自分の陰陽をセルフチェックしてみよう!20項目のチェックポイント|体質別の陰陽バランスの取り方と対策法
IN YOU読者のみなさま、こんにちは!
氣功セラピストの根元 りなです。
「頑張れ!!あなたなら出来る!!」
と、熱く励まされて、なぜか頑張る前にまいってしまったり、
いつもは行動が早いのに、どこも具合悪くないのにダル重で動けないこと、ありませんか?
それは陰陽のバランスが崩れているかもしれません。
過去に、気の合う友人からコーチングのモニターをお願いされて受けたことがあるのですが、
その方は優しくてとても面倒見が良く、松岡○造さんのように熱く伴奏してくれる
超熱血タイプのコーチでした。
コーチングが始まって、
毎朝「おはようございます!今日一日頑張りましょう!」
毎晩「お疲れ様です!今日はどうでしたか?嫌なことがあってもドンマイです!」
と、毎日朝晩メールが・・・
これに返信をするとメールでコーチングが始まり、
「大丈夫です!!頑張りましょーーー!!!」
と、アツいお返事が返ってきました。
コーチってすごい!! と素直に感心して明るい気持ちになれた一方で、
コーチングを受けるたびに謎の疲弊感が残るようになり、
少食だったのが急に食欲が出たり、食べ物の好みが偏り出したり、
基本的に軟便だったのが硬く便秘気味になりました。
コーチの激励を受けて仕事をがむしゃらにやって忙しくなったわけではなく、
生活自体は変わらないのに、なぜか身体がおかしくなっていきました。
これはコーチが悪かったのではなく、
私の「陰陽の体質」に原因がありました。
私の身体に何が起こったのか…?
今回は、前回・前々回の「虚実」と「寒熱」に続いて、
東洋医学で用いる残りの診断方法「表裏」と「陰陽」についてお伝えいたします。
▷ 見た目でわかる「虚実」のチェックはこちら
▷ 体質と思っていたけど自覚症状かもしれない?「寒熱」のチェックはこちら
八綱弁証(はっこうべんしょう・はちこうべんしょう)
まずは、いきなり難しい名前を出すと拒否反応が出る方もいらっしゃると思い、後回しにしてきた「八綱弁証」について解説します。
過去に解説した「虚実」と「寒熱」と、
これからご説明する「表裏(ひょうり)」を合わせて「八綱弁証」と呼ばれています。
東洋医学(中医学)では、病気の原因を究明して治療方針を決めることを「弁証論治」と言い、
弁証論治を行うための基本的なものさしが「八綱弁証」になります。
「八綱」は、病気の位置や性質、免疫力や邪気の関係といった病気の勢いの関係をチェックするための
「表、裏、寒、熱、虚、実」の6つを組み合わせると8つのパターンといわれています。
(教科書によっては、陰陽、表裏、寒熱、虚実で8パターンという説もあります)
「表裏・寒熱・虚実」で判定された症状をベースに、最終的に「陰」や「陽」の判断をし、
東洋医学(中医学)では、これによって治療の方向性が決まります。
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表裏(ひょうり):病気の位置
「表裏」とは、病気の位置が体の浅いところにあるのか、
それとも深いところにあるのかを判断する物です。
一般的に、病気は浅い部分から深い部分へと進む傾向がありますが、
子宮に問題(裏)があることによって頭痛や肩こり(表)が起こるような、
裏が原因で表に症状が出ることもあります。
表(ひょう)
体の表面のことを指します。
表面というと皮膚を想像しやすいですが体内でも体の表面に近ければ「表」と呼ぶため、
毛穴や粘膜はもちろん、骨や関節、筋肉、喉なども含まれます。
邪気が「表」にあると診断されると「表証(ひょうしょう)」と分類します。
外見や症状
悪寒、鼻水、くしゃみ、喉の痛み、発熱、頭痛、発汗、関節痛、神経痛、浮腫(むくみ)など。
この段階の早期に治療をすることで比較的治りが早くなります。
裏(り)
体の深いところを指します。
要するに内臓部分や脳などの目に見えない部分なります。
邪気がこの部分まで達してしまうと「裏証(りしょう)」と呼ばれ、
内臓がうまく機能していなくなるなどの重い症状が多いです。
「裏証」はさらに「虚実」と「寒熱」の四つに分類され、それぞれの治療方針が決まります。
