敏感肌・乾燥肌歴30年。幼少期からアトピーに悩んだ私が肌質改善した方法|アトピー肌でも4つのコツを押さえれば美肌になれる!肌本来が持っている美肌力を高める方法4選
アトピー体質で、敏感肌の方々は、
せっかく購入した基礎化粧品、メイクグッズが
肌に合わなかった経験を繰り返してきた方も多いのではないでしょうか。
筆者もその一人でした。母親は強い肌の持ち主で、
気持ちを共有できなかったため、幼少期から、自分で化粧品を選んできました。
中学生の時に、好きな男の子から、「皮膚がおばあちゃんみたい」と言われてから、
必死で肌質改善するべく、ドラックストアや百貨店の美容部員さんのところに通い、
色々な化粧品を試しては挫折してきました。
どの成分が肌に合わないのか、肌トラブルが出た時にどう対応するか。
その基準を持つことができるようになってからは、随分楽になり、信頼できる商品を選び、
生活習慣を見直すことで、揺らぎの少ない肌を手に入れることができました。
肌質は、自分で変えられる!
その方法について紹介していきます。
アトピー肌の筆者の肌歴
・10代
腕と首、鼻の下、目の周りにアトピーが出やすかったです。何が原因かはわからなかったため、ステロイド入りの薬を常用していました。
「何となく良さそう」という理由で、無添加・無香料の商品を選んで使用していました。
・20代
相変わらず、春や夏場はかゆみが出ていました。冬はどれだけ保湿しても、粉を吹くほど乾燥し、地肌のフケも気になるようになっていきました。
しかし、働くようになってから、選べる化粧品の幅が広がり、オーガニック商品、
アトピー肌用の医薬部外品の入った商品、エコサート商品等、
様々な商品があることを知り、色々な商品を試しました。
・30代前半
妊娠出産後、ホルモンバランスが崩れたせいか、頬に赤いぶつぶつができ、とにかくかゆみが強かったため、皮膚科へ行きました。
やはり、ステロイド剤を処方され、塗るとかゆみも減り、赤みは減ったのですが、
塗った部分だけ白抜きされたような痕が残り、すぐに使用を中止しました。
しかし、保湿剤を使用してもかゆみは収まらず、お手上げ状態でした。
※皮膚科等で処方されたものは、使用方法を医師に相談してから中止するようにしてください。
敏感肌・乾燥肌・粉吹き肌、かゆみの原因は何か
・そもそものアトピー肌の性質
皮膚のバリア機能の異常とアレルギー反応が強い。汗が出にくいために、皮膚の水分を保つ力が弱く、乾燥する。
細菌やホコリ、ダニなどの外的刺激から身体を守るバリア機能が弱い。
正常な人なら、何も症状の出ない食材や生活環境でも、アトピーの人は、バリア機能の異常で、
過剰反応が起こり、皮膚に現れる湿疹やかゆみがでます。
なので口から入る食材や、環境に影響を受けやすい体質なのです。
・化粧・洗顔・お手入れによるダメージ
化粧をし、それをクレンジングでオフしてから洗顔をすることで、かきむしったり、乾燥したりして弱った皮膚に、さらにダメージを与えてしまいます。
・毛穴のつまり、肌のターンオーバーサイクルの乱れ
過剰に分泌された皮脂が毛穴の中で古い角質と混じって角栓となり、毛穴が詰まります。毛穴がつまることで、あとから出る皮脂が外に出ることができず、毛穴に炎症を起こし、吹き出物ができます。
肌が乾燥してきめが乱れ、粉をふくような乾燥肌になってしまいます。
・食べ物の影響
砂糖、白米、パン、質の悪い油等を過剰摂取することにより、副腎が疲れ、肝臓で処理しきれない物質を皮膚粘膜から排出しようとして、痒みがでます。
これがアトピーのアレルギー反応です。
東洋医学からみたアトピーの原因
熱を冷ます力が弱く、体内に熱がこもりやすい場合が多いです。
熱というと、風邪の時に出る熱を想像される方も多いですが、幹部が真っ赤になっていたり、
触ると熱かったり、乾燥でカサカサ、もしくはジュクジュクしているのも、中医学の観点では熱の状態です。
赤いのは熱で、触ってみると熱感があると思います。
乾燥でカサカサなのは、熱で水分が乾いてしまった状態。
ジュクジュクは、熱と体内の余分な水分がからみ合った状態です。
いずれにせよ、患部は熱をもっていることが多いです。
引用:『ミドリ薬品漢方堂のまいにち漢方』 桜井大輔
アトピー肌は要注意。かゆみを引き起こす可能性のある化粧品
・化粧品の添加物
界面活性剤エタノールor変性アルコール
DPG
PG
合成着色料
合成香料
パラベン
石油系界面活性剤
などがあります。
人によって、かゆみの原因は様々ですので、
ご自身で化粧品の表示を確かめながら、使用を検討してください。
