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涙が無性に出る…歳のせいだけじゃない? 東洋医学で考える「涙が流れる」理由とケア

野上 きよ
生きかた、治しかたのひとつとして「漢方」という選択肢もあります。 闘病、依存、介護、看取り、不妊、流産、事故、老い…人生のなかのさまざまな忍耐と悲しみに、東洋医学は寄り添い、理不尽な思いが腑に落ちるまで消化させることもできます。自身や家族の経験から「漢方」というひとつの方法もあるということを伝えたく執筆させていただきます。医薬品登録販売者。漢方薬局勤務経験あり・漢方塾受講。趣味はコンテンポラリーダンスとほどほどのお酒と

涙が無性に出る…歳のせいだけじゃない? 東洋医学で考える「涙が流れる」理由とケア


最近やけに涙もろくなった。
ちょっとしたことですぐ泣くようになった。
「歳のせいかなぁ」
なんて思う程度だったら良いのですが、
涙を流すことで自分自身が疲れたり、おかしいなと違和感を感じたり、
対人コミュニケーションに支障が出たりすると、
困りますよね。

異常まではいかないけど、つらい。

東洋医学は、
そんな症状もスルーせず、
全体の状態からなぜその不調があらわれてくるのかを見立ててくれます。

診察まではハードルが高い…。
そう思ってた方はぜひ、東洋医学的な方向からその涙の意味を見てみてくださいね。

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涙もケア対象となる東洋医学


約2000余年の歴史を持つ東洋医学。
今のように精密検査などがない時代から、脈々と受け継がれたこの医学は、
患者を「トータルの状態から見立てて調子を整える」のに長けた医学といえます。

見立てには、顔色や匂い、姿勢、声色などや、
その患者の「なんだか気持ちが落ちつかない」「どきどきする」「無性に悲しい」
といった訴えも、時と場合によって見立にいかしていました。

「なんだか涙が出てしょうがない」といった訴えは、
普段、いまの私たちではスルーするような症状かもしれません。

しかし、検査設備などがない時代は、あらゆる症状が貴重な情報
本人がつらかったり、なんだかその状態がとても気になるようだったら、
「何かの表れ」としてケアする対象になりえるのが、東洋医学なのです。

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東洋医学の基礎哲学「陰陽五行」と涙


東洋医学の特徴的な考え方に
陰陽五行」というものがあります。

流派によって、また日本漢方か中医かなどによって、
この考え方をどの程度見立てに取り入れるか違いはあるのですが、
体と心は繋がっている、という考え方は
共通しています。

例えば体や匂い、色など、
それぞれのカテゴリーごとに万物を5つに位置付けしていくのですが、

「肝 心 脾 肺 腎」という、からだの「五臓」
そして「涙 汗 よだれ 鼻水 ツバ」というからだの「五液」

この五臓と五液は、それぞれ関係しあっており、

五液の涙は、五臓のなかでは「肝」と関係しています。

肝が不調だったり、オーバーヒートを起こしていたりすると、涙が溢れるのです。

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肝という臓の働き

東洋医学でいう肝とは、西洋医学の肝臓とはまた少し違った概念のものです。
血の貯蔵機能や、気などを流していく機能があるのを「肝」とし、
女性は月経などで血の動きが大きいため、肝の影響を受けやすいとされています。

そして「肝は感情の肝」と言われています。
気持ちが高ぶると涙が出ますよね。

ただ涙が出るのではなく、
肝がなんらかのかたちで影響して涙が出ると考えられるのです。

つまり、生理の前後に感情不安定になって涙が出たりするのは、
血の動きによって肝が影響をうけていることが考えられます。

「わたし、おかしくなっちゃったのかな」
「メンタル不安定で心配」
そんな方、まずは、東洋医学では
心と体は深く関わっていることを知っていただければ、と思います。

「こんなに涙が出るのって、肝が弱ってるのかなぁ」と、
ご自身の体と心の状態を、トータルで見つめ直してみてくださいね。

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涙ばかり出る生活だった私


私は小さいころから泣き虫で、
親が心配するほど泣いてばかりいる子供でした。

人見知りだったのもありますが、
何かが気になったり気に障ったりすると
言葉や何かで伝えるというより、
とにかく泣いてしまって、それで訴えるようなところがあった気がします。
(のちほど触れますが、もともと肝に気がたまりやすいタイプなのでしょう)

