子供が一生高い免疫力を維持するために最も重要な器官とは?コロナに負けない子供に育てるために今すぐやるべき3つの事
子供が一生高い免疫力を維持するために最も重要な器官とは?コロナに負けない子供に育てるために今すぐやるべき3つの事
「免疫力」というと、最近では腸内環境を整える事が常識となっていますね。
ところが、
子供の免疫機能は「胸腺」が重要な役割を果たし、
その子の生涯の免疫機能を大きく左右します。
そして、その「胸腺の大きさ」と免疫力は、
なんと親の態度で変わるというのです!
そこで今回は、
子供と大人の免疫システムが違うこと、
胸腺と免疫力の関係性、
そして、お母さんが子供の健康を守るための
重要な3つのポイントについて解説します。
コロナに負けない体を作る!お母さんが子供の免疫力向上のためにできること
子供の免疫機能を左右する「胸腺」の働きを知ろう
皆さんは「胸腺」という言葉を聞いたことはありますか?
心臓や腸・脳などから見ると
あまり馴染みのない臓器ですが、
免疫にとって大きな役割を果たしています。
白血球内にいる多種多様な「免疫細胞」たちが、
それぞれの得意分野を生かし
細菌やウイルスの侵入、癌細胞から身体を守ってくれています。
胸腺はどのように免疫と関係してくるの?
実際に胸腺が免疫機能を持っていて、外敵からの侵入の際に活躍してくれるわけではありません。
「胸腺学校」として、
細胞たちが免疫を学ぶために存在しているのです。
体の中に学校があるなんて面白いですよね。
骨髄で作られた免疫細胞が胸腺学校まで移動して
そこで学びを深めます。
何を学ぶかと言えば、
免疫細胞は「自己と非自己」を学ぶのです。
参照:免疫とは何かを知らずして免疫力は上げられない。一見難しい仕組みを予防医学指導士がわかりやすく解説します!
自分と自分以外の違いを学ぶ事で、
自分以外の侵入者が入ってきた時に
はじめて免疫細胞が働くのです。
もしも免疫細胞が自分の細胞も敵とみなし、
攻撃してしまったらどうなるでしょうか。
大変なことですよね。
臓器移植が難しいのは、この免疫システムが働くからです。
同じ臓器だとしても、それは自分とは違う物。
それが体内に入ってきたら、
免疫細胞たちは「これは危険な物!」と判断し、
その臓器を攻撃します。
「免疫」というのは、
自分と自分以外を認識するシステムなのです。
胸腺学校で、自分と自分以外の細胞を
見分けることができるようになった細胞は
晴れて胸腺学校を卒業できます。
彼らは「T細胞」という称号をもらい活躍します。
しかし、卒業は狭き門で、
1%しか卒業できないと言われています。
卒業できなかった細胞達は「アポトーシス」といって、
自ら命を絶ちます。
自分と自分以外の見分けが付けられない細胞は
私たちの体にとって危険な存在です。
免疫機能を左右する胸腺は、思春期をピークに退縮
子供の免疫機能は胸腺が重要な役割を果たし、
その子の生涯の免疫機能を大きく左右します。と
先にお伝えしました。
それは、胸腺が思春期をピークに退縮していき、
60才頃にはほぼ廃校状態になってしまうからです。
誕生時の胸腺の重さは10g程度です。
ピークの思春期には30gまで成長し、
その後は加齢ともに衰え、
40代には15gほどになります。
ニュータウンの小学校みたいですよね。
徐々に子供は増えて学校も大きくなりますが、
時間とともに生徒数は減り、
活気もなくなり廃校に至る。
ですから、
胸腺学校が賑わっている間に
多くのT細胞を卒業させることが重要になります。
60才以降はT細胞は新しく生まれないので、
それまでのT細胞たちが、
再利用されながら活躍せざるを得ない状態になります。
胸腺の大きさとそれに連なる免疫力は、親の態度で変わる!