また、アトピー肌用の化粧品には、医薬部外品が入った化粧品も多いです。
筆者も医薬部外品が入った商品を使用していますが、
肌の自己再生能力が衰える気がするので、
使用しすぎには、気を付けるようにしています。
ここで医薬部外品と医薬品の違いをここで説明しておきます。
医薬部外品とは
化粧品<医薬部外品<医薬品の順番で、効果がある反面、人体に作用する影響力が大きいです。医薬部外品は、特定の症状に対して使用され、
その効果・効能が緩和なもので、処方箋は不要です。
「薬用化粧品」と呼ばれるものは、医薬部外品に含まれます。
主に、予防を目的としています。
・医薬品
それを使用することにより、人体に効果・効能の作用が認められるものです。医薬品販売業の許可が必要です。
また、処方箋が必要なもの、不要なものがあります。
主に、治療を目的としています。
アトピー肌にもオススメ。肌本来の力を高め、美肌を手に入れるためのお手入れ方法
化粧のコツ
今までは、クレンジングは絶対に忘れない!をモットーに、どれだけ遅く帰宅しても、クレンジングを忘れたことは一度もありません。
しみになることを恐れる思いもありますが、何より、かゆくてたまらなくなっていたからです。
しかし、クレンジングも肌に負担がかかるため、
できれば肌に触れる工程は減らしたいと、ずっと思っていました。
最近では、せっけんで落とせる化粧品が増えてきています。
日焼け止め、パウダー、アイシャドウ、チーク、口紅をせっけんで落とせる物に替え、
マスカラもお湯で落とせる物に替えることで、クレンジングの行程を無くすことができました。
また、化粧品によってはかゆみや赤みが出る商品もありましたが、
せっけんで落とせる化粧品は、肌にも優しいので、肌トラブルも減りました。
洗顔のコツ
クレンジングをする必要がなくなってから、使用し始めたのは、洗顔タオルやクロスです。オーガニックコットンタオル
生綿洗顔タオル
竹布洗顔クロス
特に竹布は、天然抗菌竹繊維で、繰り返し使えるとってもエコな製品です。
綿の2倍の吸水力ですが、繊維の構造上空気に触れる面が広いため、
乾くのも早く、カビやにおいの発生を抑えることができます。
また、綿だと洗顔中に摩擦が起きて静電気を発生させてしまいますが、
竹布は静電気をほとんど発生させないため、肌にとっても優しいのです。
美肌のために、肌をこすらない、触り過ぎない!ために、もってこいの洗顔布です。
これらのクロスを、米ぬか石けんでしっかりと泡立ててから、
肌を優しくふき取るように洗います。
クロスはきめの細かい柔らかい生地なので、こすっているというより、優しくなでられるような感触です。
優しく触れるだけで、綺麗に汚れが取れます。
また、小鼻の角質もしっかりと落とすことができるようになり、
「乾燥するのに、皮脂汚れがひどい」と長年悩んでいた肌表面のざらつきと黒ずみがすっかりなくなりました。
また、お化粧をしない日は、ぬるま湯洗いだけでも結構ですが、
梅雨時期は雑菌が増えやすいので、適度に洗うようにしましょう。
お手入れのコツ
ずばり、シンプル イズ ザ ベスト!基本的には、化粧水とオイルのみです。
肌の状態に合わせて、足し算、引き算しながら、必要な物を補うようにしています。
特に、引き算が大切です。
オイルは、夜はリラックス効果のある香りのある物、朝は、日焼け止め効果のあるオイルを使うようにしています。
祖母の肌にシミがなく綺麗なのは、質素な食生活にあると思っていたのですが、
先日家族で旅行に行った際、自作のどくだみ化粧水を、
ぱっぱっ!と肌につけただけで終わり。その脅威のシンプルさに、とっても驚きました。
祖母が言うには、「従姉が、若い頃から百貨店の高い化粧品を、ぬりたくっていた。
特に、目の下に沢山クリームを重ねてぬっていたんだけど、50代になってから、
大きなシミだらけになって、皮膚もたるんでいた。あれは、触り過ぎのせいだね。
何にもしないのが一番」と言っていました。
今は、庭でとれるどくだみで化粧水を付けている。それだけで十分だと言います。
簡単にどくだみ化粧水の作り方をご紹介しておきます。
どくだみ化粧水の作り方
【材料】
・どくだみの葉100枚 (庭や、森の中に5、6月頃生息しています)・ホワイトリカー(35度)1800ml
・グリセリン
・容器
【作り方】
1どくだみの葉を洗い、汚れを落とす。2乾かすか、キッチンペーパーで綺麗に拭く。
3容器に葉とホワイトリカーを入れる
4密閉して冷暗所で寝かせる。
1か月後に、出来上がり!
