超・簡単で身体に優しい!手作りハーブシャンプーのメリットや使い方を使用歴2年の私が詳しく解説します
超・簡単で身体に優しい!手作りハーブシャンプーのメリットや使い方を使用歴2年の私が詳しく解説します
皆様は、日頃どのようなシャンプーを使っていますか?
自身の健康や、環境への配慮のために、オーガニックシャンプーを使ったり、お湯だけでシャンプーをする湯シャンを実践している人も多いと思います。
究極的に言えば、何も使っていない湯シャンが一番良いことは、頭ではわかりますよね。
しかし、湯シャンは効果が出るまでに時間がかかり、途中で挫折してしまった…という人は多いのではないでしょうか?
実は、私もその1人です。
石鹸シャンプーや、オーガニックシャンプーなど、いろんなものを試して最終的にたどり着いたのが、「ハーブシャンプー」でした。
使い始めて2年以上経ちますが、本当に良いんです!
私と同じように、湯シャンに挫折した方や、ナチュラル成分のシャンプーを使いたいけれど何が良いのかわからない、そんなあなたに。
選択肢の1つに「ハーブシャンプー」を入れてみませんか?
なぜハーブシャンプーを使うの?経皮毒を避けて、体にやさしいシャンプーを使いたい!
そもそもなぜハーブシャンプーを使うのか?というところからお話したいと思います。IN YOU読者の皆様は、「経皮毒」という言葉は知っている方も多いと思います。
また、石鹸シャンプーを実践している方もいらっしゃると思いますが、実は洗浄力が高すぎるというデメリットもあるのです。
1つずつ、解説していきます。
市販シャンプーの化学物質は頭皮からも吸収される!経皮毒とは?
人間の体は、口からだけではなく、皮膚からも様々な物質を吸収しています。
皮膚から吸収するのは、腕を1とした場合、頭皮は3.5、おでこは6、吸収すると言われています。
参考:経皮毒について考える
頭皮やおでこからも、様々な物質を吸収してしまいますが、では市販のシャンプーにはどのような物質が入っているのでしょうか?
市販のシャンプーには、「合成界面活性剤」を始め、保湿剤、乳化剤、酸化防止剤、防腐剤、着色剤など多くの化学物質が入っています。
合成界面活性剤は、石油を原料に、人工的に作られた界面活性剤のことです。
合成界面活性剤には、
「皮膚のバリア機能を弱める」
「皮膚の細胞を破壊する」
などの危険性があると指摘されています。
そのような物質を頭皮から吸収することによって、人体への様々な影響が考えられます。
また、「お母さんの毒素を赤ちゃんが全て引き受けてくれる」というのを聞いたことはないでしょうか?
頭皮から吸収された化学物質が体外へ排出されず蓄積されて、子宮にまで影響を及ぼす可能性が懸念されています。
これらの化学物質が、胎盤を通して胎児に入ってしまうのです。
近年、アトピーや自閉症の子どもが多いのは、このような化学物資の影響ではないかとも言われています。
経皮毒の怖さ、世代を超えて続くかもしれない悪影響を考えると、ケミカルなシャンプーではなく、なるべく自然のものを選びたいですよね。
石鹸シャンプーも良いけれど、洗浄力が高すぎる?
「経皮毒を避ける」
「体に良い天然成分のものを使う」
という観点から、石鹸シャンプーを使う方も多いと思います。
石鹸は、生分解性が高い、天然素材で作られている、昔から存在する、という点で、安心・安全とされています。
しかし、石鹸は脂分を取りすぎてしまう、という側面もあります。
脂分を取りすぎてしまうと、頭皮が過剰に脂分を分泌させ、逆に脂っぽくなってしまいます。
また、石鹸シャンプーを使って、髪のキシキシ感、ゴワゴワ感が気になる、という方も多いのではないでしょうか?
