地震と台風の大きな爪痕の中、今も復旧に向け働く人達がいる。自然災害に遭い感じた非常食備蓄の重要性と今からできる自然災害対策。
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地震と台風の大きな爪痕の中今も復旧に向け働く人達がいる。自然災害に遭い改めて感じた非常食備蓄の重要性。
未曾有の台風で都市機能停止、インフラ機能ストップ。経済にも大打撃。
2018年。大阪北部地震からまだ3ヶ月しか経っていません。
その間に多くの災害が日本中で今もなお起こっています。
岡山広島など中国地方を襲った大水害、大型台風21号の爪痕、そして北海道での地震。
この3ヶ月にこれほどまで悲しい出来事が多かったことを誰が想像したでしょう。
我が家も駐車場に停めていた自家用車にロッカーの扉が落ちてきました。
関西国際空港スカイゲートブリッジにタンカー船が衝突し、道路が破損。関西空港の閉鎖。
9月4日の台風21号直撃で関西の各地で大きな被害がでました。
そのひとつが関西国際空港。
タンカー船の衝突により空港へ向かう道路が破壊し、橋が通行止めとなり
多数の帰宅困難者がでたことは連日テレビでも知るところです。
翌日には神戸からのベイシャトルがピストン運転で旅行者を輸送することができましたが
現場の混乱によりかなりの疲れきった様子がテレビで映し出されていました。
報道では旅行者の数は約3,000人と言われています。
停電の中、不安な夜を過ごし、ストレスもかなりおありだったと存じます。
本当に大変な1日だったとメディアから伝わってきます。
しかしメディアではあまりスポットライトが当たっていない事実があります。
これらの旅行者のみなさんの裏で空港内で働く約2,000人の健闘、そして今も復旧の為に夜を徹して働く人達。
そして今この瞬間も雨が降る中で復旧作業にあたる人達がいることも事実です。
旦那もそのひとり。関西国際空港で働いています。渋滞に遭いながら現場へ向かう。
私の旦那の勤務先はこの関西国際空港の中です。
旅行者のみなさんが快適に過ごす為に日々働く裏方のひとりです。
実は私もちょうど24年前の開港当時、この空港で働いていました。
あの当時も開港の華やかさの裏で、貨物地区では混乱の日々。連日徹夜でしたね。
当時は関空が高波で水没するなど誰が予想したでしょう。
今回の高波での浸水、エアコンのきかない場所での作業。
今日旦那が撮った、旅行者のいない閉鎖された空港の数枚の写真をみて
開港前に見学に来た24年前の空気や体感温度を思い出しました。
被害にあった現場だけでなく、復旧に向けて前進するために全力で尽力する人達がいることにも目を向けてほしい。
閉鎖初日は空港島を脱出する為に大渋滞で5時間以上もかかったといいます。
マイクロバスや緊急車両を優先とし、空港関係者はそのために待機していたからだそうです。
夕方5時に退社された職員の方が帰宅したのは真夜中、
そして翌午前中にはまた渋滞の中、出社しなければなりません。
旦那はシフトの関係でいつも片道1時間弱の車での道のりが、3時間だったのでまだいいほうでした。
しかし、かなり疲れ切って帰宅し早めに就寝しました。
壊れた橋の道路を復旧に向け、全力で復旧作業にあたる人達のおかげで関西国際空港の機能が復旧することは
私の担当する商社の物流の面でもとても有り難いことです。陰ながら頑張っている人達のおかげですね。
そしてもうひとつ忘れてはならないのは、
この復旧にあたる人達、帰宅困難で旅行者の誘導に当たった職員のなかにもまだご自宅が損壊されたままであったり、
停電が完全に解消されていない世帯の方々がなかにはいらっしゃいます。
このことを私達は忘れてはなりません。
物資がないなか支えられたのは『非常食』だった。備えがあることの安心。
関西国際空港では約1万人分の非常食約3日分が備蓄
台風当日、空港内で旅行者の方々にミネラルウォーターとビスケットを空港職員の方々が慌ただしく走り回り、
旅行者の方々に配っていた様子がテレビでも映し出されていましたね。
空港を運営する関西エアポートは取り残された人に乾パンや水、毛布などを配布した。約1万人の3日分の非常食を備蓄しているという。
(朝日新聞デジタル 9/5記事より https://www.asahi.com/articles/ASL945H5LL94PTIL02V.html)
