口内炎の原因は合成界面活性剤だった？歯磨き粉を変えて長年の口内炎が治った私の体験談

ほんの数ミリの炎症なのに、
できてしまうと一日中不快な気分に襲われるのが口内炎。

口内炎ができる理由は
いまだはっきりしていない部分もありますが、
よく言われているのは、
生活習慣の乱れや栄養が偏っている時、
ストレスで体が弱っている時などに
できることが多いということ。

しかし、十分気を付けているのに、
たびたび口内炎ができて地味に辛いということはありませんか？

もしかしたら、その辛い口内炎の原因は『歯磨き粉』にあるかもしれません。

原因不明、思い当たる節がないのに口内炎に悩まされる日々

実は、私も辛い口内炎にずっと悩まされていた一人です。

睡眠をたっぷりとり、食事にも気をつけていたにもかかわらず、
記憶にある限り中学生の頃からずっと口内炎を患っていました。

たいてい2つ3つの口内炎ができ、それがつながって大きな1つの口内炎に。
そうなると、食欲が落ちることで栄養バランスが崩れ、
患部が邪魔して上手く食事ができないことから別のところを噛んでしまい、
また新たな口内炎ができるという負のサイクルに陥ります。

これは体質なのかとあきらめていたのですが、
ある時期を境に口内炎ができなくなりました。

歯磨き粉を変えたのです。


それから早15年が経ち、今では
いつ最後に口内炎ができたのか記憶にないほどです。

ひとくちに口内炎といっても種類は色々

口内炎には、下記のように原因が分かっているものがあります。

・矯正器具や入れ歯など物理的な刺激によりできるカタル性口内
・薬剤（抗がん剤から市販の総合感冒薬まで）が原因で発生する薬物性口内炎
・ヘルペスウイルスや性感染症によるウィルス性口内炎
・喫煙の習慣からできるニコチン性口内炎

その一方、どうしてできるのか原因がはっきりしていないものの、
最も一般的な口内炎がアフタ性口内炎です。

丸くて白い潰瘍が口内の粘膜にでき、
お醤油やトマトソースがしみて痛むあの口内炎です。

私がよくできていた口内炎も、このアフタ性口内炎でした。

アフタ性口内炎ができる理由

免疫力が低下した時、睡眠不足、
栄養バランスが崩れた時（特にビタミンB群の不足）に
できやすいと言われています。

私が現在住むイタリアでは、
口内炎の誘発・悪化・再発に影響を与えうるものとして、
下記の食品等が挙げられています。

◆チョコレート、牛乳やチーズなどカゼインを含む乳製品など（食物過敏症）
◆香辛料（刺激物）
◆脂肪（代謝の際にビタミンBを消費）
◆アルコール（代謝の際にビタミンBを消費、唾液腺に影響を与えるため口内の微生物が増加）


しかし、思い返してみても、
私の場合は上記のどれも当てはまらず。

それではなぜ口内炎が頻繁にできていたのでしょうか？

ターニングポイントは歯磨き粉！口内炎は界面活性剤が原因だった？

体質かと半ばあきらめていた口内炎ができなくなった
ターニングポイントは歯磨き粉。

ボーイフレンド（現在の夫）から「この歯磨き粉がいいらしいよ」と
合成界面活性剤（ラウリル硫酸ナトリウム）不使用の歯磨き粉を
勧められたことがきっかけでした。

使い心地は、一般の歯磨き粉とさほど変わらないなぁという印象。

ただし、近くのスーパーや薬局では買えないのが少し面倒なのと、
それまで使用していた歯磨き粉よりは割高だったので、
次はどうしようかなと思っていたのですが…

1本使い終わった頃に、口内炎が全くできなくなったことに気付きました。

「口内炎が出来そうだな」という感触があっても、
痛みを伴う炎症に変化する前に消えているのです。

これまでの口内炎に悩まされた日々は何だったのか！と大きな衝撃を受け、
合成界面活性剤がどのような働きをするのかその役割を知ることになりました。

※かつてひどい花粉症だった時に、
夫の一言で花粉症が大幅に軽減したというエピソードもあります。
そのお話はこちら→「食品添加物ゼロ生活」で深刻な花粉症を克服出来た私の体験談

