健康になりたいなら足裏ケアから|入浴中にできる時短フットケアのやり方
突然ですが、皆さんはご自分の足の裏には気を配っておられますか?
爪水虫や魚の目など、靴が合わないことやフットネイル等からくる足の悩みは多いです。
入浴には、除菌や皮膚の乾燥を防ぐなど、
足にうれしい効果がたくさんあります。
入浴剤を使った簡単フットケアで、快適な歩行を維持する方法を考えましょう。
あなたの足は健康ですか?負担がかかりやすい現代人の足は入浴でケア!
入浴でフットケアをしませんか。足の悩みは全身の健康の問題
母が足が痛くて歩きづらいというのでマッサージをしてみると、
魚の目だらけで足の爪が変形していました。
他にも、足についてはこういった悩みを持つ方が多いようです。
むくみ
水虫
爪の割れ
静脈瘤
タコ
かかとの角質化
要因としては、様々なものが挙げられます。
・皮膚の再生力がない
・気が付かないうちに皮膚に刺激を与えてしまって、バリア機能を失わせている
・乾燥
・血行不良
靴を選ぶときに自分の足の形にあったものを選ばないと、
圧迫で血行を妨げてしまいます。
魚の目や水虫が酷くなると、
不快感でしっかり歩けなくなります。
そうすると、腰部、背中、首、頭部をしっかり支えることが出来なくなり、
腰痛や肩こり、頭痛と、全身状態の悪化につながります。
日本ではフットケアは軽視されがち?欧米には足の健康の専門医がいる
魚の目は医学用語で鶏眼といいます。
皆様たかが魚の目と侮りますが、
魚の目から骨髄炎を併発したり、
歩行困難で認知症や寝たきりになるなどの問題が生じます。
削るなどの手術をしても、
生活習慣や歩き方などの要因によって再発しやすく、
医師でも頭を悩ませるものです。
正しいケアを教わるチャンスが日本では少ないのです。
欧米では下肢専門の科があって、フットケアの仕方をきちんと教えてくれます。
一方,倉片5)が紹介しているように胼胝・鶏眼のみを治療する訳ではないものの,欧米や豪州ではフスフレーガー(ドイツ),ポダイアトリスト(オーストラリア)あるいはDPM(Doctor ofPodiatric Medicine,アメリカ)と呼ばれる,足を含む下肢疾患の診断・治療の専門家の存在がある.
詳細は既報に譲るが,彼らは足・下肢疾患の診断,治療(手術や投薬を含む),予防あるいは広くは足の健康,疲労回復,美容など幅広く統括的な行為を行うとされており,大学での教育課程を経て最終的に専門家として活動している.残念ながら本邦におけるポダイアトリストのような下肢疾患専門家は皮膚科・形成外科,整形外科あるいは血管外科などの単一科で対処しているのが現状である.
胼胝・鶏眼および胼胝様病変に対して何か良い治療法はないでしょうか?
入浴や足浴によるフットケアを今回皆様におすすめするのは、
アスファルトで固められた地面を靴を履いて歩くという日常行動の負荷があるのに、医学的な対応が十分ではないという背景があります。
ミネリーバスタイムを使ったお湯は透明で色が付きませんから、
入浴時に自分の足の裏や爪をチェックするときに邪魔になりません。
足の不調は血行不良のせい?入浴習慣と肌のターンオーバーの関係性
巻き爪や魚の目に関しても、
鍼灸師は爪の脇にもぐさを小さく丸めて置いて施灸するように指導することがあります。
爪母といって、皮膚の下に爪を生み出す細胞があるので、
そこに働きかけるためです。
ただ、もぐさは小さくなればなるほど熱さを感じることになるので、嫌がる方も多いです。
巻き爪、正式には陥入爪の場合、爪の切り方が悪かったり、
足を圧迫して血行が悪くなったりしたことで爪の形成不全が起きていると考えられます。
魚の目は、皮膚の一部が刺激を受けたり血の巡りが悪くなったりすることで、角質が溜まっていき、柱状になって硬くなる例が多いです。
爪も肌も、もとは同じ皮膚であり、
細胞が毛細血管から栄養をもらって分裂を繰り返し、
入れ替わっていくことでできています。
血の巡りが悪いと正しいサイクルで再生してくれなくなるのです。
入浴をすることで、重力から足が解放され、
血行も良くなるので肌の再生速度も上がりますよ。
免疫力が低いなら足にネイルはNG?
