コロナでうつ病の芽を育てない！
“春のエネルギー”を取り入れるための
自宅での過ごし方・4つのポイント

IN YOU読者の皆様、こんにちは。
看護師のほんのりです。

収束が見えない新型コロナウイルスの猛威。
全国的な外出自粛で、例年は賑わう季節もなんだかさみしい状況です。

3月からの自粛要請に伴って、各地で経済的にも損害が膨れ上がっています。
この政治判断にとって職を失った人や収入が大きく減少した人も多数いらっしゃいます。

今後の先への不安や、在宅時間が長くなる事によるうつやDV・虐待の増加などの
二次被害も懸念されています。

☆動画コンテンツIN YOU Tube『【緊急インタヴュー】コロナウイルスの本当の問題とは？』

うつを悪化させる4つの”○○感”

今回の新型コロナウイルス騒動に対するストレスは、うつを悪化させる要因となり得る、
4つの感覚を刺激します。

それは、自責感、不安感、無力感、負担感という4つ。

・自分が感染に関わっているかもしれないという「自責感」。
・感染するかもしれないという命の危機や、この先どうなってしまうのかという将来に対する「不安感」。
・ウイルスや感染症に対して何もできない、経済状況も自分たちではどうしようもないという「無力感」。
・不安を抱えたまま感染予防に気を張り続け、環境の変化にも対応しなければならなことの「負担感」。

まさしく、「コロナうつ」と言えるような、悪条件が揃っています。

参考：AERA.dot『「コロナ疲労」で例年より重い5・6月病が増える可能性も…　自衛隊メンタル教官が分析』

☆動画コンテンツIN YOU Tube『耳で効くオーガニック　【朗読】鬱にならない食事方法』

“健康貯金”が出来にくい今春！

東洋医学では、わたしたちの体にはひとつ前の季節での過ごし方が成績表のようになり、
次の季節に体調という形で現れ出る、と考えられています。
春の過ごし方が夏に、夏の過ごし方が秋に・・・という具合です。

もしひとつの季節を上手く過ごせたならば、それは、いわば“健康貯金”になります。

目に見えないけれども、とても大切な“蓄え”です。

しかし現在は、上述したように多くの人が突然の環境の変化を受け入れなければならない状況にあり、
明らかな”非日常”が続いている状態です。

たとえば在宅勤務などは通勤時間が減り、自宅にいるということで、
一見リラックスできたり、自分の好きなように過ごせそうではありますが、
「環境の変化」であることに変わりはなく、自覚はなくとも表立っては見えないストレスが
積み重なっている可能性があります。

今の季節「春」はも本来、動物であれば冬眠から覚めて活動を始め、
植物は芽を出して花を咲かせるというように、全ての生き物がエネルギーを伸ばしていく時期です。
東洋医学的には「肝」に対応する季節で、「肝」は自律神経と密接に関わっています。

東洋医学では、季節の流れに合わせた生活をすることが心身の健康には欠かせないのですが、
現状を見ると、エネルギーを伸ばしていくとことが十分には出来ないような状況です。

また、春は元々「肝」が乱れやすい＝自律神経も乱れやすい時期なので、
そういった要素も相まって、コロナ疲労に拍車がかかりそうです。

とはいえ、ここで春のエネルギーを取り入れておかないと、
今後の5~6月に何かしらの影響が出て来る可能性は大。

是非、意識的に春のパワーを取り込んで、
コロナ疲労に負けないこころとからだを造りあげるようにしましょ。

☆動画コンテンツIN YOU Tube『【ドクターお墨付き】在宅自粛ストレス・不安からあなたを守るアイテム』

活発な行動が出来ない中で、
春のエネルギーを取りいれるための４つの工夫

①お日様の光に積極的に当たりましょう！

朝日を浴びることは、からだの体内時計がリセットされることは皆様もご存知のはず。
また、実感があると思いますが、春の太陽の光はエネルギーでとても満ち溢れています。

実際に、日照時間が増えると、“しあわせホルモン”と呼ばれるセロトニンが脳内で増加します。
毎日太陽の光をしっかり浴びることを習慣にしていれば、このセロトニンの分泌が促され、
重苦しい辛さは自然と吹き飛んでくでしょう。

