<業界最先端のオーガニック情報!>元ニューヨーカーが教える本当に投資価値のあるオーガニックブランド10選[北米版]
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こんにちは。
IN YOU読者の皆さまは、オーガニックについての知識を求め、
クリエイティブで健康的なライフスタイルを送っている方が多いのではないでしょうか。
海外では、オーガニック市場は相変わらずの人気、かつ安定したマーケットを形成しています。
最近は健康ブームに後押しされ、いよいよ日本のマーケットもオーガニック表記の商品が増えてきました。
しかし、このオーガニック市場、なかなか一筋縄ではいかない模様です。
日本のオーガニック市場の実態
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アレルギーや膠原病など、様々な疾患が増える現代。
テレビをつければ、健康番組や病気の話題がひっきりなしに流れてきます。
いつ行っても病院は常に満員状態とくれば、
健康になりたいという人間心理は必須の流れでしょう。
そんな健康ブームに後押しされ、
いよいよ日本のマーケットもオーガニック表記の商品が増えてきました。
市場にオーガニック製品が増えるのは好ましいことだ、と一見しては思えます。
しかしながら、そういう流れをよそに、
オーガニック市場や医療の専門家からは厳しい意見も聞こえてきます。
なんちゃってオーガニックとは?
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オーガニック市場や医療の専門家から聞こえてくる声は、
日本のオーガニックマーケットが、いかになんちゃっての集まりかということです。
例えば
・オーガニックとケミカルが混合している
・プラスティック容器に入ってる
・オーガニックの本当の基準を判別しずらくしている
・他の毒性はスルーしてオーガニックにだけフォーカスしている
つまりオーガニックと表記がありさえすれば、
放射性物質や環境ホルモン、または重金属、添加物などはスルーしていたりという具合です。
資本主義なので、投資価値の見込みのある市場には、いろんな企業や人が参入します。
詳細は省略しますが、あらゆる手段を使って「オーガニック」商標をとる例もあるということです。
なんちゃってオーガニックの問題点
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もちろんオーガニックが悪いわけでは全くありません。
儲け話に乗っかり、オーガニック市場を利用する企業や人がいるということです。
安心安全な食材を求めてオーガニックを購入したのに、
実はオーガニックではなかったなんて、勘弁してよという話ですよね。
別の話に例えると、24金ゴールドのネックレスを購入したのに、
実は10金ゴールドでしたという詐欺のような話です。
いやれっきとした詐欺ですね。
オーガニック、そして食の安全の信用の根幹に関わる話です。
そして、せっかく健康的なライフスタイルに目覚めてオーガニックを求める人たちが、
再び搾取トラップにかかっていくという流れになってしまいます。
アメリカのオーガニック市場の実態とは?
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一方アメリカでも、似たような問題は起こっています。
アメリカ前大統領のバラク・オバマ氏は、通称「GMO表示義務法」S.764 (aka the DARK Act) という法律にサインしました。
一体何かと言うと、GMO(遺伝子組換え)の表記に関する規定を変更したために、
GMO食品の表示義務化が連邦法にされたことで、州ごとの法律が無効化されることになりました。
GMO(遺伝子組換え作物)の混入割合など不透明な点があり、消費者の知る権利を損なうと同時に、
GMO表示義務で抜け穴が多い連邦法に、消費者団体は不満を募らせています。
オーガニック専門のスーパーマーケット・ホールフーズのように、
店独自で厳格なGMO表示プログラムを設けるところも出てきました。
それに、General MillsやCoca Cola、それに Hormel といった巨大企業が、
市場で人気のあるオーガニックブランドをかなりの数を買収しています。
そして買収すると同時に、GMO(遺伝子組換え)表記基準を変更しています。
オーガニックマーケットに大手が参入する事で市場規模が広がり、
より多くの人がオーガニックにアクセス可能にはなります。
しかし、安全基準が担保されないので、本当に安全でクリーンな食品を求める消費者には不満が上がっているのが現状です。
本当に投資価値のあるオーガニックブランドとは?
