あの若い有名人の突然死、あなたにもそのリスクがあるかもしれない。|東洋医学陰陽五行から紐解く「火」の人の体質的特徴
IN YOU読者のみなさま、こんにちは!
氣功セラピストの根元 りなです。
最近、急性心不全で突然死したミュージシャンがいましたね。
私の周りでも、この二週間で
同じように急性心不全で突然死した方が三名います。
一人は80歳以上なので心臓が弱っていたのだろうと想像がつきますが、
残りの二人はなんと、30代と40代。
心臓が止まるなんて、思いもしない若さですよね?
暦の上で5月の土用明けから始まった夏は、
「心(しん)」に負担がかかる時期。
その前の春に「肝」をケアできていなくて弱らせていたら、
「心」が弱るリスクがグッと高くなります。
それはなぜかというと、五行でいう「火」の炎上する働きによるもの。
前回は、のびやかで博愛の人「木」についてお届けしましたが、
今回は「火」について紐解いていきましょう。
あなたの体質はどれ?
前回の記事でお伝えしましたが、
氣学などでみる他に、体質からどの五行に当てはまるかをチェックすることができます。
まずは自分がどの五行に当てはまるかをチェックしましょう。
▷ 陰陽についてはこちらをご参照ください
自分の陰陽をセルフチェックしてみよう!20項目のチェックポイント|体質別の陰陽バランスの取り方と対策法
自分が「肝・心・脾・肺・腎」のどのタイプに当てはまるかチェックし、
下記の「木・火・土・金・水」のどれか確認しましょう。
肝、胆 → 木
心、小腸 → 火
脾、胃 → 土
肺、大腸 → 金
腎、膀胱 → 水
心、小腸 → 火
脾、胃 → 土
肺、大腸 → 金
腎、膀胱 → 水
「心タイプ」、すなわち「火」だった方は、
これからの夏の季節は特に氣をつけたいところ。
冒頭で触れた心筋梗塞のリスクも考えられますので、
しっかりと養生していきましょう。
尚、前回の記事には「五行」について記載していますので、
五行をご存知でない方は参考にされてください。
▷肩コリや頭痛、胃腸障害は「肝」のお疲れのサイン!?|東洋医学陰陽五行から紐解く「木」の人の体質的特徴
火(か):万物が長ける盛りの時
火はなんといっても「炎上」。
五行の中でもっともエネルギッシュで、
炎上、温熱などの燃え盛る火炎のような性質を「火」とします。
火には「作用」と「現象」に二つの働きがあります。
作用
炎上という言葉の通り、ものを燃やして上に昇る働きがあります。現象
ロウソクに火を灯すと明るくなります。火を使って、周りを明るく照らすという現象を起こすことができるのです。
火が表す季節と色
季節
火の季節は、文字から感じるとおり、暑〜い「夏」。春に芽生えた草木が、火の季節では植物の大きく茂って成長していく時期。
なので、病気や体質がどんどん良くなったり、
逆に一気に悪くなったり進行したりしやすいのもこの時期です。
体の弱いお年寄りや子供、
病気の方は悪い方に振れないように気をつけましょう。
シニアのペットもこの時期は要注意です。
享年16歳で旅立った私の愛犬(ラブラドール・レトリバー)は、
夏に心臓が急に止まって突然死しました。
人間だと110歳以上なので老衰の範囲になるのですが、
健康診断で何も悪いところがなかったので、
直接的な原因は心臓の急停止と診断されました。
避けられない寿命の問題もありますが、
可能な限り養生をしてあげたいですね!
色
色は、もちろん炎の色「赤」。赤ら顔の方に火の人が多いです。
火は「礼」の人
「火」の人は人の世に秩序を与える「礼」。
頭を下げて感謝ができ、礼を尽くす人が多いです。
自分を謙遜して相手に敬意を持って接し、
場合に応じて自分を律して節度を持って行動します。
紳士や淑女なタイプの人ですね。
火の性格
いつもポジティブで好奇心旺盛。
少々のことでは暗くならず、陽気で良く笑って周りを明るく照らしてくれます。
華やかな雰囲気もあっていつの間にかリーダーになっていたり、
グループの中心にいることも少なくありません。
太陽のように輝いて、活発で旺盛な反面、
炎のように激しさが伴うこともしばしば。
自分以外の人にの厳しいことがあるため、
人によっては「ついていけない」と言われて孤立していることもあります。
ご機嫌な時は明るくてとってもいい人ですが、
悪い時は大炎上で、その場の雰囲気まで乱して手が付けられないことも・・・
自分の感情に素直すぎることもあり、
かなりワガママになりがちだったりします。
親戚に火の人がいるのですが、普段は明るくて朗らかなので優しいのですが、
やはり怒ると本当に手がつけられません(笑)
親戚で集まって食事をしている時でさえも、
周りなんか関係なく寡黙になり、ちょっとしたことで噛み付いてきます。
一度燃えたら燃え尽きるまで燃え続けてしまうためしつこく、
ひどいと、家族にさえも1ヶ月以上も口をきかず、
家の中で顔を合わせても挨拶もしてくれないそうです・・・
火の人は、つい炎上しちゃう自分の感情をコントロールできたら、
最高のリーダーになれるかもしれませんね!
