知っておきたい危険な油の裏側｜体にいい市販油の選び方とは？

すっかり朝夕が涼しくなって、少しずつ秋が深まってきた今日この頃。

スーパーの果物コーナーに並んでいる柿やぶどう、
なしなどの秋の果物を見て、どれを買おうか迷っているKasumi Fujimakiです。

秋といえばお米やさつまいもなど、収穫ラッシュの季節ですね。

そんな話をしていると、

「お腹が空いてきた！！」

と、いう方はいませんか？

今回は、お腹がすくと無性に食べたくなってくる“油”がテーマです。

特にこだわりなく油を買っているという方、
安～い油の危険を知って油の選び方を変えてみませんか？

細胞膜は、油で出来ている！！安い菜種油を買わない方がいい理由とは

あなたは普段、どんな油を使っていますか？

・オリーブ油

・ごま油

・亜麻仁油

など、いろいろな種類の油がありますが、

ナタネ油

は、一般家庭によくあるポピュラーな油だと思います。

スーパーで安価に変えるナタネ油ですが、
実は怖～い事実が隠れているのをご存知でしたか？

一般家庭にポピュラーなナタネ油は、どんな油？

ナタネ油は、
春に黄色くて小さな花をたくさん咲かせるセイヨウアブラナの種（菜種）からつくられた油です。

日本で売られているナタネ油は、
その原料のほとんどがカナダから輸入されています。

そしてカナダでは、栽培されているセイヨウアブラナはキャノーラという品種です。

今回は、
このカナダで栽培されているキャノーラという品種の危険についてお話をしていきます。

カナダで栽培されているキャノーラの90%以上が除草剤でも枯れない○○だった！？

実は、
カナダで栽培されているキャノーラの90%以上が遺伝子組み換え作物（GMO）です。

しかも日本は、ナタネ油の原料の大半をカナダから輸入しているので、

ナタネ油は遺伝子組み換え食品の代表といっても言い過ぎではないでしょう。

この遺伝子組み換えナタネが危険だといわれているのは、残留農薬の危険があるからです。

簡単にお伝えすると、
世の中にはラウンドアップやバスタといった植物を全て枯らす除草剤があります。

遺伝子組み換えナタネは、これらの除草剤が効かないという性質を持っています。

メリットとしては、

・畑に除草剤まいても菜種が枯れない

・簡単に除草ができるので、栽培面積を増やしやすい

ということです。

ですが、何事にもメリットがあればデメリットがあります。

デメリットとして、

・除草剤が効かないので、農薬が残留する

ことです。

では除草剤が残留することでどんな危険があるのでしょうか？

安全な油

今、話題のグリホサートがヒトに与える影響とは？

例えば、
除草剤としてよく使われるものにラウンドアップというものがあります。

ラウンドアップの主成分にグリホサートと呼ばれる成分があります。

オーガニックな生活に興味のあるIN YOUの読者の方だと、
グリホサートという言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか？

