不快で痛い「口内炎」。毎日の食生活を通じた治療と予防のテクニック
口内炎って辛いですよね。1日でも早く治す方法があったらなと思いませんか?
今回は口内炎ができる理由と、
できてしまった口内炎をなるべく早く治す方法をご紹介したいと思います。
ちょっとユニークな治療法もご紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
何故、口内炎になるのでしょうか?
実は、口内炎ができてしまう理由は、究極的にはわかっていないのだそうです。
ですが、様々な検証が行われてきた結果、どういう状況や状態の時に
口内炎になりやすいかということはわかっています。
まるで事件の捜査で真犯人はわからないものの、状況証拠だけはそろっているみたいな…
そんな感じです。
口内炎の要因として考えられること
口内炎の要因には主に、次の2つが考えられます。要因1:体の不調
ストレスや睡眠不足、不摂生を続けた結果、体の免疫力が落ちている時に口内炎はできやすいと言われています。
季節の変わり目の寒暖差の大きい時、冬のような寒冷刺激がある時や夏の暑さが厳しい時にも
出来やすいと言われています。
要因2:栄養不足または栄養の偏り
食事をきちんと摂っていなかったり、好きなものばかり食べたりしていて栄養バランスが偏っていたりすると、口の中の粘膜を構成するタンパク質の合成が上手くいかなくなり、口内炎を引き起こします。
特に注意すべきは、ビタミンB2やB6などのビタミンB群と亜鉛の不足です。
そのほか、口の中を噛んでしまったり、入れ歯や歯の矯正器具が合わずに口内に傷が出来てしまい、
それが口内炎になることもあります。
しかし、もしその際に口内の粘膜が健全であれば通常は、口内炎になる前に自然治癒するはずなのです。
口内炎が出来ている時に避けるべきこと
口内炎を舌でいじる・手で触る
口内炎が出来ていると神経が刺激されるので、つい気になって舌でつついてしまったり、指で触りたくなってしまうかもしれません。
このようなことは絶対に避けてください。
口内炎は刺激すると悪化したり、拡がったりする恐れがあります。
また、口内炎が出来ている時は口の中をできるだけ清潔に保つ必要がありますので、
指で触ったりしてしまうと指についている細菌が口内炎に移って繁殖し、
治りが遅くなってしまうことになります。
患部を温める、血液循環が良くなるような行為をする
口内炎は炎症です。すでに熱を持っていますので、熱い又は温かい飲み物を飲むことで痛みが増してしまう可能性があります。
また、口内炎が出来ている間は長時間の入浴やアルコールの摂取は控えましょう。
これらによって血液循環が良くなると、口内炎の痛みが増してしまうことがあるからです。
自宅でも出来る、口内炎の対処方法
ここで、アメリカと日本の家庭で行われることがあるという、
口内炎の治療法をそれぞれご紹介してみましょう。
アメリカで行われている口内炎対処法
①湿ったティーバッグを5分間、口内炎の傷口にあてる
お茶が口内炎の痛みを増長する口の中の酸を中和し、お茶に含まれるタンニン酸が炎症を抑えてくれます。
②マグネシアミルク(酸化マグネシウムの下剤)でうがいをする
酸化マグネシウムは制酸剤としても使われるポピュラーなお薬。激しい痛みの元となる口内の酸を中和できるそうです。
③傷口にミョウバンを1分間あて、刺激を減らすために患部を乾燥させる
④塩水でうがいをして口内を清潔にすることで痛みを和らげる
どれも日本で手に入りやすいものですし、簡単な方法なので、やってみようかなという気になりますね。ちなみにマグネシアミルクは液体で、
日本で酸化マグネシウムは液体タイプと錠剤タイプの両方が売られています。
液体タイプが手に入りづらい場合は、錠剤を直接口内炎の傷に当てるというパッチ法で代用できそうです。
参考:Esquire
日本で行われている、梅干しを使った民間療法
この民間療法の元になっているのは次のような理論です。“口の中は酸性である。口の中がアルカリ性に偏ってしまうことが口内炎の原因となる”
つまり、酸性に戻せば口内炎は治る!という考え。
口内の酸を中和に持っていこうとするアメリカの考え方とは真逆になりますが、
元々の状態に戻そうとするアイデアは、自然で受け入れられるやすい気もします。
そしてその具体的な方法とは、梅干しを口内炎に直接当てることだといい、
そのポイントは次の通りです。
①白い色の口内炎は真ん中に穴が開いて、クレーター状になっていることが多い。
そこに梅干しを押し当てると穴が塞がって、全体が白い状態に戻る。
②梅干しは割って梅肉が表側に出るようにする。
口内炎に、この梅肉の部分を当てるようにする。(皮を当ててもあまり効果がない)
③梅干しを患部に当てておく時間は個人差があるが、10秒~1分くらい。
人によっては震えるほどの激痛を感じるが、我慢して続けること。
これをやると多くの人が口内炎の症状が軽くなったと実感するそう。
処置後、少なくとも5時間は痛みを感じないままでいられるといいます。
これは梅干しが1つあればできるので、どれくらい効果があるのかは
次に口内炎になった時に試してみたいなと思いました!
