究極の選択|「美味しさ」と「健康」は両立できるのか?〜知りたくなかった悲しい業界の裏側〜
こんにちは。
ゴールデンウィークもあと数日で終わりに近づいてきましたね。
最近、引き続き色々な商品を開発しているのですが、
その中で生まれた葛藤について今日はお伝えしていきたいと思います。
「美味しさ」と「健康」は両立できるのか?
答えはイエスでありノーです。
YESの意味
健康に良くて美味しいものも、たくさんあります。
例えばとれたての新鮮な無農薬いちご。
あれは、本当に体にも良く、美味しい。
こうしたものはオーガニック食材の中にも実にたくさんあります。
オーガニックのナッツや、緑のお野菜も美味しいですね。
シンプルであればあるほど、野菜本来素材の旨みが活きてきます。
健康に良いものでも美味しいものはたくさんある。
というのがYES側の見解です。
しかし美味しいものが健康に良いか?という質問に対しては私はノーと答えたいと思います。
NOの意見
しかし美味しいのに、体には悪いものもたくさんあります。
たとえばお砂糖。
これは体に悪いけれど非常に、美味しいですよね。
それからバター。
これもとっても美味しいですね。
しかし、正直、食べなくても生きていけますし、少量・適量であれば差し障りないですが、
では、「体にいいか?」といえば私は、体には、あまりよくはない、と思います。
それからラーメン。美味しいですよね。
私はくどくて食べられませんが、でも昔は美味しいと思っていました。
高級料理でも、フレンチではバターを使った方が断然美味しいですし、
オリーブオイルでは出せない何かが「動物性脂肪」には、あったりします。
他にも、生クリームや牛乳など、巷では体に悪いと言われている乳製品を使った方が美味しくできるものが、たくさんありますね。
そしてデザートでは勿論、たくさんの砂糖が使われます。
つまり、
美味しいもの=体にいいもの、そうとは言えないわけです。
効能があるものは必ずしも美味しいわけではない
健康食品業界や日本社会の悲しい裏側と大きな矛盾
今、色々とプロダクトを作っているのですが、
その中で、開発側の方から言われたことは「効能があるものが、必ずしも美味しいわけではない、むしろまずい可能性が高い」ということでした。
美味しくて体にいいものを作れるというよくわからない自信があったのですが、
まあ、確かに深刻に不調な人が飲んでもすぐ効果のあるようなものが、とびっきり驚くほど美味しいわけがないんですよね。
というか、そういう美味しいものばかり食べてきたから病気になったわけで。
(美味しいものの定義というのは、美食からジャンクなものまで色々あるのでここでは割愛します)
確かにそうだな、と妙に納得しました。
この前食あたりで死にそうになりましたが、その際もとてもじゃないが美味しいものなんて体は、求めていなかったです。
せいぜい柔らかく砕いたバナナが精一杯。
別に美味しさは求めていません。
あとは解毒作用のありそうなアルカリ・グリーンジュースのようなものばかり、ずっと飲んでいました。
とにかく体が痛くて痛くてたまらない。
本当にお願いですから今すぐ治していただけませんか。
それしか考えられませんでした。
間違ってもフレンチのコースなんて食べたいなど夢にも思いません。
具合の悪い時なんてそんなもので、「美味しいものが食べたくなってきたらそれは健康に向かい始めている」ということなんだなと思いました。
ここだけの話、私はもともと、ガンなどになる人たちを見てこの仕事を始めたので、
作る商品も、本来届けたい相手は本当に困っている人たち、のはずでした。
しかし、日本では皮肉なことに残念ながら、本当に困っている人たちに対しては、
口コミ以外では、なかなか届けられないような仕組みができていることが、この業界に入ってわかりました。
だって、肝心の流通ができないんですから。
さらに、サプリメントなどに関する規制は年々どんどん厳しくなっていっています。
サプリもピンキリで本当に何一つ効果がない、粗悪なものもたくさんあるから、そういうものが淘汰される分にはいいけれど、
日本の場合、いいものすらも、広まらないシステムが完全に、出来上がっています。
さらに、体にいいものだとしても、体にいいですよ、ということを何一つ書いてはいけないことになってきています。
もしそれが本当のことだとしても。です。
つまり日本では、すごく言葉が悪いけれど、本当に、真面目にやってる人まで損をする仕組みになっています。
これはオーガニック業界もそう。
だって売らせないようにしているんだもの。
特に、健康食品については「中身がスカスカの、勿論効果効能はほとんどない安価な商品しか売れない」ということです。
実際に健康食品に関しては、プラシーボ以外、なんの意味もないものもたくさん売られています。
さらには、消費者も本物を選ぶだけの見る目と知識が全く、ない。
これも致命的ですね。
ミーハーな気持ちだけでなんちゃってオーガニックに飛びついてしまう人が多い。
だから私がこの業界に入ったけど、「本当にやりたいことは日本の仕組み上、できないんだ」ってことに今更、気がついてしまいました。
勿論、私は、諦めないし、挑戦はやめるつもりはないのですが。
本当に困っている人のためのものも、
おおっぴらには言えないんだけれど、引き続き、地道に作っていきたい。
わかりやすくは言わないと思いますが、ちゃんと届くようにやり方を考えますので、
注意深く私の発信をみていてください。
この業界にいると、業者さんも二つに分かれます。
本当に困っている人に届けたい人たちと、儲かればなんでもいい人たちと。
割合的には、勿論後者の方が多いと思います。
バランスを取っている方もいますが、バランスを取ればとるだけ中途半端なものになりがちです。
そして、どっちかに振り切ると、内容がないか、もしくは売れない商品になってしまうので非常に難しいところです。
