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ついにヒトの胎盤からマイクロプラスチック検出!専門家が警鐘を鳴らす、成長途上の胎児に伝達される重大な危険性

ついにヒトの胎盤からマイクロプラスチック検出!専門家が警鐘を鳴らす、成長途上の胎児に伝達される重大な危険性


驚愕のニュースです。

人間の胎盤の中からマイクロプラスチックが発見されたという研究結果がイタリアの研究チームによって昨年12月に発表され、世界中で大きな話題となっています。(※)

以前から、マイクロプラスチックに関しては人体への影響が懸念され、IN YOUでも2018年に「ヒトの排泄物からマイクロプラスチックが検出された」という残念なニュースをお伝えしましたが、排泄物どころかついに『胎盤』からも検出されてしまったのです。

これを機に、マイクロプラスチックの問題については今まで以上に注目度が高まることとなりそうです。

あらためてマイクロプラスチックとは?


読者の皆様は「マイクロプラスチック」という言葉は聞いたことがありますでしょうか。

5㎜以下の微細なプラスチックのことで、

発生源は大きく2パターンあります。

1.プラスチックが加工される前
様々なプラスチック製品を製造する時、また原材料として使われる粒状、ビーズ状のプラスチック。
洗顔料や歯磨き粉のパッケージでよく目にする「マイクロビーズ」もその一つです。(一次的マイクロプラスチック)

2.プラスチックが加工された後
自然環境にさらされて劣化し、小さな破片となり、次第に紫外線や雨風によって粉々になったもの。(二次的マイクロプラスチック)


実はこのマイクロプラスチックに関して、環境問題に敏感なIN YOU読者の皆様の中では「やっぱり」という感想を持たれた方も多いと思いますが、

実は北米でも「やっと出たか」という雰囲気が強い印象にあります。

ここからは、そんなマイクロプラスチックにまつわる海外事情をお伝えします。

胎盤の中からのマイクロプラスチックの発見が問題視されている



今回、マイクロプラスチックが胎盤から発見されたニュースはイタリアのチームが発表したもので、出産後に胎盤を寄付する予定だった6人の女性の胎盤を調べたところ、4人の胎盤からマイクロプラスチックが発見されました。

検査のサンプルとして使ったのは胎盤のほんの一部だったので(※)、恐らく胎盤全体でみると相当の数のマイクロプラスチックが含まれていたのだろうと言われています。

※:胎盤全体の4%を検査。5~10マイクロメータ(0.005㎜~0.010㎜)の大きさのマイクロプラスチックが12個

胎盤でマイクロプラスチックが発見されたのがなぜ問題なのか


さて、既にマイクロプラスチックが(食物、水、空気を通して)身体の中に入ってきてしまうという情報は存在していたにも関わらず、

なぜここへきて胎盤で発見されたことがこんなにも問題なのでしょうか。

胎児への影響が懸念されている

これこそが大きな理由です。

具体的に説明すると、

胎盤の中には血管の束が集まっており、血液を通して胎児に栄養、酸素を送るという重要な役割があります。

マイクロプラスチックはとても小さく、血管を通して移動が可能。

つまり、

赤ちゃんの体内にに入ることも可能なのです。

それに加え、これは他の研究ですが、妊娠中のねずみが吸ったナノプラスチック(マイクロプラスチックより小さいプラスチック)が胎児の肝臓、肺、心臓、腎臓、脳から発見されたことが分かっています。

そのことから、専門家は『人間の赤ちゃんも同様の影響が出るのではないか。そして、それが発育に影響が出てくるのではないか』と考えています。

多くのメディアが、自然の摂理からかけ離れて生まれてくる赤ちゃんたちをサイボーグ・ベイビーと呼び、生まれてくる前からプラスチックに汚染されてしまう状況を嘆いています。

