現役看護師が教える、東洋医学から見た肌荒れの原因と対策、オススメ薬膳食材。 「血」の不調を改善して、本来のお肌を取り戻そう。
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「化粧のノリが悪い」
「乾燥している」
「ハリがない」
などのお肌に関する悩みなどはありませんか?
化粧品を買うときに、肌チェックをすることもあると思いますが、
昔と今を比べて肌の状態が変化していると感じたり、
年齢とともにお肌が変化してきたなと化粧をしたとき、
ふと鏡を見たときに感じる人も少なくないと思います。
さらに、最近では男性もスキンケアに力を入れていて、女性より肌がきれいな男性も多く、
男性の方が、女子力高いなんてこともよくあります。
私は、残業が多く忙しかったときや、学生時代の実習続きのとき、
妊娠中、産後といろいろなタイミングで肌の変化を感じることがありました。
年齢の問題かな?と思うこともありますが、実は肌トラブルは年齢だけの問題ではありません。
ここでは、東洋医学からみた肌荒れの原因や、肌荒れとおさらばするための食材をご紹介します。
肌の構造と働き
体の一部である「肌」ですが、肌の構造と働きを知っていますか?
改めて言うことではないかもしれませんが、ここで肌の構造と働きを振り返ってみたいと思います。
肌の構造
まず、肌の構造ですが、実は三層構造になっています。毎日触ることができ、目に見えている肌が「表皮」。
厚さは0.3mmほどで「角質層」、「顆粒層」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層」で構成されています。
次に「表皮」の下にある「真皮」。
厚さは2mmほどで、一番下は「皮下組織」で、脂肪などでつくられています。
《表皮》
角質層は一番外側にある、毎日、目にしている部分です。角質層は約1か月で新しい角質層に生まれ変わります。
これを、「ターンオーバー」と言い、CMなどで聞いたことがある人もいると思います。
角質層自体の厚さは、0.02~0.03mmととても薄くなっていますが、
ここに水分を保つ働きのある「セラミド」があります。
また、保湿はセラミドだけではなく、皮脂腺から分泌される皮脂と汗が混ざることで、
自前の保湿剤になっています。
《真皮》
70%が「コラーゲン」で構成されている真皮ですが、その他には「エラスチン」や「ヒアルロン酸」も含まれています。
コラーゲンはよく聞く言葉で、「コラーゲン」という言葉に敏感に反応した経験があるのではないでしょうか?
コラーゲンは、コラーゲン入りの食品も販売されているため身近なものですが、
コラーゲンはタンパク質で、肌のハリと弾力の元になっています。
でも、コラーゲンだけではハリと弾力を保つことができないため、
弾性繊維であるエラスチンと、水分の保持機能があるヒアルロン酸も欠かすことができません。
《皮下組織》
一番下にある皮下組織ですが、脂肪などで構成されています。皮下組織が表皮と真皮の土台になっていて、さらに皮膚と筋膜を繋ぐ役割があります。
また、皮下組織は脂肪のため、体温の保持機能や外からの衝撃を緩和してくれたりしています。
皮下組織の中には、血管が走行しています。
肌の働き
肌の働きは、まず、紫外線や花粉、汚れ、風などの外からの刺激から守るための「バリア機能」があります。次に、肌が常に正常に働くためには、生まれ変わることが必要です。
二つ目の働きは「新陳代謝」。すべすべの肌を維持しています。
三つ目は「体温調節機能」。
四つ目は、「センサー機能」。冷たさや温かいを判断しています。
健康な肌の特徴は「うなはたけ」
健康な肌の特徴は何ですか?と聞かれて、バッと答えることができますか?
健康な肌の特徴は「うなはたけ」です。
「うなはたけ」は頭文字で、
「う」は「潤い」
「な」は「滑らか」
「は」は「ハリ」
「た」は「弾力」
「け」は「血色」です。
一般的な肌荒れの原因と対策
肌荒れの原因
肌荒れの原因を見てみましょう。もしかしたら、肌荒れの原因に心あたりのある人もいるかもしれません。
人によっては一つの原因で肌荒れになっていたり、複数の原因で肌荒れになっていることがあります。
ビタミンB群の不足
肌にとって必要な栄養素は「ビタミンB群」です。ビタミンB群は、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB1があり、肌には必要な栄養素ですが、
食生活の乱れによって栄養素が偏り、その結果、ビタミンB群が不足してしまい肌荒れしてしまいます。
ストレス
ストレスが肌荒れの原因になるということをご存知の方も多いと思いますが、ストレスがかかると、体の中の環境が悪くなることで免疫力が低下し肌荒れしてしまいます。
外からの刺激
肌荒れになる刺激は、花粉やほこりなど空気中に浮遊している物質に反応して、肌が赤みを帯びたり、かゆみ、湿疹などの原因になってしまいます。
肌に何かしらの物質が触れることでも肌荒れの原因になりますが、
体の中に入っても異物に対して細胞が反応するため、かゆみなどの症状となって現れます。
ホルモンバランス
女性であれば、生理前に肌荒れする人もいるのではないでしょうか?または、ダイエットをしたときに、肌の調子がかわったなと感じたことはありませんか?
