その病気の原因はミトコンドリアの不調！？
ミトコンドリアを活性化するための食事のポイントとは？

新型コロナウイルスや新年度（新生活）への対応で、毎日、お疲れではありませんか？

今回の記事のテーマは高校の生物の授業などで1度は聞いたことがあるはずの
「ミトコンドリア」です。

一見、コロナや新学期とミトコンドリアは関係がなさそうですが、実は最近の研究で
「健康のカギはミトコンドリアにある！」ともいわれるほど注目されている存在。

新型コロナウイルスに負けない体作りや日々の疲労回復のためにも、
このミトコンドリアの存在は欠かせないのです。

ほぼ全ての細胞に存在している「ミトコンドリア」の働き

ミトコンドリアについては、多くの方が学校の授業で聞いて以来、
普段の生活ではまず馴染みがないのではないでしょうか？

そこでまずは、ミトコンドリアとその体内での働きについてお話をしていきます。

そもそも、ミトコンドリアとは？

高校の生物の教科書で、上のイラストのような
「タワラ形（ピーナッツ形）で内側にヒラヒラした膜が折り重なっているモノ」の絵
を目にした記憶はありませんか？

これがミトコンドリアです。

このミトコンドリアをひと言でご説明するならば、いわば、
“細胞の中にあるエネルギー工場”。

ミトコンドリア内で作られたエネルギーは、筋肉を動かしたり、
代謝を回すために使われるので、

・筋肉
・脳
・内臓
・生殖器

など、全身のほぼ全ての細胞にミトコンドリアは存在しています。

ちなみに1つの細胞にミトコンドリアは数十～数百個ほど存在しているそうです。

諸説ありますが、私たちの体は37～60兆個もの細胞が集まって出来ているので、
一人の人間の体内にはとんでもない数のミトコンドリアが存在していることになります。

「何だか、すごいんだな…」と思われた方、

実は、あのミトコンドリアの中で人間が生きるために必要なエネルギーは作られているのです。

直径がわずか0.01mmほどという小さな小さなミトコンドリアのおかげで、
私たちは生きるエネルギーを得ていると思うと、
「生命の神秘」に対する不思議な感動を覚えずにはいられません。