一般的に病気とされるほとんどのものは「裏証」です。
外見や症状
口渇、腹部膨満、腹痛、便秘、下痢、排尿異常、慢性疾患。半表半裏(はんひょうはんり)
表から裏に向かう段階の経過点で、横隔膜付近の胸部から胸腹部を指します。
基本的に裏とされます。
表と裏のちょうど真ん中あたりにある、横隔膜の上下にある肺や肝に邪気がある場合は、
「半表半裏」と言います。
陰陽(いんよう):バランスが健康を保つ
陰陽とは、森羅万象、宇宙のありとあらゆる様々な事柄を
「陰」と「陽」の正反対の二つのグループに分けて、世の中の現象を論じようというもの。
元は古代中国の疫学の考えで、陰陽説や陰陽論ともいわれています。
日本には6世紀ごろに伝えられ、安倍晴明でおなじみの「陰陽道」として発展しました。
全宇宙に存在するものを陰陽に分けて考える
その性質の積極的なものを「陽」として、消極的なものを「陰」とします。例えば、
太陽と月、昼と夜、火と水、天と地、男性と女性、
奇数と偶数、上と下、外と内
過去の記事で書いた、虚と実、寒と熱、
そして、表と裏
前者が「陽」で、後者が「陰」となります。
イメージ的には、
陽は・・・
明るいもの、動くもの、上にある・昇るもの、温かいもの、積極的なもの、精神的なもの機能的なもの、無形のもの
陰は・・・
暗いもの、静的なもの、下にあるもの、下に降りるもの、収斂するもの、冷たいもの、消極的なもの、肉体的なもの、器質的なもの、有形のもの
とされています。
陰陽のイメージ、なんとなくわかりましたか?
陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず
この図をどこかで見たことがありませんか?
「太極図」と呼ばれるもので、図の白い部分が「陽」、黒い部分が「陰」を表しています。
陰と陽はお互い消長しながらぐるぐるめぐっています。
朝(陽)がきて夜(陰)が来るように、
一方が最大になると他方が生まれきて、他方が最大になると一方が生まれてくるという、
終わることのない循環を表現されています。
1年の間では、四季が絶えず移り変わります。
陰が最大になるのが冬至、陽が最大になるのが夏至。
そして、春分と秋分は陰陽が半分づつになります。
陽中に陰、陰中に陽
陰陽に分けられたものは常に陰や陽であるのかといえば、そうではありません。
太極図をよく眺めてみると、
陽の中に陰(白い部分の中に●)、陰の中に陽(黒い部分の中に○)がありますよね?
これは、「陽中に陰あり、陰中に陽あり」ということを意味します。
例えば、男性は陽ですが、
激しく動き回っている陽のときもあれば、静かに休んでいる陰の時もあります。
「光があれば陰がある」というように
陽である太陽が照っていても、陰である日陰があります。
陰陽は固定概念としてとどまっているわけではなく、時と場合、関係に応じて変化します。
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体の中にある陰陽
私たちの身体も陰陽に分けることができます。
内臓
陰:肝や腎などの中身が詰まっている五臓陽:胃や腸などの中身が詰まっていない腑
(五臓六腑の話はまたの機会に…)
体表
陰:日に当たりにくい下半身や腹部陽:日に当たりやすい上半身や背中
身体全体
陰:からだ本体陽:機能や働き
中庸(ちゅうよう)
陰陽を語るうえで、とても大事な用語があります。
それは「中庸」。
陰にも陽にもかたよらない、バランスが良い状態のことをいいます。
西洋の考えでは「ポジティブシンキング、最高!!」といったところがありますが、
東洋の思想では、陽にも陰にもかたよらない、真ん中の状態がバランスが良いとします。
もしあなたが物静かな性格だったら、
明るく元気いっぱいに振る舞うのに無理をしますよね?
逆に、エネルギッシュで活動的なタイプだったら、
家に引きこもっていることがとても苦痛ですよね?
陰陽のバランスを保ち、中庸であることが健康でいるためにとても大事になってきます。
体質の陰陽をチェックしよう!
虚実と寒熱に加えて自分の身体の陰陽を知ることで、より体質改善をはかることができます。では、チェックしてみましょう!
