デトックスにおすすめ「7号食」のやり方とは?実践後の驚きの血液検査の結果を公開!
涼しい季節になってきました。
秋は本来、冬にむけての栄養を蓄える季節です。
しかしながら飽食の現代社会ではそうともいえないのが現状のよう。
秋の恵みの誘惑に負け、ついつい食べ過ぎてしまい、
デトックスが必要な方も多いのではないでしょうか。
そこで今回ご紹介したいのは、
玄米だけを食べ続けるという究極のデトックス方法。
マクロビオティックの「七号食」です。
今回は私が実際に7日間実践した方法を血液検査の結果とともにレポートします。
究極のデトックス方法!七合食とはいったい何?
朝昼晩の食事に玄米だけを食べ続ける方法です
七号食とは、マクロビオティックを体系化した桜沢如一が提唱した方法であり、
「病気治しの食事」とされています。
方法は10日間穀物100%の食事のみをとるというもの。
飲み物も水と3年番茶などのノンカフェインのお茶のみとなります。
さらにその間はごま塩と梅干しや沢庵を除く穀物以外の食べ物はいっさい取らず、
1口80回~100回噛むことがすすめられています。
病気を招く食事とは?
七号食という番号があたえられた名前。
その名が示す通り第7番目の方法を指します。
ちなみに-2から7までが存在し、三号食が基本の食事とされます。
三号食以下は病気をつくる食事とされ、
マクロビオティックでは避けられています。
皆さんの普段の食事が何号食にあたるのか早速チェックしてみましょう!
●7号食(穀物100%)
すべて穀物(主に玄米)の食事。
●6号食(穀物90%)
穀物(主に玄米)が9割の食事。
●5号食(穀物80%)
穀物(主に玄米)8割にお味噌汁や漬物がついた食事。
●4号食(穀物70%)
穀物(主に玄米)7割に味噌汁・漬物に加えて
野菜煮などの副食が2割ほど付いた食事。
●3号食(穀物60%:基本食)
穀物(主に玄米)6割、副食3割・味噌汁・漬物。
●2号食(穀物50%)
穀物5割に副食・味噌汁・漬物に動物性のおかずが1割ついた食事。
●1号食(穀物40%)
穀物4割・動物性のおかず1.5割・副食
味噌汁・漬物に生野菜や果物が付いた食事。
●0号食(穀物30%)
穀物3割・動物性のおかず2割・副食・味噌汁・漬物・生野菜・果物。
●-1号食(穀物20%)
穀物2割・動物性のおかず2.5割・副食・味噌汁・漬物
生野菜・果物にデザートがついた食事。
●-2号食(穀物10%)
穀物1割・動物性のおかず3割・副食・味噌汁・漬物
生野菜・果物・デザート。
玄米しか食べないなんて、栄養的に大丈夫?
工夫しだいで大丈夫!七合食をやり終えるコツ
「10日間、食べていいのは玄米だけ」
これを聞いてやってみたい!と思った人はおそらくほとんどいないのではないでしょうか?
貧血にならないのか?
そもそも空腹に耐えられない!
ご安心ください。
私もそうでした。
しかしながら、ちょっとだけ方法を変更・工夫することで、
健康的にやり終えることができました。
そしてやってみて本当に良かった!
実感としてはもちろんのこと、血液検査にも変化が表れました。
そんな七号食を行うメリットと
楽しく行うコツやルールを紹介します。
7合食をするメリットとは?デトックスに効果はあるの?
一石二鳥なデトックス方法
7号食の効果として一般的に言われていることには次のようなものがあります。
1.フィチン酸の排出効果により老廃物がデトックスされる
結果として病気の治癒やダイエット、便秘の解消、
肌荒れの改善といった美容効果につながるとされています。
2.よく噛むことで玄米の高栄養素を効率よく吸収
玄米にはビタミンやミネラル、たんぱく質、
食物繊維が豊富に含まれています。
そのため効率的に必要な栄養素を取り入れることができます。
ファスティングや月曜断食が流行し、「食べないこと」への価値が見直されている昨今。
七号食はスーパーフードである玄米の高栄養素を新たに取り入れるとともに、
フィチン酸の排出効果を利用し古い滞留物をデトックスするという、
昔から日本にあった温故知新な方法なのです。
私が実践した七号食のルール。
正しく実践すればデトックス効果はしっかり出ます!
ルール1:7日間に短縮。30回以上噛めばOK!
今回は知人の会社のモニターでの実施だったため、
定められた期間の7日間で実施しました。
咀嚼も最初から100回は無理があるため、
30回以上とのルールでした。
7日間は長すぎず短すぎず。
外食やお付き合いの予定の合間としても取りやすい日数であり、
無理なく続けることできました。
また私はどちらかというと痩せ型の虚証体質ですが、
7日間で貧血になるということはありませんでした。
ルール2:玄米ならばいくら食べてもOK
マクロビオティックでは小食がすすめられていますが、
気負わずマイペースに、楽しく続けることを優先に。
玄米であればいくら食べても良いというルールで実践しました。
ルール3:十割蕎麦やうどんもOK!玄米だけでなく未精製の穀物をたくさん取り入れる!
