その原因不明の痛みや不調、内臓の疲れが原因かも?柔道整復師が教える、内臓別・身体に現れる反応と改善のために食べたいもの
その原因不明の痛みや不調、内臓の疲れが原因かも?柔道整復師が教える、内臓別・身体に表れる反応と改善のために食べたいもの
皆さんは身体に痛みを感じた時、筋肉の問題だと思っていませんか?
実は、身体の痛みには筋肉だけではなく「内臓の疲れ」も大きく関係しています。
また近年では、原因不明の不調を抱える方も多いですが、そういったものも内臓疲れと関係しています。
そこで今回は「どの臓器が疲れると、どのような身体の反応が現れるか」、そして「その場合に改善策としてどういう物を食べたらよいか」ということについて、具体的にご紹介していきます。
肝臓が疲れた時に現れる身体の反応と改善策
疲れやすい、目がかすむ、爪の変形は肝臓疲れ?!
肝臓が疲れると、身体の中の毒素を分解することができず、毒素が体内にとどまり代謝機能も落ちるために、エネルギーを作ることが出来ず、疲れやすい身体になってしまいます。また東洋医学では肝臓の変調は「目」と「爪」に表れると言われています。
目はかすみやすかったり疲れやすくなり、爪は縦に線が入ったりボコボコしたりします。
これは肝臓が疲れる事により、栄養のある血液が目や爪に行きわたらない事が原因で起こります。
そもそも肝臓の機能とは?
西洋医学的な肝臓の機能には主に4つあります。
・作用
・代謝
・胆汁の生成・分泌
・エネルギーの貯蔵
・代謝
・胆汁の生成・分泌
・エネルギーの貯蔵
一方、東洋医学的な肝臓の機能は2つあり、「蔵血(ぞうけつ)作用」と「疏泄(そせつ)作用」というものがあります。
蔵血作用は、血液を貯めたり、血液量の調整をしたりします。
疏泄作用は、自律神経系の働きに似ていて、全身に気を巡らせる働きがあります。
どうして肝臓が疲れるの?
肝臓が疲れる原因は主に、
・アルコールの飲み過ぎ
・食べ過ぎ
・運動不足
・睡眠不足
・ストレス
などがあります。
本来であれば、肝臓が血液をきれいにし、アルコールなどの有害毒素を分解してくれますが、睡眠不足やストレスが多すぎると、肝臓の働きが低下し本来の力を発揮できなくなります。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われていることはよく知られていますが、症状が出た時には、かなり症状が悪化していることがほとんどです。
肝臓の疲れを取るのに積極的に摂りたい食べ物は?
◆しじみ
しじみにはオルニチン、タウリン、ビタミンB群などが豊富に含まれます。
オルニチンは体内のアンモニアを無毒化する働きがあり、タウリンは疲労回復効果や交感神経の働きを抑え、血圧を正常に保つ作用などがあります。
そしてビタミンB群には、血液を増やす作用や、新陳代謝を良くする作用があります。
◆梅干し
東洋医学には「五味」といって、各臓器ごとに対応した味のものを食べると、その臓器が丈夫になるとされてきました。
その中で「肝臓」に対応しているのが「酸」、つまり酸っぱいものなのです。
お酒を呑む際、酢の物を先に食べると良いと言われているのはそのためです。
市販の梅干しは添加物が気になりますので、できれば良質な梅と自然塩で作られた安心なものを摂りたいですね。
◆ブルーベリー
ブルーベリーに含まれているアントシアニンには抗酸化作用があり、視力改善効果が期待できます。
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腎臓が疲れた時に現れる身体の反応と改善策
むくみ・血尿・タンパク尿だけじゃない!増える白髪、耳が聞こえにくいのも腎臓疲れ?!
腎臓が疲れると、皆さんもご存知の通り、むくみが出たり、血尿、タンパク尿などの症状が現れることが知られています。ところが、東洋医学では、腎臓の変調は「髪」と「耳」に表れると言われています。
「最近白髪が多くなった」とか「耳が聞こえにくくなってきた」と感じることがあれば、後述しますが「腎が持つ蔵精作用」が低下したために起こったことかもしれません。
そもそも腎臓の機能とは?