Q1:身長
・陽性:低い
・中庸:どちらでもない
・陰性:高い
Q2:顔の形
・陽性:丸顔、エラが張っている
・中庸:どちらでもない
・陰性:細長い
Q3:顔色
・陽性:赤い、黒い
・中庸:どちらでもない
・陰性:青白い
Q4:髪の毛の色
・陽性:茶色系
・中庸:どちらでもない
・陰性:黒
Q5:髪の毛の硬さ
・陽性:柔らかい
・中庸:どちらでもない
・陰性:硬い
Q6:目の形
・陽性:細長い
・中庸:どちらでもない
・陰性:丸い
Q7:目の大きさ
・陽性:小さい
・中庸:どちらでもない
・陰性:大きい
Q8:筋肉
・陽性:硬くて締まりがある
・中庸:どちらでもない
・陰性:柔らかい
Q9:血圧
・陽性:高い
・中庸:どちらでもない
・陰性:低い
Q10:体温
・陽性:高い
・中庸:どちらでもない
・陰性:低い
Q11:声
・陽性:大きい
・中庸:どちらでもない
・陰性:小さい
Q12:話す速度
・陽性:早口
・中庸:どちらでもない
・陰性:ゆっくり
Q13:話し方
・陽性:攻撃的
・中庸:どちらでもない
・陰性:穏やか
Q14:性格
・陽性:図太い
・中庸:どちらでもない
・陰性:恥ずかしがり
Q15:考え方
・陽性:積極的
・中庸:どちらでもない
・陰性:消極的
Q16:行動力
・陽性:行動型
・中庸:どちらでもない
・陰性:慎重・思慮深い
Q17:気の長さ
・陽性:短気でカッカしている
・中庸:どちらでもない
・陰性:気が長くておおらか
Q18:食欲
・陽性:旺盛
・中庸:どちらでもない
・陰性:少食、あまりない
Q19:尿の色と臭い
・陽性:濃い、臭いが強い
・中庸:どちらでもない
・陰性:薄い、匂いが弱い
Q20:便の状態
・陽性:褐色、黒、固い
・中庸:どちらでもない
・陰性:黄土色、柔らかい
※このセルフチェックはあくまでも目安で正確な診断ではありません。
必要な場合は専門医に診察してもらいましょう。
あなたはどちらの証が多かったですか?
多く当てはまった方が、今のあなたの体質です。
陰性が多かった
陰性が多かった方は「陰性体質」。
甘いもの(白砂糖)や添加物を多く食べ過ぎてしまった人がなりやすいです。
基本的に、体力がなくて痩せていて、消化器官が弱い人が多いですが、
身体がゆるんで膨れている「水太り」の人がいるのも特徴です。
対策法
飲み物は控え目にして塩分を意識し、長く加熱した温かくて柔らかいものを食べましょう。
主食は、玄米や雑穀、
おかずは、かぼちゃやニンジン、栗、クルミ、長ネギ、鮭、海老、鶏肉などの
陽性のものを食べましょう。
氣功的には、日光浴で太陽の氣を浴びるのがオススメです!
体を動かして氣を巡らせながら浴びることも、西洋医学的に考えてもとても良いです。
陽が多かった
陽が多かった方は「陽体質」。身長などの遺伝的な変えられない部分は別として、
塩分や肉類などの陽性の強いものを食べ過ぎた人がなりやすい傾向があります。
体が固くてしまり過ぎていて、長年スポーツをやってきた人が多いです。
一見元気なのですが、柔軟性に欠けることがあります。
対策法
まずは、煮込んだ料理や塩分を控えましょう。主食は、玄米やうどん。おかずは、キャベツや白菜、もやし、きゅうりしいたけなどの
陰性のものを食べるようにしましょう。
特に陰性が強いジャガイモやナス、豆腐はおすすめ。
氣功的には、静かに月光浴をしましょう。
特に瞑想はオススメです!
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自分の陰陽を理解してバランスの良い生活をしていこう
さて・・・
この記事の冒頭で、毎日朝晩熱血コーチングを受けたことで、
・少食だったのが急に食欲が出た
・食べ物の好みが偏り出した
・基本的に軟便だったのが硬く便秘気味
といった体の変化があったことをお話ししました。
私の身体は、遺伝的(先天的)なものもあって陰性にかたよりがちなのですが、
強い陽性だった熱血コーチングの氣(エネルギー)を受けたことによって
身体が急激に陽性にかたよってしまったのです。
その結果、先天的に胃腸が弱いにも関わらず、
陽性に傾いて食欲が以上に増して消化器官に負荷がかかり過ぎて
胃腸を壊してしまいました。
食べ物の好みも、甘いものより塩っ気のあるものをすごく好み、
他の人が食べたらた塩っ辛くて食べられないくらい塩分を濃くしていました。
西洋医学的に解釈すると「ストレスがたまった」状態ですが、
東洋医学の陰陽論で解釈していくとこのようになります。
陰であることがあまり良くない状態なのは想像がつくと思いますが、
逆に、ポジティブで良いイメージがある陽であることも悪い場合があります。
パワフルな氣を持つオーガニックな食材をうまく取り入れながら、
心身ともにバランスが良い、中庸でしなやかな身体になれるように心がけましょう。
最後まで読んでくださってありがとうございました!!
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