旦那の勤務先でも出社すると非常食が置いてあったそうです。
コンビニが閉鎖していることもあり、とても助かったといいます。
最近はこれまでの災害を想定し、非常食や毛布・水の備蓄が推奨されています。
また東京都では都の条例で企業内での3日間の備蓄が義務付けられています。
中央防災会議が定めた「首都直下地震対策大綱」において、発災後3日間程度を応急対策活動期としていること、
また、発災時の被救助者の生存率は4日目以降激減することから、発災後3日間は救助・救出活動を優先させる必要があります。
そのため、従業員等の一斉帰宅が救助・救出活動の妨げとならないよう、発災後3日間は企業等が従業員等を施設内に待機させる必要があります。
東京都防災ホームページ・帰宅困難者対策ハンドブック・帰宅困難者対策条例の概要リーフレット 2.施設内待機のための備蓄の確保より
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/kitaku_portal/1000672/1000679.html
今回改めて気づいた非常食備蓄の重要性
今回の台風で私の住む地域の周りも停電となった世帯が多くあり、我が家もその一つにあたり(すぐに解消しましたが)
改めて非常食備蓄の重要性に気づきました。
しかしながら我が家は食品はおろか、ミネラルウォーターも先日の地震で備蓄したもののその後使用し、ストックはありませんでした。
慌ててスーパーに行ってももう遅く、商品が品薄になっていました。
今はインターネットでも防災セットを手軽に購入することができます。
この機会に事前にストックをしておこうと思いました。
また、被災中は精神的にもかなり不安定になるため添加物や砂糖の摂取でさらに情緒不安定になることが予測されます。
しばらくの間食べるものがない危機的な状況を除き、できる限り白砂糖などの摂取は控えることが望ましいといえます。
災害中は贅沢は言えませんが、保存のきくオーガニック無添加の保存食があると多少は安心でしょう。
下記の記事もご覧ください。
「私なら、これを揃えます。」IN YOUライターが選ぶ!いざという災害時に備えたい安心オーガニックな非常食厳選7選!
各自でできることは”事前の備え”。
今からでも遅くないです。
災害対策への準備をしておきましょう。
具体的には下記の記事を参考に
大阪北部地震から1週間経過。家庭でできる地震対策。災害に備え準備しておきたい持ち出し袋・備蓄リスト・不安な時の過ごし方・被災地からのメッセージ
地震大国で暮らす私たちに不可欠な防災グッズ、万全ですか?いざという時に知っておきたい。断水・水道管の破裂・簡易トイレなしでも排泄物処理ができるバイオトイレの作り方
いつ災害が起きるか分からない日本。添加物が含まれない安全な非常保存食の知識をもち、備えよう。
最後に
私の地域の周りでも停電の地域はまだ解消していない地域も多く、なかには断水されている地域もあります。そして今週は北海道でも大きな地震の被害で大規模な停電となりました。
みなさん、ご無事でいらっしゃいますでしょうか。
停電が長時間だと冷蔵庫の中の食品は傷んでいる可能性もあります。
断腸の想いだとは思いますが、食中毒を防ぐ為にも第一に破棄されることをおすすめします。
また、冷凍庫はしばらく保存がききます。
万が一被災してしまった場合は腐りやすい冷蔵庫のものを、冷凍庫に移動するのも一つです。
北海道地震も起きたばかりでみなさん大変不安な日々を過ごされていることと思います。
どうか周りの方々とお声をかけあって過ごされてください。
また精神的に不安があり、余裕がない時こそ、ごくシンプルでもいいので、
オーガニックな食事を日頃から心がけ、万が一の事態に備えましょう。
お子さんがいらっしゃるご家庭は、時には苛立ちの気持ちが出てくることがあるかもしれませんが
どうかお子さんに優しい言葉をかけ、抱きしめてあげてくださいね。
各地域、日々復旧はされていきますが、長引く地域もあることと思います。
しかし、この瞬間もライフライン復旧の為にご尽力されていらっしゃる方がいます。
関西国際空港も日々、復興に向けて動いています。
みなさまの1日も早い復旧とご健康を心からお祈りいたします。
(上記写真はイメージです)
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