今のあなたは自分を大切にできていますか?本当の心の声に耳を澄まし、自分らしく幸せに生きるための3つの実践法
今のあなたは自分を大切にできていますか?本当の心の声に耳を澄まし、自分らしく幸せに生きるための3つの実践法
2020年4月7日は、日本国内ではじめて緊急事態宣言が発令された日です。
あれから1年、コロナによってがらりと変わった私たちの生活。
ストレスが増えがちな中、かつてないほど心の健康が重要視されていると感じます。
とはいっても、頑張り方は分かっても、まだまだ自分自身のいたわり方、とくに心のケアになるとお手上げという方多いのではないでしょうか。
今回は、心のケアを通して、どうすればもっと自分らしく生きられるか、具体的な方法も含めてお伝えしていきたいと思います。
温かいお茶など片手にゆったり読んでいただけたら幸いです。
注:この記事に書かれていることはあくまで個人の意見です。
自分の心をじっくりと見つめる
心の本当の「つよさ」って何?自分の弱さを責める必要はない
唐突ですが、皆さんにお尋ねしたいことがあります。みなさんは「精神的に強い人」と聞いたときに何をイメージされますか?
めげない鋼のような心?
それとも、スーパーヒーローのように折れてもすぐに立ち直る回復力でしょうか。
人によって異なるとは思いますが、私は「つよさ」とは弱さを受け入れるこころの広さだと考えています。
生来とても完ぺき主義で、かなり長い間、弱さとは克服するために存在するのだと信じてやみませんでした。
そして、思い描くような結果が出せなかったときには、いつでも自分を責めていました。
そんな私のことを知人の1人はこう言いました。
「藍は、あい自身をいじめている」と。
苦しかったです。
だけど、具体的にどうしたらそれを辞められるのか、当時の私には分かりませんでした。
そして、それと並行して、私はいつでも何者かである自分を探していました。
「何か意義のあることをしている自分でないと価値がない。」
その意義を見つけるという、半ば妄執のようなものに動かされ、つねに新しいことに挑戦し続けてきました。
自分らしくあるということ
そんな私に転機が訪れたのは今年3月、丁度IN YOUでライティングの仕事を始めた頃です。
書くことがもともと好きだったのですが、ポルトガルに来てからは学業に追われ、休日も体力回復に費やされ、長いことペンを取っていませんでした。
些細なことだと思っていたのですが、実は、書くという事は自分自身の核に触れる大切なことでした。
というのも、記事を書き始めてから、めきめきと気持ちが上昇していくのを感じたからです。
責任のある事ですが、同時に私にとっては『自由と希望』でもあります。
そして、何よりも大切な、
『なにをしていても私はわたし。何者でもなくていいんだ』
ということに、初めて心の底から納得がいきました。
同じ頃、とても個人的なことなのですが、進学するか否かで決断を迫られることがありました。
始めたことだから、ある程度どこかに行きつくまでは頑張らないといけない。
そんな思いで学校探しをしていたのですが、どうにも心が重たくてたまりません。
それでもその声に耳を澄ますのを恐れ、ほったらかしにしていました。
ですが、ある時もうこれ以上無視することはできない所まできたので、逃げる代わりに、勇気をもって向き合ってみることにしました。
その結果、足取りは前よりも格段に軽くなりました。
自分らしさとは、つまるところ、
『いかに自分の心の声をきき、それがなにであるにせよ、その声の第一理解者であること』
ここから始まるのではないでしょうか。
そして、健康な心とは、きちんとそれが行われている、いわゆる風通しが行き届いている状態のことだと思います。
次章では、実際にどうやって自分の声に耳を澄ますか、風通しをよくしていくかについて具体的に述べていきたます。
「自分らしく」あるために心の声に耳を澄ます:実践編
①瞑想
瞑想と聞くと難しそうと身構えられる方もいらっしやるかもしれません。
デンマークで友人から習ったヴィパッサーナ瞑想は、とても簡単でどこでも始められるのでおすすめです。
灯りを落とした部屋にあぐらをかいて座り(あぐらが体勢的に厳しい方は、座椅子などを使用しても可)、タイマーでお好きな時間をセットし目を閉じて下さい。
なるたけ外部の音に影響されにくい所のほうが集中しやすいです。
目を閉じてしばらくすると、心の中に感情、考え、音が湧き上がってくると思います。
このとき、特にそれらの動きを深追いするでもなく、ただそこにあるんだな、というくらいに思っていてください。
