子供の食べ物の好き嫌いが激しい原因。悩むお母さんへ。3歳までの食事で大切なポイント4つ
こどもの好き嫌いに悩むおかあさんへ
私には4歳になる子供がいます。
こどもの味覚を育てるには3歳までの食事が大切だと聞きますが、
それを知っていながら現実的に出来なかったことやこうしておけば良かったと思うこともたくさんあります。
IN YOUでも以前の記事でお伝えしている通り、「早すぎる離乳食はよくない」と言いますが、離乳食が始まってからはどうしますか?
子供がいる読者さんも多いと思いますが、みなさん悩んでいませんか?
今回は、3歳までの振り返りを通して3歳までの食事で大切にしたいポイントというのをまとめてみました
我が家の3歳までの食事情
まず赤ちゃんが最初に口にする食事はお母さんのおっぱい(母乳)から始まり離乳食、幼児食へと徐々に変化していきます。実際におっぱいをあげていた時期は
「お母さんがたくさん食べないと赤ちゃんに栄養がいかないから」
「良いおっぱいを出すために良い食事を心がけなくちゃ」と良く言われていました。
分かっていたけれど、なかなか思うようにいかない現実・・・
初めての育児に奮闘する中で、睡眠不足でごはんを作る気力が無かった時や夕方ご飯の準備をしようとする時に限って泣き出す赤ちゃん・・・
どうしようも無い時はお弁当やお惣菜に頼る時もあったし、我慢しなきゃと思えば思うほど、
甘いものが食べたくなってケーキを買って食べてしまうこともあったし、
脂っこいもの、甘いものが続けば乳腺炎になったりして反省することも多々ありました。
初めての離乳食、10倍粥をさらに裏ごしして作ったお粥をぷいっと口を背けて食べてくれなかったことや、
無農薬の野菜などを探しにいき、小さく刻んで蒸したお野菜もなかなか食べてくれない・・・
そんな時に市販のベビーフードをあげたらもりもりと食べて、今までの努力は何だったんだ・・・と意気消沈したこともありました。
お菓子はできるだけ作ったものをと、レシピを探して作ってみたり、
それでもいつもは続かずに出先で泣き止ませなきゃと、ビスケットを買って片手に持たせて電車に乗ったことも・・・
頭ではわかっていたけど出来ないこと、たくさんありました。
ほんとうはもっとちゃんと自分で作って、お菓子に頼るんじゃなくって違う方法で・・・
何でも食べてくれる子にしなくっちゃ・・・
3歳までが大事なんだから・・・
そんな葛藤をしていたんですよね・・
そうすると段々、せっかく作ったのに全然食べてくれないポイッと投げられる・・
遊ばれて終わり・・
なんて日には、せっかく美味しい野菜買ってきたのに!なんで食べてくれないの?
そんな焦りばかりが募るようになってしまったのです。
だけど3歳までの食事ってもっと特殊で
「食べてくれる」「食べてくれない」という
「食べる」ということだけにこだわらずに食事を楽しむことを大事にしてあげられたら良かったのかなぁと思います。
実際は出来ることが日々目まぐるしく増えていく乳幼児期
赤ちゃんが徐々におっぱいを飲むのが上手になっていくように離乳食を始めてから、
口をモグモグと動かしてみるようになったり、飲み込めるようになったり、スプーンを握れるようになったり、手でつかんで口に運べるようになったり
そのどれもが成長の証で、一歩一歩出来なかったことが出来るようになり、進んでいるのです。
大人の様に何でも食べるのが偉い
食べないから許しません、というのは
子供からしたら不本意なことだったのです
「食べる」ためには「遊び」が大事
子育て中の食事において、「食べる」か「食べない」かということにフォーカスされがちですがその行為は生きるという行為そのもので、
日常の何気ない生活が「食」と結びついているのです。
・座って食べる
・箸やスプーンなどの道具を使う
・器を持つなど
そこには「遊び」ということも大切でスプーンやお箸が上手に使えるようになるのは遊びを通じてだったりします。
クレヨンを握れることであったり、丸と書けるようになったりハサミを使えるようになったりするのは手首と指の発達のプロセスがあってこそ。
いきなり「出来る」ようになるのではなく、段階を通してなのです。
お砂場で泥団子を作るのも、スコップを使ってお山を作ってケーキに見立てて遊ぶことも全てが子供たちの成長の一助に。
そこから健やかな食に繋がっていることもたくさんあるのです。
もちろんたくさん遊ん後にはお腹もいっぱい空いて食欲も増すものです。
だからこそ、「遊ぶ」ことは子供たちの大事な仕事なのです
なかなか食べてくれない・・それが当たり前
離乳食が始まり、初めての食べ物を拒んだりするのは赤ちゃんの本能的な警戒心。最初から野菜をバランス良く食べる、なんてことは無いのです。
ピーマンやにんじんなどのクセのある食べ物も最初は警戒して食べないかもしれませんが、
細かく刻んでハンバーグに入れてみたり、人参を少し甘めに煮てみたり、少量ずつ繰り返し食べることによって徐々に食べられるようになってきたりするものです。
食べ慣れないものは食べやすくしてみる
ごどものごはんで大切なポイントは4つ
硬さ
あまり全てを柔らかくし過ぎても噛む力が発達しないので、
繊維質のあるものは柔らかく煮て、
食感の残る野菜などを組み合わせながら取り入れていくことがおすすめです。
温度
子供の皮膚は大人より弱いので大人が感じるより少しぬるめで出してあげるのがベストです。熱くて不快だったという体験から嫌がってしまうこともあるのです。
大きさ
こどものごはんを始めたころは1㎝の角切り位が丁度良いです。スプーンですくい易い大きさが目安です。お箸などに慣れてきたら少しづつ形を大きくして箸でつかみやすくしてあげられると良いでしょう。
味
基本は薄味を心がけましょう。大人の取り分けをする時はだし汁などを混ぜるのも良いでしょう。一度濃い味を覚えてしまうと薄い味に戻りにくくなってしまうので
出来るだけ素材の味を生かした調理がおすすめです。
子供がまだ食べなれていない野菜を使う場合は食べやすいものと組み合わせてみることも大切。
肉やシラス、ツナなどと組み合わせることで食べやすく変わります。
3歳までの幼児は食品の味、料理の味、食感などが初めてのものが多く、
最初からたくさん食べられなくとも一口でも食べられたらOKと考えて、食べられたら褒めてあげる、ということを繰り返し行ってあげるといいでしょう。
そうするとその嬉しい気持ちが、その食品や味に対していいイメージに変わり、
だんだんと好きな味へと変わっていくのです。
食べれない→食べれた(喜び)から好きになっていく(食べられるものが増えていく)
楽しい雰囲気での美味しい経験を繰り返していくが何より大切なのです。
幼児期はココロと口が繋がっている
食事と幼児期の心の発達には深い関係があるとされています心が疲れてくると「口」に関する癖が出てくるのだとか。
少食、偏食、過食、拒食、指しゃぶり、爪かみなどが挙げられます。
実際に大人でも、精神的に不安な時や、緊張がある時など、食欲がなくなったり、暴食になってしまったりすることもあります。
子供のそういった行動も、ただ単に止めさせようとするのではなく、その裏側にある心理状態にいち早く気づいてあげられるきっかけになるかと思います。
今からでも大丈夫
実際に4歳になる我が子に関しては保育園の給食をおかわりするほど、食べることが大好き。当初は全然食べようとしなかったピーマンなどのお野菜も酸っぱくで苦手だった酢の物も今では喜んで食べています。
少し濃い目の味付けが好きなのは、私がもう少し出汁などの風味をきかせた食事を増やしてあげられれば良かったかな、という反省点。
そういった意味でも3歳までの味覚を育てる時期、というのは大切な期間だと実感します。
その時期を取り戻すためにも今は一緒にお味噌汁を作ってみたり、苦手な食材を違った角度から好きになってもらえるように働きかけてみています
3歳までの食事について
私自身が振り返ってみて一番重要だったと思うのは「お母さんの大らかな気持ち」です
添加物、砂糖、パン、お菓子を控えたい、減らしたいという気持ち。
無農薬や無化学肥料の安心なお野菜などを食べさせてあげたい。
そういった気持ちもあったし、そうしようと出来る限り努力してきたところもあったけれど、
そうしたいという思いが強すぎてそうできなかった、という反動は大きかった。
それが子育てに影響してしまう部分も多々あった。
だから今子供の好き嫌いに悩むお母さんたちに言いたいのは
がんばりすぎないでお母さんたちが心地よく子供と過ごせる時間が過ごせたらそれでOKではないかということ。
まずはそれが前提で、少しづつ出来るところから取り入れていったらいいのではないかと思うのです。
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参考文献
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