今回の研究は、分析対象が胎盤のみだったため、マイクロプラスチックが実際に胎盤を通して胎児まで達したかについてはわかっていません。

しかし、この研究グループは胎盤に含まれるマイクロプラスチックが胎児の発育を遅らせるなどの危険な症状を引き起こす可能性について警鐘を鳴らしています。

胎盤内のマイクロプラスチックが免疫反応を引き起こす可能性や、マイクロプラスチックの有害な化学物質が母体や胎児にどのような影響を与えるのか、さらなる研究が必要だと言われています。

実はお腹の中だけではない!生まれてからもマイクロプラスチックの危険にさらされる赤ちゃんたち



胎盤からマイクロプラスチックが発見されたと聞くと、私たちは生まれてくる前の赤ちゃんに目を向けてしまいがちです。

しかし、実は生まれてからも赤ちゃんの小さな身体を襲うプラスチックの危険がたくさんあることを忘れてはいけません。

例えば、日本でも主流となっているプラスチック製の哺乳瓶が多くの研究者から危険視されているのをご存知でしょうか。

哺乳瓶にお湯を注いでいませんか?


粉ミルクの作り方は、

哺乳瓶に粉ミルクを入れ、そこへ沸騰後に冷ました(70℃以上の)お湯を入れてよく振って粉ミルクを溶かし、お湯を足してから冷ます。

これが一般的な作り方だと思います。

海外でもそれと同じなのですが、ある研究では、70℃のお湯をプラスチック製の哺乳瓶に注ぎ、60秒振ると、

なんと1リットル当たり、
100万個から1600万個のマイクロプラスチックが含まれていたことが明らかになりました。

それに加えて、ナノサイズのマイクロプラスチック(ナノプラスチック)が1兆個以上も発見されたのです。

実はそれ以上あったようなのですが、研究者たちは数えきれずに断念したと言われています。

これは、平均すると150万個ものマイクロプラスチックを小さな赤ちゃんが飲んでいる計算になるそうです(年齢によっても違ってきますが)。

因みに常温の水で同じように実験してみると、マイクロプラスチックはそれに比べてかなり少ない数だったようです。


そうなんです、

プラスチックを熱にさらすことで、マイクロプラスチックが増産されていくのです。


専門家は、プラスチック製の哺乳瓶を使う場合はお湯を直接哺乳瓶に注ぐのではなく、ガラスの容器などでミルクを作って十分に冷ましてから哺乳瓶に入れることを薦めています。

マイクロプラスチックの人体への影響は?



マイクロプラスチックの人体への影響ですが、これは今でも研究段階のため、とても曖昧です。

加えて、

『マイクロプラスチックのサイズがとても小さいため、人間の消化管のどこかで詰まったり、体内に溜まるという事はなく、体外に排出される』

という判断がされているからか、残念ながら今でも規制がなく、軽視されがちなのが現状です。


ただそれを信じていいのでしょうか。


実際、有害な化学物質を含んだマイクロプラスチックを海鳥が摂取すると、死亡や肝臓に化学物質が溜まっていくことが分かっています()。


それは、人間の私たちにも言えることです。

小さなマイクロプラスチックを、どれが有害物質を含んでいてどれが含んでいないかなんて、見分けることも摂取し分けることもできませんよね。

私たちは1週間にクレジットカード1枚分のプラスチックを食べています



2019年、あるアメリカの研究でアメリカ人は毎週5gのプラスチックを摂取している計算になり、それはクレジットカード1枚分に相当するという衝撃的な結果が明らかになりました。

そして、胎盤からマイクロプラスチックが見つかったというニュースが出てきた今、その量の多さにまた注目が集まっています。

個人的な感想としては、

人間にデトックス機能が元々備わっているとしても、毎週5gのプラスチックが入ってきた場合すべて排出できるのだろうか…(残念ながら私にそんな自信はありません)