私たちの命はミトコンドリアに支えられている

普段、あまり意識することはないかもしれませんが、
何気なく体を動かすだけでも多くのエネルギーが必要となります。

「いやいや。すぐ太るし、エネルギーなんて使ってないよ！」と思われる方。

例えば筋肉ひとつを動かすにしても、

・筋肉細胞を伸び縮みさせる
・脳から筋肉に指令を出す

などの複雑な過程があります。

そしてその全過程に使われるエネルギーの大部分が、ミトコンドリアのエネルギー工場で作られます。

つまり、ミトコンドリアが存在するおかげで長時間の運動やトレーニングを実現できているのです。

また、私たちが元気に過ごせるのもミトコンドリアがコンビニのように
24時間営業で頑張ってくれているからです。

「健康実現のカギを握るのはミトコンドリア」
と言われている理由

ところで携帯も使えば使うほど充電が減ったり壊れてしまうように、
ミトコンドリアも働き過ぎによって機能が低下することはあるのでしょうか？

ミトコンドリアの機能が低下するとどうなるの？

細胞が使うエネルギーのほとんどを産生するミトコンドリア。

その機能が低下するということは、細胞の活動が低下することを意味します。

例えば、脳の神経細胞の機能が低下すれば、

・見る
・聞く
・物事の理解

といった能力に支障が出ます。

他にも、

心臓の細胞の活動低下は血液の循環に
筋肉の細胞の活動低下は運動機能に
不具合が出てきたりします。

生活に支障が出るレベルでなくても、
何となく疲れやすいということはありませんか？

もしかしたら、そんな慢性的かつ不快な疲れやすさは、
ミトコンドリアの不調によってエネルギー代謝が上手く出来ていないからかもしれません。

ちなみにミトコンドリアの不調が原因で起こる病気のことを、
「ミトコンドリア病」と呼びます。

イギリスやフィンランドの調査によると「ミトコンドリア病気」の有病率は、
10万人に9～16人という割合。

ですが、実際のところはもっと多いのではないかという見方もあり、
謎に包まれた難病のひとつです。

ミトコンドリアの機能を低下させる原因

ミトコンドリア病まではいかなくても、ミトコンドリアの機能を低下させる原因とは何でしょうか。

その要因には例えば、

・過度の飲酒
・過食
・無理なダイエット
・生活リズムの乱れ
・睡眠不足

など挙げられています。

案外、ありきたりな内容に拍子抜けした方もいるかもしれません。

一方でどれもが、現代人にとっては当てはまりやすいものかと思います。

あなたは普段、ミトコンドリアにとって過酷な生活をしていますか？
それともあなたの生活スタイルは、ミトコンドリアに優しいものでしょうか？

現代流！食事でミトコンドリアを
活性化させるプチテクとは？

忙しい現代人でも、3日坊主にならずに続けやすい
「ミトコンドリアを活性化するための方法」はあるのでしょうか？

今回は、現代人でも手軽にチャレンジしやすいプチテクを2つご紹介します。

プチテク1：食事でビタミンをしっかり摂る

一つ目は、ミトコンドリア内でのエネルギーの代謝を助けるビタミン類を摂ることです。

もちろん、様々な種類のビタミンを万遍なく摂ることが大切！！

ですがあえて、ビタミンを一つに絞るのであれば、おすすめはビタミンB1です。

なぜなら、ビタミンB1はミトコンドリア内でエネルギーを作り出す
「クエン酸回路」という仕組みが機能するのに欠かせない
スーパーマンのような存在だからです。

ちなみに植物性の食品であればビタミンB1は、

・大豆
・胚芽の付いた穀物（玄米、胚芽米、全粒粉など）
・ごま

などに多く含まれている栄養素です。

またビタミンB1は水溶性で熱に弱い特徴があるため、加熱時間はなるべく短くして、
生のままや煮汁まで食べられるメニューで摂取するのがおすすめです。

プチテク2：サプリメントで足りないビタミンを補う

自炊がいいのは分かっていても、コロナの緊急事態宣言への対応や
新年度の異動などで忙しい場合もあるかと思います。

そんな方には、手軽にビタミンを補えるサプリメントもおすすめです。

現代は化学肥料や有機肥料の使い過ぎで土壌が劣化しているといわれています。

過保護な子育てのように「良かれ」と与えた過剰な肥料のせいで、
野菜や果物のビタミンやミネラルの栄養価が戦後より下がってきているのです。

ですので、食事が乱れがちな方もそうでない方も

・天然由来100%
・オーガニックや自然栽培の原料由来
・国産

の安心・安全なサプリメントで足りないビタミンを補うことがおすすめです。

私も昔はそうでしたが、食事を大切にされる方ほどサプリメントを使うことに抵抗があるように思います。

もちろん、食事自体は体内にある自分の酵素を使って食べ物をいちから消化し、
吸収するので体の機能を維持するためにも大切です。

なにより、家族や友人と食卓を囲むのは楽しいですよね！

食事は体だけでく心を豊かにしてくれるツールの一つです。
ですが現代社会は、野菜や果物の栄養価が下がり、十分な栄養素を食品から摂取しづらくなっています。

一方、アメリカなどでは今や、健康の維持にサプリメントを使うことは常識となっています。

ぜひ、毎日休むことなく働き続けるミトコンドリアに、
良質な天然由来のビタミンをサプリメントや食事で届けてあげてくださいね。

ミトコンドリアを活性化させて、
免疫力もアップしよう！

ミトコンドリアは私たちの体のエネルギー工場として、毎日、我々が寝ている間も働き続けてくれています。

ミトコンドリアの不調は、（免疫関連細胞を含む）細胞の機能の低下にもつながるので、

■代謝を助けるビタミン（特にビタミンB1）

を毎日の食事やサプリメントで、チャージすることが大切です。

ぜひ、頑張るあなたのミトコンドリアをケアして、明日の元気につなげていきませんか？

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