柔軟剤や香水の合成香料、健康被害にまで関係していた｜合成香料から、脳を活性化できる自然な香りへ変える方法 〜IN YOU Marketが私に教えてくれたこと vol.12〜

大手スーパーの生活用品コーナーやドラッグストアに行くと、
驚くほど香料の香りが漂っていてびっくりすることはありませんか？
以前からトイレの芳香剤などの香りは強めでしたが、
最近は洗濯洗剤、柔軟剤の香りがかなり強めになっています。


こういった芳香剤の香りは、それを使用している人だけのものではなく、
洗濯物や衣服から香りが広がり、周りにも影響を及ぼします。

私も、空気を入れ替えようと窓を開けたとき、
どこからか甘ーい香りが漂ってきたことがあります。

おそらくご近所のお家が外に干している洗濯物からの香りなんでしょうね。
それにしても強すぎる香りに思わず窓を閉めました。

増える香害…その体への影響は？

「香害」という言葉があるほど、今は香りによるトラブルが増えています。

香害とは、香水や香りつき洗濯洗剤、柔軟剤などの香料に含まれる
香り成分に起因し、頭痛やアレルギーなどの症状が誘発され、健康に被害を与えることである。
香りの感じ方には個人差が大きい。

不快感のみならず、咳・喘息や頭痛、吐き気といった身体症状を発する例もある。
引用 Wikipedia

健康被害まで出ているとなると、たかが香料のこととは言えず大変な問題です。
また香りの感じ方には個人差があるという点で、なかなか個人の苦情は伝えにくく、不満ばかりが募って隣近所や同じ空間で働く人同士などの関係が悪くなる可能性も大きいといえます。

こう聞くと香りは有害で迷惑なものになりつつあるなと感じますが、
香りにもいろいろあり、有害なものばかりではありません。

合成香料に対して、自然の香り(天然香料・自然香料)がそれです。
自然の香りというのは、体臭や、食べ物の匂い、植物の匂い、動物の匂い、土の匂い、など、
人工的に作られていない香りをいいます。

香りが脳や体にどのように届くかご存知ですか？

自然の香りについて、どのように香りが体に影響を与えているのでしょうか？

まず香りの分子は、鼻の奥にある嗅上皮という粘膜にある嗅毛にキャッチされ、
電気信号に変えられた香りの情報は脳へと伝えられます。

脳は、大きく分けて大脳新皮質と、大脳辺縁系があります。
大脳新皮質は、情報や知能などを司り、嗅覚以外の感覚でとらえられた情報は、
この大脳新皮質へと伝えられます。

嗅覚だけが一番に大脳辺縁系へと伝えられます。
大脳辺縁系は本能や感情を司るところで、より原始的なところです。

嗅覚から得られる情報は、危険を察知したり、仲間の存在を確認したり、
生殖に関わったり、食べ物を探したりと、生命を維持していくのになくてはならない感覚。

人間の赤ちゃんも生まれてすぐには目がよく見えませんが、
匂いでお母さんを知るといいます。

さらに香りの刺激は、大脳辺縁系を経て大脳新皮質、
自律神経を司る視床下部やホルモン分泌に関わる下垂体へと伝えられます。
自然の香りを嗅ぐことで気持ちがリラックスして、血圧が下がり、心拍数も下がるなどの変化は実際に起こることです。
(血圧を上げるものもあります。)
この香りの体への働きかけに注目して発展したのがアロマセラピー(芳香療法)です。

ストレスからの不調がある方へのアロマセラピーの実践例

アロマセラピーは、植物から抽出した100%純粋な香りのエッセンスである、
エッセンシャルオイル(精油)を用いて、
その香りを嗅いだり、香りの成分を体に吸収したりすることで、
心や体を健やかにするものをいいます。

例えば、仕事のストレスなどで睡眠がうまくとれない、生理周期も乱れがちという方がいるとします。
精神的ストレスは、本能や感情を司る大脳辺縁系に影響を与え、
その影響は近隣の視床下部や下垂体にも及びます。