これは、ホルモンバランスが崩れることが、肌荒れに繋がっています。
生活習慣
仕事が忙しかったり、少し遊び過ぎたり、歓送迎会や新年会などの飲み会が続いたなどといった出来事があると、
食生活を含めどうしても生活習慣が乱れてしまいますよね。
そうすると、当然のことながら疲れが溜まったり、食生活が乱れることで栄養バランスも悪くなります。
一般的な肌荒れの対策
肌荒れをしていると、とても気になりますよね。夏になって肌の露出が多くなると、特に気になりますよね。
それが、顔になってしまうと、年中、気になってしまいます。
人によって肌荒れの原因は異なりますが、一般的な肌荒れ対策をご紹介します。
ストレス発散
ストレスが原因の肌荒れであれば、ストレス発散をしましょう。ストレスは、食生活や睡眠、気分にも影響するため、
ストレスが軽減するだけでも、食生活や睡眠などを整えることにも繋がるため一石二鳥です。
ストレス発散は買い物やスポーツ、のんびりするなどいろいろな方法があるため、
自分にあった方法を取り入れることが大切です。
生活習慣を整える
仕事で忙しいとなかなか生活習慣を整えることは難しいですが、少しでも睡眠をはじめとした生活習慣を整えましょう。
バランスよく食べる
忙しかったりストレスがあると、暴飲暴食をしてしまったり、歓送迎会や新年会などの飲み会があるとどうしても食生活が乱れてしまいます。
飲み会は時期が過ぎれば解決しますが、
忙しいときこそ体調を整えるためにもバランスよく食べることを意識しましょう。
東洋医学からみた肌荒れの原因
生活習慣やストレスなどは、一般的な肌荒れの原因として挙げられますが、
ここからは、東洋医学からみた肌荒れの原因をご紹介します。
「血」が十分に働いていない
東洋医学では、「血」の不調が肌荒れの原因です。「血」とは、だれもが知っている血液のことで、全身に栄養と酸素を運んでいます。
そのため、血の巡りが悪くなってしまうと、
必要な栄養や酸素が全身に十分に行きわたらなくなってしまうため、
肌荒れをはじめとした不調の原因になってしまいます。
「血」が不調になった場合、現れる症状はいろいろありますが、
血が不足する「血虚タイプ」と、血の巡りが悪くなる「血瘀タイプ」に分類されます。
《血虚タイプ》
「血虚タイプ」は血が不足しているため、めまいがしたり顔色が悪くなる、肌の乾燥、白髪や抜け毛などが現れ、血虚がすすむと体中に血が不足するため、冷えを感じやすくなります。
見分ける方法は、「舌が小さいか細い」、「白っぽい」、「苔が白い」などの人は「血虚タイプ」です。
《血瘀タイプ》
「血瘀(けつお)タイプ」は血の巡りが悪くなっているため、肌がくすんだりシミやそばかす、皮膚がカサカサする、頭痛・肩こりなどの症状が現れます。
見分ける方法は、「舌が青紫に近い色」、「紫の斑点がある」、「舌の裏の静脈が太くなっている」
という点です。
東洋医学からみた肌荒れの対策
東洋医学からみた肌荒れ対策をご紹介します。「血虚タイプ」と「血瘀タイプ」では対策が違います。
血虚タイプ
「血虚タイプ」の場合、消化がいい食事がおすすめです。
血の源である鉄分は積極的に取り入れたい栄養素。
消化されやすい調理方法を選ぶか、よく噛んで食べましょう。
育児をしていると、ゆっくりよく噛んで食べることとは無縁ですが、
少しでも多く噛んで食べることを意識してみてください。
おすすめの食材は、ほうれん草やにんじん、プルーン、クコの実など。
その他には、運動をする場合は有酸素運動でゆっくりと行う、
ダイエットをする場合は、栄養が偏らないように意識しましょう。
血瘀タイプ
「血瘀タイプ」は血の巡りが悪いため、適度に運動を取り入れましょう。
血行をよくする食材も積極的に取り入れてみてください。
運動をすることで筋肉がつき、血の巡りが良くなります。
また、血の巡りが悪いと体も冷えてしまうため、体を温めるようにしましょう。
また、このタイプは「血虚タイプ」からの「血瘀タイプ」になっていることもあるため、
「血虚」対策をすることで、「血瘀」対策にもなります。
おすすめの食材は、「血虚タイプ」の食材や、チンゲン菜、玉ねぎ、オクラ、よもぎ、酢などです。
まとめ
肌荒れのする部分や、肌荒れをする時期などは人それぞれですが、肌荒れはできればしたくないですよね。かゆみや赤み、吹き出物などの症状も嫌ですが、見た目の問題もあります。
肌荒れになる原因はいろいろあるため、
自分の生活を振り返ってみて何が原因かを知り、原因に合った対策をしましょう。
特に、食生活は肌に現れやすいため、
「血虚タイプ」か「血瘀タイプ」かを見極めて、食材を意識してみましょう。
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