汗をかいて夏に貧血?要注意、気づかないうちに貧血警報!夏の汗で失われるのは水分・塩分やミネラルだけではなかった!
汗で失われるのは、塩分・水分だけではない
こんにちは。
看護師のほんのりです。
暑い暑い8月が始まりました。
梅雨が空けきらない最中、空気はムシムシ重苦しい・・・
動くと汗がじわじわと止まらないそんな季節。
汗をかくことは、からだにとって老廃物を出すことでありいいことですが、脱水などのリスクもありますね。
脱水の様にみえて意外に貧血だった、ということも実はよくあり得ることなんです。
そして、是非気を付けてほしいのは、授乳中のママ!
母乳は血液から作られているのはご存じと思います。
例え検査結果では異常と出なくても、
水面下での血液の質の低下は母乳の質の低下!!量も減ります。
ただでさえ、授乳中はからだの栄養を赤ちゃんに吸い取られている状態ですので、
+α夏のダメージで貧血傾向になりやすいです。
汗をかいて夏に貧血・・・?
鉄不足についてもっと詳しく知りたい方はこちらを読んでくださいね!
マクロビ・菜食の人ほど要注意!「鉄不足」が引き起こす健康問題と悪影響を及ぼす鉄サプリの実態。安全に鉄を補給する唯一の方法とは。
どのようにして起こる!?貧血のカラクリ
夏は汗をかきますね。
3歩歩けば大量に。
今日はその”汗”を少し詳しく解説していきます。
汗は、基本的には「水分」「塩分」などが喪失されるというのが一般的です。
もちろんその通りですが、更に東洋医学的な解釈で説明を加えると、
「気・血・水」すべてが消耗されるのです!
気・血・水とは、血液や体液、エネルギーの様なもので、全身を巡ってわたしたちのからだを養っています。
これらが何らかの原因で過不足だったり、上手く循環ができないと、からだの不具合が生じてしまうのです。
汗をかくことと気血水の関係性
気:生命エネルギー
血:主に血液。栄養素を運ぶ
水(津液):血液以外の体液。“潤す”“滑らかにさせる”作用がある
生命のエネルギーって、言うなれば元気のエネルギーです。
気が失われるってことは元気エネルギーがなくなっていく事。
汗かくだけで、なんだか疲れますよねー!
”汗”というのは、もとの原料は血液です。
血液中の水分がミネラルと共に流れ出るもので、それによってからだの熱を放出しています。
よって、“(一部の)栄養素”も失われているので「血」も喪失する。
汗という物質ひとつだけみても、
水分・栄養素・エネルギーなど、目には見えにくいけど放出されてしまっているのです。
こうして、気・血・水すべてが、消耗していくのです。
「気」の不足は「気虚」
「血」の不足は「血虚」
「水」の不足は「津液不足」
を生じます。
気虚:気の量が不足している。
臓器の機能 低下、新陳代謝の低下という形で現れる血虚:血の不足や機能の低下が起こっている状態。
血による栄養や潤いが失われるので、肌や髪、目や筋肉などに異常が出て来る。津液不足:全体的な潤いの低下。
口や鼻の乾燥、肌のたるみ、髪の毛のツヤがなくなる。という症状が出てきます。
「気・血・水」は、いつも過不足なくスムーズに流れることが重要です。
ですから、汗をかいた場合、水分と共にエネルギーもかなり消耗していると、まずは自覚しましょう。
貧血は鉄分だけではない。たんぱく質の不足でも起こります
脱水予防として、「水分」「塩分」を補うことはまず重要なのですが、
やはりそれだけでは血液が薄まるだけの可能性もあります。
しっかりと造血できる力があることが大切です。
「貧血」というと、鉄分の不足が注目されますが、
実際血液を分解してみると、“タンパク質”の割合がかなり多いのです。
なので、鉄分の量は正常でも、たんぱく質の割合が低下すると、血液の質全体も悪化します。
東洋医学的に言う「血虚」とは、単純に貧血の意味合いでなく、血液の“質”も含めてあらわされます。
実際の検査値で、貧血を表すヘモグロビン値に異常はなくても、
血の“質”が低下していると、軽い貧血症状が出ることも大いにあります。
そこで、胃腸の働きがカギを握ってくるのです。
ちゃんと造血効果のある食べ物、
鉄分をはじめ、ミネラル・タンパク質などを吸収できる内臓にしておくこと。
とても大切です。
暑い夏になると、冷たい物ばかり取りたくなりますし、暑さによって食欲も減退しがちです。
でも冷たい物を摂ることで胃腸が冷やされ、
食物の消化・吸収が悪くなり、必要な栄養素がからだに行き渡らない・・・
といった”夏バテ”を引き起こしがちです。
そうすると、血を造り出す力も弱まり、結果血の質も悪化します。
汗で水分・栄養素・エネルギーを失う上に、食事で吸収できない・・・
というのが繰り返されると、貧血傾向は高まりますね!
要注意しましょう。
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血を造り出す、おススメ食材
鶏肉
ズバリ、鶏肉です。
レバーもいいですが、好き嫌いも別れやすい食材ですし苦手な人も多いでしょう。
その点、鶏肉は非常に身近で食卓の代表的な食材です。
抵抗ある人も少ないと思います。
ホウレンソウなどの野菜に含まれている鉄分は非ヘム鉄といって、吸収率は5%程度なのに対し、
一方お肉の中に含まれているのはヘム鉄という鉄分で、
溶けやすくイオン化しやすいのが特徴で、吸収率25%と、5倍も高いのです。
また、薬膳で鶏肉は
気血を補い、からだを温め、胃腸を助ける滋養食
と言われています。造血作用を考えると一番効果的な食材と言えるでしょう。
鶏肉料理はたくさんありますが、調理法としておススメするのが、骨付きの肉を使用したスープです。
骨の部分が血を造る力が高いため、骨付きの鶏肉を使うと良いでしょう。
鶏肉に、しょうがやにんにく、香辛料などを入れてぐつぐつと煮込むと、
たっぷりと栄養が染み出たスープが出来上がります。
固形よりもスープのような液体状の方が、吸収には効果的です。
一緒に煮込む薬味をネギ(青い部分)やしょうが、山椒、昆布など和風の素材を使えば
みそ汁などにも合いますし、
にんにくやブラックペッパー、ホワイトペッパー・ローリエなどハーブや香辛料と一緒に煮込めば
塩を加えるだけで十分おいしいスープになります。
その時どきに応じてトマト味やカレー味・ポタージュなどアレンジしてもいいですね。
煮込む時間はかかりますが、一度にたくさんの量を作って小分けの冷凍しておけば後々便利ですし、
夏の厚さで食欲無いときにも、スープなら飲みやすいので、是非おススメです。
全体参考:堀江昭佳著 血流が全て解決する
おわりに
汗をかかないように過ごすことは無理ですし、そもそも汗をかくことは代謝が行われているのでからだにとって必要なのですが、
INとOUTのバランスは大事ですね。
日常的に水分やミネラルを補給するのは皆さん普段の生活から当たり前にしていることだと思いますが、
きちんと血を造れるような食事なのか、からだなのか?
からだに入ってくるINの部分の質を今一度見直してみませんか?
ただえでさえ暑い夏は体力の消耗が激しいです。
消耗した気・血・水は、水分と滋養のある食事や十分な休息は不可欠です。
夏バテ、脱水、熱中症、それに付随して引き起こる貧血を、毎日の生活の中で予防して行きましょう。
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