初めての方には、30分をおすすめしています。
慣れてきたら、時間を延ばしたり、忙しいときには15分だけでも。
一日の内に何回でもお好きなタイミングでできますが、個人的にお気に入りなのは気持ちがゆったりしやすい夕食後。
人によってどのような効果がでるかはさまざまですし、1度で効くとも限りません。
私は、瞑想はどちらかというと、時間をかけてゆっくりと自分の中にしずんでいくものではないかと思っています。
その分、時として少し重たいなと感じることがあるかも知れません。
そんな時は無理に続けようとはせず、少し時間を空け、また瞑想したいなと思った時に始めたらよいと思います。
デンマークでは夕食後、希望者何人かで瞑想をしていました。
当時プロジェクトを抱えていて、ともすれば緊張しがちだったのですが、1日の終わりにまったく時間の流れが違う空間を持つことでかなり救われました。
友人やご家族のなかに興味がありそうな人がいたら、一緒に始めてみるのもいいかも知れません。
終わったあとに、その経験を共有し合うのもおすすめです。
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②カウンセリングを受けてみる
誰かに話を聞いてもらうだけで、背負っていたものが軽くなった。
そのような経験は、みなさんにもあるのではないでしょうか。
カウンセリングにもいろいろな種類があります。
話すことがメインのもの、マッサージやホメオパシーなどの自然療法を用いたもの。
また、オンラインでのカウンセリングもとても充実してきています。
ビデオ通話・電話・テキストメッセージと、自分のいまの状況にあったものを選べるのが強みです。
話すことで、こころの中にためていた気持ちを放す。
本当に苦しいときはそれすらも出来ないときがあります。
「どこから、何を話していいのか分からない…」
そうなる前に思い切ってカウンセリングを受けてみて欲しいのです。
また、いま実際に目に見える悩みがないという方にも、カウンセリングはおすすめです。
カウンセリングの良いところは、自分では思いもよらない別の視点が得られることです。
カウンセラーの方は、伸びすぎたこころの枝葉の剪定を手伝って下さいます。
私が初めてカウンセリングを受けたのはデンマークに留学していたとき。
当時警察を巻き込むような事件があり、生徒間で意見の食い違いから亀裂が起こり一触即発のピリピリとした状況に。
危惧した学校側が機会を設け、生徒全員(30人前後)で心理学者の方とお話することになりました。
グループセッションだったのですが、直接だと言いにくい事、もしくはぶつかってしまう事も、他の人が間に入ることで、コミュニケーションがとても円滑に行われ、終わったころにはぶつかり合っていた生徒たちもまた方を組んで語り合えるところまで改善しました。
私自身も、意見の違いからもうこの人とは一生話せないなと思っていた学友と再び心置きなく話せるようになりました。すごく嬉しかったです。
以来カウンセリングの大切さに気づき、ポルトガルに来てからも1度ほど海外在住者向けのオンラインカウンセリングを受けました。
また、去年の年末、あまりに精神的につらい状況が続いたため、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン:HSPについての過去の私の記事はこちら)専門のカウンセリングを受けようと思い、イギリスのセラピストの方と連絡を取っていました。
結局気持ちが落ち着いたのと、経済的な理由で実際にカウンセリングを受けるところまでは至りませんでしたが、今度なにかあればその方に必ず連絡しようと思っています。
私のおすすめは、1人にしぼる前に何人かのカウンセラーの方とお話してみること。
相性のよい、信頼できるカウンセラーの方を見つけるのがカギになってきますが、こればっかりは、実際に受けてみるしかないと思います。
知り合いに紹介してもらったり、私のように具体的にHSPなど専門の分野の方、もしくはご自身が気になっていることに詳しい方と的をしぼって探すのも1つの方法だと思います。
初回無料サービスを行っている方もいらっしゃるので、ウェブサイトなどでチェックしてみて下さい。
お値段はさまざまですが、一般的にオンラインのものは対面に比べて安めの設定になっています。
中には無料のものも存在するので、ご自身のお財布と相談してご自分にあったものを見つけて頂けたらと思います。
カウンセリングが受けられない・受けたくない場合は?