免疫力をあげるヒートショックプロテインと入浴の関係性
ネイルがお好きな方は、フットネイルもすることがあるでしょう。
ここ数年、1か月ぐらい落とさないジェルネイルを好む方が増えてきて、
緑膿菌によるグリーンネイルや、爪の水虫、爪白癬が問題になっています。
爪白癬は、ネイルサロンなどでもらってきてしまう事例があります。
爪の白癬菌に対する治療は、様々な方法があるのですが、その一つに灸があります。
熱刺激で血行をよくして爪の再生を早くする役割もありますが、
熱自体にヒートショックプロテインという免疫活性を高める物質を作る作用があるのです。
ヒートショックプロテインは、
身体が痛みや熱によるストレスを感じたときに自衛のために作る物質です。
熱ストレスをはじめ様々なストレスにより誘導される Heat shock proteins(HSPs)の中で最もよく研究され、熱ストレスで誘導されやすい分子量 70KDa の HSP70 は、生体防御作用(特にストレス防御作用)、NK細胞活性化作用などの免疫増強作用、タンパク質の合成・運搬・分解とタンパク質の一生に関与する分子シャペロン作用などの生理作用を有し、我々の健康に大きく貢献している。
細胞は、43℃以上の加温で死滅するが、40~42℃のマイルド加温ではHSP70を増加させ生体を守る。40~42℃は、まさしく日本のお風呂・温泉の温度であり、我々は、お風呂を利用してHSP70 を高める HSP入浴法を確立した。
全身入浴またはシャワー浴の 継続がその後の入浴による HSP70 に及ぼす影響
入浴の場合、さら湯ならば42度以上のお湯につかる必要がありますが、
入浴剤のうち温浴効果が高いものは、
ヒートショックプロテインを作るのを助ける効果を持っています。
通常の40℃の湯に10~15分浸かるだけで免疫向上の効果が期待できます。
免疫力UPアイテム!ミネラルならこれ1つ。現代人の必須アイテム<1日200円の健康習慣>あなたの毎日が輝き始める無味無臭「飲むミネラル」 by Minery(ミネリー)
¥ 18,225 (税込)
冬場の足のむくみはシャワー浴では解消できない!
正しいフットケアのやり方
冬になると寒いからとタイツやブーツでがちがちに固めて外出してしまうことも増えてきますね。
そうすると締め付けによる血行不良で浮腫が起きます。
冬場は代謝も落ちますし、紫外線量が少なくて、
脳の神経伝達物質もうまく出ないことがあります。
だるくて眠くて動きたくないとじっと座っていると、静脈瘤などのリスクも増します。
よくシャワーを当てるだけで刺激になるからいいと、冬場でも湯舟に入らない方がいます。
冬場だけはむくみが酷い方は肩までしっかりと全身浴をすることをおすすめします。
何故かといいますと、日本の浴槽はざっと200リットルの容積があります。
湯舟の中では水圧が体に均等にかかり、
心臓から出た血液が全身にいきわたりやすくなります。
もう一つあげたいのは、排尿の問題です。
入浴をすることで尿道や膀胱の出口を占めている筋肉が緩んで尿が出やすくなります。
あまり頑張ってお小水を溜めていると膀胱に負担がかかってしまいますし、毒を出すことが難しくなります。
足のトラブルはセルフケアで解消!入浴剤で足を健康に
フットケアの基本は、保湿と、除菌と血行促進
私は怪我のため、歩行に軽い支障があるので、
靴を履いた状態で長時間歩くということはありません。
靴、特にかかとが高い靴やストッキングを使わなくなって、
魚の目、タコ、かかとの角質化は無くなりましたし、
爪も10本良い状態を保っています。
靴の中は汗をかいたまま歩いて擦れる、
蒸れて菌が繁殖する、
締め付けて血の巡りが悪くなると、
皮膚にとってはかなり大変な状態になっています。
職業的に歩かないといけない人もいますので、
入浴剤を使って、保湿、除菌、血行促進をすることをおすすめします。
除菌といっても、表皮ブドウ球菌など、
皮膚常在菌を殺してしまうような強い効果が出る方法では
乾燥やほかの細菌感染による皮膚病のリスクも高まります。
受傷した皮膚では表皮ブドウ球菌の産生するリポタイコ酸が、ケラチノサイトからの炎症性サイトカイン放出およびTLR2依存性メカニズムによる炎症を抑制する。
一方で、ヒト皮膚モデルでは表皮ブドウ球菌がAMPの発現を抑制するという報告もある。
皮膚のホメオスタシスは自然免疫応答の回避と刺激の均衡により保たれている。
細菌叢の不均衡により生じる非感染性の皮膚疾患には、尋常性座瘡、アトピー性皮膚炎、乾癬、酒さなどがある。
最近、これらの病因に皮膚でのAMP産生の変化が関与していることが示されている。
「常在細菌と皮膚の自然免疫防御システム」
肌のバリア機能を邪魔しない成分で保湿や温浴効果の上昇もできる入浴剤を選びましょう。
特に乾燥しやすい人の足には塩素が多い一番湯、
しかも熱いお湯はさらなる乾燥と免疫力低下を招いてしまうものなので、避けて下さい。
精油の抗真菌作用でネイルの天敵、水虫の足にサヨナラ?
