草から栄養素を取り出すことが得意な
専門家の微生物に委託しているのです。
人間の身体の中でも同じことが起こっています。
例えば、虫垂炎を起こす「虫垂」。
「いらない物」として扱われることが多いですが、
実はこの虫垂の中には、有害な細菌を侵入させないように守る層=「バイオフィルム」が形成されています。
虫垂は微生物の隠れ家のようになっていて、
免疫系に必須の場所ということが分かってきたのです。
虫垂は不要なものだから、取ってしまえばいいのではなく、
少なくとも「成人になるまで虫垂は保有しておいた方がいい」
と先進国で言われるようになりました。
再発性の消化器感染症・免疫機能障害・血液の癌・一部の自己免疫疾患・心臓病を予防してくれるのです。
ご存知の通り、腸内細菌は免疫に関係している、
必須ビタミンを生成したり、食物繊維を分解してくれたりします。
皮膚の常在菌も肌のバリアを守るためにはたらいてくれています。
カラダの菌のバランスが崩れることにより、
不調や病気が始まるのです。
人間に住み着く微生物は細菌やウィルス、菌類、古細菌などがいるそうで、
大半が酵母菌です。
素人にはその分類を正確に把握するのは少し難しいですが、
多種多様な微生物が私達と共存してて、
お互いに恩恵を受け合っていることを忘れてはいけません。
<参考文献:「あなたの体は9割が細菌」 アランナ・コリン著 河出書房新社>
コロナウイルスや除菌だけに気を取られず、
菌と共生するために私達が気をつけるべき事
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私達は、菌をはじめとした微生物たちに支えられて生きている事を
少しでもイメージしていただけたでしょうか。
菌との共存を大切にして生活していくことが、
私たちの健康にとっては必須なのです。
菌のことを思って生活していますか?
発酵食品など、人間にとって有用と言われる菌を
積極的に摂取していさえいれば大丈夫だと思っていませんか?
実は、外から菌を補う事よりも、
今あなたの体の中にいる菌を大切にすることの方が重要なのです。
腸内細菌を喜ばせたいのなら、
彼らが好きな食物繊維やオリゴ糖を摂取するだけでなく、
菌が嫌いな環境を作らないことです。
それでは、菌が嫌いな環境とは何でしょうか。
肉食や白砂糖が悪玉菌を増やし、
カラダに悪影響を及ぼすことは常識になっていますし、
抗生物質で腸内細菌のバランスが崩れることも忘れてはいけません。
アトピーなどを発症させるのは、腸内環境の悪化だけでなく、
皮膚の常在菌が悪玉菌過多になり、
バランスが崩れることで発症されるといわれます。
アトピーでは清潔を保つことが必須ですが、
それを徹底しすぎて必要な常在菌まで無くしてしまうのもまた問題なのです。
私達が菌と共生する上で注意すべき3つのポイント
①菌を殺すような抗生物質を可能な限り使用しない。②有害な菌を増殖させるような食生活・不潔な生活習慣に気をつける事。
③過度な潔癖行動を控え、有益な菌まで殺さないようにする。
この3点がポイントになってきます。
コロナウイルスによる除菌生活は免疫力を下げる?
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とは言っても、除菌せずにはいられない環境。
私達はどうしたらよいのでしょうか。
手を除菌すれば手の菌はなくなりますが、
常在菌が完全になくなるわけではありません。
それに全身を除菌することはないでしょう。
私達のカラダの90%は菌なのです。
一日に数回手洗いしても、菌がなくなって免疫力が下がることはないですが、
「コロナウィルスと接触したのではないか」
「感染しているのではないか」
と不安になることがストレスになり
免疫力を下げることはあると思います。
コロナ禍を経験した私たちの今後の菌との付き合い方は?
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腸内細菌の種類や量が決まるのはおおよそ1歳と言われ、
この時期までに多種多様な菌に触れさせることが大切と言われています。
最近では日本でも
「赤ちゃんを動物園に連れてい行って、菌に触れさせましょう」
と言われるようになりました。
しかし、今の状態では乳幼児を外出させる気にはなりませんし、
ましてや積極的に菌に触れさせようというという気も起きないでしょう。
出産の際、肛門近くの産道を通る事で、
お母さんの腸内細菌を受け継ぐと言われています。
その後、環境によって、その子オリジナルの腸内環境になっていきます。
本来はあまり神経質になって部屋を除菌したり、
公園に遊びに行った時に「手が汚れてきたない!!」と
すぐに除菌をしたり、土と触れさせなかったりするのは、
子供の健康のことを考えるとけっして良い事ではありません。
今は除菌せざるを得ない状況かもしれませんが、
もう少し落ち着いたら、過剰な除菌は
その後の子供たちの健康を害する可能性が高くなるので、
やめた方がいいでしょう。
そして、都心では少し難しいかもしれませんが、
人が少なく自然が多い場所で子供を思いきり遊ばせてください。
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近年、アトピーや花粉症など、
アレルギー体質の人が増えているのは、
コンクリートで舗装された道が多くなったり、
土付きの野菜が買えなくなったりしたことが
原因の一つだと言われています。
「土壌菌」の持つ菌のパワーは凄いのです。
コロナの影響で生活様式が変わり、
自然が回復していることを考えると、
私たちは自然と調和しながら生きていくことを
早急に実践していかなくてはいけません。
便利・安価などに飛びつきがちな私達ですが、
価値基準の一つに「エシカル消費」や「自然との調和」を
考えた行動をしていくことが大切だと思います。
その一つに菌との共存もあるのです。
菌を怖い物と恐れすぎず、上手に味方につけて
調和の取れた免疫力を発揮できる身体づくりをしていきましょう。
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