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消費者が、どのオーガニックメーカーを選べば良いかわからない、
という現象が起こっていることを受けて、ジャーナリストたちが独自の調査をしています。
実際に優良オーガニック企業が、巨大企業に買収されつづけるために、
なんちゃってオーガニック企業に変貌しているという由々しき傾向にあります。
オーガニックブランドを評価するにあたって、遺伝子組み換え作物に関するスタンス、
そして大手に買収されずに独立した運営体制をしているか、が大きな判断基準になります。
ということで本記事は、今のところ買収されていない、
信用度の高い、本当に投資価値のあるオーガニックブランド(北米版)を紹介します。
独立した資本運営をしている10のオーガニックブランド
1・Nature’s Path
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Nature’s Pathは、オーガニックシリアルやグラノーラバーなどで有名な会社です。
1985年に家族で創業以来、独立した運営をしています。
他の大手のシリアルブランド(例えば、Kashi と Cascadian Farm)は、
大手のケロッグとGeneral Millsに買収されました。
ブリティッシュコロンビア発のNature’s Pathは、100%独自資本の企業です。
モンタナ州などに広大なオーガニック専用の農地も持っています。
さらに、同社の製品はグルテンフリーの選択肢も豊富です。
都会のビルの屋上農園のサポートや、環境へのチャリティー活動も行なっています。
Nature’s Path
2・Lundberg Farms
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とても有名なカリフォルニアのお米の会社です。
多くの巨大企業からの買収オファーを断り続け、独自の資本で運営しています。
同社は、エコフレンドリーなオーガニック技術でお米の生産をしており、
玄米、ジャスミンライス、それにグルテンフリーに至るまで、多種の製品を生産。
オーガニック需要拡大に伴い、同社も拡大を続けているが、
創業者のGrant Lundbergは全く臆することもなく、これからも環境に優しい食の生産を続けるとのこと。
”問題なのは会社の大きさではなくて、価値を提供することでしょう?”
”信用という価値は、会社の大きさには関係ないよ”
と語っている。
Lundberg Farms
3・Pacific Natural Foods
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1987年にオレゴン州発の会社です。創業時は豆乳と豆腐を生産していました。
スープ、ブイヨン、ナッツミルクなど、同社のオーガニック食品は、全米のスーパーマーケットで見かけることができます。
同社は、先に述べたGMO(遺伝子組換え)の表記に関する規定変更を阻止するために、
1億ドルの出資を行いました。
これだけでも、投資価値のあるオーガニックブランドだということがわかります。
Pacific Natural Foods
4・Uncle Matt’s
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フロリダ初のオーガニックオレンジジュースの会社です。
おそらくUncle Matt’sよりも美味しい、ボトル入りのオレンジジュースはないのではないのでしょうか?