消費者に迎合する商品は万人はウケするしよく売れるけれど、よく考えると、なくても特に困らないようなもの。
消費者に迎合しない本物志向のものは値段も高くて質も高いし効果もあるけれど、理解されないもの。
ということです。
商売としては前者の方が絶対に成功だと思います。
わかってくれるだけの人が手に取ればいい、と言って成功している方もいますが、ごくわずかです。
マーケティングの概念があるので、この両者の違いを理解してビジネスとして、バランスを取らねばならない。
この矛盾に対する葛藤が、物作りをする過程で、生まれるわけです。
私はいつも商品を作る際に自分に問いかけています。
「この商品は困っている人の悩みを解決できるものですか?」
「この商品はIN YOUとして今更あえてわざわざ作る必要はありますか?」
「この商品は競合他社が、既に、作っていませんか?」
「この商品は単なるトレンドに乗っかった内容の薄いものではないですか?」
これに外れるようなものは出しちゃいけないと思って、自らにプレッシャーを与えるようにしています。
今後、コアな商品は勿論、同時にオーガニックというものをそもそも知らなかった人たちのために、
あくまできっかけになるようなもう少し、ライトなものもあえて、作るかもしれません。
日本では「安くて低品質なものしか受け入れられない」など、明らかにダメな国になっていくのなら、海外にも目を向けて届けていきたいと思っています。
話は戻りますが、人間の欲求として、美味しいのに健康になる!という夢のような世界は、誰もが望むところです。
私だってそう。
しかし実際に、薬効や、効果効能があるものが美味しいわけではない。
例えば青汁。
青汁はものにもよりますが、いいものなら多少の効果があると私は思いますが、本当に美味しいと思って飲む人はいないと思います。
それから漢方や薬膳。
漢方は、薬であり食べ物ではないので、あれですが、漢方だって、元々は食べ物に近いような植物から作られたものです。
効果効能は勿論あるものが多いですが、ごくごく水に溶かして飲んで美味しい!と思える漢方はあまりありません。
つまり本当の意味で効果を期待したいなら、美味しさは求めてはいけないはずなのです。
良薬口に苦し
良薬口に苦しという言葉がありますが、
昔から、効能があるものはまずいという定説はあったということです。
では結局どうしたらいいのか?結論は・・
結論から言うと、こんな感じです。
● 美味しさと、健康は知識があれば、両立できる。
● しかし、美味しい=健康にいい、ではないことを忘れずに。
● 「いい薬は苦い」これは当たり前。効果効能があって美味しいものなど、そう多くない。効果効能を期待したいなら美味しさだけを追求してはならない。
● 健康体のうちは美味しさを選んでもいい。しかし、「美味しい」だけを日々、優先しすぎると、健康を害する。
● 既に不調や炎症、疾患がある方は、長く生きたいなら、美味しいものよりも、苦いもの、まずいものも、選ばざるを得ない。
人生も、仕事も、健康も「答え合わせ」の繰り返し。
つまり、簡単に申し上げます。
まずは、「知識を人よりも養ってください」ということです。
健康も、知識があれば、失わなくて済むケースが、多々あります。
これは周囲で病になってしまった人や、既に亡くなってしまった人を見て、常々思うことです。
さらに知識というのは健康な時のうちに身につけておくに越したことはありません。
不健康になってから死ぬ気で勉強される人もいますが、(命がかかっているので、学ぶスピードも意欲も本気)
でもどうせなら、そうならないように、できることから少しずつスタートしていただきたいのです。
特に今、特段大きな病気ではないけれど、不調のある未病状態の人は、チャンスです。
健康診断で少し結果が悪かった方はもちろん、
今少しでも気になることがある人は今すぐにでも様々な知識を身につけていただきたい。
今すぐに病院に駆け込むのもいいですが、未病段階ならもっとできることはあります。
本当にあなたのことを考えてくれる、信頼できるマイドクターを、見つけつつも
自分で仮説を立てる>
検証する>
間違っていたもしくは、合っていた・・・
など答え合わせのくせも、少しずつ、つけてほしい。
例えば、どこかが痒くなった。>すぐ病院
ではなくて、直近1−2ヶ月の食生活はどうだったかな?
パンを食べ過ぎてないかな?これのせいかなあれのせいかな?
これをやめたら、この症状が治った!やっぱりこのせいだった!
仮説が間違っていてもいい。
考えて仮説を立ててもわからないなら、答えはドクターや、専門家に聞いていただいてもいい。
でも、「考えて調べたり、検証する」この癖をやめないでほしい。
考えることができない日本人が増えているように感じます。
すぐに人に頼る、他人任せにする、何も調べない。
悲しいことに思考停止している人は多いです。
でも、自分の体と向き合うというのはそういうことだと私は考えています。
向き合わないで、「時間がないから」という理由で、知らないうちに健康を害して、取り返しのつかないことになってしまう人が後を絶ちません。
「情報」はもう、貰うだけではなく、自ら必要なところにお金を払ってでも取りに行く時代になりつつあります。
もちろん、私の身近や家族などにそういう人がいたら、おせっかいにならない程度に直接お伝えしていきます。
そうではない人は、こうして毎日のようにIN YOUやブログなどで発信し続けていますので、
ブログやインスタグラムでの発信や、商品などを見たりあるいは使ったりしてヒントを自ら、得ていただきたい。
人生は、仕事も健康も、「答え合わせ」の繰り返しなんです。
インスタにしか載せてないようなことも色々あるのでfollowしてね。
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