口内炎の原因、合成界面活性剤（ラウリル硫酸ナトリウム）の弊害

ラウリル硫酸ナトリウムとは、
歯磨き粉に幅広く使用されている合成界面活性剤です。

シャンプーなどの日用品にも含まれている石油由来のもので、
歯の汚れを乳化し、泡立ちをよくする働きをします。

しかし実際のところ、多くの歯磨き粉に含まれているにも関わらず、
このラウリル硫酸ナトリウムは歯磨きの邪魔をし、
口の中の粘膜を荒れさせうる曲者なのです。

丁寧なブラッシングを妨害

歯磨きの際は、ブラッシングで汚れをしっかり落とすことが基本です。

しかし、発泡剤であるラウリル硫酸ナトリウムが
ぶくぶくと泡を立てることで、
歯磨き粉が汚れを落としてくれているような錯覚を起こし、
実際は磨き残しがあるにもかかわらず、
歯を磨いた気分になってしまうというデメリットがあります。

アトピーを引き起こしうる成分が口内に入る

最も重要なことは、ラウリル硫酸ナトリウムが皮膚/粘膜に大きな刺激を与え、
そのバリア機能を低下させうるということ。

イギリス政府は、医師も処方する保湿クリームに含まれる
ラウリル硫酸ナトリウムが皮膚に刺激を与え、
アトピー性皮膚炎を引き起こす可能性があると警告しています。

バース大学薬学・薬理学部のリチャード・ガイ教授が
英国放送協会（BBC）の番組内で行った実験からも、
ラウリル硫酸ナトリウムが皮膚の表層に大きなダメージを与え、
機能を低下させることが分かっています。

ガイ教授は、一般的な洗剤よりも
低濃度のラウリル硫酸ナトリウムを腕に塗布し、6時間放置。
これを3週間続けました。

すると、最終的に皮膚の水分が3倍以上失われ、
上皮の半分または全てが損なわれるという結果に。

つまり、ラウリル硫酸ナトリウムが含まれる
シャンプーやボディソープを日々使用し、
しっかり洗い流せなかった場合、
大きなトラブルを招く確率が高くなるということです。


このような弊害のある成分を、
バリア機能がより弱い口内の粘膜に使ったら…

想像するだけで恐ろしいと思いませんか？

スーパーや薬局で売られている多くの歯磨き粉には、
ラウリル硫酸ナトリウムが含まれています。

（参考：Are my wash products damaging my skin?（BBC.com）、Aqueous cream: may cause skin irritation（GOV.UK））

口内炎の原因物質なし！安心して使える歯磨き剤とは？

それでは、「ラウリル硫酸ナトリウム不使用」を謳った歯磨き粉であれば全て安心でしょうか。
代わりに入っているものは安心して使えるものですか？

また、歯のエナメル質に傷をつけ、
汚れがより付きやすくなってしまう作用が大きい研磨剤は？
保存料/防腐剤として用いられるパラベンはどうでしょう。

EUでは、パラベンのうちの数種類を化粧品に使用することを禁じています。

口内炎も怖くない！安心な「クロ焼きナスの歯磨き」

IN YOU Marketで好評の「黒焼きなすの歯磨き粉」は、
安心と安全を求める皆さんにお勧めの一品です。

マクロビオティックでは「デンシー」としておなじみの茄子のへたの黒焼き。
食べても美味しい茄子ですが、薬用植物としても長きにわたり使われており、
茄子のへたをじっくりと焼いて炭化させたものは、
かねてから口内トラブルや止血のために使用されてきました。


IN YOU Markeで販売されている黒焼きなすの歯磨き粉は、
オーガニックの茄子のへたを使用！

歯磨き粉とは言え、
毎日口に入れるものはオーガニックにこだわりたいですよね。

さらに、遺伝子組み換えではないトウモロコシから作られた天然素材のキサンガムや
食品レベルの海塩等を使用しており、95.7%が農薬不使用の素材からできています。

また、ヴィーガンの方も安心してご使用いただけます。

リスク要因の少ない生活で、口内炎も予防！

新型コロナウィルスの影響で、自宅に留まる時間が多くなり、
生活のリズムや食生活が乱れやすくなっています。
当たり前のことが当たり前にできない日々にストレスもたまりますね。
現在は口内炎ができやすい状況であると言えるかもしれません。

このような時こそ、不快指数を上げる要因を減らしていきましょう。

いつもの習慣そのまま歯磨き粉を変えるだけ。
それだけで小さな口内炎がもたらす煩わしさが解消できるかもしれません。

※アフタ性口内炎は全身性炎症性疾患であるベーチェット病の主症状でもあります。
同疾患のその他症状が見られる場合などは、お医者様に相談してください。
（参考「難病情報センター」）

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