「スーパーで豚肉が1パック300円で売っているのは、気味が悪い」自給自足をする友人から聞いた 知らないと怖いスーパーに並んでいる加工肉の不自然さと、私たちのあるべき姿
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当たり前と思っていたことが実は、当たり前じゃないという現実
多くの人はどんなに食事に気をつかったり、運動をしても、
年齢とともに体力や見た目の老化に気づいていると思います。
様々な健康法や美容法があって、ものや情報が溢れる中で、惑わされ続ける現代人。
そんな、私たちは何を選べばいいのでしょうか・・・?
自給自足生活で見えたもの
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佐賀県と福岡県の県境に『糸島市』という、山と海に囲まれた自然豊かな土地があります。
そこで私の友人がシェアハウスに住み、自給自足をしながら仲間と生活しています。
彼は3年前に世界一周をしたあと、1年間ニュージーランドにホームステイをしていました。
ニュージーランドで、完全なオーガニック生活を体験したことで、
今まで健康だと思っていた体よりもさらに健康的な自分の体の状態に気づき、
その健康状態を維持したくて、自然豊かな糸島市に移り住んで自給自足生活を始めている、面白い友人です。
なんでも自分が目で見たものでないと信用できないそうで、糸島市に移り住んで、自給自足を始めたのです。
自分たちでエネルギーを作り出し、太陽光パネルで発電機を設置したり、
イノシシの肉とiphoneを交換したり、自分たちの得意分野でワークショップを開き収入を得たり・・・
月の食費はたったの5000円程度とのことでした。
家族3人で、毎月の食費が軽く3万円以上かかっている私にはびっくりな話でした。
普通に生活していると、まず無理な話です。
そんな面白い生活をしている彼が、私に衝撃的なことを言いました。
『スーパーに売ってある豚肉が300円で売ってあることにみんな疑問を感じないの?』
私は彼に言われるまで、全く意味がわかりませんでした。
それよりも、1パック300円でも高くない?と以前の私は、思ってすらいましたから・・。
食の常識って、何?
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彼はスーパーに行って買い物をすることはほとんどないそうです。
タンパク源は、イノシシを自分たちで仕留めて、さばいて摂るか、鶏を育てて、さばいて食べるか。
魚は川や海で釣って、貝などはおそらく素潜りでとっていると思います。
イノシシ一頭を仕留めるのに相当な神経をつかうと言います。
もちろんその前に、イノシシがいなかったら、貴重なタンパク源は手に入りません。
そのときはイノシシを探すか、イノシシを仕留めるまでタンパク源はないということになります。
(お米や野菜、果物も自分で種を植えて、一から育て、収穫しています。)
お酒も作っている、と聞きました。
そして、必要以上は仕留めない。
というよりも、体が必要以上に求めなくなってくるというのです。
その日の食事はその日次第ですが、全く苦ではないそうです。
それに比べ私たちの食卓に当たり前のように並ぶ安い肉の数々。
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Shopping Supermarket Market Goods Food Meat
都会に住み、大した激しい運動もしていない私たちに、そんなに毎日スーパーでたくさん安売りされたお肉が必要でしょうか。
ところで、実は昔流行した『酵素ドリンク』ですが、本物の酵素をビンで保存すると、ビンは割れてしまうので保存できないそうです。
ということは、市販の酵素ドリンクの酵素のほとんどは死んでいる可能性が高いということでしょうか。
自給自足をしている彼だからこそわかった、『儲け』を意識した破格の値段設定が現代社会では普通になされています。
しかし、現代人に生きる私たちは、この不自然さを当たり前と思ってしまっています。
こう考えると今私たちが常識だと思っていることが実は自然から見たら非常識なのかもしれません。
食べたい時に食べられない恐怖と空腹感
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自給自足の生活をすると、当然のことながら、手に入らないと食べられないということになります。
お腹が空いてもてに入らない場合は、とにかく我慢です笑
いつもお腹が空いてから食事を摂るので、とにかく食事が美味しいと話していました。ちなみに彼と会った場所はファミレス。
フライドポテトを美味しそうに食べていました笑・・・
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彼曰く、『出されたものはなんでも食べる』と言っていました。
原始時代に話を遡って考えてみましょう。
昔はおそらく、いつ食べられるかわからない生活でした。
そのため、食べ物が手に入った時に好き嫌いなんか言っている場合ではなく、
『とにかくお腹を満たさないと』という一心で、みんなご飯を食べていたと思います。
また、今のように、保存技術もないので、