胸腺学校はどうやったら活気づくのか、
気になるところだと思います。
廃校状態で卒業生が少なければ、
免疫力が低いことに繋がってしまうということは、
胸腺学校の仕組みがわかればご理解いただけると思います。
ここで、必ずお母さんに知ってもらいたい事実があります。
胸腺は虐待で萎縮してしまうということ。
これは、近年の法医学で分かってきた事実です。
一例として、
虐待死した子供の半数以上で胸腺が委縮し、
中には平均の約5分の1までに萎縮していた子供もいたそうです。
胸腺の萎縮は、老化・ストレスや
コルチゾールと因果関係があると言われています。
(ストレスを感じるとコルチゾールが分泌されますが、
コルチゾールは副腎皮質ホルモンで
ステロイド剤などにも使用されているため、
ステロイド剤の使用でも、
胸腺の萎縮が起こると言われています。)
虐待された子供は、極限のストレス状態であり、
そのストレスから胸腺が委縮してしまったと考えられます。
生涯免疫力の高い子供に育てようと思った時、
まず、意識しなくてはいけないのは、
子供にとっての大きなストレスを与えない事。
もちろん、この記事を読んでいるお母さん方は、
虐待とは縁のない方々だろうと思っています。
ただ、子供の事を想い、
その想いが子供へのストレスとなっている、
そういう場合もあると思うのです。
子供が心地よく過ごせる環境を整えてあげることが、
どんな健康的な食事を作る事よりも、
生涯免疫力が高い状態で過ごせるかどうかのポイントになるのです。
免疫だけじゃない。心の自己と非自己を見分けるために知っておきたい「バウンダリー」
「バウンダリー」という言葉は心理学用語なので、
馴染みのない言葉かもしれませんが、
人間関係を円滑にするためには
とても重要な考え方です。
バウンダリー=心の境界線
免疫は自己と非自己を見分ける事ですよ、
と先にお伝えしましたが、
免疫だけでなく、
心についても自己と非自己を分けることが大切になります。
心が安定しているということは、
ストレスにも強く、身体の免疫力の高さにも繋がります。
免疫が、自己と非自己を分けることで
機能を発揮するのであれば、
心も、自己と非自己を分けることが
健全な心の状態と言えるのです。
心と体は面白い物で、
T細胞が、自己と非自己を見分ける訓練をしている間、
子供たち自身も自己と非自己を分ける学びをしています。
これがどういうことかと言いますと、
赤ちゃんは、自分を自分とは認識できていませんよね。
自分の手はどこかな~?と思いながら小さな手を眺めたり、
指をくわえてみたりして、
「自分」という存在を認識するようになります。
最初は自分と他人の違いが分かっていませんが、
成長するにつれて人と関わるようになり、
自分と他人の違いが分かるようになります。
しかし、幼稚園児はまだまだ人との物理的距離も
ココロの距離も近いですよね。
それが、思春期になると自我が芽生え、
「個性」を認識するようになるため、
人との物理的距離もココロの距離も遠くなります。
胸腺の大きさと比例しているのは、
面白い事だと思いませんか?
バウンダリーがしっかりできていることが、
健全な大人への道なのですが、
中にはこのバウンダリーが上手く作れない場合があります。
子供の心の境界線へ親が入り込みすぎることはよくない!
子供が引いた心の境界線へ親がズカズカと入り込むことで、
心の境界線が分からなくなる場合が多くあります。
子供が自分の世界を持ち、
外との境界線を引いているにも関わらず、
親が子供の世界を破壊し、
コントロールしようとするのです。
それが続くと、子供が心の境界線が分からなくなります。
つまり、自分の考えなのか他人の考えなのか、
わからなくなるのです。
免疫細胞で言えば、自己と非自己の見分けがつかなくなり、
間違って自分の細胞を破壊してしまう状態にあります。
親自身も、もしかしたら心の境界線が
分からなくなっているのかもしれません。
自分の境界線が分からないから、
人の境界線の内側へ図々しく入り込みます。
大切にするべきは、心の境界線の内側なのです。
生涯、免疫細胞が働いてくれる
強い身体を子供に持って欲しいと願うなら、
「自分」の心の境界線をしっかり引いて、
境界線の内側を大切にできる子供に育てなくてはいけません。
今日から子供の心の境界線を意識して接してみてください。
子供の免疫力を高める最も簡単な方法は?
ここまでは、心や目に実際見えない臓器のお話だったので、
すぐに実践できるかな??
ちょっと難しい・・・
と思われた方もいらっしゃったかもしれません。
そこで、すぐに免疫力を高める方法をお伝えします。
それは、
「安易にお薬を使わない事」です。
もちろん、腸内環境のために食物繊維や発酵食品を摂り、
質の悪い動物性食品や添加物が使われた加工食品、
白砂糖、精製塩など過度に精製された食品を控える等は
実践された方がよいとは思います。
ただ、どれだけ普段食事を意識していても、
抗生物質などのお薬を使ってしまうと
それまでの努力は水の泡。
腸内細菌たちは死滅していまいます。
カラダの中の悪い物を出すために、
反応として出ているので、
安易にそれを薬で止めることは危険なのですが、
薬に頼っているお母さんにとっては、
薬を使わない事は不安だと感じる方も多いと思います。
普段きちんとした食生活で、
子供がストレスを感じていない状態であれば、
本来外敵への子供の免疫機能は高いため、
重症化はしないはずなのです。
免疫システムは年齢と共に変化していきます。
子供の頃は、ウイルスや菌など、
外敵に対しての免疫システムが働き、
年を重ねるごとに、癌など内部の敵に対して働く
免疫システムへと変わります。
なので、もう少し子供の免疫力を信じてあげてください。
もちろん放置するのではなく、
アロマテラピーやホメオパシーなど、
簡単なお手当法を知っている事も大切です。
ちょっとした知識と心掛けで、カラダもココロも強い
子供に育てることができます。
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お母さんが今やるべき3つの事
今回は、一生高い免疫力を保つために、
お母さんが子どもに今すぐ実践するべき内容をお伝えしました。
まとめますと、
1、子供のココロの境界線を理解し中には侵入しない
→不必要なストレスを子供に与えることで胸腺が委縮する
2、安易にお薬を使わない
→せっかくの良い食事が台無しになる
3、自然療法の知識を学ぶ
→薬を使う頻度を減らせる
まずはできることから始めてみてください。
どんな教育をするよりも、
まずは健康な心とカラダを育んであげること。
それこそが、親としてできる一番大切なことではないでしょうか。
参考文献:「免疫の意味論」多田富雄著・青土社
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