同社は、GMO(遺伝子組換え)の表記に関する規定変更に反対しています。
オレンジジュースには人工的な添加物などは入れず ”本当のオレンジジュース” を提供しています。
Uncle Matt’s
5・Dr. Bronner’s
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日本でも愛用者の多いマジックソープの製造企業、Dr. Bronner’s。
なんでも洗える、お手頃プライスの液体ソープ、石けんなどが大人気です。
CEOの David Bronnerはこう言います。”もし世界中の製品がGMO(遺伝子組み換え)になっても、
うちの製品だけはNon-GMO(遺伝子組み換えを使わない)”と述べています。
カリフォルニア発の同社は、どこよりも早く医療大麻とヘンプの合法化活動、
同時にフェアトレードと新たなオーガニック認証の設立に向けて取り組んでいます。
同社のヴィジョンには、オーガニックをメインストリームにすることを掲げています。
Dr. Bronner’s
6・Traditional Medicinals
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独自資本によるオーガニックハーブティーのパイオニアです。
Traditional Medicinalsの製造するハーブは、完全な自然のハーブを使用し、
添加物や香料などは全く使用していません。
例えば ”Tazo” というハーブティーで有名な企業は、
戦争支援企業として世界中で物議をかもしているスターバックス社が保有しています。
さらにペプシ社とユニリーバのサポートも受けています。
Traditional Medicinals社は、ハーブ療法に特化しておりカモミールティー、
ダンディライオンルートなどを使用した、熟練のハーバリストたちによる、
様々な症状に合わせたブレンドを提供していることが魅力の企業です。
品質管理も徹底しており、薬局方基準で製造管理しています。
Traditional Medicinals
7・Amy’s Kitchen
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カリフォルニア発のAmy’s Kitchenは、冷凍食品で有名な会社です。
冷凍食品が良いか悪いかは置いといて、現代生活では広く利用されていることは事実です。
Amy’s Kitchen社は、独自資本を保っているだけではありません。
アメリカがオーガニック基準を設定する以前から、オーガニック食品を製造していました。
そしてカリフォルニアに全米初となるオーガニックレストランもスタートさせます。
スープ、ピザ、ブリトー、ベジミートなど同社の食品は、見ているだけで食欲をそそります。
同社の食品は、遺伝子組み換え不使用、BPAフリー、ビーガン、グルテンフリーなどの選択肢も豊富です。
Amy’s Kitchen
8・Frontier Natural Products
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オーガニックスパイス、ハーブ、エッセンシャルオイルを中心とした製造企業です。
遺伝子組み換え不使用の香辛料、ハーブ、精油を探しているのであれば、
Frontier Natural Products社の製品であれば、まず間違いはないでしょう。
様々な料理に安全に使用することができます。
同社の製品は、Simply Organic (食品)やAura Cacia (精油)が有名です。
Frontier Natural Products
9・Frey Wines
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オーガニックワインほど、本物を見つける事が大変なものはないでしょう。
近年の調査によると、市場に出回っているワインのほぼ100%からグリホサートが検出されたと発表しています。
(オーガニックワインも含め)
ぶどう栽培では大量の農薬が使われるため、信頼のできる企業を探すことが鍵になります。
Frey Winesはアメリカ発の独自資本、オーガニックかつバイオダイナミック農法のワイナリーです。
同社所有の12エーカーに及ぶワイナリーは、環境に配慮した太陽光とバイオ燃料を備えています。
同社製造の赤ワインと白ワインは、賞を取っています。
Frey Wines
10・Equal Exchange
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Equal Exchangeは、チョコレート、オリーブオイル、コーヒー、茶が主力製品の企業です。
同社の際立っている特徴は、小規模のオーガニック農家とのフェアトレードの実践です。
チョコレートやコーヒー栽培では、他の大企業が児童労働で搾取している中、
Equal Exchange社は、独自の児童基金を設立しています。
Equal Exchange
投資価値のあるオーガニックブランドを選ぼう
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こちらでは、10の本当に投資価値のあるオーガニックブランドを紹介しましたが、
実は他にもたくさんの素晴らしい企業があります。
興味のある方は、こちらのリンクでチェックしてください。
Philip H. Howard
もちろん、ご紹介したオーガニックブランドの製品を購入を促進するのではありません。
地元の信頼のできる農家や、生産者から直接購入できるのであれば、それに越したことはありません。
放射能汚染や遺伝子組み換え作物など、日本の製品にイマイチ信用がおけない場合の選択肢の一つとして。
そして、海外のオーガニックブランドを購入するときの目安として。
本当に投資価値のあるオーガニックブランドの製品を購入することで、
消費者も安全で安心なライフスタイルを送ることが可能でしょう。
消費者の選ぶ目が確かになれば、優良企業の市場拡大にもなり、
より多くの人にオーガニックがアクセス可能です。
それに優良企業の存続のサポートにもなります。
そして、なんちゃってオーガニック企業の駆逐にもつながって一石二鳥ですね。
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