腐らせないように保存するか、空腹の状態を我慢するかのどちらかだったと思います。
今の私たちの生活はすぐに食べ物が手に入る便利な時代なので、
空腹に耐えることや、次に食料が手に入らないかもしれない恐怖におびえることはありません。
本来人間は、空腹になったら食べるというのが自然の法則だと言われていますが、本来のあり方を考えれば、私はその通りだと思っています。
動物を仕留めてさばく際の、労力とコストを考える
イノシシを仕留めてさばく労力とコスト、時間などを考えた時、スーパーで豚肉が1パック300円で売っていることがとても気味が悪い
彼は言います。
『イノシシを仕留めてさばく労力とコスト、時間などを考えた時に、スーパーで豚肉が1パック300円で売っていることがとても気味が悪い』と。
おそらく成長促進剤を使って、動物を早く育てているか、
まだ育っていない子供の動物を無理やり殺したり、強制的に妊娠をさせて、子供を産ませたり・・・。
私たちが食肉産業の実態を知ったら、おそらく誰もお肉を食べることはできなくなるでしょう。
日本では公開されていませんが、映画『フードインク』でも食肉産業の実態についてもこのことが伝えられています。
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併せて読んで欲しい本です。
![ダウンロード](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/44c23b6b15d70994d766716b66bcaf1c-5.jpeg)
自給自足をしてみえた、食の大切さ
お米も野菜も自分で育ててみるとわかるらしいのですが、
子供を育てるようなものだそうです。
私も1歳の娘がいるのでわかりますが、娘中心の生活です。でも苦ではありません。
そのくらい愛情を持って育てれば、大切にしたくなります。
その愛情をかけた食事をなんでも美味しく食べることは、ストレスフリーでとても健康的ですよね。
ストレスフリーが、最強のアンチエイジング
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健康で100歳まで長生きした人の多くは
『食べたいものを我慢しないで楽しんで食べる』ということが共通点だといいます。
好きなものを食べて生きている元気なおばあちゃんがテレビなどで紹介されますが、人生を謳歌されています。
女優さんでもこういう方が多いですね。
『食べたいものは我慢しない。その分運動をたくさんします』
これはストレスフリーに生きる、もっとも理想の考え方です。
最近の研究では『笑顔がストレスをなくす』と言われていて、笑顔が素敵な人は、元気で綺麗な方が多いですよね。
ストレスは連鎖する
食肉産業の実態に話を戻すと、狭いゲージにぎゅうぎゅうに入れられた牛や豚、鶏はかなりのストレスを感じているはずです。ある著書によると、殺されるとわかった豚や子牛と無理やり離された親牛たちは涙を流して泣くそうです。
そのような気持ちの動物たちを何も知らずに食べること自体が悲しいことなのです。
そしてストレスを抱えたまま殺されたお肉を、私たちは知らずに毎日食べているとしたら・・・
「人は食べたもののようになる」と言いますが、
私たちの体は次第にストレス体質、酸性体質になってしまうに違いないでしょう。
私たちは何ができるのか
これは私なりの考えですが、まずは感謝して食べることが一番だと思っています。
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すべての植物や動物は食べられるために生きているわけではないので、私たちが食べる以上は感謝して食べるべきだと思っています。
朝日新聞より
次に『選ばない』という選択をしていかなければいけないと思っています。
安易に安いものにとびつくと、自分の体や環境、社会にまで影響を与えると考えます。
最後は、しっかりとした生産者から購入するのが大事です。
そういう生産者が求められるようになれば、環境も社会も変わっていくはずです。
フェアトレードをもっと増やそう
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フェアトレードを増やすということも一つでしょう。
これはもともと発展途上国を支援するものでしたが、
日本でも同じように広がっていけば、生産者も消費者もいい関係を結ぶことができます。
『癌』という漢字があるように、品物を山のように食べると病気になると言われています。
『質がいいものを少量食べる』
それが真の健康であり、細胞レベルで若返る秘訣だと私は考えています。
エネルギーレベルの高い食材を食べて、いつまでも若々しく、健康を目指していきたいですね。
私たちは当たり前の世の中で生きていますが、やろうと思えば、仕事も作り出すことができるし、音楽も奏でることができます。
知恵や工夫をしていないだけで、やろうと思えば、いくらでも1から作り出すことができるのです。
あるもので満足する。
そこに幸せを感じる。
ものや情報が溢れる現在に生きる私たちは、取捨選択をする前に、本質的な『人間力』を磨く必要がありそうです。
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