そして、もしそこに有害な物質が含まれていたら…

というのが正直なところです。

WHO(世界保健機関)は『研究がまだ十分に行われていないので、マイクロプラスチックが人体に影響を与えるとは言えない』としています。

しかし、他の多くの専門家は、既に

マイクロプラスチックが脳、肝臓、肺、消化器官に悪影響を与えること

マイクロプラスチックがより小さくなったナノプラスチックが、消化器官、心臓(心拍)機能、血圧、呼吸機能などに影響を与え、DNA不全や消化器不全、ホルモンバランスの乱れなど細かな不調が誘発すること

などを指摘しています。


この意見の違いに、ゾッとしてしまいますよね。

そして何より、まだ研究が不十分だったとしても、できる限り私たちの身体が安全でいられる意見を採りたいですよね。

マイクロプラスチック対策方法とは|専門家が勧めるマイクロプラスチックから身を守る方法



さて、ここからは、どうやって身の回りからマイクロプラスチックを減らしていくかをご紹介したいと思います。

プラスチックを温めないで!

先ほども少しご紹介しましたが、プラスチックは熱するとマイクロプラスチックがたくさん発生します。

その理由は、熱によってプラスチックの表面が剥がれ落ちてしまうため。

その剥がれてしまったもの(マイクロプラスチック)が食べ物や飲み物に付着して、その結果、私たちの体内に入っていきます。


ラップをしてレンジで温めていませんか?

日本人の私がカナダに来て驚いたことは、誰もラップに包んでレンジで温めたり、プラスチックの容器を温めたりしないこと。

プラスチックが熱で溶けてしまう可能性がありますし、目で見えなくても溶けている可能性があるので、彼らは絶対に使いません。

それに影響されたおかげで、私もラップをあまり使わなくなりましたし、どうしてもレンジを使わなければいけない時は別の耐熱ガラスなどの容器に移し、ラップなしで温めるのが普通になりました。

そんな生活で気付いたことは、日本はラップをよく使い、よくそれを温めるということ。

こちら(カナダ)に来てからも時々日本のレシピをネットで検索するのですが、レシピに「ラップをしてレンジで温める」「ラップに包む」などの手順をよく見ることに気づきました。

海外のレシピには、ラップどころか、電子レンジの文字も見当たりません。

忙しい日本では「時短レシピ」が重宝されますが、マイクロプラスチックの観点からすると、とても恐ろしい事をしていることになります。


★何度も使えるエコラップ|ミツロウの力で食べ物の鮮度を守る!

熱によってマイクロプラスチックが発生するのは、電子レンジを使った時だけではありません



先ほどお伝えした、プラスチック製の哺乳瓶から出るマイクロプラスチックの研究からも言われるように、

熱いもの、温かいものをプラスチックに入れただけでマイクロプラスチックは発生し、食べ物や飲み物に付着します。

専門家は、プラスチックの保存容器を使わないのが一番としながら、やむを得ず使わなければいけない時は、必ずしっかりと冷ましてから入れることを薦めています。

最近ではコロナウイルスの影響で、外食の代わりにデリバリーが主流となっている国が多くなってきました。

SNSなどでそれらの写真、動画を見る機会がとても増えたのですが、時々、熱々のスープや炒め物などの料理がプラスチックの容器に入れられ、ラップで蓋をされ、蒸気でそのラップに水滴がたくさんついている(恐らくそれがポタポタと料理に落ちている)写真や動画を目にし、そのたびに悲鳴が出そうになります。

温かいものはガラス製やホーロー製の耐熱容器など、プラスチック以外のものに入れるのが賢明です。

脱プラ生活を心がけて!