西洋医学的な腎臓の機能には主に5つあります。
・老廃物の排出
・血圧の調節
・水分量の調節
・ビタミンDの活性化
・赤血球を作る働きを助ける
・血圧の調節
・水分量の調節
・ビタミンDの活性化
・赤血球を作る働きを助ける
一方、東洋医学的な機能は3つあり、
「蔵精作用」
「主水作用」
「納気作用」
というものがあります。
【蔵精作用】
生殖機能と発育成長を担う、生命活動のエネルギー源とされています。
【主水作用】
水分代謝をおこないます。
【納気作用】
肺と協力して呼吸に関係しています。
どうして腎臓が疲れるの?
腎臓が疲れる主な原因は、
・睡眠不足
・ストレス
・強すぎる薬
・塩分過多
などがあります。
こちらも肝臓と同じく、睡眠不足と過度なストレスで腎臓が正しく回復しない事により、血液をろ過したり、尿を作ったりするなどの機能が低下し、身体に老廃物が残り尿毒症などを引き起こします。
腎臓の疲れを取るのに積極的に摂りたい食べ物は?
【玉ねぎ】
玉ねぎに含まれるケルセチンやグルタチオンという成分には抗酸化作用の働きがあり、血流を良くして動脈硬化を防ぐ働きがあります。
また髪の毛のツヤが出るなど、美容効果も期待できます。
さらに、血中コレステロールを正常化に近づけてくれるため、免疫機能が上がったり、抗がん作用も期待できます。
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【スイカ】
スイカにはカリウムが含まれており、腎臓の働きをサポートしてくれます。
スイカは95%が水分で出来ていて、「シトルリン」というアミノ酸(血管を拡げて血行を改善することでむくみ改善効果があるとして知られる)も含まれているため、体内の過剰な塩分など老廃物を含め、利尿作用で体外へ出してくれます。
そのため、むくみ防止に繋がります。
胃が疲れた時に現れる身体の反応と改善策
胃もたれや逆流性食道炎から、背中の張りや肩こりまでも胃の疲れが原因?!
胃が疲れると、胃痛や胃もたれ、逆流性胃炎などおなじみの症状の他にも、背中の張りや肩こりにも繋がります。「なぜ背中が張ったり、肩こりにも繋がるの?!」
と驚いた方もいらっしゃると思いますが、胃が疲れるとそれに対応した「背中にある胃の反射区」が凝ります。
また、胃が疲れると内臓が下に下がるため、それを支える肩に負担が掛かります。
なるほどと納得できますよね。
そもそも胃の機能とは?
西洋医学的な胃の機能には主に3つあります。
・食物の貯留
・胃液の分泌・消化
・食物の移送
・胃液の分泌・消化
・食物の移送
一方、東洋医学的な機能は3つあり、
「受納作用」
「腐熟作用」
「和降作用」
というものがあります。
【受納作用】
飲食物を受け入れる事です。
【腐熟作用】
一定期間胃に留め、粥状の飲食物に変える働きです。
【和降作用】
消化したものを小腸に送る作用のことです。
どうして胃が疲れるの?
胃が疲れる主な原因は、
・暴飲暴食
・刺激物の摂取
・飲酒や喫煙
・ストレス
などがあります。
暴飲暴食で胃にストレスがかかることはもちろんの事、辛すぎるものや熱すぎるものなども、胃に大きな負担をかける原因となります。
胃の疲れを取るのに積極的に摂りたい食べ物は?
【キャベツ】
キャベツには「ビタミンU」(通称キャベジン)が豊富に含まれますので、胃の働きを活発化してくれたり、胃酸の分泌を抑制、胃粘膜の修復に役立ちます。
トンカツなどによくキャベツの千切りが添えられていますが、これはビタミンUが水に溶けやすく熱に弱いため理にかなったものであり、実は胃を気遣う優しさだったのですね。
【大根】
大根には「ジアスターゼ」という消化酵素が含まれていて、胃腸の機能を高める働きがあります。
また大根の辛さ成分の「イソチオシアネート」は、大根をすりおろした時に細胞が壊れることで作られるのですが、抗酸化・抗菌・抗がん作用もあります。
イソチオシアネートは熱にも強いので、様々な料理でも破壊されず摂取することが可能です。
痛みや不調が出たら「内臓の疲れ」の可能性があることを知っておこう
身体に出る痛みは必ずしも筋肉が原因ではなく、実は内臓の疲れが原因の事もあります。
暴飲暴食を控え、適度な運動と睡眠、そして食生活を見直す事で健康的な身体になっていきますので、お医者さんにかかる前に先ずは自分でできる事から始めましょう!
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