アルコールが気になる方は、グリセリンを合わせて使用してください。
オイル
オイルは、抗酸化作用のあるオイルを、身体が温まったお風呂上りの肌に塗ります。私のおすすめのオイルは、
・月桃オイル
・クランベリーオイル
・椿油です。
月桃は、沖縄に自生したハーブです。
ポリフェノールが含まれており、その含有量はブルーベリーの6.7倍。
高い抗酸化力や抗菌、抗炎症作用、コラーゲン分解抑制効果があります。
また、甘くさわやかな香りには、ストレスを和らげる効果も期待できます。
クランベリーは、フルーツです。
抗酸化力外線のあるビタミンEが含まれています。
美白成分として知られる、天然のアルブチンが含まれています。
椿オイルは、日本原産とするオイルです。
人間の皮脂と似た成分であるオレイン酸が豊富で、自然な形で保湿することができます。
日焼け止め効果もあるので、朝使用すると良いですね。
セラミド
不安のあるセラミドは、アトピー肌のうるおいを補うために、有効と考えられセラミド入りの化粧品には、医薬部外品等、肌に有効な成分が多く入っていると言われていますよね。
しかしこれらのコスメの中には残念ながら遺伝子組み換え由来の成分や動物由来の成分も含まれているケースが多く
安全性が不確かな商材もあることは否めませんので決して、推薦はできません。
その点、オーガニック化粧品を使用する方が(ものにもよりますが)より自然に近いケア方法であると言えるでしょう。
ECOCERT はフランスのトゥールーズを本部と する国際有機認証機関です。
1991年に設立以来、現在では世界各地に23の支社を置き、80ヶ国以上にて農産物をはじめ、
加工食品、畜産物、化粧品、コットン、その他様々な有機認証を提供しております。
認証件数世界トップクラスと言われる当機関の顧客には、
Aveda、Kiehl’s、Nuxe、Kora、Origins、L’Oreal、Clarins など、
国際的な有名企業が名を連ねており、一般消費者や業界、政府関係者まで多くの信頼を得ております。
引用: 「エコサートジャパン株式会社」
「オーガニック」と称する商品はたくさん出回っていますが、
全てが信用できる商品ではありません。
エコサート認定されている商品は、国際有機認証されているため、
市販のものよりは安心ができるイメージですよね。
しかし実際には、最近エコサートでも完全に安心だとは言えない成分が入っているプロダクトもあることがわかっています。
見極めには注意が必要です。
(その点 オーガニックストアIN YOU Marketのコスメはエコサートの基準以上とも言える
厳しい審査に通った完全ナチュラルなもののみを扱っているので安心です。)
食生活
抗酸化力を高める食材を食べる
緑黄野菜
にんにくやネギ等
ダイコンなどのアブラナ科
玉ねぎやにら、らっきょう等
しょうが
ゴーヤ
レモン
きのこ
赤ワイン
春菊
りんご
等を、毎日摂取し、老化から肌を守り、肌を強くしましょう。
更に、東洋医学的には、
熱をこもらせて肌の状態を悪化させる以下の食べ物は避けるようにしましょう。
油っこいもの
甘いもの
味の濃いもの
乳製品
餅
アトピー肌だからこそ自分の肌質を理解して美肌を目指そう
アトピーはさまざまな肌状態が混在し、日によっても変化します。その度に、何が悪かったのか、どう対策したら良いのか悩んできたと思います。
お手入れのし過ぎに注意して、潤いを補い、外から保湿してバリアをしっかり作る。
そして、抗酸化力のある食べ物をしっかり食べて、肌を鍛えることで、美肌を手に入れてくださいね!
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