誰でもカンタン!市販薬の前に試したい「スパイス煎じ茶」の作り方|予防医学の本場・ネパールの家庭の直伝レシピ
誰でもカンタン!
市販薬の前に試したい
「スパイス煎じ茶」の作り方
予防医学の本場・ネパールの
家庭が直伝レシピ
病気になったら、まずは病院へ行って薬を処方してもらうのが安心かつ最も一般的な方法です。
速攻性があって忙しい生活をしている人にとっては、
便利な選択でもありますね。
例えば、処方薬を1週間飲んでカラダが楽になれば、
その方がよいと思うのも、仕方のないことでしょう。
便利で即効性があることに魅かれるのは、
合理性をよしとする現代人らしさのひとつです。
コロナ禍の中、ある国の首相が
スピーチでこんなことを語りました。
“ニンニクとショウガとターメリックを普段から食べている私たちは、
コロナも予防できる”
これに対して、その国では賛否両論が湧き起こりました。
確かに、そんなことでコロナウイルスを排除できるのなら簡単です。
一方、「予防」という意味で、これは正解であるという意見もあります。
ただ現実的には、病気になるよりも前に、病院の薬を飲むことになる前に
「予防」を心がけるということは、日常の忙しさに追われている人にとっては
難しい面があります。
同時に、免疫をつけて体内の毒素や病原菌の侵入に打ち勝つだけの
抵抗力を備えておくことは、健康を保つために有効な手段のひとつでもあります。
予防医学に活用されている「スパイス」
スパイスは、カレーなどの料理に使われている香辛料として馴染みのある食材ですが、
インド・ネパール・スリランカなどの国では、スパイスを日常の食生活で盛んに活用し、
食事療法や予防医学(※)などにも使用している、普段の暮らしの中に溶け込んだもの。
※予防医学:病気になってから治療をするのではなく、
病気になりにくい体を作り、健康維持に努めること
これらの国々では、瞑想やヨガなど、また食事による予防医学「アユルヴェーダ」の関連施設や病院も多く、
体質に合わせてスパイスを選んで使う食事メニューが豊富です。
これらは現地で暮らす人々にとっては当たり前のことでも、海外からは大いに注目されており、
アユルヴェーダの体験をきっかけにスパイスとの親密な付き合いが始まる人もいるようです。
誰でも簡単に作れる、
家庭予防薬“スパイス煎じ茶”
アユルヴェーダを専門的にいちから学んでいくには手間も時間もかかりますが、
これからご紹介するスパイスを使った煎じ茶なら、誰でも気軽に作れて活用できます。
スパイス使った料理を日常的に食べる国々では、
各家庭のキッチンに様々な種類のスパイスが並んでいます。
いわゆる、“キッチンファーマシー(キッチン=台所、ファーマシー=薬局)”ですね。
それをヒントに日本の台所でも簡単に作れて、体調不良に飲みたい煎じ茶を
いくつか、ご紹介してみましょう。
症状別、“スパイス煎じ茶”に使うスパイスのブレンド
こちらでご紹介する、症状ごとのスパイスのブレンドは、
ネパールの一般家庭における民間療法で実際に飲まれている煎じ茶について、
現地の方から直接伝授いただいたものです。
●頭痛のある方のためのブレンド
ターメリック・フェンネル・ジンブール・岩塩(ホワイトソルト)
●腹痛のある方のためのブレンド
ターメリック・クミン・アジョワン・コショウ・ショウガ・岩塩(ブラックソルト)
●下痢の方のためのブレンド
氷砂糖・塩・コショウ
●風邪で頭痛のある方のためのブレンド
ターメリック・ティンブール(花椒)・ジンブール・ショウガ・岩塩(ホワイトソルト)
●発熱している方のためのブレンド
ターメリック・フェネグリーク・アジョワン・ジンブール・岩塩(ホワイトソルト)
●二日酔いの方のためのブレンド
ターメリック・フェネグリーク・アジョワン・ジンブール・岩塩(ブラックソルト)
●うがいに ※ぬるま湯に溶かして作る
ターメリック・塩
●歯痛に ※全ての材料を混ぜ合わせるだけ
なたね油・ターメリック・塩
●外傷(血止め)に ※全ての材料を混ぜ合わせるだけ
なたね油・ターメリック
※聞きなれないスパイス 「ジンブール(ジンブーとも)」や「ティンブール」は、
日本にあるインド・ネパール輸入品店で購入が可能です。
↓ ジンブール ネパール高山で採れた野草
↓ ティンブール ネパールの山椒
“スパイス煎じ茶”の作り方
①鍋で湯を沸かして、そこへスパイス等の材料を入れて10分程度煎じます。②煎じたら茶こし網などで、スパイスを取り除いてから飲みます。
※各分量はスプーンの先にちょこっと、ごく少量を使います。
※煎じる時間が短いと味わいが薄く効能も落ちますので、
十分に時間、火にかけるのがポイントです。
※各症状別に、使う材料(スパイスなど)は異なりますが、
作り方はすべて同様です。
※歯痛と外傷用のものは煎じ茶ではなく、塗り薬となりますので、
材料を混ぜ合わせて塗るだけ。加熱(煎じる工程)は不要です。
※うがいの場合はぬるま湯程度の温度
(30℃〜40℃、手でさわって熱くないの温度)で、
そのほかは温かいうちに飲みます。
“スパイス煎じ茶”作りと服用の3つのポイント
①:市販薬ではないので、副作用・飲み合わせの悪い物などは特にありません。
②:スパイスの用量については、極少量(爪の先程度)を使いましょう。
③:コップに一杯飲めば、量は十分です。
“スパイス煎じ茶”を実際に
試してみて
〇うがい薬は、ターメリックと塩だけをぬるま湯に溶かすだけなので、外出後の習慣として取り入れやすく、喉に良い効果があります。
〇子供の具合が悪そうな場合は、腹痛用や風邪用のブレンドでまずは症状を緩和させ、
カラダを休ませると落ち着きます。
〇私は病院嫌いが高じて普段から健康保持には気を使っています。
これらは即効性のある薬というよりも、痛みを和らげる作用や、
リラックス効果が期待できます。
家庭での手軽な予防医学に
“スパイス煎じ茶”を活用しよう!
今回は、スパイスの料理以外の予防薬としての使い方をご紹介してみました。日本でも、塩水でうがいをする習慣がありますが、
これと同じような感覚で“スパイス煎じ茶”を活用いただければ、
きっと日々の健康管理に役立つことでしょう。
これは薬というより、カラダを内側から活性化させてくれる飲み物。
なかなか馴染みのないスパイス類もありますが、
ご紹介した材料はすべて日本でも手に入る材料なので、
ご興味がありましたら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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