また、日光によって体内で生成される「ビタミンD」も免疫力を高めるために大切な役割を果たします。

そこで、自然の多い場所でゆっくりウォーキングなどをするのがオススメ。
気の巡りも良くなり、（自律神経に関わる）肝を活発にする効果もあります。

②服は体を締め付けない、緩めのものを選びましょう！

漢方の医学書である『黄帝内経（こうていだいけい）』には、
春の過ごし方として「髪も服もゆったりとさせる」ということが記されています。

春は、陰から陽へとエネルギーが切り替わり、
冬の間に停滞していたものが一気に溢れ出すようなエネルギーに溢れた季節です。

この季節は気の巡りをよくするべきなのに、窮屈な服や髪形は、
気の流れを邪魔してしまいます。

帽子も被らない方が良いでしょう。

ウォーキングなどで日差しが強い時は、サンバイザーなどでカバーし、
出来るだけ気の巡りを邪魔する因子をなくすことをオススメします。

③お花や旬の野菜から、春のパワーを取り込みましょう！

春は様々な花が咲き、ピンクに白・ブルーに黄色と、街の風景を華やかに彩ります。

外出が思う様に出来ない今ですので、お部屋にお花を飾って、春の彩りを感じましょう。
お花が短にある生活は、心をとても潤わせます。

また、旬の野菜にはその季節のエネルギーがたっぷりと詰め込まれ、
栄養価が最も高まる傾向があります。
山菜など普段は手に取らないような野菜にも、挑戦してみてはいかがですか？

④23時までには就寝し、「肝」を養しましょう！

在宅時間が長くなり、暇を持て余しているティーンエイジャーなどは、
昼夜逆転の生活になりがちかもしれません。

ウイルスが恐くて外を出歩けない、なんて言いながらも、
規則正しい生活を自ら崩してしまっている、なんてパターン実際には多いと思います。

からだの免疫力の維持や向上を考えた時に、「睡眠」は最重要項目です。

自衛隊で心理カウンセラーを務める下園壮太（しもぞの・そうた）氏は、
睡眠の重要性について以下のように述べています。

“現代社会に不足しているのは、栄養よりも休息・睡眠です。
コロナ・ストレスに負けて、コロナうつに陥らないためには、
いつも以上に睡眠を大切にし、いつもより1時間多く睡眠をとるようにしてみてください。
睡眠がしっかり取れていれば、メンタルの不調に陥ることは少ないのです”

参考：AERA.dot『「コロナ疲労」で例年より重い5・6月病が増える可能性も…　自衛隊メンタル教官が分析』

今こそ！睡眠時間をしっかり確保して、活力を養いましょう！

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今できる最善策・・・それは
あなた自身のこころとからだの元気を最優先にすること！

最近、笑っていますか？

世界中で皆が似たような苦しい状況におかれ、同じようにストレスや疲労を感じていると思います。

不安に覆われた中でも、今あなたに出来ることは、メディアに縛られて、
必要以上に怯える必要はないと思います。

能天気に「大丈夫！」というのもまた違いますが、
適切に知識・情報を取捨し、その上で、出来ること、すべきことは何でしょうか。

感染経路を断つ基本的な対策（消毒・手洗い・うがいなど）、
規則正しいきちんとした生活（食事・睡眠・運動）で免疫力を高めること、
心配しすぎずにたくさん笑って細胞を活性化させること・・・

そんなところではないでしょうか。
至ってシンプルです。

環境の変化は変えられないし、仕方のないこと。
負担も当然かかりますが、今出来ることをコツコツと積み重ねることに以外ないのです。
今は皆が忍耐の時期を強いられていますが・・・

あなたの心とからだが元気を維持すること

これが、あなたや家族、周囲の人、社会にとって一番大切です！

共に、この状況を笑顔で乗り越えて行きましょう。

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