カウンセリングにはちょっと抵抗があるという方は、知人・友人の方にお話するだけでもだいぶ変わってくると思うので、ぜひ今までそんなに心の事について話すことがなかった間柄でも勇気をもって話してみて欲しいのです。
頼られて嫌な人はいません。むしろ自分を信用してくれていることが嬉しく、関係性がさらに良い意味で深くなるという利点もあります。
ぜひ、検討してみて下さい。
また、人と話すのが苦手という方には「書くこと」をお勧めしています。
きれいな文章を書こうとしなくてよいので、その時に心に浮かび上がったこと、悩んでいることや辛かったことを誰かに話す要領で、日記に綴ることで心の負担がだいぶ楽になります。
話したいけど、いま身近に話せる人が誰もいない、あるいは「内容がカオス過ぎてちょっと…。」という方、ボイスレコーディングはいかがでしょうか?
携帯に向かって思いつくままに話し、終わった後には聞き直してもよし、削除してもまたよし。
ポルトガルの学校で日本語を話せる人が誰もおらず、愚痴を言いたかった時に友人に勧められて始めました。
いずれにせよ、心のざわざわ・いがいがを外に発散することになるので、抱えていた時よりも幾分肩の荷が軽くなるのを感じると思います。
③身体を動かす
頭でっかちになりがちな時は、運動するのがいちばんです。
youtobeなどでは、10-30分程度の筋トレ動画がとても充実しています。
あまりハードなの運動だとその後に差し支えるといけないので、10分程度のものから始めてみて下さい。
筋トレほどハードなものはちょっとという方は、ヨガやストレッチだけでも体がほぐれて緊張がゆるみます。
また、意外と見過ごされがちですが、ジム・筋トレ後はストレッチを習慣にすることで使った筋肉をほぐすだけではなく、怪我をしにくくなります。
ただ好きな音楽をかけて思いのままに踊るだけでも、30分ほど続けたらかなりの運動になりますので、人前で踊るのは恥ずかしいが体を動かすのは好きという方、ぜひ実践して頂きたいです。
散歩に行くのもおすすめです。
私は、原稿が進まなかったり、ただただ不安に押しつぶされそうなときに近所の森へふらりと出かけます。
あてもなく、20分ほどぶらぶらしていると何となく悩んでいたことがそんなに重要でない気がしてきます。
歌をうたってみたり、1人で勝手にしゃべってみたり、この時間はかけがえのないものです。
近くに自然などがあれば一番なのですが、そうでない場合でもご近所をすこし散歩しながら外の空気を吸ってみる。
家路につく頃には、気持ちがすっきりしていると思います。
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夢中で進んできたその後に、自分の心が追いつくまで待つということ
最後は、私が敬愛する作家の1人、星野道夫さんの旅をする木の名言で締めたいと思います。
私たちはここまで速く歩き過ぎてしまい、心を置き去りにして来てしまった。
心がこの場所に追いつくまで、私たちはしばらくここで待っているのです。
引用:BOOK INDEX
ついつい、先へ先へと急ぎすぎて、今という大切な時間をおろそかにしてしまいがちです。
そんな時は、立ち止まって深呼吸するのを忘れないで下さい。
私は、どんなに忙しくても、ストレスフルでも、自分自身である権利を放棄してはいけない、その自由を侵害されてはいけないと考えています。
『どんなことがあっても私はわたし』
そんな小さな勇気をもって明日という日を迎えていただけたら幸いです。
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