既に世界はプラスチックで溢れかえっています。

プラスチックが私たちの生活に密接に関わってしまっている今、専門家は100%プラスチックなしの生活は難しいにせよ、生活内でプラスチックを減らしていく努力は必要としています。

プラスチック製品を極力買わない、使わない

マイクロプラスチックを体内に入れたくないと思っても、全くプラスチック製品を使わない生活というのは不可能です。

そこでここからは、極力注意すべきものとして専門家が挙げているアイテムをいくつかご紹介したいと思います。


◆ ラップ・プラスチック容器

先ほどもお伝えした通りですが、ラップやプラスチックの保存容器は極力避けたいもの。

ある研究では、安全とされているBPA(ビスフェノールA)フリーのプラスチックの容器の中に、他の有害とされる物質(BPS-ビスフェノールS)がまだあることを主張。

BPAフリーと書いてあっても無害ではないことを明らかにしているため、これを機に思い切って代替品を使ってみるのも一つの方法だと思います。

ラップの代替品でしたら蜜蝋(ミツロウ)で作られたラップ、プラスチックの保存容器の代わりとしてはガラス製の容器がとても使い勝手が良くお勧めです。


◆ペットボトルの水

専門家の意見によると、水はマイクロプラスチックを大量に体内に入れる、大きな要素のひとつ

ペットボトルの水は、水道水の2倍ものマイクロプラスチックが含まれているそうです。

ペットボトルの水などは日々買ってしまいそうなものの一つですが、ステンレス製の水筒などに切り替えることが勧められています。



◆プラスチックが使われた紅茶のバッグ

ティーバッグは紙製のものとプラスチック製のものがあるのをご存知でしょうか。

プラスチックのティーバッグは、お湯に浸けていると何兆個ものマイクロプラスチックが紅茶に出てきていることが分かっています。

特にピラミッド型のタイプにプラスチック製のものが多いので、注意が必要です。

またその際に、専門家が口を揃えて言うのは、プラスチックのやかん(スイッチ一つで早く沸騰するタイプのもの)も危険だということ。

北米でも主流となっているこのやかん。

マイクロプラスチックの観点からは、普通のやかんでお湯を沸かすことが必須です。

マイクロプラスチック問題についてあらためて考えよう!カナダ人から学んだ姿勢『自分の身は自分で守る』



先ほど触れた通り、私の周りのカナダ人は、ラップをして温めたり、耐熱のプラスチックだったとしてもレンジに入れたりはしません。

WHOが「マイクロプラスチックが人体に影響があるとはまだ言えない」という姿勢をとっていても、彼らはそれを信用していません。

それもそうですよね。

数年後に十分な研究結果が揃って、「やはり人体に影響があった」と方針を変えたとしても、遅いのです。

その間に私たちの身体にたくさんのプラスチックが入り続けていたのですから。

今回のニュースによって、コロナ禍で忘れかけていたプラスチックの恐怖について、あらためて考えさせられました。

実は北米では、コロナウイルスの影響でプラスチックの消費量が急増していると言われています。

もちろん全てではありませんが、量り売りをしていたお店は安全のために薄いビニール袋に入れて売るようになりましたし、テイクアウトに切り替えた飲食店ではプラスチック製のテイクアウト容器やフォーク、スプーンなどをたくさん消費するようになりました。

もちろんできるだけ紙製のものを使うようにしているお店もたくさんありますが、このような混乱した状況の中では泣く泣くプラスチックに切り替えたお店も多いようです。

そんな状況では、口にする水、食べ物、空気にたくさんマイクロプラスチックが含まれていることは言うまでもありません。

自分の身を守れるのは自分だけ

プラスチックを極力使わない生活は、私たちの身体を守るだけでなく、もちろん地球環境の保護にもつながります。

コロナウイルスでまだまだ混乱は続きますが、プラスチックのことについてもあらためて考えてみませんか?

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【参考】
De.Axe, Microplastics Detected in Human Faces (Plus, 5 Microplastic Dangers)
The Guardian, Microplastics revealed in the placentas of unborn babies
Global News, ‘Matter of great concern’: Scientists find microplastics in human placenta for 1st time
Nature, Microplastic release from the degradation of polypropylene feeding bottles during infant formula preparation
NPR, Study: Plastic Baby Bottles Shed Microplastics When Heated. Should You Be Worried?
Science Daily, Think all BPA-free products are safe? No so fast, scientists warn
週刊現代, 子どもに「プラスチック入り」の魚を食べさせて問題はないのか


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