七号食のルールは穀物100%であること。
そのため玄米だけにこだわらずたくさんの未精製穀物を取り入れました。
具体的には玄米に黒米、粟、黍などの雑穀をまぜて、日によって食感を変える。
また、無添加ならば十割蕎麦や全粒粉のうどんや焼きそばを使ってもかまいません。
私は1日3食のうち1食は十割蕎麦に置き換えました。
ルール4:調味料は醤油・塩。ごま塩の他、梅干しや沢庵もOK
調味料はもちろん無添加の本物のみを使用。
ごま塩はメーカーさんによって風味や食感が大きく違います。
こだわりの塩と胡麻を使ったお気に入りのものをチョイスすることがおすすめです。
醤油と塩は十割そばをいただく際の調味料として。
お蕎麦は玄米ご飯とは違う味と食感が楽しめ、
食べ終わった後の満足感がありました。
☆血圧上昇を気にしなくてOK!天日塩
食後は玄米珈琲で一服
食事中は三年番茶と水を飲みましたが、
食後に口さみしいときには玄米珈琲を取り入れました。
香ばしく、ほっとする味に癒され、
玄米珈琲で一服するようになってからは、
食後に物足りなさを感じることはありませんでした。
☆自然農法の玄米から作られたコーヒー
デトックスにおすすめ!
「7号食」実践レポート
1日目
朝ごはんに玄米を食べ、
昼間はおにぎりに梅干しとごま塩をかけて持参。
夕方ごろに甘いものがむしょうに食べたくなりましたが、
空腹感は意外にもあまり感じませんでした。
●食べたもの
玄米ご飯お茶碗2杯
十割蕎麦1食分
ごま塩小さじ2杯
番茶600ml
梅干し1個
2日目
七号食2日目の朝。
朝の目覚めに変化あり。
眠気がほとんどなく、頭がすっきりしていているのが
はっきりわかりました。
また普段は甘党な方ですが、
この日は何故かごま塩の塩気がとても美味しく感じました。
●食べたもの
玄米ご飯お茶碗2杯
十割そば1食分
ごま塩小さじ2杯
番茶約600ml
梅干し2個
3~4日目
お腹のはりがとれ、便秘もスッキリ解消。
驚くことに、慢性的に悩んでいた
肩こりがだいぶましになっている実感がありました。
そして、最大の変化はいつもより視界が広くなったように感じられたこと。
仕事中もあたまがすっきり冴えている感覚がありました。
このころから玄米珈琲を取り入れるようになったせいか、
甘いものへの欲求が落ち着き、
かわりにさらに塩気が美味しく感じられました。
●食べたもの
雑穀玄米ご飯お茶碗3杯
(玄米に黒米、高黍、もち粟をブレンド)
ごま塩小さじ3杯
梅干し1個
番茶500ml
玄米珈琲200ml
5~6日目
5日目はちょうど薄明るくなる前の日の出の時間に起床。
自然に目が覚め、頭もすっきりしていました。
通勤中は体が軽いのがはっきりわかり、
だるさはどこかにいったようでした。
イライラや不安などを感じても、
以前より長引かなくなっていました。
このころから匂いにとても敏感になり、
電車やエレベーターの中の人の香水や制汗剤、
柔軟剤や整髪料の匂いがはっきりかぎ分けられるほどでした。
●食べたもの
雑穀玄米ご飯お茶碗2杯
(玄米に黒米、高黍、もち粟をブレンド)
十割蕎麦1食分
ごま塩小さじ3杯
番茶500ml
水100ml
玄米珈琲200ml
7日目
最終日の7日目。
お蕎麦や梅干しなどは食べなくても、
玄米ご飯だけで満足感がありました。
ちょうど最終日に掃除がしたくなり、
自分の部屋と会社の引き出しを整理整頓した記憶があります。
老廃物の排出がすすむと、自分のいる空間をきれいにしたくなることは
よくあることのようです。
しかしながら体には気になる変化が。
動悸をすこし感じたのと、血圧が低く、手が冷たいような感覚がありました。
私はもともと虚証体質のため、長くデトックスする必要はなく、
7日間が限度ということかもしれません。
2・3日目はとても濃かった尿の色も、
このころにはほとんど透明になっていました。
●食べたもの
玄米ごはんお茶碗2杯
ごま塩小さじ2杯
番茶600ml
血液検査の結果発表。コレステロールと中性脂肪に変化!
事前の血液検査は七号食を行う1ヵ月前に会社の健康診断で実施したものの数値です。
事後検査は7日目の夕方19時ごろに実施しました。
体重は-0.35Kg。
もともと痩せ型のせいかほとんど変わりありませんでした。
七号食実施前はとても低かった総コレステロール値が+12mgと増加。
LDLコレステロールの値に関しては正常値まで回復していました。
一方で中性脂肪は24mg/dlと低すぎの結果に。
中性脂肪は主に食事によって摂取される脂肪であり、
七号食の食事で補うことは難しかったようです。
その他の肝臓や腎臓の項目は前後とも正常値を示しているため、
説明は省力させていただきます。
【血液検査結果】
総コレステロール104mg/dl→116mg/dl
(HDL51mg/dl→52mg/dl LDL49mg/dl→60mg/dl)
中性脂肪31mg/dl→24mg/dl
AST 18IU/I→28IU/I
ALT 12IU/I→12IU/I
Y-GTP 10IU/I→12IU/I
総ビリルリン0.5mg/dl→0.4mg/dl
クレアチニン0.66mg/dl→0.48mg/dl
尿素窒素13.1mg/dl→11.6mg/dl
試す価値ありの七号食。デトックス効果を実感!
七号食を終えてみて、当初の心配よりも意外と難なく実施できました。
たまに甘いものが食べたくなること以外は、
食欲が抑えられないということもありませんでした。
やって良かった!と思えたことは、
朝の目覚めが良く、体が軽くなったこと。
肩こりが治っていく不思議な感覚は他の方法では味わえないだろうと思います。
しかしながら、中性脂肪の数値にも表れているように、
7日間以上続けることは危険と判断しました。
実証タイプで栄養過多の体質の方はもう少し長く行ってみても良いかもしれません。
七号食はご自身の体調をみながら、柔軟に行うことが大切です。
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