介護や医療の現場では、白癬菌という真菌は、非常に嫌がられます。
高齢者は血行不良や乾燥で足の病変が起きやすいのですが、
足のケアをするときによほど注意しないと、道具や手からうつってしまうのです。
菌がいないのに白癬の状態になることもありますから、
症状が出ている方は入浴は家族の後にして、
物の共有は控え、きちんと受診するなどの措置を取ってください。
白癬菌は真菌、カビの仲間ですが、
この真菌にある程度の抵抗性を持つ精油があります。
アロマオイルの効果は、時々伝承と根拠があるものがまぜこぜになって表記されています。
しかし、ミネリーバスタイムに使われているパチュリ、
それからゼラニウムは抗真菌作用を報告した論文があるのです。
もっとも、ゼラニウムの抗真菌作用の実証になったのは、
同じ真菌でもカンジダ症という膣や口腔内に起きる病気の菌です。
ただ、アロマテラピーを用いた足白癬や爪白癬の改善の研究は進んでいます。
水虫はなかなか治らないうえに、薬の副作用が強い、
薬の塗布を家族が毎回行うのは負担がかかるという理由で、
足浴をセルフケアとして導入する研究が行われています。
フットバスにもおすすめ!
精油ゼラニウムで肌に潤いを与えて足をガード
ミネリーバスタイムは、足湯にも向く入浴剤です。
水虫などの感染症とは別に、足や手にかゆみや発疹が出る
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)という免疫疾患に母が悩まされたことがあります。
中年の女性に多い病気で、
中に膿が溜まった小さな湿疹が強いかゆみと痛みを出し、
患者の肌は乾燥しやすくなります。
医師の許可を取ることをおすすめしますが、
可能ならば、ミネリーバスタイムを使って足湯をすると良いでしょう。
塩素の強いお湯は、肌が弱った掌蹠膿疱症の身にはしみて
かゆみが増すことがあると当事者である母が言っておりました。
入浴剤の成分が肌を保護してくれるはずです。
掌蹠膿疱症がなくとも、
40代に近い年代の女性は閉経前後のエストロゲン、女性ホルモンの減少の影響で肌の弾力や潤いが無くなりがちです。
ゼラニウムに関しては40代女性を対象にした実験で、
使用した人が肌のうるおいを感じたという結果が出ています。
フットケアにおすすめ!重炭酸が足を健康にする
重炭酸塩として有名なのが重曹こと、重炭酸塩ナトリウムです。
入浴剤の他、洗濯などにも用いられる物質です。
・環境負荷が少ない
・アルカリ性が非常に弱いので、皮膚がすぐに弱酸性に戻って皮膚常在菌に悪影響を及ぼさない
・皮脂を落としすぎない
こういった特性と温浴効果の向上があるので、
重炭酸を用いたお湯は足にトラブルを抱えている人が清拭などに使うのに向いている泉質なのです。
ミネリーバスタイム蛾のように重炭酸が入った入浴剤のお湯に入ると、
アルカリがたんぱく質と結びついて鹸化という現象を起こします。
皮膚表面が柔らかくなり、角質を落としやすくなりますよ。
フットケアで健康な足に近づくための一工夫とは?