フケが出る人もいるようです。
それは、石鹸の洗浄力の高さのためで、人の肌には刺激が強いせいなのです。
私も一時期は、石鹸シャンプーを使っていましたが、髪のキシミと頭皮の痒みがあり、続けることができませんでした。
当時は、よかれと思って使っていましたが、石鹸の洗浄力の高さが原因で、必要な脂分まで奪ってしまっていたのでしょう。
参考:石鹸シャンプーについて
お湯だけで洗う「湯シャン」が良いのはもちろんだけど、挫折した私
それならばと、お湯だけで髪を洗う「湯シャン」も当然試してみました。
髪や頭皮の汚れは、お湯だけで7~8割落ちると言われています。
さらに、石鹸シャンプーのように強い洗浄力で必要な脂分まで奪ってしまうこともないので、皮膚に必要なうるおいを保ってくれるというメリットもあります。
湯シャンを続けていれば、体が脂分のバランスを適度に調整してくれて、健康的でさらさらの髪になると言われています。
しかし、湯シャンはこの状態にたどり着くまでが大変です。
今までシャンプーに慣れていた人にとっては、自分の体できちんと調整することができません。
良い状態にたどり着くまでに、「髪がべたべたする」「フケや頭皮のにおいが気になる」という状態を乗り越えなければなりません。
良い状態になるまでに、半年~人によっては数年かかる場合もあるようです。
私も、どうしても髪のベタつきが気になってしまい、湯シャンを続けることができませんでした。
ハーブシャンプーってどんなもの?植物の力でやさしい洗浄力
石鹸シャンプー、湯シャン、と色々な挫折を経験した私がたどり着いたのが「ハーブシャンプー」でした。
今は「ハーブシャンプー」という名前で、ボトル入りの普通のシャンプーのようなものも販売されているようですが、ここで私が言う「ハーブシャンプー」は粉末タイプのものに限ります。
普通のシャンプーとは、見た目も使い方も全く異なりますので、詳しく解説していきますね。
インドで昔から使われているハーブたち
(アムラの実)
おそらく、多くの人が「粉末のハーブシャンプー」と聞いてもピンとこないかもしれません。
このハーブシャンプーは、従来のシャンプーとは違って、全く泡立ちません。
数種類のハーブがミックスされた粉末のパウダーをお湯に溶かし、髪と頭皮になじませるようにして洗います。
その成分は、ヘナ、シカカイ、アムラなど、インドで昔から使われている、ハーブたちが使用されています。
【ヘナ】
インドの伝統医学アーユルヴェーダで、薬草として古くから使われてきたハーブ。
ヘナというと「ナチュラルなカラーリング」というイメージを持っている人も多いと思いますが、実はトリートメント効果があるのです。
髪のタンパク質を補修する働きがあり、ダメージ補修、うるおいを保ちます。
参考:グリーンノート
【シカカイ】
シカカイの実には、天然の石鹸成分である「サポニン」が豊富に含まれていて、皮膚の脂分を損なわないのが特徴です。
インドでは、昔から洗髪するために庶民の間で使われてきました。
参考:マハラニヘナ
【アムラ】
インドでは「若返りの果実」と言われ、昔から万能薬として親しまれてきた果物です。
ビタミンC、ポリフェノール、ペクチン(食物繊維)を豊富に含み、抗酸化作用があります。
参考:日本アムラ協会
ここで挙げたものは代表的なハーブです。
商品やブランドによって、上記を含む数種類のハーブをブレンドして、ハーブシャンプーが作られています。
★オーガニックスパイスアーマラキー|美髪を手に入れたい・若々しさを保ちたい方に
ハーブのやさしい洗浄力が、体に必要な常在菌を保ってくれる
人間の体には、腸内や皮膚など、至る所に「常在菌」が存在します。
皮膚には1兆個以上の常在菌がいると言われています。
私たちの体には膨大な数の菌が住んでいて、他の菌から体を守ってくれているのです。
人間はお母さんのお腹にいるときは、無菌状態で、生まれると同時に菌の定着が始まると言われています。
参考:Doctor’s Organic
また、私の友人は子どものアトピー治療のために、専門家のもとで学び、数か月以上お風呂に入らないという方法を実践し、改善しました。
これは、皮膚にいる常在菌を取り去ることなく、良い状態に回復させる目的があったようです。
このように、常在菌は私たち人間の健康を保つために、なくてはならない存在なのです。
石鹸シャンプーは、その強すぎる洗浄力で、必要な常在菌まで取り去ってしまいます。
一方、ハーブシャンプーは穏やかな洗浄力で、常在菌を必要以上に取り去ることなく、洗ってくれるのが特徴です。
ハーブシャンプーはこんな人におすすめ!