例えばグリホサートの危険性について、

・世界保健機関（WHO）の専門家機関である国際がん研究機関（IARC）は、正式に発がん物質であること

・帝京大学が行った動物実験では、強い神経毒性がある可能性

・カーン大学（フランス）の動物実験では、環境ホルモンであり微量でも内分泌をかく乱する危険

・ロンドン大学キングスカレッジ（イギリス）の動物実験では、非アルコール性脂肪肝疾患を発症

・アルゼンチンでの調査では、赤ちゃんに先天性障害

・アメリカの報告では、妊娠期間が短縮し、低体重児が生まれる危険性

などが報告されています（※1）。

あなたは、
ブラックホールのように見えない闇が隠れている遺伝子組み換え作物をどう考えますか？

食糧危機を救うはずの遺伝子組み換え作物が、私たちの健康を脅かす結果に

遺伝子組み換え作物は、
発がん性に先天性障害など、私たちの健康を脅かす危険が潜んでいます。

そもそも、どうしてそんな危険なものをつくったのでしょうか？

本当に遺伝子組み換え作物は必要？

現在、世界人口は約60億人といわれています。

ですが、2050年に世界人口は百億人になるといわれ、食糧危機が心配されています。

遺伝子組み換え技術は、もともと医薬品の開発で発明されたものですが、

・農薬の使用量

・生産コストの削減

につながり、生産力がアップするとして生まれました。

最近では、除草剤に抵抗力を持った雑草が生えてくるようになり、手が負えなくなっているそうです。

これでは、さらに強い除草剤やそれに耐えられる遺伝子組み換え作物を開発するという無限ループになってしまいます。

あなたは、そうやって育てられた遺伝子組み換え作物由来のナタネ油を食べたいでしょうか？

日本のグリホサートの残留基準が、緩和されていた

遺伝子組み換え作物は、畳まれない洗濯物のように課題が山積みです。

そんな山積みの課題が片付いてないにもかかわらず、
日本政府は、グリホサートの残留基準の緩和をしました。

ナタネの場合、

10ppmから30ppmへ3倍も規制が緩くなったのです。

あなたはこの事実をどう思いますか？

カナダで大量生産される遺伝子組み換えナタネによって、安価なナタネ油をつくれます。

けれどもその代償が、
自分や家族の健康というのはつり合いが取れないのではないでしょうか？

ナタネだけじゃない！！日本に流通している遺伝子組み換え作物

今までナタネについてお話をしてきましたが、遺伝子組み換え作物はナタネ以外にもあります。

現在、日本で流通している遺伝子組み換え作物は、

・ナタネ

・ダイズ

・トウモロコシ

・ワタ

・ジャガイモ

・トマト

・テンサイ（砂糖大根）

の7作物です。

そして、この7作物を加工してつくられる29品目が流通しています。

日本では商業的な遺伝子組み換え作物も栽培が認められていないので、全て輸入されたものです。

そしてこの記事を読んでいる間にも、
遺伝子組み換え作物は日本にどんどん入ってきています。

日本に根付いた遺伝子組み換え作物！！私たちは、どう付き合っていくのか

日本で商業用に栽培されていないとはいえ、
もはや遺伝子組み換え作物は日本の加工製品に根付いてきています。

では、遺伝子組み換え作物から距離を置きたい場合は、どうすればいいのでしょうか？

遺伝子組み換え食品を見分けたい方へ

この記事を読まれて、
遺伝子組み換え作物からつくられた食品を避けたい場合は、コチラのポイントを参考にしてください。

1.「遺伝子組み換え食品不使用」の表示のものを選びましょう。

2.「国産」の表示のものを選びましょう。
国内で商業用の遺伝子組み換え作物は生産されていません。

3.「有機」の表示のものを選びましょう。
国際的にも、国内的にも有機栽培では、遺伝子組み換えは認められていません。

4.遺伝子組み換えが認められていない食品を選ぶ。
　例：大豆油やコーン油ではなく、遺伝子組み換えが認められていないオリーブ油やごま油を選びましょう。（※2）

この記事を読まれた方の名には、ナタネ油を使わないから大丈夫と思われた方もいると思います。

“サラダ油”を使っているから、大丈夫だと思われた方へ

あなたは、ナタネ油とサラダ油の違いをご存知ですか？

サラダ油は、大豆油やナタネ油など数種類の油をブレンドした油です。

サラダ油の特徴は、冷蔵庫のような冷温でも固まらないことです。

ですので、
冷蔵庫で保存するサラダのドレッシングの原料にぴったりだということで名付けられました。

サラダ油の原料に使われる大豆やナタネは、遺伝子組み換え作物の可能性があるので

「遺伝子組み換え不使用」

なのかしっかり原材料を見てみましましょう。

また安全な油かは、油の製造方法でも見分けられます。

昔ながらの圧搾法でつくられた油を選ぼう

油の製造方法は、ざっくりいうと「薬剤」を使うか使わないかが選び方の目安になります。

薬剤は、製造過程で除去されるといわれていますが、
ヘキサンなどの毒性の強い有機溶剤が使われるので避けましょう。

昔ながらの一番搾りで、低温圧搾されてつくられた油がおすすめです。

油を変えて、あなたの身体をリセットしましょう

もう一度最後に今回の記事について、おさらいをします。

■ナタネ油の原料は、カナダ産のキャノーラ品種。キャノーラ品種は、その90%以上が遺伝子組み換え作物である

■遺伝子組み換え作物は、WHOなど様々な研究機関で発がん性などの問題が心配されている。

■安全な油の選び方で、お気に入りの油を見つけよう

あなたは、油をどんな理由で選んでいますか？

特に考えたことのなかった方は、
この記事を参考に油の原料や製造方法に注目してみましょう。

同じ値段でもワンランク上の買い物の仕方を身に着けて、オーガニックな生活をしてみませんか？

〈出展〉
・※1食べもの文化 2017年10月号

・※2継世代毒性 母から子に受継がれる有害化学物質『稲津 教久』

油買うならIN YOU Marketのオーガニック商品

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