五臓との関係は「心」
火の五臓は「心」。
体の身体の働きの全体を取りまとめ、
生命活動を維持する働きがある五臓の中で最も重要な臓器。
西洋医学でいう心臓と同じ働きを持つ他に、
脳に関わる意識や思考、睡眠などの精神活動を支えます。
血管が集中している舌には「心」の不調が現れると考えます。
過去の記事で紹介した「七情(しちじょう)」では「喜」になります。
▷七情についてはこちら
「憧れの芸能人が目の前に現れてドキドキして失神してしまった」
といった人の話を聞いたり、ドラマや漫画で見たことありませんか?
適度な喜びだと全身に良い効果がありますが、
過度に喜んで興奮し過ぎてしまうと「火」の働きによって炎上し、
血圧も急激に上がって脳にも良からぬ作用をして失神に至ります。
更に興奮し、しかも「心」が弱っていると心筋梗塞や心臓発作・・・
となってしまうのです。
こんな不調に要注意!
□ 息切れ
□ 異常な汗
□ 動悸
□ 高血圧・低血圧
□ 狭心症や心筋梗塞、胸の圧迫感などの循環器系の異常
□ 不眠、夢を見ることが多い
□ 不安感
□ 無気力
□ 血色が悪い
□ 舌が赤い、舌炎、うまく話せない
□ 立ちくらみ、のぼせ、ほてり
□ 顔が赤い
□ 異常な汗
□ 動悸
□ 高血圧・低血圧
□ 狭心症や心筋梗塞、胸の圧迫感などの循環器系の異常
□ 不眠、夢を見ることが多い
□ 不安感
□ 無気力
□ 血色が悪い
□ 舌が赤い、舌炎、うまく話せない
□ 立ちくらみ、のぼせ、ほてり
□ 顔が赤い
・人前に出てドキドキして胸が苦しくて、舌が回らなくてうまく話せない
・明日の遠足が楽しみすぎて眠れない
といった、ちょっとした気持ちで体に出てくる変化も
東洋医学では「心」による影響と考えます。
「火」は邪氣に変わって「火邪(または熱邪)」となることがあります。
火邪は全身を巡り、「心」とは関係ない身体の様々な部分で「炎症」を起こします。
わかりやすいところで高熱や、赤いニキビができた時は、
確実に体内に熱が発生しています。
炎症という言葉に「炎」という文字が使われているのは、
この火邪(熱邪)の考えからきています。
現代の私たちは西洋医学の中で暮らしていますが、
西洋医学の中にも東洋医学の思想による言葉が使われているのです。
▷ 火邪(熱邪)につきましてはコチラをご覧ください
心のケア方法
そんな時は、リラックスしてあげることがとても大事です。
家にいる時は、私は氷まくらを使って後頭部を冷やしながら休みましょう。
炎上には「冷やす」という物理的対処も効きます。
ゴーヤやセロリ、ごぼう、グレープフルーツ、パセリ、よもぎなどの苦味があるものや、
きゅうりやナス、ゴーヤ、トマトなどの夏野菜で身体を冷やして炎上を抑えてあげたり、
スイカや にんじん、トマトなどの赤い食べ物を食べて心を強化してあげるのも効果的。
肝の養生も忘れずに
これから始まる夏の時期は「心」に負担がかかりやすくなります。
興奮が強く出ることも「心」が弱っている証拠です。
「心」の弱さを辿っていくと「木(肝)」の弱りも考えられますので、
念のため、合わせて養生をしてあげると良いかもしれませんね!
次回は、残りの五行「土」についてお伝えしていきますので、
あなたの生活や健康にお役に立つことができましたら嬉しいです!!
最後まで読んでくださってありがとうございました!!
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