初心者必見!「陰陽五行って難しそう」という人に読んでほしい食べ物から学ぶ陰陽五行の基本のき。
こんにちは。薬剤師のNOZOMIです。
前回の陰陽五行思想の成り立ちをお伝えしました。
【これを見れば東洋医学初心者でも「陰陽五行」が、わかる!占いも陰陽五行が関連している!?(前編)】
今回は、陰陽五行思想を日常に取り入れる方法を中心に書かせていただきました。
ぜひ、実践してみてください。
陰陽五行思想から自然に生きることを考える。
自然の要素・陰陽五行から見た分類早見表
前回、自然界を陰陽に分けたらどのようになるかの例を挙げましたが、
陽:光、昼、熱、南、上、男、動物性、表、生、外、気陰:影、夜、寒、北、下、女、植物性、裏、死、内、血
現代社会は、この陰陽が逆転したり、すごく偏っています。
例えば、仕事や生活が昼夜逆転している人はいませんか?
朝寝て、夕方から起きて、夜中に活動する生活をしているという話は、最近当たり前のようになってきていますよね。
そして、それができる環境になってしまっています。
昼夜問わず、電気がつき、暖房や冷房があり、
ネットでつながることができ、人間は休む暇がありません。
そう、ずっと動いているのです。
しかも頭だけ動いていることが多いのです。
一方で身体は全く動かさないという事も・・・
例えば、デスクワークの方の1日をみてみましょう。
仕事で、頭を使いながらPCを使い、一日中、PCや蛍光灯の強さの変わらない光を浴びています。
デスクワークのため、約8時間はほとんど動くことはありません。
通勤も電車やバス、車を使うので、身体はほとんど動かさず移動できます。
移動時間は、スマホをいじったりして、ここで頭を使っています。
帰宅後も、TVやネットを見るので、身体は動かさず、ずっと光にさらされながら過ごします。
暗闇は、寝るときぐらいでしょう。
人によっては電気をつけっぱなしだったりするので、
頭や脳は、ほとんど陰の要素に触れていないのがお判りでしょうか?
陰陽に合わせて生活しよう
現代人は、頭・脳に対しては、陽の刺激が多すぎです。まず、陰性に傾けましょう。
まずは、ゆっくり夜に寝て、朝、朝日を浴びることが一番簡単な方法です。
夜勤だから夜に寝れないよ!という方は、以前書いた、瞑想のスワイショウがおすすめ。
【マインドフルネス】動く瞑想「スワイショウ」で気を整え、免疫力を高めよう!(前編)
【マインドフルネス】寒い冬を乗り越えられないのは気が不足しているから?運動よりオススメの瞑想とは。(後編)
スワイショウだと、頭を陰性に傾けられます。
身体は動いて陽性にすることができるので、昼夜逆転生活の方、デスクワークで運動不足の方にはお勧めです。
良く言われる話ですが、寝る前はスマホやTV、ネットは控えましょう。
光の刺激で脳が活性化されてしまうので、読書や音楽など、なるべく明るい光を避けることがポイントです。
身体はこまめに動かすことを癖付けましょう。なるべく階段を使うだけでも違います。
週1回や月1回がっつり運動するよりも毎日ちょっとずつ続ける運動の方がおすすめですね。
頭は陽、身体は陰に傾けすぎないように、頭を陰にする時間、身体を陽にする時間を確保することがポイントですね。
では身体を作り、頭のエネルギーになる食べ物はどうでしょうか?
食べ物の陰・陽はマクロビオティックである!?
INYOUの読者の皆さんはマクロビオティックのお話しは十分ご存知かと思います。
食べ物も、陰性・陽性に分けることができ、季節や体質に合わせて、陰陽のバランスを取っていきます。
現代人は、両極端で、陰性のものばかり食べている人もいれば、陽性のものばかり食べている人もいます。
それこそ、○○ダイエットと、この食べ物を食べていれば痩せる、
この食べ物を食べないようにしていれば痩せるなど、極端なダイエットが流行するたびに陰に行ったり、陽に行ったりしてしまいます。
例えば、炭水化物抜きダイエットをすると、たんぱく質がメインの食事になります。
この時に、人によってはたんぱく質だから何でもいいだろう、腹持ちがいいからと、ずっと動物性のたんぱく質を選択する人もいるでしょう。
動物性は、陽性です。
取りすぎると、炎症が起こりやすくなりますので、肌荒れのように分かりやすく炎症の症状として出たり、イライラしやすくなったり、便秘になりやすくなります。
また、手軽に、時間もないからと、炭水化物だけを取っている人もいます。
朝は、パン、昼はラーメンやどんぶり飯、夜は定食…など人によっては栄養補助食品やお菓子でご飯を済ませてしまう人も多いようです。
主食になるパンやめん類はもちろんのこと、お菓子や栄養補助食品の主な成分は小麦や砂糖ですから、こちらも炭水化物満載です。
精製された炭水化物は陰性にあたります。
甘いもの好きの女性に冷え性が多いのは、こういった嗜好の傾向もあるのです。
どんな食事が体にいいの?