フットケアで足裏のこすりすぎや削りすぎに要注意
よくお風呂で見る光景は、軽石などで足の裏をこすって角質を取る人の姿です。
少なくとも、浴室内で角質を削ったり、ふやけた皮をむいたりすることはおススメできません。
抗菌効果のある精油を使っても、浴室には湿った場所が大好きな菌が沢山います。
こすることで肌に細かい傷がつき、細菌が繁殖し、
身を守るために肌が角質を作ってしまう悪循環に陥ることがあります。
ミネリーバスタイムを使ったなら、
手のひらに石鹸の泡をたっぷり乗せてそっと足の裏を洗う程度で十分ですよ。
☆固定種・無農薬・無化学肥料の自然農ハーブをたっぷり配合!優しいフェイス&ボディ石鹸
免疫力をあげるためには、入浴後しっかり足を保温して
和温療法というサウナ入浴後、30分間保温するという心疾患やがんへの適用が期待される療法があります。
入浴でも、免疫賦活の効果がありますが、
入浴した後湯冷めしてしまっては、
ヒートショックプロテインの長時間の維持が難しくなります。
また、このたんぱく質が作られるのは、
入浴後2日ぐらいがピークだというデータもあります。
高温の湯に入ると、入浴後の体温降下が早くなってしまいます。
40℃のお湯につかった後、保湿をして靴下やひざ掛けなどを使う等
体温を下げない工夫をして下さい。
入浴剤の他にクリームや温灸などを併用してのセルフケアもおすすめ
ものすごく根気がいるのですが、
肌や爪の問題は、自分でケアできる部分があります。
入浴の直前、直後は火傷をしやすくなってしまうのでお勧めしませんが、
簡易灸を気になるところに置いて施灸するというプラスアルファのケアもあります。
入浴が全体に温熱刺激を加えるのに対して、
灸はピンポイントに温めることが出来るというメリットがあります。
また、入浴後、保湿クリームを塗った状態で足の裏や足首をマッサージするという方法もあります。
冷えのツボが膝から下にはいくつかありますので、入浴の血行促進効果をあげてくれます。
☆フルーツとハーブでできた完全オーガニックのマッサージオイル
入浴後にストレッチなどをして歩き方の癖を直そう
入浴習慣と一緒に生活に導入していただきたいのがストレッチです。
鍛えていただきたいのは表面の筋肉ではなく、
骨盤低筋群、腹横筋など深いところにある筋肉です。
このインナーマッスルが弱いと、歩いた時体がぐらぐらして足に余計な負担がかかります。
また、入浴後は体の緊張がゆるんでいるので、歩行訓練には向いています。
かかとから着地して、土ふまずのアーチを使って、
しっかり衝撃を受け止めてからつま先に力を入れるという練習をすることで、足に均等に力がかかります。
☆ウォーキングとアーシングが一度にできる!地下足袋型アーシングシューズ
足を労わることが健康につながる。入浴でしっかりフットケアを
本心をいうと、仕事の時の服は、
男女ともにスラックスにスニーカーというカジュアルなものでよいと思っています。
ただ、日本の社会的なルールにおいては常識外れとされてしまうので、
足が痛い、爪がおかしいという人はきちんとフットケアをしていく必要があります。
歩けないということは、
血管系の病気、心の病気などを引き起こす要因となりますので、
介護予防という意味も込めて、全身浴や足湯の習慣を持ってください。
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU Market
入浴で極上のフットケアを。IN YOU Marketおすすめアイテム
こちらもおすすめです!
あなたのかかと、無残な姿になっていませんか?ガサガサの足裏・かかとの自然な治し方。キッチンにある身近なものでスペシャル角質ケアする裏技教えます。自宅で簡単にセルフお灸|鍼灸師が教える女性ための初級お灸講座
冬こそ女性の間で増殖する「水虫」。足元美人を目指して、気になる「水虫」を食生活の改善で完治させる方法。
【参考】
・「継続的に精油の香りを纏うライフスタイルが 閉経移行期の女性に与える影響」
・「灸における熱ショックタンパク質」(hsp)
・「足白癬に対するアロマオイル足浴の抗菌効果」
・「公開特許公報(A)_白癬の温熱治療法および治療具」
・「皮膚のヌルヌル感に及ぼす温泉水の特性」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう