りんご酢と生はちみつ、ハーブの最強トリオで
美味しく「風邪予防」！
常備必須の秘薬級アイテム「オキシメル」の
凄いパワーとは？

こんにちは。

私が暮らしているカナダも12月に入り、
寒くなってきました。

今年はまだ雪が積もっていませんが
確実に気温は低くなり、
空気もより一層乾燥し、
体調管理必須の時期にいよいよ突入です。

日本も寒くなってきて
インフルエンザ、風邪などの予防が
必要になってきた頃ではないでしょうか。

ところで読者のみなさんは、
「オキシメル」という言葉を
聞いたことはありますか？

オキシメルの歴史はとても古いのですが、
数年前から北米では
「免疫力を高めるドリンク」として
再注目されています。

ハーブを専門的に扱うハーバリストを中心に
熱狂的なファンが多く、
多くのレシピが紹介されているだけでなく、
最近では、「ノンアルコールカクテル」としても使える
ということで様々なグルメ雑誌にも取り上げられています。

そこで今回は、
これからの寒い時期に向けて注目したい、
この「オキシメル」についてご紹介したいと思います。

オキシメルとは？何が入っている？

オキシメルとは古代ギリシャ語で
「オキシ＝酸」「メル＝はちみつ」
という意味があります。

簡単に言うと、
酢とローハニー（生はちみつ）から取れるハーバルエキス
のことなんです。

現在では、
精製されていない生のアップルサイダービネガーとはちみつを使い
（だいたい1対1の割合が多いようです）
お好みのハーブと一緒に漬けこんで作られるのが一般的です
（4週間から6週間ほど漬けこみ、その後、漉して保存します）。

薬のような効果を持ちながら、味わいは薬よりも断然よいので
とても重宝されています。

オキシメルの歴史は古く、あのヒポクラテスも大絶賛！

オキシメルの歴史は驚くほど古く、
紀元前400年前頃までさかのぼります。

実はあの古代ギリシャの医師・ヒポクラテスが
自身の著作で
「オキシメルと呼ばれている飲み物はとても重宝する」
「痰のからみを和らげ、呼吸もしやすくする」
などと書き記しており、
オキシメルが遠い昔から愛用される、
優れものだったことが分かっています。

また、古代ローマの博学者・プリニウスが書いた本には
ヒポクラテスが実際にオキシメルを患者に処方していたことも記されていたのです。

一方、イギリスでは昔、
痛風、不眠症、咳、喉・耳・背中の痛みなどに効くとされ、
オキシメルが勧められていました。

痛みを感じる関節にオキシメルを塗るだけでなく、
消化しやすくするために、ということで
野菜にこすりつけていた例も見られたようです。

オキシメルの、嬉しい効果とは？

繰り返しになってしまいますが、
ここでオキシメルの効果を
まとめてご紹介したいと思います。

オキシメルの原料は、
精製されていないアップルサイダービネガーとはちみつです。

みなさまもご存知の通り、
アップルサイダービネガーにもはちみつにも
驚くほど高い健康効果があります。

どちらも1000年以上も前から
・免疫力を高めるため
・喉の痛みを癒すため
・消化機能を促すため
などの目的で使われてきました。

オキシメルは
その2つを融合させたものですから、
様々な体にいい効果を
効率的かつ相乗効果的に取り入れることが期待できるのです。

北米で絶大な支持を誇る「アップルサイダービネガー」の健康効果

北米ではアップルサイダービネガーは
とてもポピュラーなお酢のひとつで、
様々な健康効果から絶大な支持を得ています。

どこの家でもキッチンに常備しているもの
といっても、過言ではありません。

そんなアップルサイダービネガーには
以下のような栄養素が豊富に含まれており、
また多くの健康的な効果があると
と言われています。

無精製のオーガニック「アップルサイダービネガー」
だけの特別な効果

オーガニックで精製されていないアップルサイダービネガーには
特有の効果があるのをご存知でしょうか。

精製されていない生のアップルサイダービネガーは
ろ過・加熱がされていないので
りんごの残留物が沈殿しています。
（精製されたものとは違って、
少し濁った色をしているのはその為なんです)。