では、どんな食事をとればいいのか、というと昔ながらの和食が一番おすすめです。
できれば玄米ご飯や雑穀米といった精白されていない主食、
野菜や海藻類たっぷりのお味噌汁、野菜多めのおかずや植物性たんぱく質のおかず、
片手にのるくらいの動物性たんぱく質のおかずといった、定食のスタイルがおすすめです。
そこから、さらにどんな野菜がいいの?
どんな植物性たんぱく質や動物性たんぱく質がいいの?という疑問も出てくるでしょう。
そのことについては、五行の食事の取り入れ方でお伝えしていきます。
陰陽五行思想からひも解き自分の生活を振り返ろう
身土不二
流通や生産が発達して、現代は様々なものが、季節にかかわらず手に入るようになりました。便利になった反面、自然に逆らった生き方をしていることに気づき辛くなっています。
陰陽五行思想とは、「自然に合わせて生きること」です。
身土不二(しんどふじ)という言葉があります。
「その土地の気候や風土にあった食材、旬の食べ物を取りましょう」という意味です。
例えば、北海道で有名なラム肉は身体を温める唯一のお肉です。
一方、九州や沖縄で栽培されているマンゴーや、パイナップルは身体の余分な熱を冷まします。気候に合った食べ物が根付いているのが分かります。
では、北国の人が、冬場に手に入るからとバナナのように、南国のフルーツばかり食べていたらどうなってしまうでしょうか?
体質にあった食材の選び方。
前回の記事の中で体質チェック(診断)をしていただきました。
その結果を参考に、取り入れてみてくださいね。
食材は、身体を温めるもの⇒温、冷ますもの⇒寒、特に影響しないもの⇒平で分けています。
陰陽のバランスも見ながら取ってみてくださいね。
※食材によっては、加熱することによって、
寒⇒平になるものもあります。
●肝(木):緑色の食材や香りの強い食材、酸味のあるもの
温:ニラ、黒酢、菜の花
寒:ミント、セロリ、三つ葉、ほうれんそう、グレープフルーツ、ゆず、
平:春菊
●心(火):赤色の食材や苦みの強い食材
温:らっきょう、紅茶、高麗人参、(なつめ)
寒:ゴーヤ、すいか、
平:コーヒー、ハスの実
●脾(土):黄色の食材や自然の甘味のある食べ物
温:かぼちゃ、きび、くり、
寒:あわ、バナナ、みかん
平:とうもろこし、さつまいも、きゃべつ
●肺(金):白い食材や自然な辛みのある食べ物
温:しょうが、たまねぎ、ネギ、にんにく、松の実、胡椒
寒:大根、レンコン、梨、ゆり根
平:白ごま、白きくらげ、はちみつ
●腎(水):黒食材や自然な塩気のある食べ物
温:えび、ラム肉
寒:ひじき、こんぶ、わかめ、あさり、シジミ、はまぐり、醤油
平:黒米、黒ゴマ、黒きくらげ
参考図書:毎日役立つ-からだにやさしい-薬膳・漢方の食材帳-薬日本堂「薬膳・漢方の食材帳」東日本堂
最後に・・・
便利になっても、どんなに文明が進化しても、人間は自然界の一部であり、陰陽五行思想と切り離すことはできません。
身体や心の不調は、不自然な生活の積み重ねです。
ですが、昔ながらの生活に戻るのも、もう難しいでしょう。
ですから、自分ができる範囲でいいので、自然の、自分の声に耳を傾け、自分のために、少し手間をかけてみませんか?
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