豆腐や納豆を健康の為に食べているなら、ちょっと待って！東洋医学から見る、ヘルシーフードの代名詞である大豆製品の落とし穴。

手軽で安価、かつ栄養豊富なヘルシー食材の代名詞、大豆

豆腐、納豆、豆乳など、日本人に馴染み深い大豆製品。
皆さまはどの位の頻度で食べていますか？

ちょっと体重が気になってきて、頻度を増やしている方もいるかもしれません。
（私はカレーなどの丼ものメニューの時、豆腐やおからを米代わりにすることがあります。）

IN YOU読者の中には牛乳を避けている方が多くいると思うので、
その代用で豆乳を用いている方もきっと多いと思います。

でも、ちょっと待って！
大豆製品にも、知っておいて頂きたい注意点があります。

過去に、大豆は身体に良い → イソフラボンたくさん摂ろう！
→ 多数のサプリメントが販売されるまでイソフラボンの流行
→ イソフラボンの過剰摂取にはリスクあり、となった経緯もありますが、それとは全く別物に。

東洋医学の観点からの落とし穴をお伝えしていきます。

東洋医学的には、大豆製品は「身体に良い」とは言えない！

東洋医学の一端である陰陽説の考え方では、大豆や大豆製品は陰性になります。
陰性の食べ物にはカリウムが多く含まれていて、身体を冷やす特性を持っています。

暑い夏に食べる冷や奴、これは理にかなっているのですが（昔の人はすごいですね）、
冬に向かうこれからの時期に同じ要領で食べていると、身体に不調を来してしまう可能性が大きく、注意が必要です。


『こうして作れば医者はいらない』若杉友子著より

「大豆そのものは身体を冷やす食品である」ということを覚えておきましょう。

手当にも使われる程、身体を冷やす「豆腐」「豆乳」

また、発熱時の豆腐シップは、とてもメジャーなお手当法として知られています。
お子さんの解熱から、脳卒中・くも膜下出血の後遺症対策にまで効果があるといわれる超シンプル豆腐シップの作り方。どこでも手に入る身近な食材、豆腐で「脱・市販薬生活」へ。

豆腐が身体を冷やす食材として意識したことがない方も多いかもしれませんが、
実は、豆腐は大きな冷却力を持っているのです。

同じく陰性食材の「納豆」。今私たちが買えるものは、元々の姿と変わり果てていることも懸念点。

納豆の発酵時間は短い（２０〜２２時間程度）ので、大豆の陰性性質はそのまま変わりありません。
納豆も、身体を冷やしてしまう食材と言えます。

また、超身近な食材である納豆ですが、
具体的にどうやって作られるか納豆の製造工程を改めて考えたことってありますか？


ひと昔前はまだ、写真のような藁納豆も多く見かけましたよね。
藁には常在菌として納豆菌が生きており、
それを利用して、蒸した大豆を藁で包んで発酵させるというのが元々の納豆の作り方でした。


全国納豆協同組合連合会納豆PRセンターのHPより（http://natto.or.jp/make/index.html）

ところが今は、蒸した大豆に納豆菌を付着させ、容器に補填され、その状態で発酵して作られます。
主流である発泡スチロール製容器に、熱いうちに入れられるので、
化学物質が溶け込んでいないかどうか確証がないのも不安です。

もし、ただただ闇雲に、
「健康に良いから」という理由で納豆を毎日のように食べていたら、このような落とし穴があることを認識しておきましょう。

陰性から陽性に変換された、これからの寒くなる季節には特に積極的に取り入れたい大豆製品もあります◎

味噌は、
陰性の大豆からできたものですが、陽性の食材です。
陰性の大豆に塩を加え、火で熱し、時間をかけて発酵・熟成することにより、
徐々にアミノ酸に分解されて陽性に変化していくのです。

熟成期間が長くなればなる程陽性の力が強くなり、
３年熟成されたものは極陽性に大転換しています。
（例えば白味噌は発酵期間が３ヶ月から半年と短いので、陰性の力の方が強いです。）

定番の、豆腐の味噌汁は、理にかなっていると言えますね。
同じ大豆食材でも陰と陽のものを組み合わせることでバランスが図られている。
先人の知恵って本当に素晴らしいと思います。


IN YOU MARKETでも炭とイオン化した水で作られた味噌を取り扱っており、こちらは甘口が好まれる土地柄か、大陽性に転換されるまで長い熟成期間は取られていません。

原材料の生産者さんまでが見えるお味噌って、市販ではなかなか出会いませんよね。
限られているから超貴重、IN YOU MARKETでしか販売されていないものです。

麹屋さんは岡山県で60年以上続く老舗。
自然に逆らわず、自然の力を最大限に生かした味噌作りをモットーにしています。
蔵のすぐそばには清流が流れており、もともと自然に恵まれた味噌作りに適した場所でしたが、
時代の流れが様々な環境変化をもたらし、目に見えないところで品質に影響を与えるようになっていったそうです。
そんな時に出会ったのが、この電子技法。
味噌作りの工程で使う水は全て電子水を使用しています。
また、味噌蔵は、床・壁・天井の全てを備長炭で覆った炭蔵。
味噌蔵特有の発酵臭を感じないほどに空気が清浄に保たれているのだそうです。


陽性に変化しきっていない味噌を購入した場合は、
冷蔵庫保管せずに常温で熟成させ続けたら良いですよ。

甘みが強い新しいうちは陰性ということを踏まえながら使い、
熟成期間に応じた変化を味わえるのも、また楽しいものです。
購入後も熟成させられるのは生きている味噌に限るということは、言うまでもありません。
巷には「生きていない」味噌も山のようにあるので、選択が必要です。

一般的な市販味噌の問題点や選び方などは、過去記事に詳しく書いておりますので、良かったらご一読ください。

「地産地消」ならず「友産友消」！

「友産友消」とはある方が言っていて印象に残った言葉です。
売る為に作るものにはそこまでだけど、友達の為に作るものだったら安全なものを、愛を込めて作りますよね？

その製品に対して、またお願いしますって気持ちも込めて、
サステナブルに生産し続けられるような対価を支払う。

こんな循環にしか、本当に「安全で美味しい」ものって存在しないのではないかと思います。
オーガニックライフって、
何の疑問も持たずにコンビニ食を毎日食べ続けるような人には本当に響かない.．白い目で見られて終わりです。
愛もあって温かな有機的循環の輪に入れることは、
オーガニックライフを追求する者の特権ですね。

直感を大切にしながら、食を楽しもう！

健康に関して、◯◯が良いとテレビや雑誌で知らされると、
売切続出になる程たくさんの人が食いつきますが、食いつく前にぜひ、ちょっと立ち止まってみてください。

どうしてそれが健康に良いのか
自分には美味しいと感じるか
今それを食べたいと思うか
ワクワク楽しんで実践できるか・・

「陰」と「陽」って頭ごなしに覚えて縛りすぎてしまうと、食が楽しくなくなってしまいます（少なくとも私は）。
でも知っているということが、まず何より大切だと思うのです。

頭の引き出しに入れておいて、あとはその時の感覚も大切に、楽しく毎日の食を選択していく。
すると色々な発見があって面白い！自分の選択が徐々に変化していきます。

昔の人は、感覚的に、身体の健康や自然と調和した選択をしていたものです。

科学の発達で鈍ってしまった私たちの本能を呼び覚ましてやることで、
生活の健康度や幸福度って高まるんじゃないかなって思います。

オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market

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