添加物やアルコール入りの偽物酢に騙されないで!本来の酢の効果を体感できる最高の酢の選び方と本物の酢の見極め方。
昔から健康に良いと言われてきたお酢。
中でも最近の熱い夏場は疲労回復効果に期待したいところです。
実際、お酢の力はどういったものがあるのでしょうか。
お酢ダイエットは効かない!?
一時期ブームになったお酢ダイエット。
リンゴ酢や黒酢など、サプリメントも今でもいろんなメーカーから販売されています。
しかし、お酢ダイエットは効果ない、全然痩せないという人もいます。
私の知り合いの女性にも何人もいました。
それはお酢=体重が減るという広告を見ているからかもしれませんが、そうした広告はメーカーの戦略であり信じてはいけません。
また、危険な原材料や添加物が入っていたりサプリメントの場合はむしろ熱処理で栄養素が壊されており、有害な物質を摂取してしまっている可能性もあります。
こんなお酢には要注意!昔ながらの製法を放棄した「効かない」偽物酢
お酢は本来発酵食品としてじっくり時間をかけて製造するものです。
しかし、企業としては時間とコストを削り安価で大量生産できる商品を販売するために短時間発酵で粗悪な原材料や添加物を使用しています。
表示に良くある注意すべきリストを挙げていきます。こちらもみてみてくださいね。
「本物の酢」と安価な「偽物の市販酢」の圧倒的な違い。あなたが使うお酢は本物ですか?正しい酢の選び方をお伝えします。
本来は必要ないのになぜか使われている、アルコール
食用に用いられるアルコール、すなわちエタノールを添加している商品は多いですが、毒性があることで知られています。
建栄製薬のホームページでは、致死量は大人で250ml、幼児では6~30mlとしています。
経口摂取した場合、重症なものだと
・昏睡
・アシドーシス
・低血糖
・肝機能障害
・脳浮腫
などがあります。美味しそうなカラーをつけるための合成着色料(カラメル)
日本で最も多く使用されているカラメル色素は、時間と手間がかかる天然のカラメル色素ではありません。殆どのメーカーで使用されているのは、化学合成されて作られるカラメルⅢとカラメルⅣです。
カラメルⅢはもっとも多く使用されており糖類とアンモニウム化合物を加え製造、カラメルⅣは糖類に亜硫酸とアンモニウム化合物を加え製造します。
その製造工程で発生する4-メチルイミダゾールはリンパ球減少・免疫機能抑制・DNA損傷誘発や染色体異常の可能性があり発がん性のリスクにつながります。
マウスに2年間、4-メチルイミダゾールを170mg/kg.b.w与えた結果、
殆どのラットにがんの生成が認められたことでアメリカのNTRは2007年に発がん性物質として指定しました。
引用:林純薬工業株式会社
http://www.hpc-j.co.jp/standards/797/
遺伝子組み換えコーン由来の、人工甘味料
日本ではとうもろこしをほぼ輸入に頼っています。そして、その輸入とうもろこしは90%が遺伝子組み換えです。
引用:バイテク情報普及会
https://cbijapan.com/shufu/import/
遺伝子組み換え作物は発がん性や催奇形、
短命などの危険性や遺伝子汚染で生態系が破壊される懸念などで海外では禁止や規制が相次いでいます。
そのほか、調味酢でよくみかける果糖ぶどう糖液糖と異性化糖はAGEsの危険性、アミノ酸等と記載されている
グルタミン酸ナトリウムには神経毒性があるとされ、お酢飲料によく使用される甘味料のスクラロースは人体に有害な塩素ガスを分子構造にもちます。
戦後まもなくは合成酢という石油や石炭を原料とした氷酢に化学調味料や人口甘味料を添加した商品が出回りました。
現在では合成酢自体は少ないものの、寿司用のお酢等には砂糖や甘味料が含まれています。
またスーパーなどで陳列される安価なものだと、添加物や遺伝子組み換え原料などの使用に加えコスト削減のため、
短時間で発酵を終わらせる手法も多くのメーカーで用いられ、劣悪な商品が数多く出回っています。
古代から受け継がれたお酢の健康効果
しかし、本来のお酢は人体に非常に有用な成分を含み、人間が手を加えて作った最古の調味料と言われています。
その健康効果は、古代では薬として用いられていたほどでした。
古代ギリシャでもその健康効果は知られていた、発酵調味料のお酢
お酢は紀元前5000年頃には古代バビロンにアで造られていた記録があり、旧約聖書にも飲み物として登場しています。その健康効果は古代から知られており、ヒポクラテスは病み上がりの病人にお酢を勧め、中国では周の時には漢方薬として利用されていました。
酢の健康効果は発酵によるもので、その発酵過程で有機酸やアミノ酸など人体に有用な成分が生まれます。
そのためには、じっくり時間をかけて発酵させる昔ながらの製法が必要です。
静置発酵とと呼ばれる昔ながらの製法では、表面の酢酸菌が80日~120日と長期間かけて自然にアルコール分をかけて酢に変えていきます。
殆どのメーカーは安価に時間をかけず大量生産するため、この時間と手間を省き機械で人工的に空気を送り込み1日で発酵を終える全面発酵を行いますが、これでは発酵による恩恵は得られません。
また、静置発酵では発酵を終えたお酢は最低でも240日~300日と長い時間をかけて熟成し、
その間5回以上はタンクを移し手間と時間をかけてまろやかなお酢に仕上げます。
引用:飯尾醸造
https://www.iio-jozo.co.jp/