口内炎が長引く人や頻繁に口内炎になる人は要注意
通常、口内炎は2〜3日で治ります。
しかし実際に日本では完治までに5日~1週間ほどかかってしまう人も多いのが実情です。
それはどうしてでしょうか?
ストレスや睡眠不足などによる免疫力の低下と、幾つかの栄養素の不足がその理由だと考えられます。
そして、口内炎が治るのに時間がかかる人や頻繁に口内炎を繰り返す人は、
特にタンパク質合成に関わる栄養素が不足していることが多くなっているのです。
そのため、不足している栄養素を補うこと、そして免疫力を上げることで
口内炎の苦しみはかなり早く緩和されます。
深刻な口内炎患者に不足がちな栄養素とは?
口の粘膜のタンパク質製造を後押しする「ビタミンB群」と「亜鉛」
口内炎を治していくには穴が空いた患部をふさぎ、健康で美しい粘膜に戻すために、傷ついた組織の上でタンパク質がどんどん合成されなければなりません。
そしてこのタンパク質合成に不可欠なのが、ビタミンB2とB6(ビタミンB群)、それに亜鉛です。
ビタミンB群は、タンパク質代謝を助ける役割を担っています。
ビタミンB群が充分に摂取されていると、肌や粘膜の代謝がスムーズに進むのです。
またタンパク質は、その構成資材であるアミノ酸が繋がって作られています。
そのアミノ酸を繋ぐ作業を請け負うのが亜鉛なのです。
そしてこれらの栄養素が不足している人が、今の日本人には多いと言われています。
リシン(リジン)の摂取は口内炎治癒に即効性が期待できる
裏ワザ的に使える栄養素が、アミノ酸の一種であるLysine(リシン/リジン)です。これは口内炎だけでなく、口唇ヘルペスにもおすすめです。
私が実際に経験し、効果を実感したので、
本当にスピーディーに治したい方は一度お試しになってみてはいかがでしょうか?
私の場合、口唇ヘルペスだったのですが、朝、唇がムズムズッとして水疱ができかけていた時に
すぐ1錠飲んでみたところ、そのわずか数時間後。お昼前には症状が引っ込んでいました。
皮膚や粘膜に良い栄養素の摂取で口内炎を予防しよう
とても不快な痛みを伴う「口内炎」は、作らないに越したことはありません。
そのためには、普段からの栄養素の摂取が重要なポイントになります。
肌・粘膜のターンオーバー(代謝)を助けるビタミンB2、B6、亜鉛が不足しないように
これらの栄養素を多く含む食品を意識して食べましょう。
オススメなのは豚肉、緑黄色野菜やきのこ類、大豆や納豆などです。
もし食事から摂取するのが難しいと感じる方は、健康食品やサプリメントも良いでしょう。
いずれにせよ、毎日継続して、それらを摂ることが大切です。
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