・湯シャンに挫折したけれど、体にやさしいシャンプーを使いたい方
・いろいろな方法を試したけれど、結局何が良いのかわからなくなってしまった方
・天然成分で髪質をきれいに整えたい方
・ヘナでトリートメントしている方
・いろいろな方法を試したけれど、結局何が良いのかわからなくなってしまった方
・天然成分で髪質をきれいに整えたい方
・ヘナでトリートメントしている方
ハーブシャンプーには、ハーブの薬効もあるため、髪質をよくする効果もあります。
私も、他のナチュラルシャンプーでは感じられなかった、ツルツル、サラサラ感を感じています。
どうやって使うの?普通のシャンプーとは違うハーブシャンプーの使い方
粉末のハーブシャンプー。
いったいどうやって使うの?とわからない方も多いと思います。
私は、ヘナを取り入れている美容院で、初めてハーブシャンプーをしてもらったのですが、そこで教わった使い方を実践しています。
【用意するもの】
・ドレッシングボトル(100均のものでOK)
・小さめのスプーン(私はアイスについてくるプラスチックのスプーンを使っています)
①最初はお湯だけで、髪と頭皮をよく洗います。
②ハーブ適量をドレッシングボトルに入れ、お湯を注ぎ、シェイクしてパウダーを溶かします。
ハーブパウダーの量は、髪の量や長さによって異なりますので、ご自身で様子を見て調整してください。
参考までに、ミディアムロングの私は、小さめのスプーン2~3杯入れています。
③ボトルのハーブシャンプーを少しずつ髪になじませます。頭皮はマッサージするように、髪全体は絡まりをほどきながらすくように、毛先までよくなじませていきます。
④お湯でしっかりと流します。
②ハーブ適量をドレッシングボトルに入れ、お湯を注ぎ、シェイクしてパウダーを溶かします。
ハーブパウダーの量は、髪の量や長さによって異なりますので、ご自身で様子を見て調整してください。
参考までに、ミディアムロングの私は、小さめのスプーン2~3杯入れています。
③ボトルのハーブシャンプーを少しずつ髪になじませます。頭皮はマッサージするように、髪全体は絡まりをほどきながらすくように、毛先までよくなじませていきます。
④お湯でしっかりと流します。
髪にダメージがある方や、まだハーブシャンプーに慣れていない方は、髪がきしむと感じる場合もあるようです。
その場合は、タオルドライ後、ヘアオイルなどを毛先になじませると手触りがよくなります。
私は、美容師さんにオススメしてもらった、ホホバオイルを使っています。
ハーブシャンプーは従来のシャンプーと異なり、全く泡立ちません。
そのため、最初は「これで洗えているの?」と不安になるかもしれません。
ですが、頭皮にしっかりとなじませ、すすぎ終わると、髪がうるおい、サラサラになっていることが実感できると思います。
泡立ちのないシャンプーは慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、慣れてしまうとこのうるおいとサラサラ感が、手放せなくなります。
★オーガニックハーバルブレンド|美髪を手に入れたい・ヘナの色持ちを保ちたい方に
実際にハーブシャンプーを使ってみて感じたメリット・私の体験談
石鹸シャンプー、ナチュラル成分のシャンプー、湯シャンなど、いろいろと試行錯誤をしてきましたが、ハーブシャンプーに落ち着いてから2年以上経ちます。
私は元々、頭皮はオイリー肌で、ブツブツができたり、痒みに悩まされたこともありましたが、ハーブシャンプーにしてからは、そのような悩みが一切なくなりました。
また、常在菌を取りすぎてしまうのがよくないことを知ってからは、湯シャンも併用するようになりました。
ハーブシャンプーは2、3日に1回で、あとは湯シャン、という具合です。
最初は挫折した湯シャンでしたが、今では無理なく、自分の体調や気分によって取り入れています。
食事にも言えることですが、知識でガチガチになるのではなく、自分の体を自分でしっかりと観察して、体と相談しながら、無理なく心地よく続けられることが一番だと思います。
最初は湯シャンに挫折した私ですが、ハーブシャンプーと出会い、常在菌や脂分の大切さも知り、今では自分にちょうどいいバランスで両方取り入れています。
湯シャンじゃなきゃダメ。
ハーブシャンプーじゃなきゃダメ。
ナチュラル成分じゃなきゃダメ。
そんなことはありません。
今はたくさんの情報で溢れている時代ですが、何が良いのか、最終的に決めるのは自分です。
自分で使って心地よいと感じるか、最終的には、自分のその感覚を大事に、楽しみながら生活に取り入れてみてくださいね。
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