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太れない人もいる!ダイエットと一緒に考えたい「月のリズム」

luna venere e giove su palermo

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月のリズムとダイエットの話を続けます。

本来のダイエットとは、太りすぎたり、やせすぎたりした体を適正なバランス状態に戻す「養生法」であることは先にお伝えしました。健康的でバランスのよい体にするためには、食欲のメカニズムを知ることが大切です。食欲は生命を維持していくためにも必要な人間の本能の一つで、ダイエットをむりなく進めるには、食欲がわくメカニズムを理解して、食欲と上手につきあっていくことが大切になってくることは言うまでもありません。 

「食べろ」という指令を出すのは脳の視床下部というところで、そのなかに満腹中枢があります。血糖値をセンサーにして、「食欲」を調整しています。血液中の血糖値が20mg/㎗程度上昇すれば、満腹中枢が刺激されて満腹感を味わい、逆に下がれば空腹中枢が働いて食欲がわくと考えられています。血糖値を左右するブドウ糖は体の大切なエネルギー源なので、脳の食欲中枢はこの値を常にモニターしていて、少なくなれば補うよう指令を出します。これが空腹感となって現れるのです。 

しかし、問題は脳がどの時点で空腹感や満腹感の指令を出すのかという点です。これはいわばエアコンの設定温度のようなもので、セットポイントと呼ばれています。じつはこのセットポイントが、肥満の人では高く設定されているのです。血糖値のセットポイントが通常より高く設定されていると、なかなか満腹感が得られなくなり、また空腹感を普通の人より早く感じるようになります。その原因は「インスリン抵抗性」で、インスリンの効きめが悪くなるからなのです。


インスリンとは何でしょう?

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インスリンとは、ひとの体の中でつくられるホルモンで、唯一血液中のブドウ糖(血糖)を少なくする働きをもっています。お腹のちょうど中心にある「すい臓」という臓器に、「ランゲルハンス島のβ細胞」という名前の細胞がたくさんあり、インスリンはこの細胞で作られています。

ところが、インスリン抵抗性がある状態ではブドウ糖を取り込めなくなり、行き場を失ったブドウ糖とインスリンがダブつくことになります。このような状態に陥ると、脳の視床下部ではセットポイントを引き上げて、もっと食べなさいという指令を出すようになります。さらに悪いことに、ダブついたブドウ糖を脂肪に変えて貯蔵するため、肥満が促進されていくわけです。インスリンはブドウ糖を細胞内に取り込めなくなると、ブドウ糖を脂肪という缶詰に変換して蓄えようとするのです。


やせたいならば欧米食から和食に切り替えよう  

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肥満の原因であるインスリン抵抗性は、ストレスや毎日の食事が原因となって引き起こされます。とくに、砂糖の摂りすぎと、肉類や揚げものなどの高脂肪・高糖分食がインスリンの働きを悪くすることがわかっています。また女性の過食の80%はストレスが原因といわれています。ストレスが加わると脳内にアドレナリンやCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)というホルモンが分泌され、それらが空腹中枢を刺激して、過食に陥らせるのです。白砂糖や動物性食品を食べ続けた場合も、同様のホルモンが脳内に増えるため、過食の傾向をまねいてしまうのです。 

太っている人の最大の問題点は、食欲の調整機能を正常化させることで、そのためには食事の量を減らすのではなく、食事の内容を変える必要があるのです。ここを勘違いする人は多いのです。食べないことが痩せることだと思ってしまう。一見いいような気がしますが、カラダの内部にはよくありません。

そこで大切なのが、ごはんを主とした和食に変えることです。ごはんは白米よりも玄米や分づき米(玄米と白米の間の度合いに精米した米)、雑穀米(あわ、ひえ、きびなどの雑穀を白米に混ぜたもの)のほうが、血糖値がゆるやかに上昇するため、腹もちがよく、インスリン抵抗性をまねきません。  

精白していない穀物、野菜、海藻、漬物などは、「複合炭水化物」と呼ばれ、この割合が総摂取カロリーの80%くらいになるのが望ましい食事と言われています。タンパク質、脂肪、糖分中心の欧米化した食生活から、複合炭水化物主体の伝統的な和食に戻すということが、食欲を調整し、ムリなくできるダイエットの基本になります。 これが和食とよいとされている理由でもあるのです。

 

食べ物のもつ生命エネルギーが低下している?

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また、過食の原因としては、食べ物のもつ生命エネルギーの低下の問題があります。食べ物が大量生産されるようになった結果、そこに元来含まれていたビタミンやミネラル、酵素や食物繊維などの「生理作用」を活性化させる物質が、年々少なくなってきています。  さらに、ファストやインスタントをはじめとする効率化と見た目のきれいさばかりを追い求めた結果、手間ひまをかけるという気持ちが省略されてしまったため、そうした生命エネルギーのもとになる大切なものが取り込めなくなっているともいえます。

マクロビオティックは食物のもつ本来のエネルギーを尊重しますし、とても大事に考える哲学があります。大量生産されたものだけではなく、たとえ少量でも有機栽培のものや農薬や化学肥料を使っていないものを消費者自身が選択することの重要性はあると思います。