大人になってからは、生理の前に泣いてしまうことが増えました。
後で考えると本当にささやかなことで、
普段だったらなんともないようなことで
感情的になってしまい、
人前で恥ずかしくも涙があふれてしまうこともありました。

ストレスがかかると涙がでるような状態で、
その感度が生理前は特に高くなってしまうような状態でした。

東洋医学を学ぶようになってから、
生理前の異常な涙もろさ、気持ちの昂ぶりには
原因があることを知り、
あらかじめ自分が後悔するような自体は回避できるようになりました。

また、自分の涙は、ただ悲しくて泣いているというより、
怒りやイライラ、納得いかない、わかってほしい、
といった色々な気持ちが入れ混じった涙だということがわかってきたのです。

自分がどんな状態なのか、どんな傾向になりやすいかを知ることは
とても大切なことです。
客観的な目線をもつことで自分をケアしてあげることができますし、
自分を知ることで自分を信じることができ、対人関係の悪影響も防ぐことができると思います。

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陰陽五行で「涙」と「怒」の関係を見る


陰陽五行には、気持ちの動きである「五情」というカテゴリーもあります。

五情は、
怒、喜、思、悲(憂)、恐(驚)。

これらの5つの感情も、五臓や五液に関係してきます。

五臓の肝
五液の涙
五情の「怒」


これらは繋がりがあり、
怒りやすい人や怒っている状態とは
気が上昇して肝が損なわれた状態。

そして涙となってあらわれることがあるのです。

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肝をケアする


肝の影響を受けやすいタイプの方は、肝を補うことで、
その涙や気持ちの不安定さをケアすることができます。

生理によって感情的になって泣くことが多くなる方は、
気滞(きたい)という状態が考えられます。

気の流れが滞ってしまい、イライラや涙になってあらわれてしまった状態です。

流れの機能を司る肝をケアして、怒が強く出過ぎないようにし、
涙をほどよく調整させるにはどのようなケアがるのでしょうか?

辛い味のものはほどほどに控えて涙を抑える


陰陽五行では「五味」という考え方もあります。
これは5つの味のカテゴリーです。

「酸 苦 甘 辛 塩辛い」

この5つの味のうち、肝が弱っているときは
辛い味を摂り過ぎてはいけません。

辛い味には、発散をさせる作用がありますので、
風邪などのときに汗をかくには良いのですが、
肝が弱っているときは適しません。

食べるとスッキリするので、イライラしているときは
辛いものを食べてストレス解消されている方も多いかと思います。
しかしさらにその辛味が肝を痛めてしまっている可能性があります。

肝が弱っているときは、五味の中では酸味が適しています。
自然に酸っぱい味がほしくなるという方もいるかもしれません。
酸味は肝を補ってくれるとされています。

肝を補う酸っぱ味の食事


トマト レモン・みかん 梅 桃・スモモ キンカン お酢

これらの食材は肝を補ってくれる酸味があります。

身近な食材ばかりなので、ぜひふだんの食事に取り入れて
肝をケアしてあげてくださいね。

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また、逆に辛味に分類されているのが、
サンショウやトウガラシ・コショウなどの、ぴりっとする香辛料
パセリやシソ、また玉ねぎやネギ、にんにくやしょうがなど
そしてだいこんやにんじん、さといもも辛味のあるものとして
分類されています。

とはいえお野菜は体に必要ですので、
摂りすぎに注意して、ほどよく食事バランスに気を配って肝を痛めないようにしましょう。

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こころとからだ、ともに関係するのが「涙」


涙することは悪いことではありません。
泣くことで浄化する気持ちもあります。

しかし、思いがけない涙で自分自身が苦しんだり、消耗したり、
対人関係に悪影響が出たりするのは困ることですよね。

涙は心だけの問題ではなく、体やその機能などの不調も影響しています。
いまの自分自身の体の状態を感じて、
トータルでその涙の理由を探してケアしてあげてくださいね。

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