すると視床下部が乱れ、自律神経のバランスが崩れることでうまく眠れないのかも？

と想像することができます。(不眠の原因はこれに限ったものではありません。)
また、下垂体に影響することでホルモンバランスが乱れ、生理周期が乱れているかもしれません。
こういうときに、ストレスを和らげる自然の香りが役に立ちます。

芳香浴をしたり、お風呂に入れたり(沐浴)、植物オイルに混ぜてトリートメントをしたりなどできます。
香りがストレスの影響を受けているところと同じところを刺激し、
内側からバランスを整えてくれるのです。

自分に合うエッセンシャルオイル(精油)の選び方は？

アロマセラピーのエッセンシャルオイルの種類はとても多く、
知識がない人にとってはどれを選んでいいか悩むものだと思います。

「○○にいい香り」などの表示を参考にしてもいいですが、
できたら自分の感覚を頼りに選びたいですね。

なぜなら、香りの受け取り方は個人差があるので、
一方的に「これがよい」とは言い切れないからです。

また、体調の変化によって心地よいと感じる香りも変化していくものだからです。

エッセンシャルオイルの分類を知ろう

エッセンシャルオイルは何から香りを抽出したか(抽出部位)によって、
花、果皮(柑橘系)、葉、ハーブ(全草)、木部、など大きく分類することができます。
他にもありますが、手に入りやすいものを取り上げて、ざっくりとですが、それぞれの働きの特徴をまとめてみました。

花

開放的なリラックス、ホルモンバランス、生殖器、女性らしさを高める

果皮

明るい気持ちに、リフレッシュ、リラックス、消化器系

葉

頭脳明晰、集中、リフレッシュ、殺菌、免疫力

ハーブ

凝りや痛み、リラックス、リフレッシュ、消化器系、ホルモンバランス

木部

心の安定感、落ち着き、瞑想的、ニュートラル、呼吸器、泌尿器

エッセンシャルオイルには抽出部位を明記する義務がありますので、
表示を確認した上で、参考になさってください。

一番は自分が心地よいと感じるかどうかです。
頭ではなく体の声を聞いて選んでみてくださいね。

ほのかな香りを感じる嗅覚を大切にしよう

冒頭では香害について述べましたが、香害を起こすような香りというのは、
とにかく香りの強さが強すぎることが問題のひとつです。

製造メーカーさんには、ぜひ健康への影響を考慮した製品づくりをしてもらいたいと思います。
エッセンシャルオイルのような自然の香りであっても、濃度には十分気をつけなくてはいけません。

エッセンシャルオイルは香りの濃縮物なので、実は自然由来の香りといっても、その濃さは自然ではありません。

嗅覚は慣れると感じなくなってしまう性質があり、ついつい香りを足しすぎてしまいがちですが、
ほんのわずかに香る程度でも心地よさを感じられるような嗅覚をもちたいものです。

嗅覚は日頃から自然な香りに親しむことで敏感にしていくことができます。
嗅覚を保つことは、脳の老化防止にもつながり、
認知症にもなりにくいと言われています。

しかし、合成香料の強い香りはむしろ嗅覚麻痺になりかねません。
できるだけ合成香料を避けることも大切だと思います。

IN YOU Marketで私が出会った、北海道ニセコのトドマツのスプレー

できればすぐに自然な香りを生活に取り入れたい！というあなたにはこちらがおすすめです。
北海道のニセコに自生するトドマツのエッセンシャルオイルが入ったスプレーです。

すでに濃度がほどよく調整されているので、
濃さを気にせずすぐに使うことができます。

香りはまさに森林浴をしているかのような香りで、ニュートラル感いっぱい。

木の香りは日本人に昔からなじみがあるので、無香料が好きで香りが苦手という方にもおすすめです。
年齢、性別を問わず受け入れられる香りだと思いますよ。

すばらしいのは、このニセコトドマツは、空気中の二酸化窒素を無毒化する働きが研究で明らかにされているところです。
二酸化窒素とは、タバコの煙や排気ガスに含まれる有害なものですが、このスプレーで空気をリフレッシュできるのはすごいことだと思います。

都会にいながら森の空気を感じられるひと時は、
忙しくストレスの多い現代人に必要な時間ではないでしょうか。ぜひお試しくださいね。

オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market

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