満月から月が欠ける時期はやせやすい

Luna Venere e Giove su Palermo

さて月のリズムの話に戻ります。やせるためのダイエットは月のリズムに合わせて行うと、より効果的になることはこれまでもお伝えしてきました。満月から新月にかけての欠けていく月の時期が、最も解毒力、排池力、浄化力の高まる時期です。この約2週間は、脂肪分や糖分の多い欧米食を減らし、たまった脂肪を溶かす作用のあるしいたけや大根、海藻、こんにゃくなどの煮物と青菜のおひたしや漬物などを増やし、雑穀ごはんや玄米ごはんを食べるとよいといわれています。

こういった伝統的な和食を食べることで、体内にたまっていた有害化学物質や有害重金属、腸内の腐敗物、血管に滞った老廃物、体脂肪などをきれいに吐き出すことができます。さらにヨガなども合わせると効果はアップするでしょう。

肥満体質の人が満月と新月にプチ断食を行うと、やせる効果とデトックス効果が増す傾向にあるようです。月の引力によって、たまった油や老廃物などの汚れが引き出されやすくなるからです。さらに、酸性化した血液が弱アルカリ性に戻ることで、インスリンの働きも良好な状態に改善されます。


太りたい人は穀物や野菜の甘味をとろう

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「やせの大食い」という言葉がありますが、やせている人ほど過食の傾向が見られます。食べないと太れないという脅迫観念から、必死で食べている人が多いようです。そんな人に共通するのは、胃と膵臓が弱くて、甘いものが大好きという点です。 胃と膵臓の働きは、例えていうならブレーカーです。生体電気(生命エネルギー)を発電する、人体の発電所でもあります。

東洋医学ではこのようなエネルギーを総合して、 ひとことで「気」と呼んでいます。食べ物から「地の気」が胃と膵臓で取り込めなくなると、ブレーカーが落ちて慢性的な生命エネルギー不足の症状が現れます。電池切れによる停電状態がカラダ全体で起こると思ってください。このような状態では、気力がなくなって疲れやすくなりいくら食べても太れない状態になってしまいます。

胃と膵臓が弱くなると、精神面にも現れてきます。心配性で、いつも不安をかかえ、ああでもない、こうでもないと考えすぎる傾向が出てきます。杞憂が多くなるのです。また、移り変わる気持ちが強くなり、一つのことに集中できなくなるため、習い事も、健康法もコロコロ変わり、継続することが難しくなります。 軸が持てなくなり、ぶれてきます。こんなときには、「グラウンディング」といって、土とふれあうことがとてもいいそうです。


農作業が実はカラダにとてもよいとされる理由とは?

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農作業をする=土とふれあうことで、生体電気の流れがよくなり、過剰な食欲や甘いものへの欲求がおさまるのです。また、不安定な心が落ち着き、気持ちが晴れ晴れとしてきます。実は私も神奈川県の藤野というところで趣味の畑をやっていますが、作業後の清々しさといったら言葉では言い表せません。(この写真は私がやっている畑で採れた人参です。)

ガーデニングや畑仕事、草取り、陶芸や泥んこ遊び、砂浴など、土とふれあうことが胃腸の調子を改善する特効薬なのです。家庭菜園で土や柚物とふれあう瞬間は、なんとも心地よく感じられます。土鍋で炊いたごはんや野菜を食べたり、土瓶で煮出したお茶を陶器の器で飲むなど、土からできた器や調理器具を使うのもとてもよいそうです。 土の上で伸び伸びと育った有機栽培の野菜や穀物には、生命エネルギーが豊富に蓄えられています。野菜や穀物を食べたときの甘みが、胃腸の本当のエネルギー源なのです。

よくかみしめたときの甘みには、精神安定効果があり、米や野菜のような複合炭水化物であれば、血糖がゆっくりとした早さで吸収されるので、膵臓に負担をかけることなく、スムーズに代謝されます。都会でストレスや生活習慣によって疲労困憊した者もいれば、土に触れながら農家をやって生き生きとしている60歳の人の表情の違いは一目瞭然です。


新月から月が満ちる時期は、太りやすいとき

新月から満月にかけての満ちていく月の時期は、胃と膵臓が活発に動き、消化吸収力が高まる時期です。太れない人はこの時期に、煮炊きすると甘みに変わる大根やにんじん、玉ねぎ、キャベツ、ほうれん草などの野菜を料理に取り入れると吸収力が贈し、太れるようになります。

’ブレーカーを落としやすい’甘い砂糖に代わる甘みとしては、かぼちゃやさつまいも、とうもろこし、栗がよいといわれています。黄色くて甘いものが胃と膵臓の「食薬」になるのです。塩ゆでしたり、塩をひとふりして蒸し煮したりするなど、自然の塩を料理に活用すると、 胃腸が元気になります。

また、この時期には、ごはん、みそ汁、漬物といった365日食べても飽きがこないものを食べることで、心と体が安定します。やせ体質の人が断食をすると、ますますやせてしまうと思われがちですが、そうではありません。新月と満月にプチ断食をすると、胃と膵臓の栄養吸収能力がさらに高まって、肉づきがよくなっていきます。

***

3回に渡って月についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?これからは月のリズムを生活の中にとりいれてみてください。そして食生活やダイエットについても意識を変えてみてはいかがでしょう?何よりマクロビオティックとの相性もぴったりです。

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