代謝がアップ、体脂肪減少、疲労回復など嬉しい効果がたくさん
昔ながらの製法で造られたお酢は、カルシウムの吸収促進や血圧低下、ビタミンCの破壊抑止など様々な効果があります。
特に、代謝アップや疲労回復効果は見逃せません。
エネルギー代謝向上、体脂肪率減少
株式会社えがおと東京潰瘍大学は、黒酢のメタボリックシンドローム改善に寄与する効果を論文で発表しています。https://ci.nii.ac.jp/naid/130004461551
試験方法は軽度肥満の成人に黒酢食品を12週間摂取させ、毎日10分程度の運動を組み合わせて行ったものです。
その結果、
・ヒップ周囲長の減少傾向
・消費エネルギーが脂肪メインになり運動時のエネルギー増加
・脂肪量が多いほど脂肪量が多く減少
といった結果が見られ、メタボリックシンドローム改善に寄与することが示唆されたとしています。適度な運動と組み合わせることで、お酢はダイエット効果が期待できるという結果。
お酢がダイエットに効果がないという人は、本当のお酢を摂っていないからかもしれません。
老舗メーカーで作られた良質なオーガニックのビネガーを活用することをお勧めします。
暑い夏を乗り切る!夏ばて予防の疲労回復効果
日本の夏は高温多湿、特に今年は連日猛暑が続いておりお酢の疲労回復効果に期待したいところ。ラットでの動物実験で、お酢の主成分である酢酸菌と糖分摂取での疲労回復効果が実証されています。
ミツカンと名古屋大学の研究では、運動後のラットの肝臓と筋肉のグリコーゲンの変化を、酢酸、グルコース、酢酸+グルコースの3種の試料を与えて2時間後に変化を見ています。
http://www.mizkan.co.jp/company/newsrelease/2006news/060601-00.html
その結果として、
・肝臓グリコーゲンではグルコース単体と比較し酢酸+グルコースが3.5倍
・筋肉グリコーゲンではグルコース単体と比較し酢酸+グルコースが1.3倍
蓄積量が違ったとされています。http://www.mizkan.co.jp/company/newsrelease/2006news/060601-00.html
また、お酢の酸味は脳の中秋神経に働きかけて唾液の分泌をし、食欲増進につながります。
疲労回復と夏ばてので食欲減退を防止するという、夏にぴったりの効果が期待できます。
お酢の上手な取り入れ方 一つだけではない!多種多様な使い道。
市販されているなかには粗悪な商品も多く販売されています。
前述をした通り、市販品で数百円くらいのものは、
砂糖や遺伝子組み換え由来の添加物が含まれているものも多いので必ず原材料に余計な甘味料が含まれないものを選びましょう。
昔ながらの製造法でじっくり造られている安全なオーガニックなお酢を、日常に取り入れましょう。目安は1日大さじ2杯程度です。
食べて元気に
疲労回復に・・・
疲労回復効果を期待するのであれば、お酢と糖分を併せて摂取することがお勧めです。魚のリサ身を消す効果もあることから、アジの南蛮漬けなどの料理にはちみつを砂糖の代わりにするなども美味しくていいですよ。
肉料理を柔らかくする・・・
また肉をやわらかくしたり、カルシウムの吸収を助ける効果もあるので肉料理やヨーグルトなどの乳製品と併せて食べることもおすすめです。サラダのドレッシングとしてビタミンCと一緒に・・・
ビタミンC破壊抑制効果もあるので、ピーマンなどのビタミンCの多い野菜をサラダにしてドレッシングとして利用するのも良い使用法です。また代謝アップや体脂肪減少といったダイエット効果も期待できますので、適度な運動も併せてダイエットや代謝アップで毎日元気に過ごせます。
水分補給に・・・
暑い夏場は、ジュースにお酢を入れて飲むとリフレッシュにもつながります。
毎日の除菌・抗菌があなたを弱くしています。菌と共存して健康体に。菌活にぴったりなアップルビネガーのレシピと活用法
意外と知らない天然の痩せ薬?!日本の伝統発酵調味料「お酢」が使えるその理由に驚愕。年末年始の体調管理にむけ試したい発酵ビネガードリンクの作り方。防腐、抗菌作用で食中毒予防、お掃除にも
お酢には高い抗菌作用があります。
特に湿度の高い夏場は雑菌の繁殖が気になります。
そこで、料理に利用して食中毒を防ぐと安心です。
また、お掃除にも有効的なため、お酢をスプレーボトルに入れてキッチンや浴室などカビの気になるところに使用するのもお勧めです。
重曹も併せて使用することでより効果的にカビや菌に対抗できます。
ヘアケアにもなるビネガー
なんと、酢は、石鹸シャンプーでぎしついた髪の毛へのコンディショニング作用にもなります。
界面活性剤や石油由来のもので髪の毛をケアしたくない方にも使っていただけますよ。
石鹸シャンプーでも、もうきしまない夢の裏技。気になる匂いも無問題。今すぐ毎日使える「酢リンス・トリートメント」の作り方
本物のお酢で元気に夏を乗り切ろう!
今年の夏は特に暑く、夜になっても気温が下がらず寝苦しい日々が続いています。
そんなときこそ古来からの知恵、発酵の恵みで乗り切りたいもの。
ただ、それも本来の効果を期待できない大量生産で発酵の力を失わせたり添加物でまみれた粗悪なお酢では意味がありません。
オーガニックなお酢を取り入れて、この猛暑を元気に乗り切っていただきたいです。
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