その残留物が「マザー」と呼ばれ、

酵素やミネラル、そして良質な善玉菌が
豊富に含まれています。

確かにあまりきれいな色ではないですし、
液中にひらひらと舞う沈殿物を捨てたくなる方もいらっしゃると思いますが、
実はそこにこそ栄養価がぎゅっと詰まっていますので、
絶対に捨てないでくださいね！
軽く振って馴染ませれば気にならなくなりますよ。

ちなみに、
特にこのような生のアップルサイダービネガーを使うときは
香料、着色料、保存料などを含まない
オーガニックのものを選ぶことをお勧めします。
より安全で、高い効果を得られることは間違いありません。

生はちみつが健康効果をさらにパワーアップ

生のはちみつとは、
先ほどの生のアップルサイダービネガーと同じく
ろ過、加熱処理がされていないはちみつを指します。

これらの処理で失われてしまう、
貴重な成分や効果をしっかりと摂ることができます。

ハーブは自分の好みのものをチョイスして！

オキシメルに使うハーブは
自分の好みのものを入れられますし、既製品であれば選べます。

フレッシュハーブ入りもあれば、ドライハーブを入りも。

そしてハーブだけでなく、生姜やにんにく、
レモンやオレンジの皮を入れるレシピもあります。

様々なレシピをチェックしてみましたが、
私が見た範囲では、
ハーブのチョイス、
アップルサイダービネガーとはちみつの比率も
人それぞれ。

比率は1対1が基本ですが、
好みや用途によって比率を変えても
同じ効果が得られるようです。

レシピで勧められていたハーブを
いくつか効果と共にご紹介したいと思います。
その他にも
レモンピール
オレンジピール
ガーリック
生姜
黒コショウ
シナモン
などのハーブ・スパイスが
オキシメルにおすすめです。

※ハーブによっては
妊娠中の方、特定の病気の治療を受けている方は
控えた方がいいものもありますので、
医師・専門家に確認をしてみてください。

オキシメルの多彩な活用法

さて、オキシメルの使い方ですが、
お湯や、炭酸水で割る方法が最も一般的なようです。

カップ、グラス1杯に対して、スプーン1杯が目安ですが、
好みによってそれより増やしても減らしても。
自分の好みの分量で楽しんでみてください。

その他にも、
「ハーブティー」や「スムージー」に
砂糖やはちみつ代わりに入れるのもおすすめですし、
オリーブオイルなどと合わせてドレッシングを作る、
お肉や野菜をマリネしてグリルする料理も向いています。

身体にいいというだけでなく、
ハーブによって、様々な可能性が広がるのも
オキシメルの魅力かもしれませんね。

また余談ですが、
私が愛読しているグルメマガジンに
オキシメルの事が書かれていたのですが、
それによるとオキシメルは、
「ノンアルコールカクテル」としてもおすすめのようです。

北米では数年前から禁酒ブーム。
ハリウッドセレブの中でも
禁酒を公言した人が少なくありません。

それもあってか、
ノンアルコールでありながら
人気のカクテルのような
美味しいドリンクのレシピが
注目されています。

そしてオキシメルには、
ダイキリやジントニックなど
スパイシーですっきりとしたカクテル
がぴったりだとか。

砂糖やシロップ、
甘いリキュールを使う代わりにオキシメルを使って
健康的なカクテルが作れるようです。

この冬こそ、オキシメルを試してみませんか？

毎年冬はインフルエンザや風邪などの季節。
感染予防は十分にしたいですよね。

今年はぜひオキシメルで
美味しく、風邪予防をしてみませんか？

私事ですが、
我が家でもこれからオキシメルを仕込んでみようかと思っています
（今から作れば2月にピークを迎えるインフルエンザや
春先のアレルギー対策に間に合うはず！）。

手作りは時間がかかるので（最低でも2～3か月ほどかかります）
これでは予防に間に合わない！という方は、
ネットなどでもオキシメルの購入が可能ですので、
ぜひチェックしてみてくださいね。

これから冬本番。
ちょっと変わった新しい予防法、
美味しい予防法をお探しの方、
今年はオキシメルを
試してみてはいかがでしょうか。

参考：
bonappétit, Oxymel is the Tart, Herbal Tonic, You can Make at Home
Mountain Rose Herbs, Herbal Oxymel Recipes & Benefits
The Nerdy Farm Wife, How to Make Medicinal Vinegars & Oxymel
Aroma Grove, ハーブの効能一覧表
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